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ナイチンゲールの沈黙
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【この小説が収録されている参考書籍】
ナイチンゲールの沈黙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 121~140 7/8ページ
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2作目は、ドタバタ喜劇の要素が強かった。特に発端の救急騒ぎは、ゴチャゴチャしすぎだった。 その後も、バラバラ殺人事件とか、伝説のカリスマ女性歌手とか、シリアスな要素とうまくかみ合わず、ちぐはぐで残念だった。ハイパーマン・バッカスの設定も、ギャグとしてはしつこく引っ張りすぎた感じ。それならそれで、別なユーモア作品の重要素材として活かす手もあったのではないか。 目の癌とか、共感覚とか、魅力的な医学的素材を活かしきれなかったように感じる。前作と比較して残念がっている読者が多いだけに、別な作品にするか、前作にならってシリアス路線にするか、立脚点をはっきりしてほしかった。 でも、これだけ多くの読者がレビューを書いているということは、期待の表れでもある。次作が正念場だ。 | ||||
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今回は犯人が犯行直後から特定されてるものの、アリバイ崩しなどがかなり難しい、という事件。 で、このアリバイ崩しの手法がどうにも納得がいかないというか、これってミステリー小説なのか?と思ってしまいたくなるような崩し方。これのせいで(個人的には)ミステリーとしてはイロモノだなぁという印象を抱いてしまった。 作者の好みなのか、やたらあだ名が多いのもなんかうっとうしい。それと冴子&城崎のコンビの存在も、うまく表現できないが煩わしいというか、セリフが臭くて白ける。 本作を語る上で忘れてはいけないのは、ウルトラマンの二番煎じものの特撮ヒーロー「ハイパーマン・バッカス」。これのストーリーがかなりシュールで笑える。これだけでも読む価値はあるかも(?) | ||||
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お医者様なのに、人の死を簡単に扱いすぎる。論理も飛躍しすぎだし。この犯人、 大きな罪を犯しているのに、まるで被害者のような美しい扱い。最近こんなの多すぎ。 読ませる魅力はとってもあるのに、重みがないのは倫理観が不足しているからでは? 子供の理屈じゃん、と思っちゃうよ。 | ||||
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前作『チームバチスタの栄光』がとても興味深く面白かったので 2作目にかなり期待しました。 登場人物の個性豊かな描写は楽しめましたが メディカルミステリーとしては かなり リアリティーには欠けてしまっているように思いました。 エンターテイメントですね〜。 眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たちの看護を勤める 小夜。彼らの不運に心痛める彼女。 そのメンタルサポートに不定愁訴外来・田口公平に依頼する。 そんな中で 患者の父親が殺害されていくのですが・・・ 事件の真相は 意外なものであった。 もう少しレティノブラストーマの描写があると 前作の『チームバチスタの栄光』により迫った緊迫感が得られたように思う。 患者のメンタル表現ももっと欲しかったところです。 しかし 私は 一気に読み上げてしまいました。 登場人物の多彩さが この1冊を支えているように思いました。 | ||||
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チーム・バチスタの栄光という本が素晴らしかったので楽しみにしていました 結論から言うと少し力が入りすぎて散漫になって残念な作品になってしまい ました、警察庁から派遣された加納警視正のデータ管理の分析が私には どうにも最後までわからずいらいらしました、しかし読ませる力は相変わらず 凄い作家なのでこれからもぜひ頑張ってほしいです、才能あふれる海棠尊 頑張れ・・・・・ | ||||
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前作『チームバチスタの栄光』と同じく、個性豊かなキャラクターが丁寧に描かれているが、 肝心の事件と真相は微妙としか言いようが無い。 ある程度小説慣れしていれば、事件の描写と中盤を気をつければ先が読め、そこから導き出される真実も いくら創作と言えども(私個人の)許容範囲を大きく超えてしまっている。 エキセントリックなキャラクターとけっこう単純な真相(灯台下暗し)を理詰めとウンチクで攻める展開は、 京極夏彦シリーズを彷彿とさせるが、舞台が科学と現実の集合体である病院だからこそ、事件も動機も『歌』も、 納得度より違和感の方が上回ってしまった。ちょっと期待はずれ。 | ||||
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バチスタの正統な続編とは認めたくないですね.今作はSF.少なくともミステリーではありません.最後まで読ませる力はあると思いますが,前作がすばらしかっただけに・・・ 次の作品で主要キャラはどうやら出揃ったようなので,2007年度新作では前作のような「論理爆発」が炸裂する作品を期待します. | ||||
