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(短編集)

イン・ザ・プール



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【この小説が収録されている参考書籍】
イン・ザ・プール
イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プールの評価: 4.36/5点 レビュー 354件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全354件 301~320 16/18ページ
No.54:
(5pt)

読む場所を選びましょう

初めての奥田作品がコレ.素直に面白く,そして大いに笑わせて戴きました.電車(公の場)の中に持ち込んではいけない,と,買った日に悟りました.とりあえず,ひとり笑える場所であることを確認してから読むことをお勧めします.念のため.伊良部一郎(このネーミングがまたナイス!奥田氏らしいというかなんというか…)のような医者は,まぁいないだろうと諦めるにしても,こんな友だちがいたらいいなぁと思ってしまう.がんばり過ぎてる自分を振り返ることのできる一冊.がんばることは悪いことじゃないけど,時々肩の力を抜くのも悪くない.毎日をがんばっている人にお勧めします.
イン・ザ・プールAmazon書評・レビュー:イン・ザ・プールより
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No.53:
(4pt)

痛快!

笑える。まず患者より医者の方が変人なところがすごい。やってくる患者も相当変わった人々なのだが、どんな患者より伊良部(主人公)の方が上を行ってる。そんな伊良部のアホっぷりを見ているうちに患者がスーッと正気に戻っていくという仕組み。伊良部の行動は突拍子も無いのだが、登場してくる患者の病状はいかにも身近にありそうで明日は我が身な感じだ。もし自分がそんなことになったらやっぱりこんなアホな先生に楽しく治療されたいものだ。携帯電話依存症の男子高校生の話なんて最後ホロッとさせられてしまった。
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No.52:
(5pt)

伊良部先生に会いたい

こんな先生いたら迷惑だけどいいな。セクシーでクールな看護婦さんにも会いたいなぁ。とか思いながら読みました。心の闇を深刻ではなく明るく解き明かしていく方法が好き。
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No.51:
(5pt)

噂に違わず・・・

 トンデモ神経科医の伊良部と患者が織りなすスラップスティックです。 ストーリーのハチャメチャさとは裏腹に、妙に身につまされるような恐ろしさや、「最近どこか社会がおかしいぞ」って感じる小さな不安感の堆積を投げつけられたような気分になります。 これって「笑える社会派文学」だったりして。 なかでも、携帯中毒の高校生が主人公の「フレンズ」は読んでいて空恐ろしさを憶えました。 さあ、次は空中ブランコに取りかかります。
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No.50:
(5pt)

他人事ではない心のバランス

こないだドラマで見た「空中ブランコ」が面白かったので、原作が面白いのか脚本家が上手かったのか確認しようと思い、同じ主人公の前作から読むことにした。短編の集まりなので読むのがすごい楽。 舞台は総合病院の地下にある神経科、病院の御曹司で馬鹿息子の精神科医伊良部を、毎回そこに通う羽目になった患者の視点から描く。 つまり主点人物がいろいろイッちゃってるわけなんだが、もしも町で出会ったら相当ヤバイ行動に見える彼らが、それ自体がさほど不自然でない、むしろ自分にも起こり得る気がする。人はささいなことから心のバランスを崩すんだと思える。ベタに言えば現代社会の落とし穴ってやつか。 そして、本来おかしくなってるはずの彼らの目から見て、精神科医伊良部のほうがよっぽど「変人」なのである。伊良部は意図してか知らずかその珍奇な行動で患者を振り回すことで、患者は次第に自我を取り戻していくというストーリー。 これを読むと、自分自身の思い当たるフシや、他人の行動についていろいろ分析したくなる。そうすると不思議、腹の立つ行為も何か原因があるんじゃないかと考えるうちに、他人に優しくなれます。 人と接する機会の多い職種の人は読んだほうがいいと思います。下手な実用書より楽しみながら深く理解できます。 主人公の伊良部はドラマでは阿部寛、映画では松尾スズキが演じていますが、原作のイメージでは伊集院です。脂デブ。
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No.49:
(4pt)

この本は笑える

本書は、患者よりも変で無邪気な精神科医伊良部一郎と変な症状で悩める患者との話である。患者よりも変わっている伊良部の言動や行動が笑える。患者も半分はあきれ返っている。無茶苦茶なんだけど、結局患者の症状は回復していくわけだから、優秀な医師なんでしょう。5つの短編の概略イン・ザ・プール:水泳依存症の話勃ちっ放し:陰茎強直症の話コンパニオン:被害妄想の話フレンズ:ケータイ依存症の話いてもたっても:確認行為の習慣化(強迫神経症)の話5つの短編の中で一番好きなのは、「勃ちっ放し」ですかね。これは、私がこんな状態になったら嫌なんだけど、傍から見ていると面白いなあと思う。話の中でも結構面白く書かれてあった。
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No.48:
(5pt)

