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模倣の殺意(新人賞殺人事件)
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模倣の殺意(新人賞殺人事件)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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しっかりと読まないとそのトリックを 十分味わえずに混乱する。 この作品から類似の仕掛けが流行したことを考えると 評価されるべき。 | ||||
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※ 真相に触れているネタバレビューです ※ 新人作家、坂井正夫の毒殺事件を巡り、不審に思ったふたりの人物が事件の謎を追うという内容。 なんと、40年も前の作品らしく、文章は読み辛いところがあるものの、当時、こうした大胆な叙述トリックを仕掛けた作品としては、国内産ミステリーでは恐らく元祖的作品ではないでしょうか。その斬新な試みは評価。 ただ、色々なトリックが出尽くしている現代の作品に慣れてしまっている読者からすると、やはりインパクトはいまひとつ。電車や飛行機の時刻表や、写真に撮られた時計などからアリバイを調べる件もグダグダ。何より、メイントリックはさすがに無理がある。同姓同名までは許すとしても、職業まで同じ作家というのは…。 | ||||
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全体的によくできた◯◯トリックものだとは思うが、その後の◯◯トリックの発展と隆盛を経た今、ミステリを読み慣れた方にとっては、少なくとも半分ぐらいのトリックは途中で分かってしまうだろうし、分からないまま真相を読んだとしても、ふーん、てな具合でまず驚きはしないだろう。 それよりも巻末の題名と改稿の変遷についてよくまとめられていたのが面白く、考えさせられた。 本作は71年の江戸川乱歩賞応募作で、そのときの題名は「そして死が訪れる」、 72年に雑誌「推理」で短期連載されたときは「模倣の殺意」、 73年に双葉社から単行本となった際は「新人賞殺人事件」、 87年に徳間から文庫化されたときはそのまま「新人賞殺人事件」、 そして04年創元推理文庫で再び「模倣の殺意」となります。 そのあいだに大幅な加筆修正も施されているようですが、特に驚いたのは、双葉社版では坂井が◯◯であったことを冒頭ですでに提示しているということです。これって現在ならもう最初からネタバレしてるといっても過言ではありませんが、当時の読者はこれでも気づかずに読み進め、読み終わったあとに、そうかあれがヒントだったんだぁっということで逆に驚きを大きくする効果があったとのことですから、おもしろいものです。また、日記の日付に曜日まで書かれていたようですよ。 そのようなわけで、どの程度のヒントを残すのか、全くなければ面白くないし、あり過ぎたら真相が分かっちゃうのでこれまた面白くない、そのときの読者のレベルに合わせた適度なヒントと伏線が物語を面白くするのだなあと、感心したしだいです。 以上のことから、ミステリ初心者にはわりとおすすめ、ミステリ好きにはその歴史を知るという意味で読んでおいていいかもです。なお、日本初の◯◯トリックという話もあるようですが、トリックのレベルがやや下がるとはいえ、63年の弁護側の証人の方が古いと思います。 | ||||
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と、思って読んでいたのですが、そんなオチでした。 まだ読んでいない方へは読んで損はないけど、絶対読んでほしいと思う程ではないかなという感じです。 以降ネタバレになります。 良かった点と感心できない点をあげます。 まず感心できない点。 そう、この本を読んでいて2人の視点で物語が進むことから1番最初に疑うのが「実は同姓同名の別人なんじゃ…いやいやまさかそんなわけない」と思って読んでいたらそんなオチでした。 それはない!と思い推理から除外してしまったため、結果的には騙された形になりますが、同姓同名で作家志望、殺人トリックなど強引さが目立つなぁと思いました。その場でソーダ飲まれたらどうすんの?買い物行くだけだからと鍵を開けっ放しにしてたらどうすんの?と思うところも多々。 そして良い点。 まず数十年前の作品とは思えないほど読みやすい。2人の物語の共通点や交わり方が非常に綺麗だった。トリックも強引ではあるが、読んでいて違和感がなかった点は良いと思います。 同姓同名オチは当時の作品では新鮮なトリックだったのかもしれませんね。 | ||||
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時を経て蘇る傑作、超絶トリックなどと派手に宣伝されていたので、興味をひかれ購入しました。が、帯にあまりに思わせぶりなことが書かれていたため、身構えて読み過ぎて、割とあっさり真相に行きついてしまいました。それでも疑問が残ったので、自分の予想は外れていてもっとすごい結末が待っているのでは、と期待して「真相」を読んだのですが、だいたい私が予想した通りの結末でした。 40年も前に書かれたものですから、平成生まれの私には理解しにくい部分もありました。親子電話のくだりなんかが特に。 しかし、40年前と言えど、指紋採取の技術はあったはずです。秋子はグラスの指紋は拭き取っているようですが、ブザーやドアノブ、テーブルなどには明らかに指紋が付いていそうなのにそれに関するフォローは一切ありませんでした。 それから、同じ都内でちょうど1年前、同日同時刻に同姓同名の人物がこれまた同じ服毒死を遂げていることに警察が気が付かなかったというのは不自然です。私が自分の予想が外れているのではないかと思ったのはそのためです。 同姓同名の別人というのはちょっと安易な気もしますが、実はまる1年ずれているという叙述トリック自体は面白かったです。ですが、それを可能にする端々の設定や筋書きが雑なように思えました。 | ||||
