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イノセント・ゲリラの祝祭
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【この小説が収録されている参考書籍】
イノセント・ゲリラの祝祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 101~120 6/7ページ
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告白しよう。海堂尊という作家をなめていた自分を。いや。このミス大賞というカテゴリーを。作られたミステリーなんて、もう古い。誰も書こうとしない(誰も書けない)新しい地平線を開拓している著者に脱帽。厚生労働省を主体とした小説を一体誰が書けるというのか。全編がほぼ会議室で進行させる、著者の文章力、構成力は、本物。似非ミステリー作家たちよ、落ち着いて、この小説を吟味し、カツモクせよ。 | ||||
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前三作がとてつもなく面白かったので、多くの期待を胸に読み始める・・・。 ミステリーでもなく、社会小説でもなく・・・。 そこらの「普通の小説」と比べれば、遙かに良くできた作品なんだろうが。 一気に読み通しましたが、前三作のような恍惚とした読後感がない。 テーマは重く、様々な個性的な登場人物が出てくるが、話の終わらせ方が強引で、ラストシーンも作者が意図しているほどは美しくない(ジェネラル・ルージュと比べてみよ!)。 トリビアに属するが、読んでいて気になったのは、役人の職名、役所の組織の記述(「**室課長」なんてあり得ない!)。厚生労働省内のポリティクスも、事務官、技官、医系技官と、もっと錯綜しているはず・・・。医系官僚のキャリアパスの描写についても信憑性不足・・・。省庁間の関係、内閣府のあり方についても今ひとつ現実感不足。等々。読む人が読むと「甘さ」(リアリティのなさ)が「紋切り型」に思えて、気になるはず。担当編集者がもっとしっかりしていたら解決できた問題か?。 | ||||
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前三作がとてつもなく面白かったので、多くの期待を胸に読み始める・・・。 ミステリーでもなく、社会小説でもなく・・・。 そこらの「普通の小説」と比べれば、遙かに良くできた作品なんだろうが。 一気に読み通しましたが、前三作のような恍惚とした読後感がない。 テーマは重く、様々な個性的な登場人物が出てくるが、話の終わらせ方が強引で、ラストシーンも作者が意図しているほどは美しくない(ジェネラル・ルージュと比べてみよ!)。 トリビアに属するが、読んでいて気になったのは、役人の職名、役所の組織の記述(「**室課長」なんてあり得ない!)。厚生労働省内のポリティクスも、事務官、技官、医系技官と、もっと錯綜しているはず・・・。医系官僚のキャリアパスの描写についても信憑性不足・・・。省庁間の関係、内閣府のあり方についても今ひとつ現実感不足。等々。読む人が読むと「甘さ」(リアリティのなさ)が「紋切り型」に思えて、気になるはず。担当編集者がもっとしっかりしていたら解決できた問題か?。 | ||||
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後半はなかなかおもしろかったが、 新刊で焦って買うほどのおもしろさかというと微妙。 病院はほとんど出てこない。 ミステリーはない。 舞台は厚生労働省の会議室で、 医療問題の議論ごっこ。 この議論ごっこはなかなか壮観で おもしろいが、 文庫が出るまで待って読めば十分かなという内容。 最近やや海堂作品は、 病院を舞台にした人間ドラマありの小説というより、 小説という名を借りた、 医療問題評論に傾きがちな気がする。 それはそれでおもしろいが、 チームバチスタやジェネラルルージュなど、 背景に社会問題がありながらも、 あくまで病院を舞台にしたヒューマンドラマの方が、 はるかにおもしろいと私は思う。 | ||||
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チームバチスタから一貫した海堂氏のテーマ「エーアイ」をめぐる、医師、官僚、警察の思惑が入り乱れての会議場面の連続で、何回か厚生労働省の合同庁舎の会議の席にいたことのある者として、興味深かった。入り口を固めているのは「警備員さん」だと思っていたが、実は「歩哨」だったのね。議事の進行など「ありえねぇ」と突っ込みたくなるところはあったが、それなりに面白く読めた。田口先生がちょっと頑張った分、白鳥の毒気が薄かった気がするが、それに対しては別に文句はないし。 以下は個人的なことだが、情けないことに過労で倒れて何日か病院にお世話になり、点滴を受けながら読了した。だからということもないだろうが、このまま行ったら日本の医療は崩壊する、何とかせねばという理想と、でも大きく動かし過ぎるともっと大きな混乱を来たすだろうという諦めの気分との板挟みで読むのは、結構しんどいものはあった。 蛇足。デジタルハウンドドックこと加納氏、もう少しうまく使えないものだろうか。 | ||||
