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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全555件 241~260 13/28ページ
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この作品は恐らく好みが別れるのではないかと思う。 それもそのはず、この作品は読者に意図的にミスリードを誘うものであって、また、ミスリードをそのままの意味で捉えてしまう人はかなり陳腐な作品にうつるのだ。 事実、私も最初は「この作品はファンタジーではないか?」と思った。 しかし読み返してみると実に巧妙にファンタジー的要素には現実的価値観が付加されていることが分かる。 つまりタイトルにも書いたとおり強烈なミスリードを誘い、それにそのまま囚われてしまう人はもう一度この作品を見てみるといいと思う。 また、この作品の後味はかなり悪いしどんよりとした気持ちになるだろうが、それを承知して読むとより楽しめるのではないかと思う。 | ||||
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なかなかに病んだ展開で、衝撃的だった。 読後感の悪いラストも、 こういう終わり方でも心を少なからず揺さぶられた。 蜘蛛に友人が乗り移ったと思いこまざるをえない。 そこまで追い詰められた少年たちのことを思うと 胸が痛む。 なかなか、一筋縄ではいかない小説であった。 | ||||
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電車が出るまでの僅かな時間に駅の本屋で大慌てで見繕った3,4冊のうちの1冊。 帯に「徹夜本」とありましたが、私にとっては全く意味のない本でした。 (さっさと読み終わってしまいたくて夜更かしした、という意味では「セミ徹夜本」ではある?) 他の方も書いておられましたが、正に「宣伝文句は当てにならない」1冊でした。 この本を読むのに費やした時間がもったいなかったです。 | ||||
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あらすじに「死んだS君が生まれ変わって現れた」とあるため、ファンタジー小説と認識して購入。 しかし最後まで読むと単なるファンタジーではなかったと知り、様々な点に納得が行く。 ただそれをウリにして「ミステリー小説の傑作だ!」と言ってしまうのには二の足を踏んでしまう。 ミステリーともファンタジーとも取れる、或いはそのどちらでもないのかもしれない。 不思議な読後感に満たされる本でした。 重い雰囲気で物語は進みますが、個人的には嫌いじゃないです。 | ||||
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レビューを読んで「後味が悪い」「好き嫌いがはっきり別れる」とあったので興味を持ち、読んでみました。ミステリー小説としては、活字の良さが活かされ(映画にできなそう)るのですが、小説中盤あたりから「何かがおかしい」と感じ始める。ミステリーというよりは心理ホラーのようなものか。。。。結末は読んだ後もしばらくピンとこなく、Wikiったり、ネタバレサイトをみて「えっ、そういうことだったの」と衝撃。ただ、活字トリックという意味では「葉桜の季節に君を想うということ」の方が驚いた。 | ||||
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人それぞれが少なからず持っている自分だけの世界 決して他人には壊すことも変えることもできない人の心の 奥底に存在する部分 やるせない気持ちになるストーリーでした また読みながら自殺など社会問題のについても考えてしまいました 初めての推理サスペンスでしたが、悪くないと思いました ほかの方が言うように紐のほどき方が少し粗い気もしましたが、 最後がスッキリと?まとまっていて 少し気持ちの悪い描写に免疫があればあと味もに悪くないと思います | ||||
