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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全555件 141~160 8/28ページ
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小説でしか成り立たない話で友人の薦めで読んでみて良かった | ||||
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"太陽は僕たちの真後ろに回り、アスファルトには長い影が一つ、伸びていた。首を振り、顔を上げる。平気だよ、と、もう一度口の中で言った。"2005年発刊の本書は、第6回本格ミステリ大賞候補にもなった生まれ変わりを信じる少年のある夏休みの物語。 個人的には10月7日のミステリの日に向けて、国内外の新旧のミステリを読み漁る中で、本書についても手にとりました。 さて、そんな本書では欠席した同級生S君の家にプリントと宿題を届けにいったミチオがS君が首を吊って死んでいたのを発見したところから物語は動き出し、あるものに姿を変えて生まれ変わったS君、そして年齢以上に"大人びた"妹のミカと共に事件の真相を追いはじめるわけですが。 饒舌なS君をはじめとして、登場人物それぞれが嘘というか【自分の創った物語で世界を見ている】本書。決して明るい話ではないので人を選ぶと思いますが。個人的には終始なかだるみせず、緊張感をもって読み終えることが出来て【一人称の語り手による叙述トリック】として面白かったです。 一方で、生まれ変わり。といった概念を自然に受け止めることができる。その事自体が割と日本人独自の感性であると同時に【本書の不条理な世界を受け止める】前提になっているわけですが。それが読み終えた後に"あのページの台詞の真実はこうだったのか!"と必然的に読み返す結果にもなるわけで。凝った構成に感心しました。 ミスリードさせられる叙述トリック好きな方へ。また現実と虚構が混在する作品が好きな方にもオススメ。 | ||||
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無理 無理 あまりに あまりに 酷くて読めない 作家の知性を疑う 読んでいる時 苦痛以外のなにものもない 得るもの無しと 言い切れる | ||||
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内容に関していろんな意見があることをわかった上で読んだ。一気に読んで、読み終わったけど既に結末を忘れている。心に残る人もいるのだろうが、自分には特別な作品にはならなかった。期待外れ。 | ||||
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普段あまり本を読まない僕でも、読みやすい文章と先が気になる内容ですぐに読み終えてしまいました。 賛否ありますが僕は好きでしたね、途中で抱いた疑問や違和感に最後で納得いった瞬間はなんだか嬉しかったです。 | ||||
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米澤穂信さんが影響を受けた作品ということで、気になって読みました。引き込まれて最後まで読ませられましたが、読んだ後にあまりの後味の悪さにモヤモヤしました。2度読みたくはないですが、面白い小説なのにすっかり忘れてしまうような作品より、強烈に印象に残りました。 | ||||
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想像以上の、後味の悪さでした。 推理小説や伏線回収が好きな人にはお勧めできないかも。 一読しただけなので、理解が浅いだけかもしれませんが、展開がまったく予想できない。 というより予想するだけ無駄なので、感情移入ゼロで淡々と読むことをお勧めします。 個人的な好みではないですが、良くも悪くも衝撃的で数年後も読んだことを忘れない本だと思いました。 胸糞悪い本をお探しの方はぜひ! | ||||
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謎解きもへちまもなく、とにかく気持ち悪いお話。 | ||||
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初めから終わりに向かって謎の牽引力があるし面白く読めたので、レビューが割れているのが意外だった。 | ||||
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途中から残酷な表現が続き 読んでいて具合悪くなりました笑 この本を勧めてくれた女性の友人が 心に深い闇を抱えているのではないか? 私にむけられた隠されたヘルプシグナルなのでは? と、不安な気持ちになり 読了後すぐに連絡を取りましたが取り越し苦労でした笑 読み手の想像力をかきたてるような ラストシーンは好みが分かれそうですが ホラー好きな方やモヤッとするのが好きな方には たまらないと思います。 | ||||
