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蛇棺葬
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蛇棺葬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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三津田信三さんという怪奇小説作家がいるらしいと知って、読んでみました。「頭三会」絡みの「家」三部作は、小野不由美さんの『残穢』には遠く及ばないなあと思いつつも、何とか読み切りました―でも、またもう一度読もうとまではまったく思えませんでした。そして本作に取り掛かりました。しかし、78ページで遂に力尽きました。よってあとの258ページは目を通してもいません。 小学生の時に平井呈一先生訳の小泉八雲の『怪談』を読んで以来、半世紀以上にわたって古今東西の怪談・怪奇小説を読んできました。後半は馬鹿馬鹿しい怪物ものになるスティーヴン・キングの『霧』も、大時代でくたびれるポオ小説全集(創元推理文庫)も、一応は読みました…どちらも手元に置く価値を感じられず手放したけれど…。しかし、あまりの冗長さに途中で断念したのは本作が初めてでした。「怪談・怪奇小説さえ読んでいればとりあえず最高に幸せ」というこの私が、読み進められなかったのです。全部を読んでいないので、内容について評価する資格はありません。よって星は3つにしました。あくまでそういう意味合いの3つです。 この世には他に、すばらしい怪談・怪奇小説が山のようにあります。怪奇愛好家諸氏は、貴重な人生の読書時間を有効に使い、他の本当に優れた作品を熟読玩味して頂きたい。 | ||||
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参考文献を見ると、この話を書くためにかなり学術的下調べをしていることが分かる。そして本文にも現地調査のあとがうかがえる箇所がたくさんあってひとつの民族学本としても楽しめた。そして確かに旧家と言われる家の歴史は多かれ少なかれ周りの人たちの犠牲や羨望・嫉妬・妬み・差別感が縦横無尽にからみあっていることを肌で感じる。その肌感覚を劇画的に描いている本である。蛇に対する根源的なイメージは説明されなくても、われわれの体の奥底に共通の感覚としてうごめいていることが分かる。ミステリーというよりも学術書として十分楽しめた。ミステリーとしての形としては説明が多すぎ、また文体や表現が画一的でが甘い気がするから作者の真の意図は別のところにある気がする。作者の他の本を読破して彼の真意を見つける方がミステリアスかもしれない! | ||||
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参考文献を見ると、この話を書くためにかなり学術的下調べをしていることが分かる。そして本文にも現地調査のあとがうかがえる箇所がたくさんあってひとつの民族学本としても楽しめた。そして確かに旧家と言われる家の歴史は多かれ少なかれ周りの人たちの犠牲や羨望・嫉妬・妬み・差別感が縦横無尽にからみあっていることを肌で感じる。その肌感覚を劇画的に描いている本である。蛇に対する根源的なイメージは説明されなくても、われわれの体の奥底に共通の感覚としてうごめいていることが分かる。ミステリーというよりも学術書として十分楽しめた。ミステリーとしての形としては説明が多すぎ、また文体や表現が画一的でが甘い気がするから作者の真の意図は別のところにある気がする。作者の他の本を読破して彼の真意を見つける方がミステリアスかもしれない! | ||||
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