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弁護側の証人
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【この小説が収録されている参考書籍】
弁護側の証人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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芝居がかった文章が人を選ぶかもしれないが、レトロな独特の雰囲気を醸し出していて、これはこれで素敵だ。 と思っていたところ、1963年に発表された作品とのこと。たしかに、昭和の空気が濃密に感じられる。 また、書名を見てアガサ・クリスティの名作短編「検察側の証人」を連想するミステリファンは多いと思うのだが、調べたところ、あちらは1960年に最初の和訳が出版されているので、偶然ではなく、意識して付けられた書名だと思う。 読後、ほかの方々のレビューを拝見し、思いのほか、楽しめなかった方が結構いらっしゃることを知った。 これから「弁護側の証人」を読まれる方は、先にクリスティの「検察側の証人」を読んでおくことで、「楽しめる」側に回れる可能性が高くなるのではないか、と思う。 なぜかをここで言うことはできないのだが、後からではなく、先に、クリスティの「検察側」を読んでおくことをお勧めしたい。 | ||||
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素人目に見ても描写がすごい。 最初から最後まで風景が浮かび上がった。 | ||||
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昔の小説だから時代背景や言い回しが古いなぁ、と思いながら読みました。有名な小説家の方が推薦していたので、どんなもんかと購入。後半でなるほどと思いました。 | ||||
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テレビでおすすめのリーガルミステリーの代表作として取り上げられていたので、ぜひ読んでみたいと購入しました。 漢字とひらがなの配分がちょうど良く、読みやすくなっているところにも感心しました。 じわじわと来ながら最後の逆転劇の展開はクセになりそうです。 | ||||
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後半特にのめり込んで一気に読めました 人間の心理を上手く描写していて展開も凄く興味深かった 傑作です | ||||
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よくある話しと思いきや、最後にあーって声が出ました。 | ||||
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大昔のNHKドラマ「愛の祝婚歌」の原作 | ||||
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昭和30年代年が初版発行のかなり旧い作品。背景やセリフ回しがモロ昭和ですが、現代のミステリー作家がこぞって称賛する小説で確かに最後のどんでん返しがすごい!思わず冒頭を読み返したほど。本屋には並んでないんで、早く読みたくてAmazonで購入したら倍の金額だったのが玉に瑕でした。 | ||||
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いつのまにか引き込まれて、あっと驚く! | ||||
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読んでいるこちらも主人公「漣子」と共に謎解きをしている気分になり、健気に生きていこうとする漣子に同情し、何でもない幸せな2人だった時代、漣子のこれまでの恵まれなかった人生、プレッシャーに囲まれた新婚生活、そして事件の日まで読み手なりの想像を深めていたらだんだんそれらが破れて来はじめ、最後にはとんでもない本当の姿が出てくる。「え?何がどうなったの?」と意味がわからなくて何度も読んでしまう部分が必ずあるはず。 面白かった。 | ||||
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第十一章最後の4行にこの本の全てがある。 それはそれとして、本文中弁護士が「被告」と「被告人」をごっちゃにして使っている。刑事裁判は「被告人」なので違和感を持った。それともわざとこのような書き方をしたのだろうか。 | ||||
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今読むとさすがに言い回しや時代設定の古臭さはありますが、事件の真相の衝撃度はまったく古びていません。真相が巧妙に隠されていながらも決してアンフェアではない点や張り巡らされた伏線とその回収が非常に秀逸です。真相が明らかになったとき、それまでの物語が豪快にひっくり返る衝撃と快感。 | ||||