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途中までは面白く読ませてくるのは流石とは思う。 だが話のオチが分かったらガッカリ。 絶対に人にはお薦めしません。 . . . . . ただの精神異常者の話。 ミステリーどころか叙述トリックでもなんでもない。 | ||||
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この本はレビューに目を通すと面白さが半減する可能性があるため、読む前は見ないことを推奨する。 好みは別れると思うが、あらすじを見て少しでも興味を持った人にはぜひ読んでもらいたい。 あなたの想像を超える物語に間違いなく出会えるはずだ。 | ||||
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評判の一冊ということで、読んでみたが、なかなか物語の中へ入り込めない、が、面白くないというのではない、不思議な読後感。 | ||||
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※ネタバレ含みます!注意! 動物が好きな方や猫ちゃん、わんちゃん飼ってる方 は読まない方がいいです。オススメしない。 衝撃を受けた小説です。何この小説気持ち悪い。 イヤミス?ホラー?ミステリー?グロテスク? 違うどこのジャンルなんだろ。なんなんだろう。 今までたくさんの鬱小説読んでるけど、 最高に鬱で読むのもしんどくなってくる。 主人公が気持ち悪い狂ってる頭おかしいよこれ。 途中の展開で気づいた時には鳥肌が立ちました。 ヤバい作品。最後まで救いようがない。 ただ小3じゃなくて中学生、高校生とかならまだ理解できるけどな〜と思う場面や 無理あるわそれはと思う部分もありましたが 全体的に読みやすい分ではありました。 読みやすい文章でさらさらと爽やかなのに 内容はヘドロ纏ってます☆ってくらい重い内容です。 重い内容や鬱展開が好きなら絶対に読んで欲しいo( ˆoˆ )o | ||||
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序盤怖いなぁと思いながら、そのなんとも言えない気持ち悪さをそのままにしておくことも嫌になり、黙々と読み進めました。 読んでいて居心地が悪いというか、つぎつぎと疑問が浮かび上がり、やめ時がわからなくなった。 自分が求めていた物語、自分が好む内容ではないと気がついても、辞めようとしない自分に驚いた。 結局最後の一文字まできっちり一気読みしてしまった。 内容には触れないが、読ませる力がある、そういう作品なんだなぁと思う。 普段ミステリ小説などを読まない人でも読みやすいものだと思う。 本格ミステリを求めてるとか、ミステリはこうでなければならない! という人なら文句が出そうな内容なのかなと思う。 わたしはそういうタイプではないので、知らぬ間に素直に主人公が見て感じ、生きている世界をそのまま受け入れて読み進めたのだと思う。 面白かったのかと言われれば、最後まで引き込まれてしまったので面白かった。 素直に認めたくないのは、こういった内容の物語を面白いと言ってしまっていいのかどうか、自分自身認めたくない。そんな気持ちが僅かにあるからだろう。 それがわたしの読了感になる。 | ||||
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元々、ネットで叙述小説を探して本書を知った。なので、端から叙述トリック小説として読んだので、内容には大変がっかりさせられた。それが本書の低評価の一番の理由。 以下、ネタバレのみ。 結果的に、「それは全て主人公の妄想でした」では、トリックにも何にもならない。夢落ちと同じ。これを叙述トリックと呼ぶのは無理が有り過ぎる。 妹のリカは三歳児にしては、恐ろしく聡明。でもそれは妄想(実際は流産で、そもそもこの世に生まれていない。現実は、トカゲを妹に見立てて話しかけているだけ)だからと言って済まされる話ではない。何故なら妄想している本人は十歳児。十歳児程度の知識や言動レベルなら、兄(ミチオ)の妄想で済まされるが、十歳児のレベルも超えているのは設定に無理が有る。 そもそも、ミチオの妄想癖が何歳から始まったのかがわからないが、母親の異常な行動やミチオの妄想癖は警察なり児童相談所なりに通報されるレベル。 泰造の設定にしてもそう。腰の曲がった老人が、十歳児の死体を抱き抱えてロープから下ろし、タンスなどを元の位置に戻す作業が出来るのだろうか?また、それを自分の家に持ち帰る作業が出来るのだろうか? 叙述トリックだと思って読んで、そうでは無かったとしても、面白い小説は面白い。この小説は現代社会に潜む闇を取り上げ過ぎた為、肝心の人物設定に問題が多い気がする。 娘の死産による異常行動(ゴミが片付けられない)、母親の軽い児童虐待(娘の死産が息子が原因の為)、少年への異常性欲者(しかも学校の先生)、動物虐待、自身のトラウマから死体への異常行動、などなど。 | ||||
