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イノセント・ゲリラの祝祭
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【この小説が収録されている参考書籍】
イノセント・ゲリラの祝祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 81~100 5/7ページ
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今までの諸作品は全て、ミステリーの形をとった「登場人物紹介」に過ぎなかった!と、今作品を読んで感じました。「ひかりの剣」でチラリと姿を見せた人物が、影の主役として登場し、これで役者は揃った感があります。「ジーン・ワルツ」で言及されていた重要な事件も、この作品の中で初めて起きます。裏にあるものをほのめかせつつ。 海堂さんは日本の医療行政に異議を申し立て世に警鐘を鳴らす手段として、このフィクションを用いているのかな、と感じます。 この架空世界の医療行政は、どう進んで行くのか? 「医学のたまご」において、かつて一度崩壊したと語られていた、未来の桜宮の医療は。第2章を待つのが怖いような楽しみなような…。 | ||||
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海堂氏は小説を書きたいのではなく,小説を通して自分の主張を訴えたいだけなのではないだろうか.そうだとしたら,その戦略は見事だと思う. 今回のテーマは「死因不明社会をどうするかについての会議」,舞台は厚労省の会議室.田口・白鳥コンビとメインパーソンは「AI」導入推進派の病理医.前半は何も決定しようとせずダラダラと続く会議.会議出席者の田口先生は退屈そうだが,読んでいるのも退屈.後半は病理医の独断場であり一人演説が続く.医療による不可抗力的な死亡にまで警察が介入するべきではないという「医療と司法の分離」は確かに正しいのかもしれない.しかし,そんなことを会議で訴えても結局何も変らない.それはそのままこの小説にも当てはまる. 「チーム・バチスタの栄光」自体がAIを広めるための道具のようなものだった.その傾向は本作でピークに達している.田口・白鳥コンビや他の登場人物の将来・過去につられて新作がでるとつい読んでしまうがいつも後悔する.結局あれ以降は医療エンターテイメントではなくなりつつある.次々に登場するキャラクターも強烈な個性で勝負しているようだが,もっと現実的で説得力のある人物がいてもいいと思う. | ||||
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海堂氏は小説を書きたいのではなく,小説を通して自分の主張を訴えたいだけなのではないだろうか.そうだとしたら,その戦略は見事だと思う. 今回のテーマは「死因不明社会をどうするかについての会議」,舞台は厚労省の会議室.田口・白鳥コンビとメインパーソンは「AI」導入推進派の病理医.前半は何も決定しようとせずダラダラと続く会議.会議出席者の田口先生は退屈そうだが,読んでいるのも退屈.後半は病理医の独断場であり一人演説が続く.医療による不可抗力的な死亡にまで警察が介入するべきではないという「医療と司法の分離」は確かに正しいのかもしれない.しかし,そんなことを会議で訴えても結局何も変らない.それはそのままこの小説にも当てはまる. 「チーム・バチスタの栄光」自体がAIを広めるための道具のようなものだった.その傾向は本作でピークに達している.田口・白鳥コンビや他の登場人物の将来・過去につられて新作がでるとつい読んでしまうがいつも後悔する.結局あれ以降は医療エンターテイメントではなくなりつつある.次々に登場するキャラクターも強烈な個性で勝負しているようだが,もっと現実的で説得力のある人物がいてもいいと思う. | ||||
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想像はしていたのだが、最初の作品以外はミステリー色が無くなって、医療問題の提議になりつつある。でも、全て読んでしまっている自分もいるが。キャラクターは面白いので、さっと読めてしまうのだが、そろそろ、ミステリーに戻っては。でも、厚生労働省を批判した勇気ある本だと思います。 | ||||
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想像はしていたのだが、最初の作品以外はミステリー色が無くなって、医療問題の提議になりつつある。でも、全て読んでしまっている自分もいるが。キャラクターは面白いので、さっと読めてしまうのだが、そろそろ、ミステリーに戻っては。でも、厚生労働省を批判した勇気ある本だと思います。 | ||||
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チームバチスタの栄光の著者が書く医療と司法の確執 海堂ものはエンターティメントに振ったものと、この本のように 現実をフィクションで見せる物とある。 この本のメインは、これまでの病院ではなく、厚労省の検討会が中心と なっています。そして、その舞台には女性の姿はほとんど無く これまでの医療を中心としたものから、ひたすら会議中心の 議論になっています。 厚労省の役人達の姿は実際の官僚にもとても似ている気がします。 そして、海堂さん自体の実体験からこの本を書かせたような気がします。 官僚の頭の良さは、嫌みな程なのですが、それが遺憾なく作品に 反映され、それを切って行くアウトローの研究者が楽しいと思って 読める人はこの本はお薦めでしょう。 いつもながらのテンポの良さは一貫していますが、エンターティメントを 望む読者には方向性の違いを感じるのでは無いかと思います。 | ||||
