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孤島の鬼
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【この小説が収録されている参考書籍】
孤島の鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 101~120 6/9ページ
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江戸川乱歩といえば、子どもの頃に読んだ少年探偵団シリーズのイメージが強く、明智小五郎が登場しない作品はやや敬遠してました。が、この作品は非常に面白かった!特に後半、島が舞台になってからは雰囲気満点でしたね!不気味で怖ろしく、でもワクワクする…。ミステリってこうでなくっちゃね!! | ||||
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実に奇妙。 まさに奇奇怪怪。 時代背景もさること乍ら、台詞の一つ一つに 今の小説にはないリアルな息遣いを感じる。 暑さや湿度や匂いが周囲に溢れてくるようでそれがこの非現実的な話しに現実感を与えている気がする。 | ||||
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暑い暑い夏の日が舞台のこの物語、内容も陰鬱、そんな小説を事もあろうに、このアツーイアツーイ夏の、さらに暑苦しーい夜に読んでしまったので臨場感倍増、陰鬱さも倍加しました。 これから読書の秋なんで、この本読んで見ようかと思っているそこのアナタ!悪いけど出来れば他の本にしてくだされ。 この小説は涼しくなってから読んだんでは、おそらく楽しさ(苦しさ)は半分になるでしょう。 | ||||
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子供のころ、乱歩の少年探偵シリーズを耽読してました。 おっさんになって、久しぶりに乱歩を読みました。 いやあ、面白かった。 乱歩の最高作だという説がありますが、同感です。 これほど面白いとは思わなかったです。 乱歩趣味が程よく散りばめられていて、グロすぎない。 また、最後の一文が、何とも切なく、どなたかも書いておられるように、恋愛小説だったのかとも思える、この読後感! 乱歩の世界がいやでなかったら、是非読んでください! | ||||
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結合双生児、奇形症などへの当時の大衆の無知蒙昧とそれ故に抱く恐怖の感情に迎合してそれらを面白怖ろしく仕立てて受けを狙った下らない作り話。義母にペロペロ舐められてオカマになったとかいう主人公の相方の「蛇」に真っ暗な洞穴で責められるとかいうバカバカしい変態小説でもある。 | ||||
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常ならぬ人間存在の深層が、日常に裂け目を走らせる。その裂け目の向こうからいつでもこちら側を窺っている、そういう何かが人間の内に在ることを乱歩は読む者に想起させる。 | ||||
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医学の進歩や、情報の公開が進む現代に合っては、とてもこの様な奇想天外な発想は出てこないだろうと思いながら読み進めました。展開が早く、文章量も多くないため、すぐに読むことが出来ました。でもやはり結末には少しガッカリ感があります。登場人物の中では一番肩入れしてしまう人物について、あまりにもあっさりしすぎだったので。 | ||||
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難しいことは抜きにして、圧倒的に面白いです。百年近く前に書かれたというのに、この読み易さと臨場感は何ということか!良いものは色褪せないということが良くわかりました。 乱歩の作品は少年探偵団以来無縁でしたが、心をまさぐられるような感覚が癖になりそうです。 | ||||
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時は大正14年。私こと箕浦は職場の同僚・初代に魅かれ婚約を決意する。しかし友人の諸戸が突然私を困惑させる行動に出る。なんと初代に求婚したのだ。諸戸はかつて同性の私に好意を示したが、それを拒絶した私に対する腹いせなのではないか。 そんなある日、初代が密室状態の自宅で他殺体となって発見される。それはその後に続く連続殺人の始まりにすぎなかった…。 昭和4年から5年にかけて執筆された江戸川乱歩の耽美的な怪異ミステリー小説です。 『週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 』では国内編ランキングで27位に位置する作品です。 密室トリックや暗号解読など、古式ゆかしいミステリーの要素。 美しい女性をめぐるロマンス。 昭和初期にしては大胆な同性愛への言及。 孤島で犯人と追いつ追われつの展開を見せる冒険活劇的描写。 ひとつの物語に、多岐に渡る小説ジャンルが幾層も塗り重ねられていて、なんとも贅沢です。 