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弁護側の証人



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弁護側の証人の評価: 3.26/5点 レビュー 69件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.26pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(3pt)

最後のどんでん返し

ミステリーを読み慣れた人なら、最後のどんでん返しがどんな感じになるか、最初の数ページを読んだだけで、予想できてしまうと思います。もうひとひねりあったら、素晴らしい作品になっただろうに、そこだけが残念です
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.12:
(3pt)

そこまでとは思わないけど

テレビとかで 絶賛されていたので 興味を持ち 購入。 流石に物の言い方というか
話し方が 古い。こう言う物を 読み慣れていると 最初に 筋書きがわかり 犯人と
言うか 「その人」が誰なのか 分かって
しまい あまり面白くなかった。
しかし 今は そうだが その頃は画期的な
話だったかもしれない。 現在では 私達はこういう話に 擦れてしまったのかも。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.11:
(3pt)

ネタバレあり感想

高校に上がるまでは本の虫だったお陰もあるかもしれませんが、ここ10年は1年に1冊小説を読むか読まないかというレベルの私にもとても読みやすい文章で、2時間ほどで読了しました。

いくつか叙述トリックものの小説を購入し、これはそのうちの1冊でした。冒頭の数ページが面白そう、尚且つ薄い本だったので、まずはこの本を読もうと決めました。その時にはパラッと読んだだけだったのですが、ある一文を読み飛ばしてしまった為、本作品のトリックの1つをすぐに見抜いてしまいました。
とは言っても全てを見抜いた訳ではなく、わからない点もあったので最後まで楽しく読み進める事が出来、核心にたどり着いた時には「やっぱりそういうことだったんだ!」「あの意味のわからなかった独白はそういうニュアンスだったのか!」と発見もありました。
ですが、叙述トリックものの小説と知った上で本作を読んでしまうと大分質が落ちると思います。
だって、冒頭のシーンは、ある一文を抜かして読んでしまったら、到底死刑囚の夫が妻にかける言葉には見えませんから。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.10:
(3pt)

面白く読めたけれど

序章が最大のヒントだった気がする。もっと捻ったオチがくるかと思ってしまった。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.9:
(3pt)

トリックとして面白いが、、

めったに小説を読まない派なのですが、大どんでん返し!という触れ込みに期待して手に取りました。

文中の単語がけっこうわかりにくく、調べないとわからない、調べてもわからないものもあり少々辟易しました。ex.)椅子と言わずに 「タヴァン」と表現するとか、アフタヌーンというドレスとか?

裁判の場面でようやくああと気がつくわけですが、そこまで読み進めるのが正直苦痛で、これのためにここまで読んだのかと思うとかなりがっかりしました。結末に救いも感じられない。

トリックとしては面白いかもしれませんが、人間を描くという点において希望が感じられず(主人公だけが希望ではあるのですが) テクニックだけが浮き上がってしまっているように受け止めてしまいました。

あとで50年近く前の作品と知り、価値観のズレは生じるのかもしれないとは思います、が。アガサ・クリスティの「検察側の証人」のオマージュとのことで、たぶんそれ読んでるとは思うけどすっかり忘れてます。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.8:
(3pt)

なんか微妙…

無駄にひらがなが多いし、あまり使いなれないような言葉や漢字、わかりにくい書き方(例えばクローバーをクローヴァとか…)などが多くて非常に読みにくい文章だった。しかも文章がちょっと下手な気が…。あと、ひとつの会話の中で、“『”が2〜3個あるのに対して、“』”はひとつしかなかったりして『』の使い方がおかしいと思うのですが…。
そして、11章でいっきにわけがわからなくなり、読む前から予備知識があったせいか私が勝手に勘違いしてただけなのかと思ったら、あとでネタバレを見たところそれがトリックだったんですね^^;
結果的には騙されたわけですが、なんかスッキリしない感じでした。。。
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No.7:
(3pt)

「『弁護側の証人』は、僕にとって秘密の場所だった。」

ミステリーとしての質は、極めて高いんだと思います。
タイトルが本の中身を体現している、数少ない例でもあります。
本の核心部分となる中盤以前も、大変慎重に、
謎がちりばめられている印象です。

