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神狩り
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【この小説が収録されている参考書籍】
神狩りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 21~40 2/3ページ
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複雑すぎるSFが増えてきた昨今です。 セカイ系とか呼ばれるものが流行って以降、旧来のSFファンは置いて行かれたような気もしていました。 今再読してみても、やっぱりこの時代のSFって良いですね。 設定、語り口なども大事かもしれないですけど、まずは起伏があって面白い物語が読みたいです。 | ||||
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ひどい。神と戦うというプロットからして間違いだったのではないかと思わせるぐらい。キャラクターは面白いのにストーリーが具体的でないからちっともリズムが出ない。 | ||||
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冒頭のヴィトゲンシュタインの引用から始まり、古代文字の言語的な特性から、論理を超越したものの存在を予想するといった展開は、非常にわくわくします。全体的にちょっと荒削りなところはありますし、最初の展開と桑べて、後半ちょっとあらっぽい展開のような気はしますが、面白い作品でした。 | ||||
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古代の神や霊感能力などの超常現象を扱ったミステリーのような展開です。 死、失意、喪失感などが漂う暗い感じです。 それが、1巻の最後のほうで、SFなのかな?と思わせる展開になり2巻に続きます。 2巻から面白くなりそうな予感がしています。 ストーリーは、死、失意、喪失感などが漂う暗い感じです。 派手なアクションや戦闘もあるのですが、スカッとするどころかドンヨリしていいます。 ストーリーの進展なしに、神学、哲学、言語学の難しい話が続く箇所も多々あります。 ドンヨリとした雰囲気の中で、面倒くさい話を読むことには閉口しましたが、 緻密な設定のもとに、しっかりと構築されたストーリーが魅力で、2巻も買いました。 | ||||
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内容はあまりありません、名作とのレビューもありますが、今の時代に載せるには酷だと思います | ||||
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想像できないものを想像する、に高校生の頃、痺れました。 山田正紀の私の原点です。 久しぶりに読みましたが、今となっては少々、物足りなさがありますね。 | ||||
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山田正紀氏デビューから40周年とのことで、再読。やっぱり面白い。 | ||||
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神をこのように扱ってよいのかとハラハラしながら一息で読んでしまった。 | ||||
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山田正紀氏の商業作品デビュー作である。 現代日本SF小説の代表作でもある。 コンピューター翻訳の先鋒である主人公、島津が、《神》が執筆したらしい《古代文字》を発見したことから、中国系マフィアとおぼしき宗、超能力者の理亜、《神》の存在証明を存在理由としてきた老人芳村などと邂逅し、《神を狩る》という利害関係によって、一致団結して《古代文字》の謎に肉薄してゆく。《神》との直截の対決は遅延されてゆき、《古代文字》をめぐる言語ゲームが中枢となる。亦、本作における《神》は、猶太教などにおける全知全能の神として君臨するのだが、すべからく、人間を愛する神ではなくて、《この世界は悪にみちているから、神も悪であるはずである》とする異端宗教グノーシス派における《神》にちかい。《神》は現前しないまま、宇宙内の因果関係を支配することにより、《間接的》に《古代文字》の関係者を殺戮してゆき、《想像できないことを想像する》という山田正紀氏の名言を髣髴とさせる。 福田和也氏に、《未完の大器》と絶賛された幻想SF作家、佐藤亜紀氏は、本作をリアルタイムで読破し、《人類の調和や進歩のためならば、何百万人死んでもよい、というような、小松左京的粗野》というように評価したらしいが、佐藤氏の批判は、聊か、的外れにもおもわれた――小松左京が粗野だというのはわかるが、抑ゝ、小松左京が天才であることに相違はない――。本作では《神》の全能の力によって、大量の人間が犠牲となるが、ひとりが犠牲となるたびに、島津たちは《神狩りをやめるべきか》と、真剣に懊悩する。実際に、何遍か、島津は《神狩り》を中断するのだが、精緻な物語の仕掛けによって、最終的に、島津は《神》との闘いをつづけることになる。島津たち生存者が、みずからも犠牲になる危険性とともに、《神狩り》をつづけてゆく理由は、《人類の進歩》のためというより、《犠牲者たちの鎮魂》のためというような雰囲気をおびてゆく。遠藤周作が、『沈黙』において、《なぜ神は沈黙するのか》を主題としたのとは対照的に、本作は不条理の象徴としての《神》との死闘と描破するにあたり、《神》の象徴との決戦である『白鯨』や、《人間は死んでも、負けることはねえんだぞ》という『老人と海』の構造にちかい。正直、文章は下手だが、発想、構成、物語の大胆さと緻密さは、掛値なしで星五つと評価できるだろう。 | ||||
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SFにはまったのは、半村良氏の「妖星伝」からだったような気がする。 その後、氏の伝奇小説を読み倒し、その周辺にも食指を伸ばしていった。 なかでも、光瀬龍氏の「百億の昼と千億の夜」は秀逸だったなぁ。 山田正紀氏の「神狩り」もそのひとつで、荒削りながらも、正統派SFと伝奇性を組み合わせた、当時では「せんすおぶわんだー」だった記憶がある。 これも既に数年前の出版にはなるが、今更ながら「神狩り2」を読むにあたり、もう一度、本書を読み返すこととなった。 さすがに、四半世紀前の内容には、古臭さを感じることもあったが、内容的には、当時の興奮を思い出させてもらえるものであった。 うん、名作は時を超越するものです! 現代のSFも確かに面白いが、なにか飛びぬけたものを感じさせてくれるものがないような気がする(勉強不足なだけかな)。 しばらく、氏の著作を一通り読み直してみようかな、と感じさせてくれた本書であった。 | ||||