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私はナイチンゲールの沈黙を読んでから、チームバチスタの栄光を読みました。 出版の順番とは違いますが、どちらもすごく楽しめました♪ 私はあまりミステリーを読まないのですが、今ではすっかり海堂尊さんのファンです。 このシリーズは、登場人物が魅力的だなって思いましたよー! チームバチスタは、まとまっていて完成度が高かったけれど、こちらの本は、登場人物が多めのお話。 で、その登場人物たちのキャラクターが見事で、どれも魅力的、この中のあの人この人を主人公にして くれないかなぁと想像力が広がりました。ぜひぜひ、いろんな人を主人公に書いてもらいたいですっ! さて、このお話…共感覚って言うのが、あるんですねぇ〜。わくわくしながら一気に読んでしまいました! | ||||
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前作、「チームバチスタの栄光」が大変面白かったので、とても期待していたのだが、非常にがっかりした。 何しろ、読んでいるこちらが恥ずかしくなるくらいの臭いセリフの数々。 敢えて例えるなら、昼ドラだ。 エンターテイメントとしては、どこにも面白みがないし、医療ものとしては、リアリティに欠けすぎると思う。 素人として書かれた前作はとても面白かったのに、プロになった途端につまらなくなるとは、エンターテイメントを意識しすぎたのだろうか? 医療ものはリアリティに欠けすぎると、とてもシラケる。 もっと読み応えのあるものを期待したい。 | ||||
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バチスタがまぁ面白かったので期待して読んだが,三分の一読んだ後からは「一応最後まで読んでおくか...」という読書姿勢になってしまった。バチスタの続編というよりは番外編というか,バチスタと同じ登場人物が出てきますというレベルである。単独で読んだ場合はキャラの背景がよくわからないと思うし,続きで読んだ場合でもキャラの背景を別角度から紹介し,初めて読む人にも続きで読む人にも上手に説明するような工夫もされていない。なので,以前からのキャラにより親近感がわくというわけでもないので,前回のキャラの活躍を期待しても無駄である。全体的にキャラの掘り下げが甘く,人物の行動に必然性が見られないし,特殊な能力まで備えてしまっている。 | ||||
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メディカルエンターテイメント第二弾と銘打っているが、舞台が病院というだけで、すべてにリアリティが全く感じられない。 例えば、病室の取り合いなど、医師と看護師らとのパワーゲームに言及するエピソードや記述、(・・・しかも本筋とは何の関係もない)がやたらと多いがそこがまずしらけてしまう。 一般の読者に、病院の内幕を見せているつもりかもしれないが、実際に病院に勤務する一人としては、リアリティが感じられず、小説に没頭できなかった。 それでいて、最近の臨床研修の現状に触れている部分があるが、そこにリアルな現状を書いてもしょうがないと個人的には思う。 内容も、ミステリーとは到底言えず、他に言い様もないので、エンターテイメント小説としかいいようがない。その点は、出版社も正直ではある。 出版社の方に聞いてみたい。もしこれが、海堂先生の第一作目だったら本にしますか?と。 | ||||
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12月14日の夕刻時から始まる物語は、クリスマスに結末を迎える。時間にすれば僅か10日間であるが、病院という小さな世界でひしめく人々の人間模様、思惑、駆け引きに、グイグイと引き込まれていく面白さを堪能できる1冊。 全体的に、頭上に広がるどんよりとした雨雲を連想させる暗さが漂い、独特の雰囲気を醸し出している。 | ||||
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「バチスタ」と比較すると、はっきり言ってイマイチだと思う。 バチスタは一つの症状をめぐる殺人事件で、その起こり得る要因・原因を掘り下げていく、笑の中に深みがあったように思えた。 この本は、「レティノ」という非常にやるせない症状の子供がテーマなのだが、殺人被害者はその子供の父親。そのつながりに意味が見出せない分、残念(・・;) でも、そんなことは別にして、やっぱり面白い本です。とにかくキャラ満載! さらに、最近の学校の不手際やいじめ問題に関して、高階病院長や猫田師長がチクッと刺すあたり、中々ですねぇ。 もう発売になってますが「螺鈿迷宮」につながる本なんでしょう! さてさて、次をさらに期待です… | ||||
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白鳥や田口など登場人物は個性的でかなり良い感じだが…だらだらしすぎ!この程度のストーリーで400貢も使うのは如何なものか…結局面白かったのは主要キャラの言葉のやりとりだけ…皮肉だが、ミステリーと言うよりコメディーとして売ったほうが良いのでは…最後の方ではこれはセ〇チューか!?とツっこんでました…最後に一言…次回作では、いいかげん氷姫を出してくれ! | ||||
