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孤島の鬼
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【この小説が収録されている参考書籍】
孤島の鬼の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 21~40 2/10ページ
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| 百年前に書かれた小説ということもあって、今書いたら問題になりそうな表現があることはさておき。 やはり江戸川乱歩は面白いし、現代が舞台でも違和感がないストーリー(ただし今はインターネットや携帯電話があるのでその点はちょっと違ってくるかもしれないが)当時の社内恋愛の様子が今と変わりないというのも私的には興味深かった。 | ||||
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| 本書を読み出して、なによりまず驚くのが、以下の情報を冒頭4頁までに威勢良く開示して、自らハードルを上げまくっているところである。 ・語り手は、まだ二十代ながら髪の毛が一面真っ白。 ・語り手の妻の右太腿には、火傷やおできの治療痕などではない大きな傷跡。 ・語り手の恋人(妻ではない)が殺される。 ・その犯人捜しを依頼した探偵もまた殺される。 しかもその次には、主要キャストの一人の諸戸道夫が、どうやら同性愛嗜好者で箕浦に御執心だという説明が続く。 なんとも不穏な始まりと言っていいだろう。 箕浦と妻とのなれ初めが本文中で語られること確実でありながら、殺される恋人の初登場シーンでは、彼女の容姿の描写に5行以上も費やすというのもなかなか尋常ではない。 そして、探偵/推理小説としては、冒頭に言及される二つの不可能犯罪がメインになるが、この謎は100頁あたりで解明されてしまう。 あまり本書でこのトリックに言及されることはないように思うが、なかなかのものだと思う。推理小説史に残るところまではいかないけれど、どちらの殺人もうまく盲点をついたもの<で、しかもそこに乱歩の嗜好がしっかり入っている。 本書には、アングラな彼の嗜好がたっぷりと使われるが、後年の作品とは違って演出的装飾に使われるだけではない。そこが、本書が乱歩の代表的傑作に挙げられる所以であろう。 さて、そこから先は、ある島を舞台に怪奇な冒険小説へと変貌する。 ある島とは、先日読んだ『大金塊』に登場するのと同じ、岩屋島である。 という情報を、『江戸川乱歩の「少年探偵団」大研究』か『乱歩おじさん』で得たのが本書再読のきっかけだが、こうして読み直してみると、二つの島が同一であるとするのは少々無理があることが判った。 同じ紀伊半島を囲んだ海に浮かぶとは言え、『大金塊』の岩屋島は三重県長島沖に位置するのに対して、本書の岩屋島は、和歌山県最南端のK港の沖に浮かぶという。Kとは串本のことであろう。 10年後に著者が『大金塊』を書くにあたって、自著をパクッたのは間違いのないところだが、おそらく本書を読み直して確認するとかの拘りはまるでなかったのだろう。それなら島の名前も変えればいいのにと思うが、乱歩の迂闊さなのか、時代の鷹揚さなのか…。 いずれにせよ、クライマックスの島での胎内巡りは、少年向けの『大金塊』でのそれよりずっと印象的で、ある人物に追われるくだりは、『八つ墓村』に繋がるイメージ。 戦後の少年探偵団シリーズを何冊か読んだキリで評価している人も多かろうが、そんな人はぜひ本書を読んでみてほしい。コケオドシでない乱歩らしさがたっぷり詰まった本書で、乱歩の日本推理小説史に占める重要性の一端が解るだろう。 また、本書は昭和4年の作品で、大正10年が舞台である。 意味をつかむのに苦労しない現代日本語でありながら、当時の時代を感じることができるのも、昭和初期に書かれた小説の魅力。 大正10年、つまり西暦1921年といえば、第一次世界大戦から間がない。戦場にならなかった日本は景気が上がり、日露戦争からの借金苦もなくなった。そして関東大震災で大ブレーキがかかるまでの短い期間。後に大正デモクラシーと呼ばれる時代だ。 実際、箕浦と木戸初代のデートの描写などは、TVやスマホが登場しないことを除けば現代とさして変わらない印象で新鮮。 また25歳の箕浦は18歳の初代に敬語で話しかけたりしている。 本書の例をもって一般論になどできないが、当時が男尊女卑と決めつけるのは間違ったレッテル貼りだろう。もちろん女性の社会進出は遅れていたし、女性が男性の後ろで三つ指ついて待つような態度を美徳とするような風潮ではあっただろう。しかしそれは、男尊女卑というのとはまったく違う。 赤ん坊のことを赤ちゃんでなくて赤さんなんて呼ぶのも、へぇ~って感じ。 ところで、本書の黒幕“孤島の鬼”の動機というか、思想というか、ぶったまげますな。 | ||||