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後半はなかなかおもしろかったが、 新刊で焦って買うほどのおもしろさかというと微妙。 病院はほとんど出てこない。 ミステリーはない。 舞台は厚生労働省の会議室で、 医療問題の議論ごっこ。 この議論ごっこはなかなか壮観で おもしろいが、 文庫が出るまで待って読めば十分かなという内容。 最近やや海堂作品は、 病院を舞台にした人間ドラマありの小説というより、 小説という名を借りた、 医療問題評論に傾きがちな気がする。 それはそれでおもしろいが、 チームバチスタやジェネラルルージュなど、 背景に社会問題がありながらも、 あくまで病院を舞台にしたヒューマンドラマの方が、 はるかにおもしろいと私は思う。 | ||||
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チームバチスタから一貫した海堂氏のテーマ「エーアイ」をめぐる、医師、官僚、警察の思惑が入り乱れての会議場面の連続で、何回か厚生労働省の合同庁舎の会議の席にいたことのある者として、興味深かった。入り口を固めているのは「警備員さん」だと思っていたが、実は「歩哨」だったのね。議事の進行など「ありえねぇ」と突っ込みたくなるところはあったが、それなりに面白く読めた。田口先生がちょっと頑張った分、白鳥の毒気が薄かった気がするが、それに対しては別に文句はないし。 以下は個人的なことだが、情けないことに過労で倒れて何日か病院にお世話になり、点滴を受けながら読了した。だからということもないだろうが、このまま行ったら日本の医療は崩壊する、何とかせねばという理想と、でも大きく動かし過ぎるともっと大きな混乱を来たすだろうという諦めの気分との板挟みで読むのは、結構しんどいものはあった。 蛇足。デジタルハウンドドックこと加納氏、もう少しうまく使えないものだろうか。 | ||||
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「チームバチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」に続く 田口・白鳥シリーズ最新刊であり、カバーも黄色・水色・紅色、で今回は緑色、という事でわかりやすくて このシリーズはいいですね。 で、毎回楽しみにしているこのシリーズなのですが、今回は「毛並」が違います(笑 ブルーバックスの「死因不明社会」の世界観がそのままこの田口・白鳥シリーズで 小説として形を変えている、という感じのものです。 ですので、これは今までのものよりも、もっと「狭い」。それでいて、現在の医療等の問題定義や 彼の考えが詰まった作品になっています。 そういった意味で、段階的に書かれてきた海堂氏の本来「書きたかった世界」が このシリーズで展開されてきた、と言ってもいいでしょうか。 ただ、読むと分かるのですが、この作品はこれから先に繋がるための「つなぎ」に見えてしまいます。 (これはこれでよいのかもしれませんが) これまで同様、他の海堂作品を読んでいる人はあぁ、とわかると思うのですが、 次の展開への布石や伏線をうつための作品、そんなようにも感じます。 ですので、個人的にはこの先の展開が楽しみなのですが、これ1冊と独立して考えると 少しまとまりには欠けてしまう、とは思ってしまうのですけれども。 様々な登場人物。他の海堂氏の作品に出てくる設定、これが複雑かつ単純に絡み合っている のが他ならない彼の作品の魅力でもある(反面、彼の作品は全部読んでおいた方がいい、というのは欠点でもあるのですが) ので、今後の作品に期待します。 | ||||
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シリーズ4作目ですが,ミステリ要素が全く無いという点で他とは随分異なります. 一言で言えば”続・「死因不明社会」”. では面白くないかといえば決してそんなことはなく,相変わらず個性的なキャラクター満載で最後まで一気に読ませます.重いテーマを実に軽妙に. 作者はこれからも「メディカルエンターテイメント」の形で,読者,社会に様々な医療問題を提起していくのでしょうね.物語的にもまた様々な伏線が張り巡らされているので,今後の展開が楽しみです. 願わくば作者があまり「スピンオフ作品」に走らずに,本線であるこのシリーズが進んでいきますように・・・. | ||||