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前作『チーム・バチスタの栄光』がとても面白かったので、 かなり期待して読んだ。 読み始めてすぐに、「あれ?」と思った。 どうも、予想していた面白さが、なかなか感じられてこない。 しかし、私は自分にこう言い聞かせた。 ──おそらく、女性の登場人物に焦点を当てているからだろう、 この著者は、意外に女性を描くのがあまりうまくないようだ、 しかし、その点を差し引いて読めば、 そのうち、きっと面白くなってくるはず──。 その期待を、私は最後まで捨てなかった。 けれど、最後の一ページをめくり終えた時、 それを見事に裏切られたことを知った。 400ページものページ数を費やして、結局、これで終わりとは。 意外性も何もないではないか。 せっかく費やした休日の数時間を返してほしい。 難点を幾つか具体的に挙げてみよう。 まず、女性の描写が生硬で、感情移入できない。 次に、途中で警察庁の人だか何だかが何人も登場するのだが、 その辺、ストーリーにほとんど絡まないし、 一人ひとりの印象が薄まるという効果しか生んでいない。 “探偵”役なら、厚生労働省の白鳥一人で間に合っている。 また、小夜という女性の持つ特殊な能力が、 この小説ではカギになっているが、 こうした特殊な能力に頼った形のストーリー展開は、 ミステリーとしては読み応えに欠ける。 それに、前作では気にならなかったが、 どうも文章力自体にも難があるように感じられる。 ゆえに、これを純粋なミステリーとしてではなく、 ファンタジーか純文学的な作品として読むということも難しい。 着想、展開、描写、全てにわたって、 まるで大学生あたりが同人誌にでも書いた小説のような印象だ。 ここで、その名前を挙げるのは避けるが、どうもこの著者には、 憧憬しているミステリー作家がいくたりかいるようだ。 しかし、憧れと、自らの適性とは、また別のものだ。 チャレンジ精神は買うが、今回の失敗を教訓として、 以後は自らの持ち味を生かすことに専心されるべきだろう。 | ||||
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前作の印象が強烈。 あくの強い白鳥君に巻き込まれて、謎の深まる死因を追う息詰まる展開を期待して読んだので、ちょっと肩すかしを食らった感じが否めない。 加えて、ミステリーの中核を成す「設定」が一般的な認識とは言いがたく、かなりな違和感を覚える。加えて、ミステリーにつきもののどきどき、えっという驚きがない。 前作と打って変わって、動きの少ない展開だが、そうなると描写の細部が少々鼻につく。 と、私の読後の評価は、正直、かなり辛いものであった。 しかし、前作の大ファンの私としては、なおかつ第三作に期待している。医学領域に題材を取りながら、不気味さとか度を過ぎたおどろおどろしさを振りかざさずに、問題点をあぶり出してみせる力のある作家の誕生を心待ちにしているからである。 | ||||
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前作は良くも悪くもミステリーだったが、今作はミステリーとは言えない小説(あえて言うならファンタジーかSF)になっている。 フー・ダニットは全く意識していないし、ホワイ・ダニットでもない。もちろんハウ・ダニットでもない。強いて言うなら「刑事コロンボ」などのようにハウ・セトル・イットのミステリーなのだろうが、その解決手段にSF的手法を用いているという点で、もはやこれはミステリーとは言えないだろう。 とはいえ、ミステリーとして読まない限りにおいてはキャラクターも立っているし、リズム・テンポも前作よりはるかに良くなっている。前作のがちゃがちゃしすぎた欠点がなめらかになり、小説としての完成度はむしろ上がっていると思う。 | ||||
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前作バチスタに比べると、作品単体としては確かにボヤケ感が強いですが、でも田口センセや白鳥さんにまた会えてうれしいという感想です。 今回の中心人物である小夜がいつの間にか人格が変わってしまった感じになっており「あれ?」と思いました。 田口、白鳥の今後の活躍にむけた、(今後も活躍するよ、といった)お宣伝版って感じかな。 | ||||
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もとい微妙。 勢いが無い。設定が吹っ飛びすぎ。最後が微妙。最初の100頁の大半を人物紹介が占める。 特に人物描写。やたらダラダラしているような感じがした。 耐性の無い人は最初の100頁の時点で読むのを止めてしまう可能性もあると思う。 前作よりも強引な説明方法だからだろうか? また、物語の肝となる部分の設定が「トンデモ」に過ぎる。 前作はあくまでも現実的。今作は非現実的。落差がすごい。 おまけに読者が容易に犯人を特定できてしまう点もちょっと・・・ 他の部分はそこそこ面白いので、前作と比較すると微妙な感じではあるけども 比較しなければ普通の作品 という感じか | ||||
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なぜか読む順番が前作より今作品の方が先になってしまったため、「ツボ」を心得ない読み方になっていたかもしれない。 後半3分の1で、ようやく事件発生、決着となるが、それまでのアプローチが長く感じた。 「歌」から紐解かれるのは何? 犯人の手口の真意は? 登場の必然性がはっきり分からないうちに終わってしまった感は否めない。 通勤ラッシュの中、重い本を読み続けた肉体的な達成感を得られたが、それが哀しくもおかしかった。 | ||||
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