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| マチネとソワレで取り上げられていたので、興味本位で買ってみたら一気に読了。不思議で恐しい事件に巻き込まれ翻弄される主人公と小悪魔的で美少年な主人公に翻弄される周囲の人々…色々な要素が絡み合いながら最後に綺麗に回収されて行くのがとても面白かった… 時代を超えても引き込まれる作品。 初めての江戸川乱歩にオススメです。 | ||||
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| 丈五郎の気がフれてしまったというオチから大団円が納得いかなかった。丈五郎ほどの男がねえ…というか、乱歩もこれ以上は思い付かなかったんだろうと思う。 死んだ恋人の妹がていよく現れて、きっと恋人が励ましてくれているに違いないなどと虫の良いことを考える主人公の気持ち悪さ。男が書いた小説はこんなものか。 | ||||
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| 初期の短編名作群がひときわ光輝をはなつ乱歩作品だが、長編ではやはり本作に代表作の称号を冠したい。密室殺人や衆人監視下での殺人と、不可能性の高いトリッキーな謎解き推理を中心とした前半から、人外境のような孤島を舞台に、暗号、宝探し、怪奇な手記、暗黒の洞窟での息詰まる冒険に、同性愛も含めた恋愛小説的な興趣までまみえた、息つく暇もない怒濤の後半へと展開する。 あらゆるエンタメ要素を凝縮させながら、詰め込みすぎに崩れることなく、バランスの取れた完成度を誇っており、乱歩の代表作にして、日本のミステリ史に残る名作でもあるとも思う。また『孤島の鬼』というタイトルが、筆者の脳裏には、とても意味深い印象をもって焼き付いている。素直に読めば舞台となった孤島を住処とし、鬼畜のような悪行を重ねていた一人の登場人物を指する題名だろう。しかし筆者は、なぜか初読の時から“孤島となった人の心には鬼が棲む”―、そう語っているタイトルと読んでいた…。 | ||||
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| 高校生の頃、江戸川乱歩にハマってその作品を片っ端から読んだ。「孤島の鬼」は読んだが定かではなかったが、読み進めるうちに記憶が蘇ってきて、前に読んだことがわかった。当時もそう思ったが、乱歩の長編では傑作である。グロテスクな話の割に、淡い恋の話が挿入されていて、それがこの物語を救っている。 後半の「猟奇の果」は話としては面白いのだが、前半で終えていればいいものを、無理やり明智小五郎を登場させて引き延ばして、結局おとぎ話のような話にしてしまった。全集とはいえ、この二つの作品を一つの本に収めてしまったので、600頁にわたる分厚い本になってしまった。 | ||||
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| 乱歩って変態だよね よくぞ現代まで再版を重ね読み継がれてきて下さった 受け継がれるべき変態なのだと思う 乱歩の変態精神を喜ばせるために想像されたキャラクター達の 乱歩が喜ぶためだけに描かれたストーリー上での扱い それをとくとご覧いただきたいです 推理小説の振りをしたポルノ 定期的に読みたくなる理由が理解できた | ||||
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| 細かく目次が分かれているので孤島の鬼以外だと何が収録されてるんだろうと思っていましたが、猟奇の巣でした。話はどちらも面白くて満足しました。 | ||||
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| Kindle版で読みました。 マチネとソワレで、孤島の鬼を演じるとのことで、予習として読みました。 もともと乱歩のおどろおどろしい世界観が大好きなので期待していましたが、読んでみたらめちゃくちゃ好きでした。 諸戸が切なすぎます。ラストを何度も読み返してしまいます。 挿し絵もいい感じに気持ち悪くて素敵です。 | ||||
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| 友達の誕生日プレゼントに買いました | ||||
