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(短編集)

イン・ザ・プール



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【この小説が収録されている参考書籍】
イン・ザ・プール
イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プールの評価: 4.36/5点 レビュー 354件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全354件 181~200 10/18ページ
No.174:
(5pt)

何ですか、この強烈キャラ

プール依存症、ケイタイ中毒、妄想癖、陰茎強直症・・・、世の中みんな病んでいます。ちなみに私は自転車依存症一歩手前。やっぱりプール依存症やランニング依存症と同じようにエンドルフィンが脳内に分泌されているのか。そんな病める人がどうして良いか解らなくなって駈け込んでしまったのが伊良部総合病院地下の神経科。
何ですか、この強烈キャラ。同じく医療もの海堂尊氏の小説『田口・白鳥シリーズ』の白鳥圭輔に勝るとも劣らない爆笑?キャラです。読者は素直にこのキャラを好きと言えないと思います。いや、むしろ嫌いなキャラと言ってもいいでしょう。しかしこのキャラから目が離せない。読み進め、見たくないのに目が離せず見続けているうちにだんだん慣れてきて、そのうち伊良部の登場を心待ちにしている自分に気づく。ひょっとして伊良部一郎のことが好きになってしまったのか? いやそんなことがあって良いはずがない。私の良心がこんな医者を、こんな人間を認めてはならないと言っている。にもかかわらず一気に読んでしまった。そして続編を早く読みたいと思っている自分に気づき愕然としています。
ちなみに奥田英朗氏の『イン・ザ・プール』が発売されたのが2002年5月、海堂尊氏の『チーム・バチスタの栄光』が発売されたのが2006年1月ということは、白鳥圭輔よりも伊良部一郎のほうが早くデビューしたようです。ということは社会性に問題ありの非常識キャラの元祖は伊良部一郎ということになる。知りませんでした。
〈追記〉
本の装丁ですが、写真:鈴木英司、装丁:石崎健太郎となっている。非常に印象に残る装丁です。何というか目が離せない違和感。このプール中に浮遊している赤ちゃんはなんとなくロン・ミュエックの《ガール》を思い起こさせるのです。私は2008年8月23日に金沢21世紀美術館で観たのですがその時の強烈な印象、なんとなく落ち着かない違和感を思い出しました。
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No.173:
(2pt)

ギリギリ

プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…といった様々な症状を抱えた人々が或る変わった神経科に通院する。
人はそれぞれ重度のさはあれ、悩みを抱えて生きています。こんな医者にかかれば、見方も一変するのかもしれません…。
「心身症なんてのは神の采配なんだから、自分じゃ抗わないこと。『あるがままに』がいちばんなんだから」
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No.172:
(4pt)

第2弾も読まなくっちゃ

おもしろいですねー。
ハチャメチャなようでいて、それぞれの話は現代人の典型的な不安をよく表しています。
ここに出てくる悩める人たちは、何かに必死にしがみつこうとしているんですね。
で、このトンデモに見える伊良部先生というのは、見事なまでに正直に生きていて、しがみつかないしこだわらない。
それが見ていてあっぱれで、みんなが癒されてしまうのでしょうね。これぞ究極の悟りかも!
さっそく「空中ブランコ」と「町長選挙」も買いました。
追記:その後2作を読みましたが、やはり最初のこの一冊が強烈でしたね。特に「イン・ザ・プール」と「フレンズ」は、全シリーズ中でも最高に面白かった。
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No.171:
(5pt)

肩の力がぬける本

こんなにリラックスして小説を読んだのははじめてかもしれません。
精神疾患に悩む患者が、精神科医・伊良部のもとをたずね、さんざん振り回されるが、いつのまにか治ってしまう、というストーリー。
精神疾患という重いテーマかと思いきや、文章のうまさと、ストーリーの面白さでドンドン物語に引き込まれていく。そして、知らず知らずのうちに読者の肩の力がぬけているのだ。
肩の力をぬいて、リラックスしたい人にオススメします。
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No.170:
(5pt)

わぁすごい♪(by伊良部)

な位面白いです!!伊良部も好きだけど、個人的にはみゆきちゃんがツボ☆
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No.169:
(5pt)

すばらしい!!