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世界各地で見つかる「古代文字」 火星の運河の跡と言われるものも古代文字の一つである。 この古代文字は人間の言葉とは文法構造が全く違うもので、 解き明かせば「神の存在」の証拠となる。 何が書いてあるかはあまり重要ではない 神は人間を操る邪悪な存在として描かれる。 ニーチェが「神は死んだ」といったのは絶妙な、カモフラージュ。 神の教えを広める者達は邪悪な神の手先。 | ||||
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世界各地で見つかる「古代文字」 火星の運河の跡と言われるものも古代文字の一つである。 この古代文字は人間の言葉とは文法構造が全く違うもので、 解き明かせば「神の存在」の証拠となる。 何が書いてあるかはあまり重要ではない 神は人間を操る邪悪な存在として描かれる。 ニーチェが「神は死んだ」といったのは絶妙な、カモフラージュ。 神の教えを広める者達は邪悪な神の手先。 | ||||
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中高生の頃読んだことがあったのですが、忘れているのでKindleで買い直して見ました。 プロットは面白いのですが、全体的にやはり古くさく、色々な機関が出てくるあたりは非常にいまでいう厨二病状態で、読んでいて気恥ずかしくなってきます。平井和正あたりもこういう雰囲気だったので、当時はこういうものなのかも知れません。 山田氏のデビュー作ということらしいですが、やはりキャラクターのかき分けなどがこなれておらず、登場人物がみな同じ顔に見えてくるのは、デビュー作故仕方ないのでしょう。たいしたバッグボーンのスクリプトも無く、一人称語りなのに主人公からして「僕は情報工学若手ナンバーワンだ」という書き方ですし、部屋があるとはいえ、たかが大学の一研究者なのに始終ニヒルな語り口でウルフガイかよという台詞回しなので、感情移入しては読めませんでした。 言語分析から入るあたり「デビュー作にしては」凄い、とは言えますが、読後感は今風に言えばちょっと「痛かった」です。 | ||||
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「神もの」は数あれど、その中でも出色の作品だと思います。一体何回読んだかわかりません。昔の作品がどんどん電子化されることを願います。 | ||||
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本書は、これから始まる大いなる戦いの「壮大なプロローグ」という印象を与える。 SF的な「仕掛け」は何かというと、実はそれほど多くない。古代の遺跡や、世界的な敵対勢力なども、アクセントとしてはそれほど珍しくはない。しかし、物ではなく言語や文字という文化や思考をキーとしているのが斬新で魅力的だ。コンピュータを利用して見えないものの存在にアプローチするという手段が繰り返し語られることで、対象を間接的に浮き彫りにする「仕掛け」が功を奏していると思う。 かなり昔の作品で、最近読んだと言う事実が非常に遅くて、本書をデビュー作として活躍している作家には申し訳ない気持ちだ。直接の関係はないとされるが「神三部作」と言われている残りの作品もぜひ読みたいと思った。 そうか、続編もあるんですね。これはますます楽しみ。 | ||||
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導入から前半部は面白い。 しかし話の壮大さを予感させながら 中盤以降は尻すぼみ。 狭い限定された人間関係の中で話が終わってしまい 前半に感じさせた壮大さは微塵もない。 | ||||
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山田正紀の衝撃のデビュー作。関係代名詞が13個以上という<神>の言語のアイデアも面白いが、とにかく手に汗握るサスペンスで、そのエンターテイメント性の高さの方が僕は好き。なによりも<神を追う>行為自体がなにかいけないことのように思えてくる、禁断の世界に触れ続けている感じがわくわくする。快作にして名作! | ||||
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「神を狩る」このカッコイイフレーズに魅かれて、手に取った初めての山田正紀さんの作品です。一人一人のキャラクターの魅力はあまりないものの、とにかく今までにはない神の捉え方、神のあり方が面白く引き込まれました。 関係代名詞うんぬんやラッセルの階型理論などの小難しい話で、「神」がいかに不可解で論理レベルの違う存在であるかが説明されます。つまり、如何に神というのはよく分からない存在であるかが。このよく分からない存在のまま本が終わってしまうため、それを著者が狙っていたのだとしても、物足りなく感じてしまいました。 次の神狩り2でどうなるかが楽しみです。 | ||||
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「神を狩る」このカッコイイフレーズに魅かれて、手に取った初めての山田正紀さんの作品です。一人一人のキャラクターの魅力はあまりないものの、とにかく今までにはない神の捉え方、神のあり方が面白く引き込まれました。 関係代名詞うんぬんやラッセルの階型理論などの小難しい話で、「神」がいかに不可解で論理レベルの違う存在であるかが説明されます。つまり、如何に神というのはよく分からない存在であるかが。このよく分からない存在のまま本が終わってしまうため、それを著者が狙っていたのだとしても、物足りなく感じてしまいました。 次の神狩り2でどうなるかが楽しみです。 | ||||
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SFを読む理由は何か? それは僕にとっては70年代の山田正紀の作品にあるようなsence of wonderの為だ。 「神狩り」や「弥勒戦争」でのパラダイムの転換を突きつけられるような感覚。この「ハッとする」瞬間を感じるために僕はSFを、山田正紀を読む。 ミステリの書き手としても素晴らしいが、初期SF作品の瑞々しさはまさにevergreenだ。 | ||||
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