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| 本作品は、名探偵明智小五郎は出てきませんが、著者の代表作とされていて、題名だけは知っていました。 でも、何故か未読だったところ、Kindle本のラインナップに入っているのを見て、代表作なら読んでおかなくては、と読んでみたものです。 その題名から、横溝正史の「獄門島」のような絶海の孤島を舞台に、連続殺人事件が起こり、探偵役が推理して、真相をあばくようなストーリーを想像していましたが、ちょっと趣が違いました。 冒頭の舞台は、東京。 ストーリーの早い段階で、主人公、箕浦の周辺で2件の殺人事件が起こります。 これが、いわゆる不可能犯罪というもので、どうやって犯人が手を下したのか分からない、という本格ミステリ仕立ての展開です。 これが、あるところから、「怪奇小説」の趣になっていくところが面白い。 ただ、冒頭の脚注に、「現在からすれば表現に穏当を欠く部分がありますが、古典として評価されている」として、原文のまま記載とあります。 確かに、あの描写では、もし現代の作家が新作としても発表してようとしても、出版界の倫理的なルールに引っかかって、出版できなかったように思います。 乱歩の世界は、結構、「怪奇」をテーマにしたものがありますので、その一環として読ませていただきました。 そして、物語も中盤くらいになってくると、この「孤島の鬼」という題名の意味が分かるような展開になってきます。 そこから、何と「冒険小説」の趣が出てくるとともに、ミステリで多くの作品が書かれている「あるジャンル」が飛び込んで来て、どんどん物語に引き込まれていきました。 以上、「本格」「怪奇」「冒険」「あるジャンル」といろいろな要素の詰まった作品で、読者を全く飽きさせない展開になっているところは、さすが巨匠、という感じでした。 なお、本書では、雑誌連載されていた当時の「挿絵」が載っていて、昭和初期の「探偵小説」の味わいを感じさせてくれるようになっているのも、嬉しい部分でした。 本作品は、著作権切れでパブリックドメインになっていますが、挿絵入りというのは、出版されている書物ならではのものです。 | ||||
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| 初の江戸川乱歩作品を読みました。 作風がとても独特ですぐにその世界観に引き込まれました。 時代は大正時代で当初の特色も上手く抑えられており、勉強にもなります。 内容としては、生まれながらの畸形や同性愛等、本来ならば触れるべきではない所が一切のカモフラージュもなく表現されていて、それが本書のリアルな息遣いを感じました。 道徳観、悪徳、悲壮感、偏愛などをテーマに繰り広げられるあまりに濃い内容に感服させられました。 | ||||
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| 古典独特の文体も味があり、ミステリーとサスペンスであるからに、やはり先が気になり辞めどきが見つけにくい。数日は確実に、1日を豊かにしてくれる。読了前はワクワク感が、孤島の鬼を開いてない時も体にあるので、月に1冊はこういう本を手に取りたい。 | ||||
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| kindle unlimited読み放題で読みました。とにかく続きの展開が気になって、時間を忘れて読み続けました。登場人物の個性もあって、感情移入してドキドキしました。終わり方もスッキリしていたように思います。 | ||||
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| 江戸川乱歩の小説を初めて見たが好きな人は好きという感じです。 物語の内容は後半の方から比較的わかりやすくなり読めば読むほどにその世界観に入り込めます。 | ||||
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| 古い作品なので、最初は訝しみながら読んでいたのですが、すぐに物語に引き込まれました。古い作品でも、良いものは色褪せないものですね。 | ||||
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| 古典という感じです。おどろおどろしい物語で、紙芝居を見ているように感じました。 | ||||
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| 悪人として完全に憎めるはずの材料が揃ってる犯人というか鬼が なぜか自分の心の中では憎しみの感情だけでは調理されず 正義・悪の基準とは何なのだろうという戸惑いを覆い尽くすほど温かみのある諸戸氏の洞窟シーンの優しさはいやがおうにも下腹部が燃ゆる 読後前に予想してたよりもミステリー要素が弱く、ホラー・サスペンス・ラブ要素が強かった | ||||
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| 聞きなれない単語がたくさん出て来て読みにくい部分もありますが、次々と読み進みたくなる内容でとても良かったです。 | ||||
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| 始めは読むのに少し疲れたが、後半はどんどん引き込まれ、想定以上に楽しく読みすすめた。 | ||||
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