誰もが伊良部にハマる

本当にあっという間に読めてしまう本です。オススメです。普段あまり本を読まない私ですが、ふと本屋でこの本を見つけ買ってみました。本当に読みやすい本で、まったく止まることなく読み終わってしまいました。なんとも適当な精神科医・伊良部が、様々な症状を持った患者を、適当に見えて的確に治していく話です。コミカルな中に、身近にありそうな精神的な病をわかりやすく表現している作品です。こんな医者がいれば、注射を打たれるのも嫌にならない気がします。あと、看護婦のマユミの色気もついつい想像してしまいます(笑)とにかく、すぐ読めるおもしろいストーリーなので読んでみてください。
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No.47:
(5pt)

意識のパラダイム展開

笑えました、笑えました。間違いなく爽快感が残ります。伊良部医師の、まさに、患者の意識のパラダイム展開を図る、大胆な治療方法に喝采を送りたいと思います。これを読めば、まず、ポジティブになれると思います。
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No.46:
(5pt)

チョージンイラブ

~奥田英朗の短編集。なんとなく敬遠していたが、おもしろいという声を多く聴き手にとった。人の話は聴くものです。これはおもしろい。患者を救っていく医者を主人公にした小説は、それこそ無数にあると思うが、治す側の医者がこれだけ壊れちゃってるのはすごい。伊良部総合病院の地下にある神経科。どうやら病院の御曹司らしい医学博士・伊良部一郎が~~その部屋の主だ。で、心の病に冒された患者がやってきて、いろいろあって治るというのが基本的な筋立て。伊良部は確かに患者の病状に関わっていくのだが、単なる稚気なのか、その裏側に一応は治してやろうという意図があるのか、本当に判然としない。「お子ちゃま」であることは間違いないが、それだけではない奥深さというか怪奇さを持ったキャラクターで本~~当におもしろい。ストーリーは非常にパターナイズされており、患者の治る過程も、まず伊良部が患者の置かれた状況をおもしろがって、仲間になったり真似をするなりする。そして伊良部のむちゃくちゃな行動によってかよらずか、何らかの破綻が生じて状況が変化し、患者にとってはハッピーエンドに落ち着く、というものだ。各話に登場する患者も個性豊かで~~同時にリアル。以前から、窮状に悶絶する小市民を描かせたら抜群の奥田英朗だったが、ある意味(どんな状況にも動じない)「超人」伊良部を対置することで、小気味のいい連作になっている。さっそく「空中ブランコ」が読みたくなる。松尾スズキ主演で映画化が進んでいるそうだが、作中で描写される風貌とは似てもにつかないが、つかみ所のなさはぴったり~~だと思う。こちらも楽しみ。~
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No.45:
(5pt)

笑劇!

続編の「空中ブランコ」から先に読み、その面白さにこのインザプールも読みました。やっぱり精神科医の伊良部一郎先生の奇妙な治療(?)に一気に引き込まれます。そしてやっぱり声を出して笑ってしまいます。少しコミカルに、大げさになっている部分もありますが、いずれの患者さんも現代には身近な精神的な病だと思います。全て計算づくか?とも思う伊良部先生の言動と行動だが、最後にはやっぱり天然?と思ってしまいます。でもこんな先生なら気軽に通院でき、そして通院するのが楽しくなるかもしれませんね。
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No.44:
(3pt)

ちょっと引いた・・・

まじめなのか、冗談なのか?治療なのか、単なる思いつきなのか?訪れた患者は、伊良部の言動に面食らう。自分自身、おかしいのではないかと悩み訪れた病院に、明らかに自分よりおかしいと思われる人間が医者として存在している。その現実に直面しただけで、病気がなおってしまいそうだ。この本には5つの話がおさめられているが、最初の、本の題名にもなっている「イン・ザ・プール」が一番よかった。2つ目以降話が進むにつれて、伊良部の人柄が歪んでいくような感じがした。おもちゃで子供と張り合ったり、マザコンだったり・・。読んでいてちょっと引いてしまった。そこが残念だった。
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No.43:
(5pt)

やがて、寂しき現代人。

現代人の「心の闇」に迫る意欲作。かといって、ストーリーはコミカルに、淡々と進む。ここの読ませ方が、さすがプロ。
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No.42:
(5pt)

伊良部ブーム!