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ふたつの「謎解き」が錯綜し最後につながる展開で、推理小説としてのプロットは面白いと思います。 ただそのそれぞれの謎解きそのものは、説明不足だったり、やや唐突だったり、探偵でもないのにいきなり犯人扱いしたり、とかシチュエーションとしてありえない不自然さを感じました。 「真相」のところでそれまでのもやもやしたものが一気に晴れるのですが、そこにたどりつくのに文章のせいなのか、時代背景が現代と掛け離れているからなのか、一気に読ませるという感じではありませんでした。 | ||||
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途中までおもしろく読ませてもらったが終盤に差し掛かる頃に結末が見えてきた。中町さんの本ははじめてだが興味深く読ませてもらった。 | ||||
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ミステリを読みなれている人ならば簡単にネタに気づいてしまう 今では類似ネタも多い作品で、ネタを成立させる為の前提もかなり強引 まあ話自体はそこまでつまらないというわけではないので読めなくは無いが、 もう少し上手く設定を作って欲しかった 傑作だと思って買うと肩透かしを食らう可能性も高いので注意した方がいいだろう | ||||
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あっと驚く仕掛けが張り巡らされている。 謎がわかってくる最後の頃がおもしろかった。 | ||||
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叙述トリックを用いた作品です。 40年前に発表された作品ということなので、 その点を考慮し、たとえ自分がだまされなくてもよしとしよう、 というくらいの気持ちで手に取りました。 結果、メイントリックには見事だまされたわけですが、 序盤からある程度推測がついていたトリックもありました。 最近では似たトリックも結構出てますからね。 まあ、それでも見破れなかったんですが・・・。 ただ、40年前に発表されて数回のタイトルの変更、 そして内容についての加筆修正もあったようですが、 当時読んでいたとしたら間違いなく衝撃を受けたであろう作品です。 また、ミステリを普段あまり読まれていない方であれば きっと帯の煽り通りの衝撃を受けられるのではと思います。 まあ、何しろ発表が40年前ですから内容は少々古臭さもありますが、 そのあたりはさほど気にならず楽しめますよ。 私は先が気になり一日で一気に読んでしまうくらい 引き込まれました。 細かな描写に神経を張り巡らせつつ ぜひこのトリックに挑戦してほしいですね。 | ||||
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登場人物が一致せず誰が誰やら解りにくい。キンドル版の為、読み返すための操作が面倒でそのまま読み進みました。結局、ラストもフーンってな感じで読み終えました。たしかに少し古臭いですね。 | ||||
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元ネタが昭和なので、今の読者がついてこれるか(=想像力を発揮できるか)で評価がガラリと変わる一作。 内容としては充分に及第点。 | ||||
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私は、最近ではありきたりだからという理由で古典の作品の評価を下げるを嫌いである。 この作品は確かにトリックは当時としては最先端だったのは間違いないし、騙されてしまった。 でも内容的な意味では度々眠くなってしまったほどなので、帯に書いてるほど面白くはなかった。(トリックはわたし自身は高く評価してます) 3にしておきます。 | ||||
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暇つぶしに、この推理小説を買いました。途中まで、淡々と進んでいて最後にどんでん返しで終わる推理小説でした。 | ||||
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オリジナルの『新人賞殺人事件』は1973年6月双葉社よりリリース。その後、『新人文学賞殺人事件(1987年2月 徳間文庫)』→『模倣の殺意(2004年8月 創元推理文庫)』と改題リリース。電子書籍化は、2012年12月21日リリース。著者中町信氏(なかまち しん、1935年1月6日 - 2009年6月17日)は、群馬県沼田市出身である。沼田市と本作に登場する渋川市の四万温泉、みなかみ町、東北本線の都市が近いこともあり、そのあたりの記述は細かく書かれている。 ただ、他のレビューアの方々が書かれているように、小説全体を組み立てる構成力と表現力に欠けていて、当時としてはかなり斬新なプロットが非常に分かりづらくなってしまっている。登場人物を交互かつ並列的に進行させる手法というのも、当時としてはかなり斬新で、最近では伊坂幸太郎がこの手法を得意中の得意としているが、構成の分かちが不明確でせっかくの仕掛けが生きてこない。小説というのは、こういうところが大切なのだな、と思ってしまう。 エラリー・クイーンばりの『読者への挑戦状』はカッコいいのだけれど、構成の悪さが、そのカッコよさをかなり削りとってしまっている。斬新なところが随所にあるにもかかわらず、残念な作品だと思う。 | ||||
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ミステリーとしては叙述トリックという金字塔的作品のようですが、全体に漂う、表現力の弱さがこの作品の魅力を半減させています。 ミステリーはトリックも大切ですが、同時に読者が物語に引き込まれるような(段落、句読点の付け方を含めた)美しい文章がトリックの巧みさを際立たせるのではないでしょうか。 設定にも少し無理を感じましたので、少し厳しめの採点としました。 ご縁がありましたので、他の作品もよんでみようと思います。 | ||||
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推理のプロットが面白い、読者に考えさせるところがこの小説の妙味だろう。 | ||||
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たしかにトリックには唸らされたが、帯の売り文句が煽るほどではない。 | ||||
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