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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全555件 201~220 11/28ページ
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あるミステリーのランキング20選にこの小説が載っていましたので、 ためらいもなく購入しました。 読みやすく、光景が目に浮かびます。 って言っても実際はミスリードなのですが・・・。 そして、疑問に思った伏線はことごとく回収してもらえました。 相当無理なシーンもありましたけど。 個人的にはグロいシーンもあるため、人にお勧めすることはきっと無い と思います。 | ||||
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低評価レビューで、9歳児は、こんな考え方できないから!って言う意見が目立ちましたが、これは見当違いだと思います。9歳児でも、これくらいの頭が回る子供はいます(異常児のレッテルを張られますが)。 主役はともかく、3歳児の妹も、S君も、みんな年齢不相応に頭良すぎっていう意見もありますが、これも見当違いの批判です。 何故なら、彼らは輪廻転生などしておらず、全てはト〇ゲと蜘〇を前に、ミチオの頭の中で作り上げられた妄想でしかないからです。 ミチオの頭がいいなら、ミカもS君も、全員ミチオレベルで当然なんです。 この先は推測ですが、これは作者自身の子供時代の思い出を、究極まで増幅させてサイコホラーに仕立てた小説なのではないかと思いました。作家になるような子供は、頭がいい上に、小さい時から空想力が半端ない。複数の脳内友達など当たり前にいます。 著者も、小さい時にどこまでが現実でどこからが虚構か分からなくなったことや、現実に物語を持ち込んでしまうことで、親や友達に嘘つき呼ばわりされたり、暗いと評されたり、悪意なく人を傷つけたことがあったんじゃないでしょうか。 そんな過去の傷を昇華させるために、いわば作家のダークサイドとしてミチオを描きだしたのではないか、と思いましたし、ミチオの名前が著者と同じなのもその暗喩ではないかと思いました。 自分の物語の中に逃げ込んでしまえる人間が、一歩間違えると陥りかねない狂気の世界や罪の姿を、小説という形であますことなく書ききった良作だと思います。読後感は悪く、サイコホラーな展開に気分が悪くなるところもあったので、星は一つ減らしましたが、たくさん気づかされることもあり、面白かったです。 ファンタジーや輪廻転生ものでは決してありませんので、お間違いなく。 | ||||
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読み終わっての感想は「はぁ……すごいなぁ……」でした。作者の、この話を書ききる力に感服しました。 好き嫌いが分かれる作品だ、というのには同意します。どうしても受け付けない、という方もいるでしょう。私も感服の度合いでいえば今まで読んだ小説の中で一番ですが、好きな度合いでいえば一番にはなりません。それでも、かなり上位に位置付けざるを得ないほどの技術を感じました。 読み終わって、ここのレビューを見て驚きました。なぜこんなに低評価が多いのか。 しかし、低評価のレビューを読んでわかりました。好き嫌い云々以前に、きちんと読めてもいない人がとても多いです。見当違いな批判をしているレビューの多いこと。(もちろん低評価を付けたすべての人のレビューがそうではありません) 読み進めていき、私は少し不安になっていました。これは、最後にきちんと筋を通せるんだろうか? という不安です。 頭の中で、これは消化不良になるんじゃないだろうか、という要素がどんどん増えていきました。広げるだけ広げて回収しない作家も少なくないですから。しかし、この小説は見事に広げた風呂敷をたたみました。 終盤で、え? そんなのあり? とアンフェアに感じた人もいるかもしれませんが、私は、「なるほどなぁ、きちんと一本の筋の通った小説だ」という思いでした。唐突でもありません。矛盾もありません。 「どんでん返しが過ぎる」とか「矛盾している」などの感想を持った方はじっくり読まずに読み飛ばす癖なんかがある人なのではないかな? などと愚考してしまいます。そういう方は読み返してみれば自分が気に留めていなかった色々なことに気づくかもしれません。 確かに、ぎりぎりのラインと言われてもおかしくない所はありますが、私は全然アリだと思います。破たんはありません。個人的にはぎりぎりでもないと思います。 とにかく「すごい」作品です。これを書ききった作者様には脱帽です。 | ||||
