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ナイチンゲールの沈黙
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【この小説が収録されている参考書籍】
ナイチンゲールの沈黙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 61~80 4/8ページ
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前作の「チーム・バチスタの栄光」は医療とキャラクターを中心としたミステリモノであり、とても面白い作品であった。同じ流れを期待して読んでみたら、今回はミステリを中心とした医療+SF モノになってしまいちょっとがっかり。今回は、白鳥というキャラクターを活かしきれていなかったし、医療モノとしても中途半端。最後の犯人の自白方法とかもちょっと現実離れしすぎていたような気がするし。医療モノなだけにそのへんのディティールが気になってしまう。おいらの先入観もいけないのかもしれないが、医療モノで現実離れされちゃうと白けちゃうのよね。ちょっとなんでもあり感がある。別に魔法や超能力を使っているわけではないし、そこの根底にはきちんと「医療の裏づけ」、がほしい。 シリーズモノとして展開しているのだから、世界観は大事。ひとつの作品で世界観を壊してしまうと建て直しができない。今後はもっと全体の整合性を考えてほしいと思った。「ふぞろいの林檎たち」もシリーズ中の「ふぞろいな秘密」という作品を出したことで世界観が、、え?あれはシリーズじゃない??あ、そうなの。。何はともあれ、それでも、伏線の張り方や、キャラクター描写の秀逸さはさすがであった。あと、早く姫宮の話を読みたい。 | ||||
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こちらでジェネラル・ルージュとの関連性をもって推量るべしとの評を読み、 安く購入して読み飛ばしていた本作を再度読破する。 なるほどこれはセットで考えることでより楽しめるのだと認識を新たにした。 しかし通常は出た順に読み評価してしまうので出そろった上での評価は邪道かも。 | ||||
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本書は著者の前作『チーム・バチスタの栄光』と同じく,東城大学医学部付属病院で繰り広げられるメディカルミステリーである. 今回の舞台は,小児科病棟で,レティノブラストーマ(網膜芽腫)と呼ばれる小児の眼球に発生する癌を患った少年と歌声に不思議なパワーを秘めた看護師・浜田小夜を中心にストーリーが展開していく.前作でおなじみの同大神経内科学教室の田口公平と厚生労働省の白鳥圭輔も登場している.今回,田口は癌を患った小児のメンタルケア,白鳥は地域医療の予備調査という形で登場している.うだつのあがらない田口と傍若無人の白鳥は,本作でも健在だが,前作と比べると,その存在意義は少し薄くなっている(特に白鳥). 本作では犯人が分かりやすいので,ミステリー小説という面からは,少々物足りないが,前作と同様,小説という形で,日本の医療の問題点を一般の人に提示するというのは分かりやすく,効果が上がるものと思われる.今後も著者の作品を読むのが楽しみである. | ||||
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『チームバチスタの栄光』の海堂 尊の2作目。 前作に負けず劣らずの面白さでした。 ストーリーは一作一作で完結しているもののメインの登場人物はそのままなのでテレビドラマのような感覚で楽しめると思います。 | ||||
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チーム・バチスタを読んだあと。 正直、逡巡はあった。 あまりに面白かったデビュー作の次は、そう、二度目のデートにも似ている。 嬉しいような、でも、なんだかちょっとだけういういしさがないような・・あれ、違う? ページを開いてちょっとびっくり。 田口先生ではないの?看護師さんが主役? ちょっとさびしかったけれど、でも途中からやっぱり出てくる田口先生。あぁよかった。 そうしてまたまた出てくる出てくる、個性たっぷりのメンバーたち。 死にかけの歌姫、アクの強い警察の役人、ひねくれた14才。 前回は影に隠れていた看護師さんたちの世界があざやかに切り取られる。 医者の世界もなんのその、権謀術数・人心掌握・毀誉褒貶。 あぁ、でも一部の人には怒られるかもしれないけれど、どうも女子の目線で書かれる小説って、感情的でいただけない。 思い入れが強くて気持ちでつっ走って、他人の目を気にして・・ぶっちゃけ、いらつく。 もちろん場面の転換で田口先生の目線に戻りもするのだが・・ なので前作よりも少しだけ、評価は低めで。 | ||||
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医師が第三者機関の役人と、入院患者に関係する殺人事件を解明する物語。 がんばって最後まで読みました。早い段階で話の落ちの予想がついてしまいます。 全登場人物がひねくれたような、自分に酔ったようなせりふしか言いません。 別名、別名、とやたら別名が出てくるのも苦手でした。 | ||||
