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この闇と光
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この闇と光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 21~40 2/4ページ
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驚いた!と書かれているレビューがあったが、それを前提に読んでいると途中で何となく展開が読めてしまった。 ただ、それを抜きにしても面白かった。 2回目に読んだらまた印象が変わりそう。 | ||||
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途中から世界観が180度変わりました。結末を分かったうえでもう一度読みたくなる作品です。 面白さももちろんですが、何よりこの小説の文章から伝わってくる空気感がとても綺麗で心地が良かったです。 切なくて虚しい感じもするけれど、ノスタルジックで美しい作品だと私は思います。 何度も読み返してしまう作品の1つとなりました。 | ||||
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盲目の幼い姫レイア。屋敷の2階に閉じ込められている。接する人間は父王と、世話をするダフネと言う冷酷な女だけ。初手に思い出したのはブラッドベリの「びっくり箱」(この印象は1部間違っていなかった)。ネタバレになるのでその先は言わない。「レイア1」では、幼い子供が語り手なのに口調が大人びすぎている(これも意図された事だと後から判明する)。盲目の姫を取り囲む美しいものだけの世界で、レイアはダフネによる恐怖に時折さらされながらも、おとうさまの運ぶ美しい贈り物と知識に育まれていく… | ||||
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犯人はペドフィリアで、少年(少女)が成長して自分の好みから外れたから開放しただけのような気がする。 殺す勇気はなかっただけで。 だから、高校生になってしまった主人公は犯人からして脅威でしかないし、その後どうなったのか気になる。 美しくもなんともない、子供を誘拐して幼児期に洗脳し、ときに暴力をふるって(ダフネ)従わせる外道なのに、最後の章で魅力的に描かれているのが嫌だな。 | ||||
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序盤から中盤にかけてはやや単調ながらもそれなりに楽しめました。 ところどころにちりばめられたワードから先の展開もある程度は予測できました。 でもそれは別にいいんです。 僕が知りたかったのはなぜこんな事をしたのか?だから。 そしたらあれですよ。 理由らしい理由もないまま終了。 作者もわかってたんでしょうね。 しっかりとした理由じゃないと読者は納得しないって。 だからあんなあやふやで雰囲気だけはそれっぽいラストにしたんでしょう。 でもそれは不誠実すぎます。 いいオチが思い付かないならこんな話書くべきではなかった。 | ||||
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好き好き分かれる作品かと。 前半長く、飽きがくる。後半畳み掛けるように物語は進む。 | ||||
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お城の奧でひっそりと暮らす、盲目の王女レイア。父である王に可愛がられて過ごす日々。 作品前半は、ゴシック調で日々が淡々と語られています。 ちょうど中盤で急展開が起こり、王女レイアは無理やり城の外へ連れ出されます。そこで発生する、世界の大逆転! わたしは"こうなるんじゃないか"と前半部で予想していて、その半分は当たったものの、予想を上回る逆転を味わいました。 この世界観は、書けそうで書けない難しいものだと思います。あと、文章がとても美しいです。 その美しくて耽美な文章で埋もれてしまいますが、できれば「犯人の動機」を分かりやすくして欲しかったです。 | ||||
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完全に好みの問題だと思うが、そこまで文章に引き込まれなかった。 ただ、全体を通して非常に美しい世界観だった(話の内容はともあれ)。 前半は、なんだこの適当な設定は…と思いながら読んでいたものの、その誤解は後半で完全に解消される。 ただ、正直少し先が読めるというのが正直なところ。 | ||||
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繊細で可愛らしいけど妖しい世界観と人物たち。 レイア、ダフネ、お父様。お城、城下、別荘、朗読テープ、読書、限られた空間。 表紙どおりの素敵ワールドが広がっています。 この表紙に惹かれた方ならば、きっとこの物語を楽しむことができます! 盲目の主人公を取り巻く環境を想像しながら進める読書は、まるで主人公同様に闇の中にいるようで、感覚がリンクしているかのような不思議さを感じました。 読み進めるほどに、この感覚は粋だなぁと物語に惚れ込んでいきました。 素敵な時間が過ごせてとても楽しかったです。 | ||||
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その大どんでん返し最後まで詳細に語られることはなく、結構もやもやするのですが、それ含め楽しめました。 | ||||
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この闇と光 この本は書店でおすすめされてたので何気なく買いました。 一言で言うとおもしろかったです。 この本を読む人は ネタバレ無し、予備知識無しで読むことを強くおすすめします。 | ||||
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独特の世界観。 『レイアⅡ』でいろんな事が覆されて、思わず『えっ』って声が出ました。 面白かったんだけど、結末が読者に委ねるみたいな曖昧な終わり方でモヤモヤします。 できれば納得のいく改訂版を出版してほしいけど、作者が亡くなられているのを知り、とても残念です。⤵ | ||||
