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イノセント・ゲリラの祝祭
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【この小説が収録されている参考書籍】
イノセント・ゲリラの祝祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 61~80 4/7ページ
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著者の作品は「チームバチスタ」から読んできたが、ここにきてより舌鋒鋭く、いっそう小説から議論にシフトしてきているよう。小説というより、講談社ブルーバックスで「死因不明社会2」として発刊されていてもおかしくないかも。おなじみの田口医師が厚生労働省の委員会に出席して、医療事故と死因究明といった医療問題について様々なバックグラウンドを持つ利益代表がそれぞれ意見を述べる。まっとうな対話小説であり、「ソクラテスの弁明」や「プラトン」みたいなギリシャ哲学の本を読んでいるようだ。 | ||||
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著者の作品は「チームバチスタ」から読んできたが、ここにきてより舌鋒鋭く、いっそう小説から議論にシフトしてきているよう。小説というより、講談社ブルーバックスで「死因不明社会2」として発刊されていてもおかしくないかも。おなじみの田口医師が厚生労働省の委員会に出席して、医療事故と死因究明といった医療問題について様々なバックグラウンドを持つ利益代表がそれぞれ意見を述べる。まっとうな対話小説であり、「ソクラテスの弁明」や「プラトン」みたいなギリシャ哲学の本を読んでいるようだ。 | ||||
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今回の作品は皆さんも書いてらっしゃるように、 今後の展開の伏線となるようなストーリーなので大きな動きはありませんが、 それでも、やっぱりこのシリーズは面白いです。 しかしながら「このミステリーがすごい!」に掲載された 「東京都二十三区内外殺人事件」を読んでいないと内容が十分に理解できないのでは? と思うふしも多々ありました。 「東京都二十三区内〜」を読んだ立場としては楽しめましたけど(^^;) そういうわけで、出版社様には一刻も早い海堂先生の短編集発売をお願いしたいです(笑) | ||||
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今回はミステリーではなく医療が抱える問題の提議となっています。 これはこれで興味深い内容ではありますが、 冒頭に起こる事件が途中でうやむやになったり、著者の推すエーアイ(画像診断)の議論に固執している感があり、少し気になりました。 しかし、そういったことがさして気にならないのは、 田口、白鳥コンビをはじめとする登場人物のキャラクターが際立っているためだろうと思います。 個性的な登場人物たち同士のやりとりに惹き込まれ最後まで読んでしまいます。 海堂さんの作品は毎度のことながら面白いです。 でも文庫を待って買った方が金銭的にも気持ち読めるかもしれません。 | ||||
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今回はミステリーではなく医療が抱える問題の提議となっています。 これはこれで興味深い内容ではありますが、 冒頭に起こる事件が途中でうやむやになったり、著者の推すエーアイ(画像診断)の議論に固執している感があり、少し気になりました。 しかし、そういったことがさして気にならないのは、 田口、白鳥コンビをはじめとする登場人物のキャラクターが際立っているためだろうと思います。 個性的な登場人物たち同士のやりとりに惹き込まれ最後まで読んでしまいます。 海堂さんの作品は毎度のことながら面白いです。 でも文庫を待って買った方が金銭的にも気持ち読めるかもしれません。 | ||||
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多くの読者は「チーム。バチスタ」のようなミステリものをご希望なのだろう。だが、作者が一貫して投げかけている問題は「AI」を導入しなければ、医療は崩壊するということだ。第1作目がミステリとして面白く、受け入れられた.しかしあれは撒き餌だ。彼の作品群には一貫した主張がある。いまのようにいい加減に死因を放置し、死後検索を行わなければ医療は廃れるという危機感だ。ブルーバックスの「死因不明社会」が作者の主張を端的に表している.彼の作品群には現在の医療が内包する多々の問題を素人にもわかりやすく、面白く読めるようにエンターテイメントとして翻訳したものだ.ミステリ小説が読みたいのなら、ほかにいくらでもあるだろう。しかし、今の医療の現実を小説という形で多くの人々に示すことのできる作家は海堂尊しかいない.ここまで声高に厚生省批判をしてくれた作者に賛辞を送りたい。 | ||||
