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孤島の鬼
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【この小説が収録されている参考書籍】
孤島の鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 21~40 2/9ページ
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高校生の頃、江戸川乱歩にハマってその作品を片っ端から読んだ。「孤島の鬼」は読んだが定かではなかったが、読み進めるうちに記憶が蘇ってきて、前に読んだことがわかった。当時もそう思ったが、乱歩の長編では傑作である。グロテスクな話の割に、淡い恋の話が挿入されていて、それがこの物語を救っている。 後半の「猟奇の果」は話としては面白いのだが、前半で終えていればいいものを、無理やり明智小五郎を登場させて引き延ばして、結局おとぎ話のような話にしてしまった。全集とはいえ、この二つの作品を一つの本に収めてしまったので、600頁にわたる分厚い本になってしまった。 | ||||
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乱歩って変態だよね よくぞ現代まで再版を重ね読み継がれてきて下さった 受け継がれるべき変態なのだと思う 乱歩の変態精神を喜ばせるために想像されたキャラクター達の 乱歩が喜ぶためだけに描かれたストーリー上での扱い それをとくとご覧いただきたいです 推理小説の振りをしたポルノ 定期的に読みたくなる理由が理解できた | ||||
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細かく目次が分かれているので孤島の鬼以外だと何が収録されてるんだろうと思っていましたが、猟奇の巣でした。話はどちらも面白くて満足しました。 | ||||
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Kindle版で読みました。 マチネとソワレで、孤島の鬼を演じるとのことで、予習として読みました。 もともと乱歩のおどろおどろしい世界観が大好きなので期待していましたが、読んでみたらめちゃくちゃ好きでした。 諸戸が切なすぎます。ラストを何度も読み返してしまいます。 挿し絵もいい感じに気持ち悪くて素敵です。 | ||||
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友達の誕生日プレゼントに買いました | ||||
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本作品は、名探偵明智小五郎は出てきませんが、著者の代表作とされていて、題名だけは知っていました。 でも、何故か未読だったところ、Kindle本のラインナップに入っているのを見て、代表作なら読んでおかなくては、と読んでみたものです。 その題名から、横溝正史の「獄門島」のような絶海の孤島を舞台に、連続殺人事件が起こり、探偵役が推理して、真相をあばくようなストーリーを想像していましたが、ちょっと趣が違いました。 冒頭の舞台は、東京。 ストーリーの早い段階で、主人公、箕浦の周辺で2件の殺人事件が起こります。 これが、いわゆる不可能犯罪というもので、どうやって犯人が手を下したのか分からない、という本格ミステリ仕立ての展開です。 これが、あるところから、「怪奇小説」の趣になっていくところが面白い。 ただ、冒頭の脚注に、「現在からすれば表現に穏当を欠く部分がありますが、古典として評価されている」として、原文のまま記載とあります。 確かに、あの描写では、もし現代の作家が新作としても発表してようとしても、出版界の倫理的なルールに引っかかって、出版できなかったように思います。 乱歩の世界は、結構、「怪奇」をテーマにしたものがありますので、その一環として読ませていただきました。 そして、物語も中盤くらいになってくると、この「孤島の鬼」という題名の意味が分かるような展開になってきます。 そこから、何と「冒険小説」の趣が出てくるとともに、ミステリで多くの作品が書かれている「あるジャンル」が飛び込んで来て、どんどん物語に引き込まれていきました。 以上、「本格」「怪奇」「冒険」「あるジャンル」といろいろな要素の詰まった作品で、読者を全く飽きさせない展開になっているところは、さすが巨匠、という感じでした。 なお、本書では、雑誌連載されていた当時の「挿絵」が載っていて、昭和初期の「探偵小説」の味わいを感じさせてくれるようになっているのも、嬉しい部分でした。 本作品は、著作権切れでパブリックドメインになっていますが、挿絵入りというのは、出版されている書物ならではのものです。 | ||||
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初の江戸川乱歩作品を読みました。 作風がとても独特ですぐにその世界観に引き込まれました。 時代は大正時代で当初の特色も上手く抑えられており、勉強にもなります。 内容としては、生まれながらの畸形や同性愛等、本来ならば触れるべきではない所が一切のカモフラージュもなく表現されていて、それが本書のリアルな息遣いを感じました。 道徳観、悪徳、悲壮感、偏愛などをテーマに繰り広げられるあまりに濃い内容に感服させられました。 | ||||