本作は、直木賞作家の道尾秀介さんが解説をよせています。
以下、その解説の抜粋です。

『内容が小説の核心部分に触れているので、
 (本編を)未読の方は絶対にページを閉じていただきたい』

とあるので、ここでも詳細をご紹介するのを避けます。
ただし、その解説の冒頭で、

『『弁護側の証人』は、僕にとって秘密の場所だった。』

そう書いています。
そんな秘密の場所を、二回読んだにも関わらず、
残念ながら、その秘密の価値を、私は十分に味わうことが、
できませんでした。

道尾さんが感じ『誰にも教えたくない一冊だった』とまで解説した本書を、
私は十分に味わうだけの、読む力がありませんでした。

トリック?というかミステリーの核部分には、十分な納得があり、
なるほど、よくできていると感じたことは事実ですが、
まだまだ読書量が足りない自分が悔しくてならない、
というのが本音です。

数をこなしていない人には、質を語れない。
私はそう思っていて、
少なくとも、私は道尾さんよりも、
明らかに読書量が足りません。
しかも、道尾さんは、直木賞作家でもあります。

書く、という作業においても、もちろん、
その量は圧倒的に私より多く(それは当然ですが)、
そんな量をこなしている人が、月並みではありますが、
絶賛している本を、十分に味わえないわけです。

私の力不足であることは、明らかです。
年単位の時間を置いて読み返してみましたが、
一度目より確かに味わい深かった本書も、
やはり解説に記す道尾さんほどに、
私は本書を味わえませんでした。

未評価とできないことが残念ですが、
ただ正直に、自分の現時点での評価をつけるなら、
不本意ながら、星の数は三つです。

私の評価はきっとアテになりません。
道尾さんの本が好きな方や、
ミステリー好きな方であれば、
きっと特別な味わいが読後感に待っているのだと思います。
ただただ、うらやましいです。

きっと他の方のレビューとは異なりますが、
私にとっては、また時間を置いて、読み返したいと感じる一冊です。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296
No.6:
(3pt)

冬の祝婚歌

大学受験直前の2月,NHKの銀河テレビドラマで「冬の祝婚歌」と題して放映されていました。その主題歌(歌詞はない)のメロディーとともに張り詰めていた当時が思い出されます。この書はその原作にあたるわけですけど,犯人は誰なのかと思いながら,素直に引き込まれるように読めました。
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No.5:
(3pt)

ちょっぴり水増し感あり

いうまでもなく、クリスティーの『検察側の証人』の向こうを張った意欲作。それだけでも、何か仕掛けがあるぞ…と期待を抱かずにはいられないが、今回の文庫化では帯と解説で「どんでん返し」を煽り過ぎだろう。あまりにそのことを意識しながら読み始めた僕には、最初から作者の仕掛けた企みが見えてしまった。あーあ、もっとニュートラルな状態で読みたかったなあ…。
しかし、それを差し引いても、そこまでの作品だろうか。騙し絵的な構図は確かによく考えられているけれど、果たしてこれだけの間尺が必要だったのかな、と思わないでもない。
「騙し絵」を描くことが作品の第一義である以上、キャラクターたちがそれを成立させるための駒になってしまうのは仕方のないことだが、随所に散見される人物描写などで艶っぽさを補おうとした努力にもかかわらず、心理的切れ味が薄い印象が残る。余分な水増しは、むしろ作品を冗長にもしているようだ。こんなことならトリックに照準を絞ってもっと紙数を削り、タイトな短篇に仕立てたほうがよかったかもしれない。
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No.4:
(3pt)

最後は一瞬自分の読書能力を疑ってしまった。こんな話、他にないです。すごい。

もう50年近い前の作品だからか、そうとう古さを感じさせる。ヌードダンサーの「ミミー・ローイ」(いまじゃありえない名前)が、財閥のオーナ息子に見初められ結婚するが、家庭にはいるやいなや周りの人間(女中までも)から蔑まされ、だけれども夫への愛を頼りにけなげに耐えていく志を持ち続けようとしていたところ、とんでもない事件に巻き込まれるという話。

筆の運びは自分にはちょっと技巧的すぎてちょっと少女マンガみたいな印象がある。財閥を牛耳る老人がリウマチ病みだということだが豪邸の離れの鍵のかかる座敷の真ん中でくらしているという設定もかなりわざとらしい(謎解きパズルへの伏線ミエミエ)。だから、最後の章がくるまで正直言って、まぁ昔のパズル系エラリー・クイーン調の話かと思って読んでいた。

で、びっくりします。え?と思う。どんな読みかたしてたんだ!って自分の読書能力を疑ってしまった。

ちょっとないですこんな話。50年前の本がいま復刻される理由がわかります。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.3:
(3pt)

