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陽気な容疑者たち
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【この小説が収録されている参考書籍】
陽気な容疑者たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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組合紛争が続く会社の経営者が密室で死に・・・というお話。 密室トリックはあまりいい出来ではないし、本格ミステリとしてもイマイチな感じ。ただ、これが長篇処女作だったのでしょうがないかも。 労働争議の内容が障害者雇用枠を拡げて、その分健常者を雇わないという事を企業が組合潰しでやる所に、この頃の障害者への偏見や差別意識が伺えて興味深かったです。実際に著者がそういう体験をしたか、話を聞いた事かもしれませんが、ここは著者の差別に対する批判に思えて、短篇集でも立場の弱い方への優しい視線を感じたのと同じ様な優しさを感じて印象が良かったです。 作中カーの「ユダの窓」のトリックに触れている所があるので未読の方はご注意を。 上にも書きましたが、ミステリとしてはまだ今一つですが、デビュー作なのでしょうがないかも。 この後傑作を書く著者の習作。お暇ならどうぞ。 | ||||
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1963年に東都書房から出た単行本の復刊・文庫化。 昭和37年度の乱歩賞の最終候補作に残った作品。著者の長編デビュー作でもある。 作風は当初から確立されていたようで、ユーモアのある味わい、人を食ったような展開、幸せで優しい結末はいかにも天藤調。 ミステリとしてはいささか不満が残る。プロットは良いが、トリックがいまいち。 | ||||
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