そしてなんといってもこの小説の最大の魅力は、グロテスクではあるけれど妖しい美しさをたたえた物語世界にあります。乱歩が病的にこだわったあやかしの世界にどっぷりつかることが出来るのですが、片輪、不具、唖といった平成の世では使用が大いに憚れる言葉が紡ぐこの物語を読み進めて行くと、読み手の私が心の奥底にそっと潜めている、そうした猟奇へのあこがれのようなものを見透かされるような気がします。ですから、居心地が悪いことこの上ないのですが、と同時にすこぶる楽しい読書を味わえる小説です。乱歩が時代を越えて人々を魅了することが不思議でもなんでもないことが良く理解できます。 物語の終盤には、多少の端折りが感じられないでもありません。決められた回数で雑誌連載を終える必要があったせいでしょうか。 | ||||
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日本の探偵小説の祖ともいうべき江戸川乱歩ですが、なんとなく古くさそうといった先入観を持ってしまい、ミステリ小説は好きで読んでいたものの、乱歩は長いこと読まずにきました。ですが、いざ読んでみるとたいへん面白く、いまでは次から次に読むようになりました。本書は私にそのきっかけを与えてくれた小説です。 全編にただよう妖しい雰囲気、不気味な登場人物、謎が謎を呼んで飽きさせない展開、いずれも見事です。 子供のころに、時間を忘れて夢中でミステリ小説を読んだときのことを思い出させてくれるような一冊でした。 | ||||
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江戸川作品を10年ぶり以上で読んだがあっという間に読み進めてしまった。時代を感じさせる言い回しとは裏腹に加速するエンターテイメント感覚は圧巻。 | ||||
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面白いには面白いのですが、書いた時代がいかんせん古い・・・ 「今読むのはちょっと」という感じ | ||||
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苦悩や欲望をまま題材として表現していて、現在みても楽しめました。 ただやはり読後感は良くなかったです。 あと、差別的表現が多いので気になる方に注意ください。 | ||||
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この本は何回も読んだ事があり、内容的には乱歩長編の最高傑作と思います。 古くさい言い回しや回りくどい言い回しも、乱歩ならではだと思うし、 全体に纏わり付く、耽美的雰囲気や禁断的雰囲気がとても好きです。 Kindleで最初に購入したのも、何度も読んだこの小説はKindleではどう読めるのだろうか、という動機でした。 この小説が好きなので、Kindleでも一気に読めました。 この古典的、耽美的、禁断な雰囲気の小説を、最新技術で読んでいるギャップもあり、そのあたりも楽しかったです。 挿絵が初版に使われたものが付いてますが、挿絵だけを拡大して見たりできないんでしょうか? これができたら満点だったのに。 | ||||
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はじめは読みにくく感じましたが、進むにつれハマってしまいました。 | ||||
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これほど面白いとは思わなかった。今でも通用するミステリーです。これから江戸川乱歩読みあさろうと思います。 | ||||
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さすがに最後まで一気に読ませる筆致には敬服するが、言葉遣いや時代背景に現代との大きなギャップを感じ、のめり込むことが叶わなかった。 | ||||
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白髪になった話から始まったので、どんなストーリーかと思ったし、初めに出てきた額に傷があった人は秀ちゃんなのか、分からいままだった気がして尻切れで終わった気がします。 | ||||
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江戸川乱歩氏の作品が読みたくなり、どれを購入して良いか分からなかったので評価の高いこの作品を購入しました。非常に面白かったです。読み始めたら止まらなくなってしまいました。この作品は2回読み返すとより面白さが増します。江戸川乱歩氏の作品でどれがいいかなと迷っている方にお薦めします。ラストも良かったです | ||||
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江戸川乱歩作品は高校生の時読んだきりでご無沙汰でしたが、 今現在読んでも、なんとも斬新で新鮮な作品です。 生まれながらの畸形や同性愛等、ダブー視されるべき所が 露骨に表現されていて背筋がぞくっとしました。 | ||||
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