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模倣の殺意(新人賞殺人事件)
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模倣の殺意(新人賞殺人事件)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 61~80 4/5ページ
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暇つぶしに、この推理小説を買いました。途中まで、淡々と進んでいて最後にどんでん返しで終わる推理小説でした。 | ||||
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設定は面白いのだが、今の時代にはそぐわない。何となく先が読めてしまうし、やはり面白味に欠ける。 まあ、発表当時は面白かったとは思うが、今はもう少し刺激のあるストーリーが欲しい。 | ||||
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7月7日午後7時、新進作家の坂井正夫が青酸カリを飲んで死亡した。この事件は自殺として処理されたが、坂井とつきあいのあった中田秋子は不審を抱いて独自に調査を始める。一方、同人誌仲間だった津久見伸助も坂井正夫の死に疑念を感じ、ある人物を追及していくのだが……。 秋子と真助という面識のない二人が、坂井正夫という人物の死の真相を追うストーリー。 1972年に発表されたこのミステリー小説が突如、昨2012年末に文教堂書店のプッシュによりブレークしたという記事を朝日と読売の書評欄で読みました。著者自身、2009年に物故者となっているほど古い作品がなぜ今? という思いとともに手にしてみました。 文庫本で300頁強の長さですが、ほぼ一文ごとに改行しているため、1頁あたりの文字数はそれほど多くありません。昭和でいえば47年の作品とはいえ、話の運びも古びた感じはしませんし、わずかな時間で一気に読めます。 しかし最後に待ち受けているのは、読者をあざ笑うかのような驚きの真相です。読者である私の思いこみによって、それまで物語が真相からは全く遠い姿を呈していたことに気づかされ、そのあざやかな騙しのテクニックに脱帽したというのが率直な感想です。 読売新聞の記事によれば、ミステリーの分野で近年ベストセラー作家となっている日本人の多くが読者を同じように心地よく騙してくれる作品を書いていることが、この小説が今注目を集めている理由のひとつのようです。40年前にも今と同じような作品があったけれども、当時はまだ時代が追いついていなかったのだとか。 この分析が正しければ、最近の日本のミステリーに不案内な私は楽しめたものの、日本ミステリーに多くあたっている読者にはこの小説の真相を早い段階で容易に見抜くことが出来るのかもしれません。その意味では、ミステリー通には強く勧めるのに迷うところもあります。 | ||||
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レヴューを読んで、結構期待していたからかもしれないけど、イマイチ。 トリックも伏線も。 あっと驚く真犯人というのも、現実の人間の感情からは違うような気がして、驚くというより、それはないんじゃない、という感じでした(>.<) | ||||
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時代を感じさせない内容と大胆なトリック。これらを実に明快な文章で流れるように読ませる。 作者の天才ぶりに驚愕しました。 | ||||
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7月7日に坂井正夫が死んだ。 服毒死であった。 その死に疑問を持つ2名が探偵のように死の真相に迫っていく、という内容。 物語は2名の探偵役それぞれのパートに分かれて進んでいく。 坂井正夫は殺された、という視点に立ち、怪しい人物のアリバイを崩そうとする。 探偵役の強引さが目立つが、アリバイ崩しの過程は納得できた。 物語の途中では「あれ?」という程度であった矛盾が、 最後の30ページで「そういうことだったのか!」に変わる。 物語全体のトリックとしては、確かに現在では見慣れたものだが、 良い意味で驚きを覚えた。 最終的には、物語内に出てくる「○○イコール犯人」という大テーマに挑戦したこととなる。 約30年前の作品ということもあり、多少の時代設定などの古さは感じるが、 今でも通用する内容であると考える。 | ||||
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オリジナルの『新人賞殺人事件』は1973年6月双葉社よりリリース。その後、『新人文学賞殺人事件(1987年2月 徳間文庫)』→『模倣の殺意(2004年8月 創元推理文庫)』と改題リリース。電子書籍化は、2012年12月21日リリース。著者中町信氏(なかまち しん、1935年1月6日 - 2009年6月17日)は、群馬県沼田市出身である。沼田市と本作に登場する渋川市の四万温泉、みなかみ町、東北本線の都市が近いこともあり、そのあたりの記述は細かく書かれている。 ただ、他のレビューアの方々が書かれているように、小説全体を組み立てる構成力と表現力に欠けていて、当時としてはかなり斬新なプロットが非常に分かりづらくなってしまっている。登場人物を交互かつ並列的に進行させる手法というのも、当時としてはかなり斬新で、最近では伊坂幸太郎がこの手法を得意中の得意としているが、構成の分かちが不明確でせっかくの仕掛けが生きてこない。小説というのは、こういうところが大切なのだな、と思ってしまう。 エラリー・クイーンばりの『読者への挑戦状』はカッコいいのだけれど、構成の悪さが、そのカッコよさをかなり削りとってしまっている。斬新なところが随所にあるにもかかわらず、残念な作品だと思う。 | ||||
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最後のほうで一気にきます。 あまり時間をかけて読むと わからなくなります。 最後の最後になるほどと、それまでの 話の流れが繋がります。 また、時間を空けてあらためて読みたいです | ||||
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ミステリーとしては叙述トリックという金字塔的作品のようですが、全体に漂う、表現力の弱さがこの作品の魅力を半減させています。 ミステリーはトリックも大切ですが、同時に読者が物語に引き込まれるような(段落、句読点の付け方を含めた)美しい文章がトリックの巧みさを際立たせるのではないでしょうか。 設定にも少し無理を感じましたので、少し厳しめの採点としました。 ご縁がありましたので、他の作品もよんでみようと思います。 | ||||