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「チーム・バチスタの栄光」の続編 舞台は同じ大学病院 そこで働くナイチンゲール 彼女の歌が次の事件のイントロだ 主旋律は伝説の歌手が務める 聞く者を虜にしてしまう魔性の歌 そして転調 救急車のサイレンが鳴り響く 演奏者は多い 得たいの知れないマネージャー 小児科の入院患者たち 修行中の警視正 加えて、あの白鳥も.. ミステリーの出来としては普通、登場人物が多いが収拾がついていない この本だけで、この物語を評するとそうなる しかし、この物語と時間的同時に並行する 「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読むと評価は一変するだろう 絵と音を同時に言語化しようという著者の挑戦には拍手を贈りたい | ||||
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全体にSFという意見が多いようですが同感です。 浜田看護師のキャラづけが茫洋としているのが気になりました。 殺害動機、殺害方法、解決のネタもちょっととってつけた感があり、なんだか強引な感じを受けました。 ただし、ジェネラル・ルージュの裏でこんなことがあったのか!という読み方なら十分面白いです。クリスマスコンサートのシーンはとても美しかったです。 それにしても田口センセーその他にとっても濃いクリスマスだったようで・・・ | ||||
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歌の上手な看護師・小夜。 ある夜バーで、酔いどれ迦陵頻伽と呼ばれる有名な歌手の歌を聞いた。 だが迦陵頻伽・冴子のうたう「ラプソディ」を聞いた小夜は叫び 冴子は小夜にうたうよう勧める。 しかし小夜が「ラプソディ」をうたったとき、冴子が血を吐いて倒れ。。 「チームバチスタの栄光」の続編。 舞台は「チームバチスタの栄光」と同じく東城大学病院で 不定愁訴外来の田口先生も登場しますが メインの登場人物は看護師・小夜と その勤務先である小児科病棟の人々に変わっています。 また内容的にも、医療ミステリだった前回とはすこし雰囲気が異なり 小夜の個人的な過去や冴子の歌というところにメインが置かれています。 医療現場でのリアルな問題が描かれているのは同じですが。。 ちょっと判断の難しいお話です。 | ||||
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バチスタ、ナイチンゲール、ジェネラル・ルージュと読んだけど、基本的にこの著者の作品はライトノベルに近い感じがする。特にこのナイチンゲールの沈黙は、小夜や冴子の歌に関するエピソードがもはやファンタジー。そういった要素が気に食わない方は、ジェネラル・ルージュの凱旋を読まれた方が良いと思います。 時間軸も本作と密接にリンクしてますし、SF的要素や殺人事件も出て来ないし、より医療物として実際に勤務医である著者の長所が出ていると思います。 | ||||
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前作「チームバチスタの栄光」が推理ものとすると、 本作はSF寄りになったようです。 歌によって映像が喚起されるという設定ですが、著者が医療関係者だけに、 一概にフィクションと断定できないのでしょうか。 ただ、この設定は好きです。 もっともっと活かして欲しかったというのが本音です。 後、本作のもう一つのキーワード、デジタル・ムービー・アナリシス。 現場の状況を再構築することで殺害状況が予測できるという便利な道具ですが、 こういう研究もあるのでしょうかね。 実は、これが便利すぎて前作同様推理ものを期待した読者を 興ざめさせてしまった感があります。 次作に期待したいです。 | ||||
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前作の続きではありますが、テイストが全然違って拍子抜けです。 SF?オカルト? せめてトリックくらいは現実的なやりかたで証明してほしかった。 新品を買わなくてよかった。。 | ||||
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お話もいまひとつ入り込めなかったけど、一番の不満は「未消化感」ですね。『バチスタ』の後がこれ?と正直がっかりでした。 思わせぶりな情報が小出しにされるも、伏線かと思えばそうではなく、ほったらかし。田口・白鳥に加え、ジェネラル速水、トンネル魔人島津、デジタル・ハウンドドッグ加納ら、クセのある人物が続々登場するが、中途半端でかえって煩わしい。いや〜な感じがして解説を見れば、「『桜宮サーガ』ともいえる社会を作るうえでこの作品はとても大切な位置を占めている」と書かれており、やっぱりね〜と。シリーズのための顔見せってことじゃない、独立した作品としてはどうなの?と不満は拭えませんでした。これは読まなくてもよかったかなあと。 しかし! 1月8日発売の文庫『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読み始め、『ナイチンゲール』を読み通すことは必要だったんだ!と報われた思いがしました。『ジェネラル』の前に本作を読んでおかれることをおすすめします! (以下、その理由。タネ明かしになってしまうかもしれないので一応お断りしておきます) 『ナイチンゲール』と時間軸・人物を共有するまったく別の物語が走っていたのです。それが『ジェネラル』。まだ読んでいる途中ですが、この2冊はsideA・sideBというか。『ナイチンゲール』はメロドラマ調でSF的な話だけに、『ジェネラル』の緊迫感・深謀遠慮がめぐらされていそうなあやしげな感じ・・・作風の違いが一層際立って、期待感をそそります。 だからといって、『ナイチンゲール』単品の評価は変わりませんが、『ジェネラル』を読む前にこちらを読んでください! それだけは力強くおすすめしたいと思います。 | ||||