この作品、大好きです。
テイストが軽いせいか過小評価されてる気が…
この読みやすい文章は心地よくてワタシ的には
“快文”と名づけました。
ノリは軽いけど、内容は深い。
読後感は最高!!
気が向くと読み返す作品です。
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No.168:
(4pt)

読みやすかったです☆

斎藤孝先生が、「気の力」で紹介していたのがきっかけで読みました。
表紙からは「純文学かな」と思っていたんですが、中身を見てびっくり仰天しました!
この本の中に出てくる神経外科医伊良部は、能天気な太っちょおじさん。
その自由奔放な行動に患者は振り回され、そのうち快方に向かっていく。
著者の文章の上手さはすごいと思いました。
テンポが速いし、すらすら読めました。
昔コピーライターや構成作家をやられていただけあって、文章力はさすがです。
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No.167:
(4pt)

マンガみたいな娯楽小説

マンガみたいに読みやすく、楽しい作品です ('∀`)
登場人物たちの行動が魅力的で楽しく読めるという点がマンガ的!
デブで、わがままな精神科医「伊良部」(主役) - 注射に興奮しますw
ロックで、セクシー(胸元、フトモモ)な看護婦「マユミちゃん」
話としては、実にくだらない始まりで最後も本当にくだらないですw
ほとんど、キャラクターたちの勢いで読ませていく娯楽作品ですね。
気楽に読んでみてください。
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No.166:
(5pt)

伊良部シリーズ第一作

シリーズ第一作目ということで、二作目の空中ブランコと比べると若干キャラ設定が極端には感じました。
ただ、伊良部先生の行動や言動はより過激で、マユミちゃんの意外?な一面も見れるので、シリーズファンは是非読んでもらいたいです。
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No.165:
(5pt)

伊良部のアニメ級キャラクターに尽きる

悩める現代人へのサプリメントのような、
しかしエンターテイメント作品のように楽しめる一冊。
伊良部総合病院の神経科医には、本作で5人の患者が訪れ、
医師、伊良部一郎により治療を受けたり、受けなかったりする(笑)。
症状は様々で、「心身症」や「強迫神経症」など。
本作を読んでいると、これらの心の病は、特別な人がかかる病ではなく、
普通の人が体に無理をし風邪にかかる如く、心に無理をした故の病と分かる。
伊良部医師はマザコンで、注射行為フェチで、“超”が付く破天荒な人物。
治療内容は、注射打って話をするだけで、特別な分析なし。
しかし、患者が半ば諦めながら彼と交流していく中で、
自分で自身の病を見つめていき、克服する患者もいれば、
その病と上手に付き合っていく道をとるものもいる。
伊良部は本当にとんでもない医師だが、患者を納得させる懐の深さがある・・・のかも。
とにかく伊良部のキャラクターがよく出来おり、
最高に楽しい神経症闘病記となっている。
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No.164:
(5pt)

おもしろかったですよ

 おもしろかったです。
 現代人の心の病、神経科の医師がユーモラスに診察?する。
 腹を抱えて笑いながらも、すこし心に何かを感じてしまう。
 患者のことを笑いながらも、自分にもある・・・と思ってしまう。
 続編もたのしみです。
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No.163:
(4pt)

シニカル

伊良部総合病院地下にある神経科。
訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。
その患者たちの行動は確かに異常なのだが、ある程度は共感できてしまう。
私たちが誰もが少しは抱えているであろう異常を、エスカレートさせたにすぎない。
そして精神科医である、主人公。
その破天荒な行動に、患者は翻弄される。
その行動もまた、この作品のシニカルさを強くしている。
ああ、あるある……ねーよw
みたいな読み方ができると楽しい。
主人公にいらつくともうアウト。
フィクションと割り切れないと、かなり不快でしょう。
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No.162:
(4pt)

小説を読んで初めて笑いました

精神科医、伊良部一郎先生とそこに訪れる患者たちとのやりとりを描いた小説。
プール依存症の中年男性、突然勃ちっぱなしになってしまった男性、携帯依存症の高校生など患者は様々。
患者も異常だが、伊良部はもっと異常…
マザコンで、注射に興奮。
色白で太った伊良部は気持ち悪いのだが、結果的に患者を完治へと導く。
伊良部の行動は幼稚で患者も呆れかえるほどだが、ふと言う一言に納得させられてしまう。
初めて小説で楽しませてもらいました。
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No.161:
(4pt)

エンターテイメント

非常に娯楽性が高く、
引き込まれました。
伊良部とマユミのコンビが
とても良く、パターン化された
注射のシーンがテンポを感じさせます。
患者も負けず劣らず個性的です。
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No.160:
(5pt)