ブームと言っても個人的なんですけど・・・あんな滅茶苦茶で、時にハッとさせられるような精神科医(伊良部)がいたら、この国も暫くはまともでいられるかもしれないなぁー・・・なんて思わされる作品でした。「皆違って皆いい」って言葉を誰もが聞いたことあると思います。けれど、それを実感することって凄く難しい。伊良部を見てる(実際には読んでる)と、「このままでいいんだ」と少しスッキリした気分になりました。読み易いし、早く読み終わるので物足りないと思う人もいるかもしれませんが、退屈はしません!
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No.41:
(4pt)

人物の描写力に脱帽

主人公の伊良部医師は、容姿も性格も嗜好も、何一つ褒められたものでない。医師としてどころか、人間として型破りというか、「変人」の部類に属す。しかし、なぜだか各話読み終わるごとに、確実に「癒されて」いる自分に気が付く。と同時に、この変人の医師を好きになっているのだ。これはマジックとも言えるほど、作者の人物の描写力が卓越しているからであろう。「癒し」なんて言われるものはバカにしている口だが、これこそが本当に「癒し」と言えるのではないかと思う。やさしいポジティブをもらえる。やや軽いかもしれないが、すっきりした読後感と明るさは、ふとした時に読み返したくなるものがある。ちなみに表題作を読んで無性に泳ぎたくなった人は数多くいると思われる。
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No.40:
(4pt)

肩の力が抜けすぎてしまう

そんなバカなと思うが、伊良部の憎めないキャラクタについつい引きこまれ一気に読んでしまった。確かに今のようなストレス社会には、伊良部のような医者がいてもいいのかなと思ってしまう。伊良部の行いが全て患者のための芝居だったとしても、自だったというオチでも(100%後者だと思うが)、心に余韻が残る作品だと思う。
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No.39:
(3pt)

面白い

「最悪」、「邪魔」に通じるようなディティールで読ませる部分はありませんが、軽妙で次の展開が気になるところはさすがです。1話完結のシリーズなので、読みやすいでしょう。奥田さんの登場人物はきれいな人が多いのですが、このイラブ医師はかなり異色!どう、異色かは是非読んでご確認ください。読みきり漫画のような軽さ故、★3個としました!
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No.38:
(4pt)

生き方のヒントがある

各短編の中の患者の悩みは、程度の違いこそあれ、思い当たる節は誰にでもありそうなものばかり。その解決(?)に向かう中での、伊良部医師のことばや周囲の人の会話の中に、解決のヒントとして感じるものがいくつもありました。
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No.37:
(5pt)

こんにゃろ~(^^;

これから読まれる方に本作を読むにあたっての注意事項をお伝えします。「公衆の面前では、本作を読まないでください。」我慢できずに電車の中などで読んでしまうと、奇声を発することになります。私は周りから白い目で見られて恥ずかしい目に会いました。「最悪」のようなシリアスな作品にも、笑えるシチュエーションが出てきますが、本作は、全てが笑えます。ほんと、10分おきくらいに。精神科医が患者を癒す物語ですが、毎日を忙しく過ごし、ストレスが溜まっているような読者の方も癒されること間違いなしです。
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No.36:
(5pt)

いいのかぁそれで?

とにかく笑えます!なんじゃこれは!と言うくらいおいおいそれで良いのか伊良部よ!と読みながら突っ込みを入れたくなるでもなんだか伊良部には癒される感じがあるから不思議人生に疲れた時はこの一冊で決まり?
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No.35:
(4pt)

私この本読んで治癒されちゃったね。

アダルト・チルドレン、共依存パニック障害、妄想性パーソナリティ、障害ボーダーライン人格障害、PTSD(心的外傷後ストレス傷害等々心の病は日々増えていってるようながします。時代の変化とともに現代病は増加し他人事じゃない。そんな今を背景に奇特な神経科医 伊良部の治療が続きます。 本当に変で医者の威厳もない伊良部ですけど患者さんは治るんですよね。これはカウンセラーはクライアントの自己治癒力を引き出すのにそっと力を貸すだけって心理学に基づいてるんですよね。だから伊良部みたいなアプローチもありなんだ。いろんな患者さん結局伊良部に会うのが心地よくなっちゃうし。 それだけじゃなく中にああこれ私の心と同じだなってのあって読後「そんなに気負わなくていいんだな。」ってちょっと心軽くなって治された。さすが医学博士 伊良部。 この本は価格も高くないし、楽しい上に薬にもなる。お買い得!   
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