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多くの読者は「チーム。バチスタ」のようなミステリものをご希望なのだろう。だが、作者が一貫して投げかけている問題は「AI」を導入しなければ、医療は崩壊するということだ。第1作目がミステリとして面白く、受け入れられた.しかしあれは撒き餌だ。彼の作品群には一貫した主張がある。いまのようにいい加減に死因を放置し、死後検索を行わなければ医療は廃れるという危機感だ。ブルーバックスの「死因不明社会」が作者の主張を端的に表している.彼の作品群には現在の医療が内包する多々の問題を素人にもわかりやすく、面白く読めるようにエンターテイメントとして翻訳したものだ.ミステリ小説が読みたいのなら、ほかにいくらでもあるだろう。しかし、今の医療の現実を小説という形で多くの人々に示すことのできる作家は海堂尊しかいない.ここまで声高に厚生省批判をしてくれた作者に賛辞を送りたい。 | ||||
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「死因不明社会」と同じような医療問題告発本というほうが正しいのではないでしょうか? 田口と白鳥がいる限りバチスタシリーズのテイストは健在なので、謎解きを期待せずに読むとしたら十分に楽しめますが。 できるなら桧山シオンをもっと出して欲しかったのですが・・・まあ次回に期待させてもらいますか。 | ||||
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「死因不明社会」と同じような医療問題告発本というほうが正しいのではないでしょうか? 田口と白鳥がいる限りバチスタシリーズのテイストは健在なので、謎解きを期待せずに読むとしたら十分に楽しめますが。 できるなら桧山シオンをもっと出して欲しかったのですが・・・まあ次回に期待させてもらいますか。 | ||||
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海堂尊さんの本を読むのは2冊目で、一冊目はチーム・バチスタの栄光であった。 医療出身者であり医療については本当に詳しい。 途中は軽快に読み進み、田口−白鳥ラインも健在であり、帯に”厚生労働省をブッつぶせ!”とあったが、官僚体質を的確な表現で国民生活とはほど遠い考え方をうまくあらわらせている。 ただ、最後は風呂敷が大きく広げ過ぎて煙にまかれた感である。 | ||||
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海堂尊さんの本を読むのは2冊目で、一冊目はチーム・バチスタの栄光であった。 医療出身者であり医療については本当に詳しい。 途中は軽快に読み進み、田口−白鳥ラインも健在であり、帯に”厚生労働省をブッつぶせ!”とあったが、官僚体質を的確な表現で国民生活とはほど遠い考え方をうまくあらわらせている。 ただ、最後は風呂敷が大きく広げ過ぎて煙にまかれた感である。 | ||||
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チームバチスタから、ナイチンゲール、螺鈿迷宮、ジェネラルルージュと読み続けてきましたが、 常にどこかで話や登場人物が繋がっていて、ついつい続けて買ってしまっています。 本題のストーリについては、主に霞ヶ関周辺で話が進んでいて、あまり医療現場での展開はない 本作品ですが、相変わらずの白鳥と田口のやり取りは健在で安心しました。 一方で、ミステリー作品ではなくいろいろな思惑を持った人々の論理展開の攻防をもっと期待して いたのですが、最後は・・・。 毎回、個性的な新キャラが出てくるので、そのあたりは楽しみです。 今後も海堂さんの作品にも期待しています。 | ||||
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チームバチスタから、ナイチンゲール、螺鈿迷宮、ジェネラルルージュと読み続けてきましたが、 常にどこかで話や登場人物が繋がっていて、ついつい続けて買ってしまっています。 本題のストーリについては、主に霞ヶ関周辺で話が進んでいて、あまり医療現場での展開はない 本作品ですが、相変わらずの白鳥と田口のやり取りは健在で安心しました。 一方で、ミステリー作品ではなくいろいろな思惑を持った人々の論理展開の攻防をもっと期待して いたのですが、最後は・・・。 毎回、個性的な新キャラが出てくるので、そのあたりは楽しみです。 今後も海堂さんの作品にも期待しています。 | ||||
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今までの作品とはかけ離れている。全然ミステリーっぽくない。「ジェネラル・ルージュ」がよかったから、ちょっと残念。新刊買うことないですよ。 | ||||