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ネットでおすすめのミステリー小説を探していた所に、この作品を知り購入しました。 途中から同性愛や、生まれ変わりの話が出てきたため宗教観の強い作品かな?と思いきや、そこまで関係無かったので難しい話は少なく読みやすかったです。 しかし生まれ変わりの話があまりにも曖昧なため、最後のオチは一体どうなったのか…パッとしないまま作品が終わったと思います。 本当に読む人によって好き嫌いが別れそうな作品だと感じました。 僕は面白かったです。グロテスクな表現や、狂言に抵抗がある方はやめておいた方がいいかと思います。。。 | ||||
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いろいろ複雑で1回で理解できる世界観ではありませんでした。会話のテンポが良く読みやすいのはいいんですが。 頭に情景を浮かべただけで気持ち悪くなるようなことが多々おきます... | ||||
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あまりの不評に興味を持って読んでみましたが、なるほど…。 ホラーやオカルト、スプラッター好きの方には面白いのではないでしょうか。 普通の王道エンタメが好きなので、道尾さんはもういいかな。 | ||||
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女子ウェイトリフティングの三○さんが読書を苦手にしているところ、お母さんから進められ初めて一冊読みきった書とのエピソードを聞き、同じく苦手にしているため、手に取りましたが、、奮闘中です。 | ||||
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江戸川乱歩氏しかり夢野久作氏しかり沼正三氏しかり。後味の悪さや不気味な描写は素晴らしい物語と自分像、文章力で世界観を作り上げ、読みやすい作品に変えれる。 しかし、それが真新しい設定のみで挽回しようとしていたらどうだろう?「向日葵の咲かない夏」は残念ならが後者になる。 陰惨な描写が著名な作品よりも控えめなのにも関わらず、不快に思えるのは設定のみに頼っているせいだろう。中身のないスプラッター映画を見ている気分になる。 ネタバレになるので敢えて伏せるが、設定に関しても作家の方々が「思いつくが、敢えて避けている設定」を表現したようにしか思えない。 王道の中の邪道、邪道の中の王道と、エッセンスの付け加え方は多様ではあるが、本作は悪い意味で、邪道の中の邪道。 設定に頼り、設定に溺れ、世界観やテーマを感じられなかった。 | ||||
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知人に勧められて読んでみましたがこれほど不快感のある作品は本当に初めてです。 担任の少年愛好癖、無残に沢山殺される猫と人。 登場人物も全く救いがない上に全員、自分勝手。 素人ですら『これは無いだろ!』と思わずツッコミを入れてしまいたくなる、無理のある 設定の数々、とてもホラーミステリーとは・・・・・ これを勧めてくれた知人が『一番のお気に入り』と仰っていて、読んだ後にゾッとしました。 ある意味それが一番ホラーでしたねw | ||||
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最後まで読んでしまった自分に、 時間を無駄にしてしまった事を激しく後悔。 おすすめできません。 本来ならば星無しです。 | ||||
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よく叙述ミステリーのランキングに入ってますが、まずこれはミステリーではありませんね。 3才の妹はじめ登場人物の子供達の言葉や理論があまりにも大人び過ぎて笑えちゃいます。こんな小4いませんよ。 しかも物語の主な語り手のミチオ自身が妄想者なので真実自体がどこにあるのか、、とだいぶリアリティーに欠けますので強いて言うならばファンタジーですね。 妹が死んでいる事も母親が正気じゃないのも始めの段階で気づきます。作者のミスリードしてやる感が前に出過ぎて邪魔くさい。自殺体が行方不明にという設定は期待できたゆえに色々残念。不気味感はうまく表現できてます。 | ||||
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道尾氏の2作目にして本格ミステリ大賞の候補になった傑作。 かなり突飛な設定だが、それを効果的に活かして、ミステリーとしての一種の叙述トリックなども盛り込みながら、単なるトリック的な面白さだけにとどまらず登場人物の心情と見事にリンクしており、デビュー2作目でこの完成度というのは凄いとしか言いようがない。 | ||||