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「これはすごい!」の帯に惹かれて買いました。 これはひどい!、金と時間を返せ!、と叫びたくなりました。 (以降は、あくまで私の好みと読解力による感想です。他の人の意見を否定するものではありません、悪しからず。) たしかに叙述トリック、なるほどと感心、でも心に残るものが全くありません。 昭和の白黒ドラマを見ている感じ。事件そのものに驚きもなく、社会性もなく、犯罪心理の探求もなし。後味の悪さもないけど、感動もない。トリックそのものが主題なのでしょうね。 松本清張なら社会派たる暗さと主張があるし、都築道夫や北村薫なら短編でもっとオシャレにまとめるでしょう。同系のトリック(?)、歌野さんの「葉桜…」や伊坂さんの「アヒルと鴨…」と比べると、ある意味日本の小説がいかに進化したかがよく解ります。 そんなに煽って売らないで下さいよ。 | ||||
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解説にもある通り、この作品は叙述トリックを用いた初の国内ミステリーです。 ただ残念ながら、今や同類のトリックが仕組まれたミステリーは世に氾濫しているので、大した衝撃もなく結末を 迎えてしまいました。(40年前に読んでいたらきっと違っていたでしょうが…) それに加えて致命的なのは、この著者の処女作ということもあり、人物描写や話の展開の仕方があまりにも淡々としており、 表現力の乏しさが露骨に表れていることです。ミステリー作品に求める要素ではないかもしれませんが、せめて最低限のラインは クリアしてほしいものです。 前述の通り、今や同類のもっと洗練されたミステリーが多く存在する中で、何故改めてこの作品が注目されるのか、首を傾げてしまいます。 もう帯の宣伝文句に騙されないようにしなければ…笑 | ||||
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推理小説としての内容については文句なし、一気に読了した。 プロットやトリックについては、何を書いてもネタバレになってしまうので、何も書けない。とにかく読んでいただきたい。 Kindleで読んだので、「だから電子書籍で読むのはダメなのかな...」と感じていたことが、最後に修収斂したのは驚愕である。 1973年初出の作品ということだが、インターネット、デジタル技術、個人情報保護が、いかにこの40年で推理小説を変えたことか。 「本格」受難なのは当然と思える。 | ||||
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ネットで本を買ったのは今回が初めての、ミステリジャンキーです。 サークル仲間から聞いて、こういったレビューなんてものも最近知りました。学内でよく書評をやらかしている私には、かなり画期的です。それならと、まず筆をとるのが本作品。 ふむふむ、なんて普通に読み出してしまうイントロ部分から、罠が始まっています。かといって、そろりそろりとページを捲っても、間違いなく穴に落ちます。皆様のレビューにかぶる部分は、出来るだけ割愛しますが、初版時からタイトルは変わり改稿も重ねられた、これぞ、といった本格ミステリです。どこが?と言われれば、叙述トリックの金字塔的な作品だからです。 ミステリのトリックには様々な手法がありますが、私的にはこの叙述トリックこそが、王道でハイなものに思えてなりません。しかも勝手ながら、この叙述トリック。密かにブームが来ているのを感じるのです。 | ||||
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文体というか表現が陳腐過ぎると感じました。 マスを埋めるための無駄な記述がおおいですねえ、推理小説ファンならこれで良いのかも知れませんが。 いや、推理小説ファンでもトリックのためのトリックというか、作者都合の無理やり伏線というか、アマチュア同人誌レベルと思いましたけど、どうなんかなあ、、、 | ||||
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最近、再び新聞やマスコミで取り上げられ、脚光を浴びている作品です。信濃町の駅前でも平積みされていたので、先日読み直してみて、改めて感動!中学生の時に家にあったものを読んだのが初めてだったけれど、やっぱりこれはなかなかない。同じ著者の〈田沢湖殺人事件〉という名作もラストがどっきりですが、本作はデビュー作だというから恐れ入ります。 使われているアイテムや言葉が、時代と共に古くなってしまうのは仕方ないけれど、基本ギミックは全てを弾き返す!今でもかなり新鮮な本格推理小説です。 | ||||
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噂には聞いていましたが、本当に面白かったです!あ、中古なりにしっかり綺麗でした。もう人に貸してます 笑 | ||||
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なかなか面白い仕掛けのミステリー。今から四十年前の作品というだけあり、時代を感じる描写が多い。終盤にあれっと思う描写があり、少し混乱するのだが、謎が明らかになると、なるほどと納得する。 新進作家の坂井正夫の死の謎を出版社に勤める中田秋子とルポライターの津久見伸助のそれぞれが調査を進めるうちに… 確かに仕掛けを見破れなかったが、帯に書いてある『これはすごい!』という程ではない。数多くの伏線が張り巡らされ、読者への挑戦といった感じであり、正しい推理小説を読んだなというのが読後の感想だった。 | ||||
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推理のプロットが面白い、読者に考えさせるところがこの小説の妙味だろう。 | ||||
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後半の途中から何となく犯人と叙述トリック(勿論、具体的なことは何も書けませんが)は判ってしまったのですが、間違いなく一気読みの傑作でした。それにしても、この叙述トリックを正確に理解するためには、二度読みは必須かと。法律の条文のように、短文を並べて敷き詰めた一枚のタペストリー。作者の几帳面な性格が顕われているかのようです。 一体、幾つの「模倣」が何重に隠されているのか、数えてみるのも一興です。急に読みたくなって、出張先の名古屋駅前でわざわざ二冊目を買い求めた甲斐がありました。 | ||||
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たしかにトリックには唸らされたが、帯の売り文句が煽るほどではない。 | ||||
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