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チームバチスタの栄光の著者が書く医療と司法の確執 海堂ものはエンターティメントに振ったものと、この本のように 現実をフィクションで見せる物とある。 この本のメインは、これまでの病院ではなく、厚労省の検討会が中心と なっています。そして、その舞台には女性の姿はほとんど無く これまでの医療を中心としたものから、ひたすら会議中心の 議論になっています。 厚労省の役人達の姿は実際の官僚にもとても似ている気がします。 そして、海堂さん自体の実体験からこの本を書かせたような気がします。 官僚の頭の良さは、嫌みな程なのですが、それが遺憾なく作品に 反映され、それを切って行くアウトローの研究者が楽しいと思って 読める人はこの本はお薦めでしょう。 いつもながらのテンポの良さは一貫していますが、エンターティメントを 望む読者には方向性の違いを感じるのでは無いかと思います。 | ||||
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東城大学愚痴外来責任者:田口公平は高階院長から霞ヶ関厚生労働省への,院長名代としての出席を依頼される。何とか断ろうとする田口であったが,その裏で糸を引いていたのは厚労省の火喰い鳥:白鳥圭輔と知り,愕然とする・・・ チームバチスタシリーズ第4弾。これまでも色々なところで登場してきたエーアイ(死亡時画像病理診断)の死亡時医療検索への導入問題を主眼とした作品である。感想としては,面白い話ではあるが・・・という感じである。特にこの話がジェネラルルージュのあとに出た話であるため,より一層話が地味で盛り上がりに欠けるといった印象が拭えない。社会的には大きな問題として個人的に真摯に受け止めなければならないと感じるが,物語的には素直に楽しみ切れなかった・・・ | ||||
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東城大学愚痴外来責任者:田口公平は高階院長から霞ヶ関厚生労働省への,院長名代としての出席を依頼される。何とか断ろうとする田口であったが,その裏で糸を引いていたのは厚労省の火喰い鳥:白鳥圭輔と知り,愕然とする・・・ チームバチスタシリーズ第4弾。これまでも色々なところで登場してきたエーアイ(死亡時画像病理診断)の死亡時医療検索への導入問題を主眼とした作品である。感想としては,面白い話ではあるが・・・という感じである。特にこの話がジェネラルルージュのあとに出た話であるため,より一層話が地味で盛り上がりに欠けるといった印象が拭えない。社会的には大きな問題として個人的に真摯に受け止めなければならないと感じるが,物語的には素直に楽しみ切れなかった・・・ | ||||
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今回の作品は同作者による『死因不明社会』と重なる部分が多々みられますが、小説という形をとっている分本作品の方が分かり易いものになっています。 ただ、バチスタとは違い余り推理の場が無かったことが残念です。 いつもの海堂さんらしい、場を占領した高揚感と闘う者の孤独感が味わえる一冊です。 | ||||
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今回の作品は同作者による『死因不明社会』と重なる部分が多々みらるが、小説という形をとっている分本作品の方が分かり易いものになっています。 ただ、バチスタとは違い余り推理の場が無かったことが残念です。 いつもの海堂さんらしい、場を占領した高揚感と闘う者の孤独感が味わえる一冊です。 | ||||
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ミステリーではなく、昨今の医療に対する作者の考え方を小説という形式で述べているだけな気がします。でも、田口や白鳥は相変わらずいいキャラだと思うし、彦根さんの話をもっと読みたいので4点で。 | ||||
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ミステリーではなく、昨今の医療に対する作者の考え方を小説という形式で述べているだけな気がします。 でも、田口や白鳥は相変わらずいいキャラだと思うし、彦根さんの話をもっと読みたいので4点で。 | ||||
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今までの3作とは登場人物は同じですが、まったくベクトルの違う作品。だから評価がすごく難しいです。 他の方も書かれているようにミステリーではありません。だからミステリーだと思って読むとがっかりします。 あと、白鳥が活躍するかと言われると、そういう風でもありません。あと、田口先生のキャラがちょっと今までと違うような気がするんですよね。 社会医療制度の問題点を1冊目などの登場人物、内容と絡めながら、告発しているまさにイノセントゲリラな作品。 そんな結構重たいテーマをしっかりと小説として成立させているところは、筆者の素晴らしさだと思う。 ただ、用語が今までより難しい。ちょっと丁寧に読まないと意味がわからないところもしばしば。読み飛ばして雰囲気だけ味わうこともできなくはないですが。 | ||||