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トリックは見事で再読するとその大胆さに驚くばかりである。簡潔な文体で最後まで一気に読めた。文章はややぎごちないがはかない運命の主人公が必死に生き抜こうとする姿がよく描かれている。事件の解決もほぼ納得できるものであり不自然さや冗長性がほとんど感じられなかった。 女性陣の人物描写に現実感があり漣子、洛子、エダ、美紗子、志瀬の4人がうまく描き分けられている。男性陣はややわざとらしさが否めないが、金田一耕助を思わせる弁護士の清家や「黒牛」のイメージの緒方警部補など味わいがある。ただ、龍之助や杉彦の人物像はもう少し掘り下げてほしかった。 全体的に謎解きミステリとしてはもう一捻りほしいところではなかろうか。また、事件の全体像や真犯人の心理等を考えるとやや無理があるかと思われる。 なお、参考までに登場人物一覧を書いておく。 八島龍之助:八島財閥の当主 八島杉彦:龍之助の放蕩息子 八島漣子(なみこ):杉彦の妻。元ストリッパー(主人公) 飛騨洛子:杉彦の姉 飛騨則秋:洛子の夫。八島産業の専務 飛騨美紗子:則秋の親族。杉彦とは幼なじみ。 竹河誼(よしみ):八島家の主治医 由木卓平:八島家の顧問弁護士 富田志瀬:八島家の老女中 記代:八島家の女中(龍之助の世話係) のぶ:八島家の女中(若夫婦の世話係) 江崎:八島家の運転手 エダ・月園:ストリッパー。漣子の友人 清家洋太郎:弁護士 緒方警部補:本事件の捜査主任。K県警察本部捜査一課に所属。 | ||||
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すごくびっくりしました。 以下若干ネタバレかもしれないので、気をつけてください トリックもさることながら、この本は「◯◯とわたし」と「花婿」「よそ者」などのシンプルな見出しの章で交互に構成されています。 「◯◯とわたし」の主人公は、一人称がわたし。序章のわたしと同じ書き方な訳です。 では、もう一つの章の主人公は(書いたのは、というべきでしょうか)誰なのか? それが、弁護側の証人です。 読み返して、ああ…と思いました。 すごい構成です。 1963年に書かれたの?嘘でしょ?という感じ。 でも、トリックがわからない人もいるのもわかります。 私はメチャクチャびっくりした方の人間です。 | ||||
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トリック自体は読んでいれば何となく気付くが、最後の弁護側の証人が出廷するところは盛り上がる。 古い作品らしいが、軽快にサクサク読み進めることができるのでオススメします。 | ||||
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何でこんなつまらない女の独り言みたいな小説が名作なんだろうな。 薄幸で頭の緩い馬鹿女の身の上話で退屈です。 でも昭和の古臭い言い回しが新鮮で、文章は読みやすかった。 (未読の方は、ここから先読まないでね) で、見事騙されましたね。 まさに、逆さ富士。 叙述トリックっていうのは、トリックの核心が面白い、に加えて 逆さ富士に気づいたときに、人物像やいくつもの印象的な台詞が まったく異なってみえてくる、そこに妙味があると感じました。 素晴らしい、に尽きます。 | ||||
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1963年に文藝春秋新社から出た単行本の復刊。 小泉喜美子の代表作たる長編ミステリだ。クリスティー『検察側の証人』の向こうを張った内容だが、充分にオリジナルでおもしろいストーリーに仕上がっている。とはいえ、とりあえずはクリスティーを読んでおくべきか。 雰囲気は非常にいい。悲しくつらい話なのだが、ロマンチックな情緒がたっぷりで、感情移入させられる。 ただ、プロットに難があるのも事実。読み終わっても違和感がぬぐいきれない。プロットを誰かに任せて、キャラクターや文章だけ小泉さんが担当していたら、傑作になったのではないか。 | ||||
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個人的には非常に面白かった。 昔からこの手の本は読んでいるけど… これから本を楽しみたい方はレビューは読まない方がいいと思う。 好き嫌いは分かれるだろうけれど、 トリックが分かったからってつまらないと思うタイプではない私は満足。 | ||||
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名前は聞いていたが、読む機会がなかったが、今回課題作として取り上げられ、読んだが、非常に楽しめた。現代の人には古い表現があり、読みづらいかもしれないが、これが推理小説だという位置づけである。一読されたい作品である。 | ||||
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我孫子武丸の○○や歌野の○○の○○トリック系作品の古典的作品として有名な作品。 最後の章で「あれ?」となる今までの読者の頭の中で描いていた世界が反転する瞬間は、最近の○○系トリックを読んでいてもよく出来ていると思わざるを得ない。 反面、この落ちに向かってのぼかし的なストーリーなので、話自体はそれほど面白いという訳ではない。 本書は文庫裏の粗筋をしっかり頭に入れて、最初から特に何も考えずにそのまま読み進んだ方がトリックに気づかず最後の落ちが効果的に味わえる。 古い作品なので最初からうがった読み方をすればネタは分ってしまう人もいるだろうが、わざわざせっかくの楽しみを放棄までして本書を読むことはないだろう。素直に騙されようと思って純粋に読んで頂きたい。 | ||||
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