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凄く凄く面白かった。素晴らしい。時間を忘れて最後まで夢中で読んだ。 正気と狂気、正常と異常、現実と幻想がもつれ合いせめぎ合う。でも登場人物達が皆、心のどこかで自らの「悪」に気が付いている。このままではいけない、ここに居るべきではない。それに飲まれないように必死に自問自答し葛藤し、それでもそこに足が向いてしまう虚しさ。相手から正面きってそれを突きつけられる震え上がるような「恐怖」、怯える相手を支配したような「快楽」。本当に人間って、哀しくて脆くて恐ろしいなぁと。 彼の物語の中だけで話を終わらすことも出来たはずだ。でも、本当の意味で物語に幕を引くために、何かを失うとしても動いた主人公が、余りにも健気で愛おしくて。不意に「子供」に戻った瞬間が。ラストは胸が熱くなった。 そんな、息苦しい話をエンターテイメントとして昇華させている稀有な作品だと思う。暗く内向的なのに、力強く引き連れていくようなエネルギーに満ちていて。 薄気味悪く吐き気がして肌に合わないことが、作品自体の質が低いこととは違う。愛と平和と希望に溢れた作品が、必ずしも優れたものとは限らないのと同じこと。これはちょっと、ここでの評価が低過ぎると思う。評価を見て読むのをやめてしまった人が居たら、もったいない。読んだら何かがザワつくと思います。興味を持ったら迷わず! オススメです。 | ||||
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小学生にしては出来すぎた言葉遣いや事件を思考する能力、命を落として甦った級友の姿はお喋りする蜘蛛。 そして事件解決へのキーワードや伏線が、複雑怪奇に繋がる急転直下のクライマックス。上手くいきすぎた真相への道筋。 そんな矛盾や奇抜さなど、どうでもいいと思ってしまうほど、後味が悪い。薄気味悪い小学生である。そして彼を囲む家族でさえ、壊れてしまっているので余計に薄気味悪さを助長させている。 なにか感動するような展開、教訓。きっとそういうものがあるのではないかと思い、読み進めていたが、なにもなかった。 素直に物語の巧妙さ、読みやすさはあったが、これでは向日葵が咲かないのも納得だ。 | ||||
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輪廻転生が巻き起こす心情重視の叙述トリック http://on-the-road.co/?p=1700 | ||||
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ミステリーともファンタジーともホラーとも分類しにくいがあえてカテゴライズすればサイコジュブナイルになるのではないか。 個人的には米澤穂信の「ボトルネック」や綾辻行人の「フリークス」と同じような印象を抱いた。 登場人物の年齢に無理がある、年齢と言動がちぐはぐという意見もわかるが、そこにはさほど突っかからなかった(正直それにケチを付け始めると読める本がなくなるので) 作者が主眼をおいて描出を試みているのはミステリーとしての細部の整合性ではなく、過酷な家庭環境におかれた孤独な少年の内面の閉じた物語世界。原則主人公の一人称視点で進行するのも現実を侵食する妄想を補強している。 自分はジャンルにはこだわらず、それよりも事件を起こしてしまうに至る登場人物の心理や動機、「なぜ?どうして?」に惹かれるので、この作品は十分楽しめた。 家庭内の虐待はグロくはないが陰惨。しかしS君や妹とのユーモラスな会話が所々織り交ぜられているため、深刻になりすぎず読める。 それだけにまだ幼いミチオの病んだ心が暴き立てられる終盤の展開が重く、彼をそこまで追い込んでしまった、どこの家庭にでも起こり得る行き違いが深い悲哀とやりきれなさを伴って胸にのしかかる。 唯一にして最大の不満は担任が何の報いも受けてないことだろうか。 | ||||
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「カラスの親指」が面白かったので著者に興味を持ち本書を読みました。 死んだ友達が蜘蛛になって生き返るという時点でアウトです。 辛抱して最後までは読んだものの、何も残らない駄作でした。 もうこの人のは読まないと思います。 感覚が掛け離れてます。 | ||||
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半分くらいまでは、楽しめたんだけど、後半から嫌な予感がしてきたところ・・・ 予想通りの展開で、どんでん返しになっているようななっていないような。 どんでん返し小説に慣れていると、全く驚けない。 描写が優れているわけでもなく、どんでん返しが秀逸でなければ 可もなく不可もない話。 | ||||
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会話中心の平易で読みやすい文章でありながらも 実は、その世界観すら変わってしまうような複雑さを合わせ持つという 筆者の力量の高さ、構成の上手さがうかがえる小説になっている。 残酷表現は表面的な飾りに過ぎず、この本のエッセンスは人間の内面にあるのではないだろうか。 自分のように、低評価に敬遠してしまっている人もいるかもしれない。 そういう人に自信を持って薦めたい一冊。 | ||||