だまされれば面白いが・・・

ヌードダンサーだった漣子は八島産業の御曹司杉彦に見初められ、彼と結婚した。
だが、幸せな日は長く続かなかった。杉彦の父龍之助が何者かに殺害された。
いったい誰が龍之助を殺したのか?そして「弁護側の証人」とはいったい誰なのか?
1963年発行の作品。
今でこそこういうトリックの手法はあるが、40年以上前なら斬新だったのでは
ないだろうか。「読み進める中ではたして作者の仕掛けたトリックに気づくか否か?」
ただこのことだけが、この作品の評価を左右するといっても過言ではないと思う。
描写がていねいで構成も緻密に計算されているが、個人的にはこういうふうに読み手を
だますやり方は、ミステリー本来の面白さではない感じがしてあまり好きではない。
「だまされれば面白い。だまされなければつまらない。」さて、あなたはどちらですか?
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.2:
(3pt)

うーん、困った

森博嗣『黒猫の三角』というミステリ小説がある。この本の序盤には巧妙なトリックが仕掛けられており、ラストで読者があっと驚く趣向になっている。いや、作者が驚かせるつもりになっているのだが、少なくない読者がその仕掛けに気付かずに不発に終わってしまっている。なぜそうなってしまうかというと、仕掛けがさりげなさすぎて読者がラストまで覚えていられないのだ。
不発の理由は違うが、本書『弁護側の証人』も似たようなことになっている。序章の面会室の場面がさりげなく引っ掛けになっているのだが、どうしたことか私はそれを作者が意図したトリック通りに読まなかったのだ。そのため、最後まで読んでようやく作者の意図がわかり、「あー、しまった、読み方間違えた」と思ったときには後の祭りであった。こんな読み方をしたのは自分だけかと思いきや、ネットで調べると、やはり何割かの読者が似た失敗をしているようだ。別に、本書の出来が悪いわけではなく、昭和38年にこれだけのものを世に出せたのはやはりすごいと思う。ただ、不幸にも私の読み方とは合わなかった。
ミステリ小説の醍醐味といえばやはり「引っ掛け」であり、作者は当然トリックに腐心することになる。だが、そこには、読者がどういう読み方をするか、どれだけ斜め読みしてどれだけ誤読するかという難問が控えている。その読者の読み方のレベルを見誤ると、描写がさりげなさすぎたり細かすぎたりして、トリック不発を招いてしまう。こういうのは、作者と読者の相性の問題と言ってしまえばそれまでなのだが、作者の意図したとおりに読者が読んでくれないという可能性は常にあるわけで、やはり小説というのは難しいものなのだと改めて思った。
あと、ミステリ作家に忠言、やっぱり叙述トリックというのはやらないほうがいいと思う。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
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No.1:
(3pt)

複雑な心境

絶版になっていた伝説的名作。
書名は知っていたが、未読だったので、
復刊を機に購入、読んでみました。
その感想ですが・・・何とも複雑な心境です。
帯広告には、絶賛の言葉が羅列されており、
驚くべきトリックが隠されているという意味の賛辞で
埋め尽くされていたものですから、
心して読んだのですが、
読み終わった時の印象は、
「どこに驚くようなトリックがあったんだろう?」
というものでした。
そこで、「ネタバレ注意」の記載のあるサイトを
検索してみたところ、
やっと分かりました、トリックの内容が。
不思議なトリックです。
どんなトリックか見抜いたわけではないのです。
トリックの存在に気づかなかった・・・のです。
本書を読むにあたり、
予備知識は全くありませんでした。
読んだのは、裏表紙の作品紹介だけ。
でも、そこで得た物語のイメージがあり、
それに従って読んでいくと、
作者が驚かせようと思っていたページに来ても、
何ら驚きはないのです
(もちろん驚くべきページであることにも気づかない)。
こんな読者は自分だけかと気になり、
いくつかのサイトを巡ってみたら、
同じ感想の方が何人かいらっしゃいました。
ということは、読者の何割か(少数でしょうけれど)は、
自分と同じ物の捉え方をし、
驚きもないまま(トリックの存在にも気づかず)、
読み終えていくのでしょう。
トリックを知った今、
この作品が非常に質の高いミステリであることは認めます。
でも、ミステリはトリックに驚かされてこそ、
のものなので、ごめんなさい、★3つです。
弁護側の証人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296

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