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「ナイチンゲールの沈黙」は確かにSFチックな領域もある作品です。ただ、この作品は「ジェネラルルージュの凱旋」と同時進行であるので、両方、読むべきでしょう。病院内での事件があちらこちらで同時におきている。医療現場の現実を感じさせてくれる作品です。随所に医療行政への問題提起もあります。海棠作品はサスペンスに重きをおいて読むべきではないと思います。白鳥調査官や田口医師の掛け合いなどを楽しむべきでしょう。病理医の先生がこれだけの文章を書いている。私にはこのことのほうが驚きでした。 | ||||
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チーム・バチスタの栄光の続編 本題の「ナイチンゲール」は、歌姫の看護士「浜田小夜」のこと。 今回の事件は、殺人事件。上巻では殺人事件が発生し、警察が登場するまで。 またしても不定愁訴外来の田口講師が事件に巻き込まれるが、その序章である。 病院と警察の上下関係や組織の複雑さ、歌声が脳に与える影響などを読み取りながら、上巻をお楽しみください。 | ||||
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前作「チームバチスタの栄光」は、白鳥が登場するまでの緊張感は素晴らしかったものの、白鳥が登場して(文庫本でいえば下巻)からの展開は興ざめした。白鳥をここまでおかしげなキャラクターにする必要があったのかという違和感がどうにも拭いきれなかったからだ。 僕自身は、こういう小説は、著者が作品で訴えたいことはあるにせよ、細かい理屈を抜きにして楽しめればいいという考えなのだが、それでも白鳥のキャラクターは小説の緊張感を壊しているとしか思えなかった。だから、この「ナイチンゲールの沈黙」を購入するのもしばらく躊躇っていたのだが、結局、前作の序盤の緊張感を期待して購入した。 で、読み終わった感想は、前作と比較するとすっかり影が薄くなってしまったものの、やっぱり白鳥はいない方がいいんじゃないかというものだった。また、事件を解く鍵となる「歌声」に関しても、現実にあり得ることなのか、またそれを解明することが可能なのかは、まったくわからないが、少なくともこの小説にはあっていないし、歌声ではなく他の誰にでも現実的だと思える要素(鍵)で小説を構成した方がよかったのでは、と感じた。正直、現実離れした存在である「白鳥」と、現実にはあり得ることかもしれないがSF的ともいえる「歌声の効果」を事件解決の鍵とするこの作品をすんなりと楽しむことができなかった。 大ハズレではないけど、現在刊行されている続編を“すぐに”手に取ってみようと気にはならなかった。 | ||||
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主になるのは小児科病棟にいる子どもたち。 目を取らなくてはならない子どもの心のケアを 田口先生が引き受けることになる。 これだけでいいのではないかと思った。 MRIの先生のことをガンガントンネル魔人と 表現したり、子どもならではの雰囲気が充分伝わってくる。 だが、看護師の小夜チャンの歌で脳波がどうのこうの、 冴子と城崎の存在が必要だったのか?しかもここに 白鳥を持ってくる必要性も感じない。 文脈がバラバラだ。これがこの人の実力なのかもしれない。 | ||||
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前作『チーム・バチスタの栄光』が面白かったので、即座に本作に手をつけた。 これは、事件のあらましは大体推測できるような書き方をしてあった。むしろ、どう立証するかが、眼目になっていた。 将軍こと速水やデジタル・ハウンドドッグこと加納など、魅力的な人物が続々と出てくる。どうやら今後につながりそうなネタ振りもある。 大人と同じ病状でも、それが子どもとなると、悲惨さがことさら増すように感じることがある。 特に、小児病棟では小児のがんを看取らなくてはならない。同年代の子どもたちが普通はできること、していることを制限される苦しみを見なくてはならない。その制限されているものを味わうことなく死んでいく者たちを。 「歌」の部分を差っぴいて、そういった小児科の景色や小児科医療にかかわる問題提起の部分では、前作と同じ程度の満足感はあった気がする。 むしろ、最後に残された謎は、「白銀の迦陵頻伽」の白銀の由来ってなんだ!? | ||||
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映画化、ドラマ化された前作は面白かったので、 続けてこの作品を読んだ。 前回よりパンチが弱い気がする。 また、白鳥がなかなか登場しないもの、なんとなくつまらなく感じた。 下巻で活躍する伏線なのだろうが、前作を読んでいる読者は白鳥と田口のやりとりを楽しみにしている人も少なくないだろう。 | ||||
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「チーム・バチスタの栄光」がおもしろかったので、この本にも期待しましたが、 正直言ってちょっと残念です。 まず「バチスタ」のときと違って、客観的に話の内容を見ているようでした。 「バチスタ」では田口の『俺』が話を展開していたのに、今回は『田口』や『小夜』といった登場人物の名前によって展開されていたのが少しがっかりです。 親近感があまり持てないなと感じました。 それから、ストーリー自体にリアリティがないことにもがっかりしました。 他の方のレビューにもありましたが、これはSFに近いです。 ミステリが目的の方にはお勧めできません。 | ||||
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