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今までの3作とは登場人物は同じですが、まったくベクトルの違う作品。だから評価がすごく難しいです。 他の方も書かれているようにミステリーではありません。だからミステリーだと思って読むとがっかりします。 あと、白鳥が活躍するかと言われると、そういう風でもありません。あと、田口先生のキャラがちょっと今までと違うような気がするんですよね。 社会医療制度の問題点を1冊目などの登場人物、内容と絡めながら、告発しているまさにイノセントゲリラな作品。 そんな結構重たいテーマをしっかりと小説として成立させているところは、筆者の素晴らしさだと思う。 ただ、用語が今までより難しい。ちょっと丁寧に読まないと意味がわからないところもしばしば。読み飛ばして雰囲気だけ味わうこともできなくはないですが。 | ||||
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チームバチスタの栄光から海堂さんの作品を読みはじめ、 ジェネラル、ナイチンゲール、螺鈿と読んできました。 (田口白鳥コンビ作品) 今作は今までの作品と若干趣を別にし、異常なエーアイ押し。 舞台も、病院より厚生労働省の会議室メイン。 死因不明社会での主張を、こっちのメインストリームに持ってきた感じ。 (まあ死因不明社会も白鳥・別宮の対話形式で進むわけですけども) 単に物語として今まで楽しんでいたのに、 正直興味のない医療問題メインに話が展開。 いや、主張そのものについては否定しませんが、 このシリーズの中では求めていません。 いきなりこのような主張をぶつけるのではなく 後々主張をおりこむつもりで、 まずはシリーズの導入として 一般受けしそうな医療ミステリーを書かれたのだとしたら、 まさに作戦に乗せられてしまったのでしょうね。 まあ、前作までの面白さを否定するものではないわけですが。 続刊もこんな感じだったら残念です。 いや、まあ買うんでしょうけど。 | ||||
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チームバチスタの栄光から海堂さんの作品を読みはじめ、 ジェネラル、ナイチンゲール、螺鈿と読んできました。 (田口白鳥コンビ作品) 今作は今までの作品と若干趣を別にし、異常なエーアイ押し。 舞台も、病院より厚生労働省の会議室メイン。 死因不明社会での主張を、こっちのメインストリームに持ってきた感じ。 (まあ死因不明社会も白鳥・別宮の対話形式で進むわけですけども) 単に物語として今まで楽しんでいたのに、 正直興味のない医療問題メインに話が展開。 いや、主張そのものについては否定しませんが、 このシリーズの中では求めていません。 いきなりこのような主張をぶつけるのではなく 後々主張をおりこむつもりで、 まずはシリーズの導入として 一般受けしそうな医療ミステリーを書かれたのだとしたら、 まさに作戦に乗せられてしまったのでしょうね。 まあ、前作までの面白さを否定するものではないわけですが。 続刊もこんな感じだったら残念です。 いや、まあ買うんでしょうけど。 | ||||
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海堂尊に騙されました。ジェネラルの後でどんな事件が!姫宮は?と期待したら全くミステリーではなかった・・・。 恐らく著者はこの作品を通して、医療の現状(産婦人科医の刑事裁判問題などはまさにタイムリー)を書きたかった のだと思います。そういった点では全ての作品がこの作品につながると言えます。 ただ、読者としてはシリーズとして、医療ミステリーに田口、白鳥がどう挑むか?という興味が大きいので残念。 焦って単行本で買う必要はないかもしれません。 | ||||
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海堂尊に騙されました。ジェネラルの後でどんな事件が!姫宮は?と期待したら全くミステリーではなかった・・・。 恐らく著者はこの作品を通して、医療の現状(産婦人科医の刑事裁判問題などはまさにタイムリー)を書きたかった のだと思います。そういった点では全ての作品がこの作品につながると言えます。 ただ、読者としてはシリーズとして、医療ミステリーに田口、白鳥がどう挑むか?という興味が大きいので残念。 焦って単行本で買う必要はないかもしれません。 | ||||
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告白しよう。海堂尊という作家をなめていた自分を。いや。このミス大賞というカテゴリーを。作られたミステリーなんて、もう古い。誰も書こうとしない(誰も書けない)新しい地平線を開拓している著者に脱帽。厚生労働省を主体とした小説を一体誰が書けるというのか。全編がほぼ会議室で進行させる、著者の文章力、構成力は、本物。似非ミステリー作家たちよ、落ち着いて、この小説を吟味し、カツモクせよ。 | ||||
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