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仄暗く、だがあっさりとした書き方でありました。 それゆえ、狂気の導入もとてもあっさりとしていて、 気分が良くない内容が苦手にも関わらず、 躊躇いなく突っ込んでしまいました。 "不自然さ"がウリな作品だと聞きました。 だから不自然な出来事が幾つも重なり、ゆえ最後に説明はついている。 だが、それもまた非常にあっさりとしている。 派手な驚愕というよりも、静かな卒爾といった感じ。 何頁か戻し読みをする程ではないかと。 そういうことも含め、非常にあっさりとした読みやすい書籍だと思います。 すぐには読み返さずとも、少しの月日が経つとまたふと読みたくなる。 かも、しれない。私は気に入ってます。 ☆が4つなのは、最後に少しだけ物足りなさを感じた。それだけです。 | ||||
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すいすい読めて大変読みやすいです。まだ最後まで読んでませんが 続きが気になる~ 久しぶりに小説を読みましたが、やっぱりミステリーは良いですね。 | ||||
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この小説を低評価付けられた方は、単に気持ちが悪い……とか、最後ぶっ飛びすぎだろ……だと思います。 読了後はわたしもそうでした。ミステリーなんて題打ってるだけでトリックぶっ飛びすぎだろ!っと。 しかし、ラスト1ページをきちんと考察してみたら、びっくり! それだけでこの小説を買ってよかったと思いました。読んだ方は必ずラスト1ページを考察してみてください! | ||||
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つまらないってことはない 最後まで読むのに苦痛は感じなかったけど…… 作品の雰囲気が独特で好き嫌いがはっきり分かれる感じなのにトリックとかミステリ要素もいまいちでなんだかなぁ あんまり他人には勧めないかも | ||||
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この小説はミステリーではありません。論理性の欠片もありませんし、トリックもアンフェアを通り越しています。更に登場人物が人間味がないため、リアリティに欠けます。だからここにある酷評にも頷けます。しかし話自体はとても面白く、分厚い本ですが一気読み出来ます。手に汗握る展開が多いため、ページを捲る手が止まりません。今までたくさんの本を読んできましたが、このようなことは中々ないです。ミステリーとしては読まずに、単なるエンターテイメントだと思えば、この小説が楽しめると思います。賛否両論あると思いますが、私は好きでした。狂った世界観が良く書けています。それに私は道尾秀介の作品で、これが一番面白いと思っています。最近の作品の方がリアリティがあるし、文章も綺麗です。しかし裏を返せば平凡です。私はこれくらいぶっ飛んだ話の方が好みでした。ぜひまた書いて欲しいです。 | ||||
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最初に言っておくと、かなり好き嫌いが別れる話です。 人によっては反則と感じるかもしれないトリックや、全体を通してひたすら暗い雰囲気。 ただ自分は、最後の怒涛の伏線回収やラストシーンに衝撃を受けました。 他の方のレビューを見て、気持ち悪い。などの表面的な感想のみを述べてるものが多かったのが残念です。大事なのはそこじゃないでしょう。 年齢的に不自然、というコメントも明らかにおかしい。それが重要な伏線なのに。 読んだ後にネットで他の方の色々な解説をみたらいいかもしれないですね。自分がわからなかった伏線回収や、様々な解釈を知って考えさせられます。 自分にとっては、最後のどんでん返しの衝撃は忘れられないです。 | ||||
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読み物としては『こんな書き方もるんだな』 とまぁ辛辣なレビューの方とはまた違った感想を持ちましたが、内容に私がこの世で最も大嫌いな描写が書かれており、読んだことを激しく後悔しました。 小説だからってこんな表現は身の毛がよだつほど大嫌いです。 その描写が書かれたところは読まずに飛ばしましたが、作品を通してまんべんなく散りばめられているので何度も何度も嫌な気持ちになりました。 | ||||
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