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文章は平易で読みやすい。中盤までなら星3、または4は与えられる。でも最後で台無し。あのクソガキがろくに痛い目にあってないのが無理。Sの親に救いが無さすぎる。 悪趣味さや子供のリアリティの無さもそれ以上の良さがあればまだ許せるけどこれは駄目だね。 | ||||
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たぶん、この作者は「さよならを教えて」をプレイしたことがあるんやろね。 で、主人公の設定をパクったんだろうな。 最悪や。 | ||||
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(ネタバレあります) イントロの文章で、これはどうもただのミステリーではなさそうだという予感はありました…。 最初は、「死んで生まれ変わった友達と真犯人を追い詰める、少年のひと夏の冒険!」みたいなファンタジックなミステリーかなと思ってましたが、違いました。 途中から、あれ?あれれ?とイメージが崩れていき、真実を知りたくてどんどん読み進んで止まらなくなりました。 読後は、ファンタジーでもミステリーでもなく、純文学を読んだ気分になりました。 人は、あまりに辛いことがあると、受け止められずに、記憶が抜け落ちたり、別人格が出てきたりすることがあるそうです。 ミチオくんは、辛い現実を受け入れられず、妄想の世界を持っている少年でした。それが分かってから、戻って読み直すと、妹や死んだ友達という別人格を作って会話をしている姿が、怖くもあり、悲しくもあり、やるせない気持ちになります。ミチオくんは生き抜くために自分なりの物語を作っていたのですね。なぜボソボソとしか話さないS君が、生まれ変わって明るく饒舌なのか、なぜ3歳の妹がそんなにしっかりしているのか、全て腑に落ちました。 ミチオくんはそんな辛い中、さらに罪を犯し、このままではいけない、全てを終わらせるべく火をつけて…。 この後ミチオくんはどうやって生きて行くのか…。(';ω;`) 唯一の救いは、最後の瞬間、両親が自分を助けようと手を差し伸べてくれた事でしょうか。 最後まで読んで、もう一度冒頭の文章を読むと、ミチオくんは今、生きていて、妄想からは解き放たれてはいるようです。が、また壊れるかもしれない危うさがあり、今も幸せではないようです。 どこまでが事実の描写で、どこが妄想か、きちんと読まないと、分かりにくいかもしれません。 この小説では病んでいるのはミチオくんだけではないので、その辺も考えて読まないといけませんし、すっきり解決ミステリーを読みたい人には合わないかも。 作者さんのインタビューでも、叙述トリックや本格ミステリーという意識はなく、人間の感情を描きたいと思って、書いたそうです。 これを読んで、奥泉光さんの「シューマンの指」を思い出しました。主人公の物語に騙された感が、似てました。 | ||||
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事件の謎解きで読者をぐいぐいと引き込み、ホラー的な不快感や恐怖をあぶり出しながら、ファンタジー的な設定を上手くミステリの仕掛けに取り込んでしっかりと落とす。 これらの要素すべてを含める小説を仕上げた作者の胆力と努力に拍手したい気持ちになる。ミステリファンは「ミステリ的な文法から外れている」と怒るだろう。だがそれは「誰かに勝手に勘違いして惚れて、本性を知ったら怒りを覚える」という片思いの心理であって、なんだか大人げない。そのような肩透かし感や怒りを冷静にやり過ごせば、この作品が広義のミステリ要素を持つ、一定水準を確実に超えた作品であることに気づく。 一方で、極端にバランスが偏った小説でもあり、総合的な完成度を求める読者には評価されないようにも感じる。最大の短所は、キャラクターの薄さと不自然さだ。妙に理知的な子供たち、あまりに間抜けな警察の捜査員、「常軌を逸している!」と読者に思わせるためだけの目的で描かれた常軌を逸している大人たちなど、それは無理があるだろう、とツッコみを入れたくなってしまう珍妙なキャラクターのオンパレードだ。 また、キャラクターの行動原理はおぞましいものが多いのだが、一貫性がありすぎてあまりに人間味が無い。行動原理を生み出すに至ったバックグラウンドも各キャラ回想的に提示されてはいるものの、読者に納得させるだけの説得力をどうしても持たない。これはおそらく「読者を騙し、驚かす」という意図を重視しすぎた結果、プロット的な仕掛けに引きずられていくようにキャラクターの造形が出来上がったためと思われる。物語の描写が、作者の世界の見方に対する優先度の発露であることことを踏まえれば「この作者は人間に興味がないのではないか」と疑われてしまう程度には浅く、陳腐である。 上記のような明確な欠点はあるものの、それらを補って余りある長所と特徴に溢れた個性的な作品であると感じる。エンターテインメントを「自分が安全な場所に居ながらも、極端な場所、時には危険な場所へと連れて行ってくれるもの」と定義するとき、この作品が優れたエンターテインメントであることは疑いようがない。 | ||||
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