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「こういうトリックを書きたいがために、それに沿った話を書きました」という感じがする。なので、トリック以外の部分が全体的に物足りなかった。かといってトリック自体難しいものではなく、同系統の本を読み慣れている人であれば序盤を読むだけでおおよその真相が分かると思います。ですので最後に「やられた!」と思いたい、"騙されたい派"の方には不向きですが、「真相を完璧に見破ってやる!」という"騙されないぞ派"の方に向いているかもしれません。 | ||||
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いわゆる叙述トリックものだが、そこまでガッツリミステリーではない。 ただ、文章や物語全体の構造が巧みなので、軽く読み進めていけるのはありがたい。 | ||||
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いやあおもしろいなあ。 この感激(衝撃)は、学生時代に読んだエラリークイーンの「Yの悲劇」以来ですね。 この小説、少女漫画的な部分があるので女性に人気があるのがわかりますね。 レビューなので、あらすじとか、ここの部分がどうだとか書かないといけないのでしょうが 内容については何も書かない方がいいですよ。この小説は・・・ こんなに魅力的な小説が、長い間絶版状態で新書が手に入らなかったなんておかしいですよ。 「まぼろしの傑作」にしておくのがもったいない傑作です! | ||||
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※ネタバレ要素注意 そもそも何故タイトルがこれなのか、読み終えると改めて納得する作品だと思います。また光と闇の他にも、『美と醜』『愛と憎悪』『真実と虚構』等の対極を巧い具合いに反転して表現している所がミソなのかなと。この作品は難しい表現や回りくどい要素が無いので読みやすく、レイア姫と優しいお父様の美しくも残酷な、閉ざされた童話の世界に耽美のエッセンスを加えたようなこの物語を読み進める度に惹き込まれ、終わった後も暫く余韻に浸れたのも満足でした。読み終えた後、トリックを知った上でもう一度頭から目を通して、『この時この人は何を思ってこの話をしていたのだろう?』と言ったような語られていない心情や苦悩を想像しながら読むのも面白かったです。 ALI PROJECTさんの『地獄の季節』に“君を飾ろう檻の中”という歌詞がありますが、この本を参考にされてたらしいと知ってまた納得です。 自分は文庫本で購入しましたが、その解説で少女革命ウテナの話が取り上げられていたのも非常に興味深かったです。 星を1つ減らしているのは、失礼な言い方かもしれませんが、設定に無理を感じるという部分には自分も賛成で、ミステリイの要素は薄めだと感じたので。ただ純粋に作品の雰囲気を愉しむだけなら個人的には文句無しの星5です。 | ||||
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表紙に惹かれてなんとなく手に取った1冊。 とても読みやすく、世界観に引き込まれました。 最後のどんでん返し‼すごいです。はぁ〜 | ||||
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良かったです。状態も良かったです。また利用したいです。対応も速かった。 | ||||
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いわゆる「裏のある」物語であることは冒頭から一目瞭然であって、そこからどのように展開していくのか、どのようなひねりが加わるのか、読者の興味を惹くことには成功している。 ただし、それも長い一章の半ばまでのこと。二章から終章にかけては陳腐で過多な日常描写がくどくど続き、前章で構築したせっかくの雰囲気を台無しにしている。 それよりも問題なのは、この作品に仕掛けられた二つの大きなトリックが、うまく機能していないことだ。 一つ目のトリックは、いくらも読まないうちに誰もが察するだろうし、また、そう読めるように書かれてもいる。あまりにもあっさりと把握できるので、大げさな紹介文「随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相」を期待する読者は、もうひとひねりあるだろうと思うが、それはない。誰もが予想するとおりの展開に終始し、なんの驚きも新しさもない。 二つ目のトリックは、読者を騙すためだけに用意されたものであって、物語上まったく必要性がない。なぜそうしたのか、しなくてはならなかったのか、読者に示される答えは「異常者の思いつき」である。何か裏の意味があるのではと深読みしてしまうが、そんなものはない。さらに、男性読者にすれば気色の悪い設定でしかなく、女性作家特有の偏った嗜好を無理矢理入れ込んだだけとしか思えない。 本作の特徴は耽美な描写にあるのだが、とてもくせの強い文体で、個性を別としても巧緻とは言い難い。三点リーダを多用し、細切れの段落は頻りに行間を空ける。何度も同じ説明を繰り返し、引き出しが少ないのか表現も使い回しが目に付く。ゴシックと銘打たれているが、語彙が乏しいため一般小説と変わりなく映る。心理描写は長々と書き連ねればいいというものではないし、同じところを行ったり来たりしているだけの書き方にはストレスがたまる。 全体を通して深みのない作品だった。 | ||||
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(ややネタバレかもしれません) 文体がライトで描きこみが浅いため、ゴシックの重みを欠いている。 ミステリの部分は、メタを組み入れたり、思わせぶりな結末を用意したりと、趣向を凝らしているが、 それほど胸に響かなかった。 むしろ感心したのは、衒学・耽美趣味でもなく、主人公のセンシティヴな内面のえぐり出しである。 闇において幸福であり、光において不幸になる逆説的な精神の流れを大衆小説ふうに読むことができる。 強烈な闇のファザーコンプレクスを光の世界でも保ち続け、少々こどもっぽい手段で 古巣へ回帰しようとやっきになる。 | ||||
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