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医療ミスの診断に関するお話に厚生労働省の在り方等を絡めたお話。海堂さん自体が医師であるだけに内容は、現在の医学の世界や厚生労働省の問題を浮き彫りにして描かれています。ちょっと難しい部分が素人にあって分かり辛い所もあったけれどためになりました。*現在の医学が、本当に患者の為にあるのか?今の世の中を見ていると妊婦の盥回しや医療ミス裁判等の問題が多々あって医学の進歩の反面で後退して行ってる部分があると思う。国の予算減等を中心として維持されて行く部分が多く官僚や政治家に都合が良い社会にするのではなくもっと弱者に温かい社会にして欲しいと思わざるを得なかった。 | ||||
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「チームバチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」に続く 田口・白鳥シリーズ最新刊であり、カバーも黄色・水色・紅色、で今回は緑色、という事でわかりやすくて このシリーズはいいですね。 で、毎回楽しみにしているこのシリーズなのですが、今回は「毛並」が違います(笑 ブルーバックスの「死因不明社会」の世界観がそのままこの田口・白鳥シリーズで 小説として形を変えている、という感じのものです。 ですので、これは今までのものよりも、もっと「狭い」。それでいて、現在の医療等の問題定義や 彼の考えが詰まった作品になっています。 そういった意味で、段階的に書かれてきた海堂氏の本来「書きたかった世界」が このシリーズで展開されてきた、と言ってもいいでしょうか。 ただ、読むと分かるのですが、この作品はこれから先に繋がるための「つなぎ」に見えてしまいます。 (これはこれでよいのかもしれませんが) これまで同様、他の海堂作品を読んでいる人はあぁ、とわかると思うのですが、 次の展開への布石や伏線をうつための作品、そんなようにも感じます。 ですので、個人的にはこの先の展開が楽しみなのですが、これ1冊と独立して考えると 少しまとまりには欠けてしまう、とは思ってしまうのですけれども。 様々な登場人物。他の海堂氏の作品に出てくる設定、これが複雑かつ単純に絡み合っている のが他ならない彼の作品の魅力でもある(反面、彼の作品は全部読んでおいた方がいい、というのは欠点でもあるのですが) ので、今後の作品に期待します。 | ||||
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シリーズ4作目ですが,ミステリ要素が全く無いという点で他とは随分異なります. 一言で言えば”続・「死因不明社会」”. では面白くないかといえば決してそんなことはなく,相変わらず個性的なキャラクター満載で最後まで一気に読ませます.重いテーマを実に軽妙に. 作者はこれからも「メディカルエンターテイメント」の形で,読者,社会に様々な医療問題を提起していくのでしょうね.物語的にもまた様々な伏線が張り巡らされているので,今後の展開が楽しみです. 願わくば作者があまり「スピンオフ作品」に走らずに,本線であるこのシリーズが進んでいきますように・・・. | ||||
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医療ミスの診断に関するお話に厚生労働省の在り方等を絡めたお話。海堂さん自体が医師であるだけに内容は、現在の医学の世界や厚生労働省の問題を浮き彫りにして描かれています。ちょっと難しい部分が素人にあって分かり辛い所もあったけれどためになりました。*現在の医学が、本当に患者の為にあるのか?今の世の中を見ていると妊婦の盥回しや医療ミス裁判等の問題が多々あって医学の進歩の反面で後退して行ってる部分があると思う。国の予算減等を中心として維持されて行く部分が多く官僚や政治家に都合が良い社会にするのではなくもっと弱者に温かい社会にして欲しいと思わざるを得なかった。 | ||||
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どうなのだろう。既にミステリーでは無くなっている作品。それなのに帯に「このミス大賞シリーズ」と書くのは、いかがなものか?確かに、メディカル・エンターテイメントとしては面白いかもしれないが、ミステリーを読みたい人には肩すかし。 | ||||
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どうなのだろう。既にミステリーでは無くなっている作品。それなのに帯に「このミス大賞シリーズ」と書くのは、いかがなものか?確かに、メディカル・エンターテイメントとしては面白いかもしれないが、ミステリーを読みたい人には肩すかし。 | ||||