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今までの作品とはかけ離れている。全然ミステリーっぽくない。「ジェネラル・ルージュ」がよかったから、ちょっと残念。新刊買うことないですよ。 | ||||
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こんなに不吉な予感がいっぱいで終わられると、どうにも居心地が悪くなる。 田口が厚生労働省の会議の委員に引っ張り出されるまでの前半は、テンポのよい会話に笑わせられながら、するすると読み進んだ。 後半は厚生労働省の会議の連続。官僚主義に対する批判は舌鋒鋭く、かつ、皮肉たっぷりだ。 これは小説じゃないと書けない。創作だから許される。うかつに書くと後が怖そう。 そんな風に感じてしまう私の感性は、それだけ官僚主義社会を信頼していないということである。 そんな風に感じてしまう文章を書き上げた作者が、イノセントなゲリラを企図しているのだと思う。 今のままで医療ユーザーが無関心を保つとどういうことになるか。作者はミステリーを書きたいのではない。警告を放つ訴状を書きたいのだと感じる。 この物語はここで終わらない。ハッピーな展開は期待せずに、次を待ちたいと思う。 | ||||
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こんなに不吉な予感がいっぱいで終わられると、どうにも居心地が悪くなる。 田口が厚生労働省の会議の委員に引っ張り出されるまでの前半は、テンポのよい会話に笑わせられながら、するすると読み進んだ。 後半は厚生労働省の会議の連続。官僚主義に対する批判は舌鋒鋭く、かつ、皮肉たっぷりだ。 これは小説じゃないと書けない。創作だから許される。うかつに書くと後が怖そう。 そんな風に感じてしまう私の感性は、それだけ官僚主義社会を信頼していないということである。 そんな風に感じてしまう文章を書き上げた作者が、イノセントなゲリラを企図しているのだと思う。 今のままで医療ユーザーが無関心を保つとどういうことになるか。作者はミステリーを書きたいのではない。警告を放つ訴状を書きたいのだと感じる。 この物語はここで終わらない。ハッピーな展開は期待せずに、次を待ちたいと思う。 | ||||
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今回のシリーズはミステリーっぽくない。医療事故死の死因究明のあり方を、 さまざまな人間が議論する展開になっている。役人、医療従事者、法律学者、 遺族代表などなど。誰もが自分の立場から言いたいことを言いたいだけいうので 収拾がつかない。おなじみの登場人物田口や白鳥も、今回は影が薄い存在に なってしまっている。壮絶な議論はそれなりに面白いのだが、述べられている 内容がくどすぎる。今の医療の問題点を滔々と述べるのはいいのだが、度が 過ぎるとうんざりしてくる。作者の思惑は、読み手を楽しませることではなく、 この作品で自分の考えを主張することなのか?と勘ぐりたくなる。明らかに 今までのシリーズとは趣が異なる。ラストもかっこよく決めようとしているの だが、なんだかすっきりしない。田口や白鳥に、もう少し活躍してほしかった・・・。 | ||||
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今回のシリーズはミステリーっぽくない。医療事故死の死因究明のあり方を、 さまざまな人間が議論する展開になっている。役人、医療従事者、法律学者、 遺族代表などなど。誰もが自分の立場から言いたいことを言いたいだけいうので 収拾がつかない。おなじみの登場人物田口や白鳥も、今回は影が薄い存在に なってしまっている。壮絶な議論はそれなりに面白いのだが、述べられている 内容がくどすぎる。今の医療の問題点を滔々と述べるのはいいのだが、度が 過ぎるとうんざりしてくる。作者の思惑は、読み手を楽しませることではなく、 この作品で自分の考えを主張することなのか?と勘ぐりたくなる。明らかに 今までのシリーズとは趣が異なる。ラストもかっこよく決めようとしているの だが、なんだかすっきりしない。田口や白鳥に、もう少し活躍してほしかった・・・。 | ||||
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今までの諸作品は全て、ミステリーの形をとった「登場人物紹介」に過ぎなかった!と、今作品を読んで感じました。「ひかりの剣」でチラリと姿を見せた人物が、影の主役として登場し、これで役者は揃った感があります。「ジーン・ワルツ」で言及されていた重要な事件も、この作品の中で初めて起きます。裏にあるものをほのめかせつつ。 海堂さんは日本の医療行政に異議を申し立て世に警鐘を鳴らす手段として、このフィクションを用いているのかな、と感じます。 この架空世界の医療行政は、どう進んで行くのか? 「医学のたまご」において、かつて一度崩壊したと語られていた、未来の桜宮の医療は。第2章を待つのが怖いような楽しみなような…。 | ||||
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