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古典独特の文体も味があり、ミステリーとサスペンスであるからに、やはり先が気になり辞めどきが見つけにくい。数日は確実に、1日を豊かにしてくれる。読了前はワクワク感が、孤島の鬼を開いてない時も体にあるので、月に1冊はこういう本を手に取りたい。 | ||||
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kindle unlimited読み放題で読みました。とにかく続きの展開が気になって、時間を忘れて読み続けました。登場人物の個性もあって、感情移入してドキドキしました。終わり方もスッキリしていたように思います。 | ||||
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江戸川乱歩の小説を初めて見たが好きな人は好きという感じです。 物語の内容は後半の方から比較的わかりやすくなり読めば読むほどにその世界観に入り込めます。 | ||||
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古い作品なので、最初は訝しみながら読んでいたのですが、すぐに物語に引き込まれました。古い作品でも、良いものは色褪せないものですね。 | ||||
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古典という感じです。おどろおどろしい物語で、紙芝居を見ているように感じました。 | ||||
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悪人として完全に憎めるはずの材料が揃ってる犯人というか鬼が なぜか自分の心の中では憎しみの感情だけでは調理されず 正義・悪の基準とは何なのだろうという戸惑いを覆い尽くすほど温かみのある諸戸氏の洞窟シーンの優しさはいやがおうにも下腹部が燃ゆる 読後前に予想してたよりもミステリー要素が弱く、ホラー・サスペンス・ラブ要素が強かった | ||||
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聞きなれない単語がたくさん出て来て読みにくい部分もありますが、次々と読み進みたくなる内容でとても良かったです。 | ||||
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始めは読むのに少し疲れたが、後半はどんどん引き込まれ、想定以上に楽しく読みすすめた。 | ||||
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時代背景にある種のロマンを感じるミステリアスな仕立てになっており、知らず知らず引き込まれていく乱歩ならではの一冊です。 | ||||
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主人公の蓑浦に対して、密かに自分に異常な愛を向けてくる諸戸は、初代と蓑浦との恋を邪魔するように初代にプロポースをします。その初代は自宅の密室で何者かに殺されてしまいます。犯人を探すために友人の素人探偵の深山木に依頼しますが、真相に近づいた深山木も砂浜で大勢いる中で何者かに殺されます。 諸戸は、自分の行いを反省しつつ、事件の真相を蓑浦とともに追いかけるうちに犯人を突き止めます。その犯人と諸戸との間に意外な関係がありました。 犯人は、幼い子供をさらっては無理矢理片輪の人間に育てたりするというグロいことを次々とやってきました。 最後の結末として、この犯人は気がふれるのですが、私としてはいまいちと思いました。 | ||||
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推理小説のカリスマ江戸川乱歩の世界を堪能。人間は生きる事への執着が強ければ強いほど、それが原動力となり如何なくパワーを発揮するが、それが差別意識や劣等感などによる負のエネルギーに転換した時、悲劇が生まれる事に共感。推理小説ではあるけれども、ホラー小説とも取れる怖さを体験できる作品。長編小説でありながら、最後まで飽きさせず、臨場感たっぷりの体験を味わえる。 | ||||
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久しぶりに読み直しました。続きが気になって一気に読んでしまう作品だと思います。 | ||||
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小説でしか描けない世界でしょう。 現代では大問題になるような差別用語満載で、おそらく現代にこれを書いたなら、発禁になるのでは? これを映像化した作品があるのかどうかは知らないが、敢えてそれを見てみたいと思わせない、圧倒的な筆力でした。 正常に戻った「吉ちゃん」のその後に触れていないのが、ちょっと残念でした。 | ||||
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