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語り手である不定愁訴外来の田口講師のキャラが微妙にアグレッシブに変わっている。 しかし、会議室に座ったまま交わされる退屈な審議会のはずが、視線と視線が絡み合う丁々発止のバトルになってしまい、なかなかにおもしろい。地雷を踏んでしまった田口先生の「アア、しまった」感は、社会人には覚えがあるだろう。 印象深いのは地域医療に貢献していながら、疲れ果てて撤退する須永医師だ。 | ||||
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待ちに待ったシリーズ続編。 シリーズ一気読みしてお腹一杯になっていたのですが 読み進めると一気に引き込まれてしまう田口&白鳥のやり取りに今回も一喜一憂。 日本の医療界、省庁、法が抱える様々な現状の問題点を明確化、向かうべき方向性の提示など シリーズ通しての一環した構造は変わらないのですが素晴らしいエンターテイメントとして今回も楽しませて頂きました。 海堂さんの代わりとなる語り部たる突き抜けた提示(啓示?)は 近い将来現実的になるのではと思う程に引き込まれました。 個人的には、以前まで白鳥の圧倒的な立ち居振る舞いをが楽しみだったのですが、 シリーズを読み進めていると個性豊かなキャラクターが出てくるので最近はそちらに期待しています(笑 ○○さんの部下AやBとか同窓生とか、暗躍する人、振り回される人(笑 今回動きがなかったキャラの今後が次回のシリーズで出てくることを期待しつつ 楽しみに待っておこうかな。 | ||||
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海堂氏の小説はこれが初見。 事件は会議室で起こっているとでも言いたげな、 根回し、策略、暗躍、跳躍が満載の会議室エンターティメント。 ・・・といっては失礼なのだろうが、そういう読み方で読ませていただいた。 法律学、医学、省庁政治が入り交じった難しく、けして楽しいとは思えない世界を独自の切り口でエンターティメントに昇華させている。 これらの知識を体系的に持つものからすれば、あれ?と思うシーン(刑法学者は、罪状を拡大刷る方向の意味で悪法でも法という言葉を使うのか?) という疑問はあるにせよ、その辺もうまくこなしていると思う。逆にこだわるとストーリィが進まないだろうし。 何よりも、後半を作者は読ませたかったのでしょう:−) 前2作も読んでみます。 | ||||
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海堂氏の小説はこれが初見。 事件は会議室で起こっているとでも言いたげな、 根回し、策略、暗躍、跳躍が満載の会議室エンターティメント。 ・・・といっては失礼なのだろうが、そういう読み方で読ませていただいた。 法律学、医学、省庁政治が入り交じった難しく、けして楽しいとは思えない世界を独自の切り口でエンターティメントに昇華させている。 これらの知識を体系的に持つものからすれば、あれ?と思うシーン(刑法学者は、罪状を拡大刷る方向の意味で悪法でも法という言葉を使うのか?) という疑問はあるにせよ、その辺もうまくこなしていると思う。逆にこだわるとストーリィが進まないだろうし。 何よりも、後半を作者は読ませたかったのでしょう:−) 前2作も読んでみます。 | ||||
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待ちに待ったシリーズ続編。 シリーズ一気読みしてお腹一杯になっていたのですが 読み進めると一気に引き込まれてしまう田口&白鳥のやり取りに今回も一喜一憂。 日本の医療界、省庁、法が抱える様々な現状の問題点を明確化、向かうべき方向性の提示など シリーズ通しての一環した構造は変わらないのですが素晴らしいエンターテイメントとして今回も楽しませて頂きました。 海堂さんの代わりとなる語り部たる突き抜けた提示(啓示?)は 近い将来現実的になるのではと思う程に引き込まれました。 個人的には、以前まで白鳥の圧倒的な立ち居振る舞いをが楽しみだったのですが、 シリーズを読み進めていると個性豊かなキャラクターが出てくるので最近はそちらに期待しています(笑 ○○さんの部下AやBとか同窓生とか、暗躍する人、振り回される人(笑 今回動きがなかったキャラの今後が次回のシリーズで出てくることを期待しつつ 楽しみに待っておこうかな。 | ||||
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