精神科の症例に現代人の肖像

 水泳の習慣に溺れる会社員。勃起しっぱなしの「いい人」。
病的な自意識過剰のコンパニオン。ケータイ中毒の高校生。「確認行為」が止まらないルポライター。
 目を覆いたくなるような現代人の浅ましさに泥まみれになってつきあうのが、
マザコンでロリコンの非常識精神科医、伊良部。友達のいない色白のデブで、
患者をあきれさせるような幼稚な言動が続くが、気づけば患者は落ち着きを取り戻す。
どことなく、「チーム・バチスタ」の白鳥を彷彿とさせるキャラクタだ。
 伊良部は、患者の(決して「鑑」でなく)鏡になる精神科医だ。自意識過剰の女に、
自意識過剰に言い寄り、水泳中毒の男以上に、水泳にはまりこむ。
患者が立ち直るトリガーは、もっと別の出来事として立ち現れるが、
そうした出来事が患者の心に響く土壌を、きっと伊良部は鏡になって作っているのだ。
(ただし、それが伊良部の計算によるものかは不明である)
 5つの症例は、現代を生きる人間の宿業にも見える。異常に膨張した宿業には、
宿業クラスの非常識な視点から寄り添うしかないのかもしれない。
 伊良部の横に、アンニュイにたたずむ看護婦マユミもいい。自分に友達はいないと、
ケータイ中毒の高校生にきっぱり告げた後、「淋しくないんですか」と聞かれて、
「淋しいよ」と、これまたきっぱり応える。こういう人こそ、折れないのだきっと。
 筆者の温かい眼差しと哲学がこぼれる短編集。読む値打ちあると思います。
邪悪な人がひとりも出てこなくて、ゆったりした気分のまま、読破できます。
 ただ、高校生のメールの文面の描写が古いな。
10年前でも「ゲロゲロ」はいわんだろう、高校生。
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No.159:
(4pt)

キャラ立ち

この小説(シリーズ)は、とにかく主人公の伊良部医師のキャラで成り立っている。現実世界ならばちょっとなぁ、という人物に、自ら語らせずに狂言回しに使うテクニックはなかなかですね。おもしろいです。
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No.158:
(2pt)

読みやすい

本当に読みやすくてすらすら読めちゃう その代わり盛り上がりも笑いも薄かった
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No.157:
(4pt)

元気になれる本

とにかく、おかしい。涙が出るほど笑った。
伊良部先生の患者は、ごく普通の人々だ。ベテラン編集者、商事会社の社員、タレント希望の若い女、メール命の高校生など。
普通の彼らの普通の生活が、突然、普通でなくなってしまった。
プール依存症、陰茎強直症、被害妄想・・。彼らの悩みは深刻で切実だ。勇を鼓して精神科の門を叩く。伊良部先生はとんでもない治療法を提案する。わらにもすがる思いで試してみる・・。
その悪戦苦闘ぶりを笑っているうちに、ふと思った。生きるって大変だな。普通に生きていくって、ホントに大変だ。
だが、伊良部先生は名医だ。注射フェテであろうがマザコンであろうが。
患者たちは、何とか病気を克服しーというか、社会の矛盾や自分の性格からくるストレスと折り合いをつけていく。
読み終わったあと、読む前より少しばかり元気になる本だ。
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No.156:
(4pt)

ストレスに悩める現代人の必読書

小説としても面白いが、ストレス解消のためのわかりやすい医学書ともいえるのではないか。
ストレスにさらされ続ける現代人であれば誰もが自律神経失調症、もしくはそれに似た症状を経験しているだろう。そしてそれはほんの少しのきっかけで神経症へと変化する。自分も含めそういう人たちの多い今の世の中。昔に比べれば心の病〜精神疾患がそれほどタブーとされなくなった今だからこその良書といえる。
全く心の病に無縁な人にとっては未知の世界なので理解できないかもしれないが、心の揺れからくる体調の変化を感じたことのある人なら共感できるだろう。読み進めてくすっと笑えることができるなら心が軽くなるはず。ただ現在進行形の人にとっては笑えないだろうし、少し辛い内容になるかもしれないので読むのは控えたほうがいいかも。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
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No.155:
(5pt)

いらっしゃーい

何が面白い?って聞かれたら答えるのは難しいけど、とにかく面白い!!!伊良部が変なだけあって患者の症状も変だけど、読み終わった後には自分が診察されたかのようにスッキリする感じ('∀`)伊良部に「いらっしゃーい」って言われたいし診てもらいたい!!
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
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