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かなり面白かったです。違う道尾作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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初めての道尾作品です。 こちらのレビューを見ずに読みましたが、レビューの★の分布が1~5にきれいに分かれていて、こんなにも好みが分かれる作品は珍しいのでは?と思いました。「どういう作品と思って読むか」が、読後のレビューの評価が分かれるところと思います。 私のこの作品との出会いは、電子書籍アプリの「どんでん返し特集」でした。 同じ特集に取り上げられている作品は『十角館の殺人』『ハサミ男』など、1ページで世界がひっくり返され、ええええええ!と電車の中で叫びたくなった名だたる作品ばかり。しかし、そういった作品のようなどんでん返しはこの本に望めません。なぜならば、小学生である主人公にしか見えないものや、彼なりの世界観と現実の境界線があまりに曖昧で、ひっくり返るにも元々の枠がないからです。 恐らく、作者がひっくり返したかったのは、ミチオの家族や周りの人のことだと思いますが、うっすら10年前に読んだ東野圭吾氏の『昔僕が死んだ家』が頭の片隅にあったので、なんとなくそんなものかな、と思う程度でした。 ミステリーとしてではなく、ファンタジーとし考えるなら、この作品はありかなぁ、と思います。S君の庭の向日葵や、汗のしたたる描写、蝉の声。夏の昼間に高層ビルのオフィス街にいる私には、なんだか懐かしい匂いがしました。 子供は、誰しも幼い時には「架空の友人」がいるという話を聞きます。大人になるにつれ、実在しない友人とままごとをしたり会話をしたりすることはなくなりましたが、私もうっすらですが、空想上の誰かと幼き頃に遊んでいたような記憶があります。 この本は、子供(しかも病んだ)の瞳を通して、書かれた物語です。子供の瞳に映る世界はこれぐらい曖昧なもの、と割り切って読めばそれなりの作品です。お爺さんとの後半のやり取りは、子供じゃない動きもありますが。笑 作者さんの名字と、主人公の名前がイコールなので、作者の方は、幼き頃の何かを思い描いて書かれたのかな、と考えさせられました。 他の作品に期待します。 | ||||
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この本はレビュー良し悪しありますね。でも個人的には、大好きです。 | ||||
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ありえない。 本作読んでるより、レビュー見てた方がマシ。 こんな作品初めてです | ||||
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先を読まずにはいられなくなりました。 すっきりって感じではなく、どっしり残る。 | ||||
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以下、ネタバレ含みます。 この物語は序盤Sくんが蜘蛛として転生するところからはじまる為、ファンタジー要素の強い作品かと思えますが実はそう単純ではありません。 終章までを読んで、明かされた事実と違和感を吟味すれば、たいていのことはミチオの妄想であるということで説明がつきます。 例えば、 Sくん、ミカ、スミダさん、トコ婆さん、死後のお爺さん、火事のあとの両親は全員が誰ひとりとして生き返ってなどいません。 彼らは皆ミチオの手によって殺害されており、ミチオはそれらの事実から目をそらすために妄想を始めたのです。 これについてはカマドウマになったお爺さんとの会話の中でミチオがそれらしいことを独白していますし、彼らはミチオと彼ら同士でしか会話をしていません。 つまり本書は、やるせない現実から自己の世界へ逃避したミチオの物語であり、冒頭のシーンは大人になって正気に戻りつつある現在のミチオです。 『油蝉の音を耳にしながら、彼女を思い出したりしたら、きっとまた自分が壊れてしまうと、わかっているから。』という一文は、かつてのように厳しい現実から妄想の世界に逃げ出したくなってしまうミチオの心情であり、これが人々が共通して持つ逃避の願望なのだと思います。 | ||||
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非常に面白く夢中になって3時間ほどで読みきれました。 私はこういった叙述トリックが大好きなのでとても楽しめましたし騙されました。 各所に散らばっている伏線も秀逸で読み終わった後すぐ最初から読み返しました。 主人公や妹が子供にしては発言が大人びている気がしますがそこまで気になりませんでした。 表紙とあらすじからは予想できない陰鬱な展開も私好みでとても面白い作品でした。 | ||||
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とても粗雑な作りの小説としか思えない。 伏線のように描かれているディテールもほとんど無意味。 全ては最後の10ページで説明されてしまうだけ。 大団円のようなラストが空々しい。 お金をドブに捨てたようなもの。 | ||||
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