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(短編集)
イン・ザ・プール
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イン・ザ・プールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全354件 321~340 17/18ページ
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どう見ても気持ち悪い精神科医、伊良部のもとに訪れるそれぞれ悩みを持ち合わせた個性豊かな患者達。彼等はその馬鹿馬鹿しい言葉にとまどいながらも少しずつ伊良部と打ち解けていく…キレのある笑いとほのかな感動が秘められています。この頃笑えていないと言う方、一度この本で彼と出会ってみてはいかがでしょうか?きっとあなたの心も少し軽くなることでしょう。 | ||||
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直木賞受賞作品の「空中ブランコ」が続編になった小説です。とんでも精神科医の伊良部一郎が、患者とドタバタ劇を繰り広げながら、最終的には病気を治してしまっている。そんな短編集です。この小説の主人公のドクター伊良部はハチャメチャというよりも自分の欲求に非常に素直で、やりたい事は常識はずれであろうが実行してしまう。彼は組織や規則に縛られて生きている私たちの、憧れで、それが私たちを惹きつける要因の一つだと思います。仕事や家族のごたごたに疲れた人には、自分を取り戻せる一冊です。文章も短く切ってあって読みやすく、普段は本を読まない人にも飽きが来ないので、本から遠ざかっている人にはなおお勧めです。かいくんは、もうちょっと重い心の痛みがある小説のほうが好きです。 | ||||
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神経科医の伊良部一郎には、医者としての美徳がない。それどころか、社会人の適性があるかどうかも疑わしい。無邪気かつ無責任な言動に、患者は振り回されっぱなし。しかし、気がつけば治療されている。伊良部は患者の話を聞いてないようで聞いているし、診ていないようで診ているのだ(ただ、あまり考えてはいない模様)。そんな伊良部と5人の患者の物語。どの話を読んでも笑ってしまうが、緻密に描かれた患者の様子には怖さも感じる。似た症状の人が、読者の近くにいるかもしれない(私の場合「コンパニオン」「フレンズ」がそうだった)。文章のテンポが良く、肩肘張らずに楽しく読める作品。 | ||||
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奥田英朗作品はこのインザプールと空中ブランコを読破後、数点読んでみましたがあまり面白くありませんでした。ですから、この2点以外の彼の小説を読むことはあまり勧められません。ただ、もし本屋や図書館でこの2点の本があったならすぐにでも読むことをお勧めします。まぁ、人気になっちゃったんで本屋はともかく図書館にはないと思いますが。面白くて面白くて読んでいる間と読後数日は、大抵の悩み事なら吹っ飛んでしまいます。騙されたと思ってぜひ一読を。また、少し古い世代の方は読んでいて藤子不二雄Aの「黒いせえるすまん」を思い出すかもしれません(設定が似ているだけで、あんなに不気味じゃありません)。 | ||||
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あかるい神経症マニュアル。神経症とか精神的ストレスという暗いテーマをここまであかるく仕上げる手腕はお見事!伊良部一郎のヴィジュアルが可愛く思えてくるからふしぎです。実際だったら絶対にイヤなのにこのキャラだと納得できます。あと文章もテンポよくて実に笑えます。 | ||||
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強烈。主人公伊良部医師のキャラに圧倒されました。ただ、デフォルメされているとはいえ、精神科にかかる患者の状況や心理の描写が笑いにつつまれながらも深刻で、陰鬱で、胸をうちます。仕事柄、プロでないにしろ神経を病む人の病状に接している身としては、ふむむと思わされました。ただ笑うもよし、心因性の病気に接する入り口とするもよし。おすすめ。 | ||||
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兄貴が買って来たものであまり読む気になれなかったけど最初の何ページかを読んでしまうと止まらなくなりました奇妙な医者と色々な現代の悩みや面白い症状が出た患者達、私はフレンズが一番良かったです。元気になるというか、元に戻れる感じの本ですね。 | ||||
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過度なる依存症、中毒患者が次々と登場して、それを伊良部ちゃんが、奇想天外に治療、おかしくてたまらない。笑いをこらえつつ読むうちに、誰でもが持つ病的部分に迫ってきて、自分にも思い当たることの多いことに読者は気づくはず。知らず知らずのうちに深層心理に食い込んできて、人を納得させる力のある本である。 | ||||
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精神科医の話、と友達に紹介されたので、期待とはかなり違いましたが、おもしろかったですよ。感動、とか、びっくり、でもなく、おもしろかったです。精神科医の話、なんていうくせにおもいっきり笑いの方です。なんだか変人すぎるこの医師と、まじめに悩んでる患者のやりとり読んでると悩むことがちょっと馬鹿らしくなるかも?まぁ、逆に「こんな医者が許されていいのか!!」と怒る方もいらっしゃるかも。 | ||||
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登場人物のキャラクタが最高。さまざまなキャラクタの絡みが楽しく暖かい。娯楽小説としては最高。15冊くらいシリーズで出てほしい。 | ||||
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飽きずによむことが出来ました。私は、インザプールが好きなのですが。誰もが心の中に持っている小さな悩みを解決してくれるマイペースな主人公がまた大変面白い。装丁だけでなく、中身まで素晴らしい作品でした。一度読むことをお勧めします。知らないうちに、この独特の世界観に少しははまること間違いなしです。 | ||||
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最近立て続けに奥田作品を「邪魔」「最悪」の順で読み、面白かったので、「インザプール」と「空中ブランコ」を買ったのですが、もう想像以上に面白くて2冊続けて一気に読んでしまいました。ほんとに読みながらプッと噴きだしてしまうところがありました。描写が的確なのでなんだか映像で見てるみたいにはまってしまいました。ほんとに元気をもらった気がするし、後味すっきりです。もっと伊良部先生の活躍を読みたい気がします。 | ||||
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今週はとても調子が悪く,熱はないのに下痢が続くという悪循環が続いていました。医者に言ったら「風邪ですねー」と言われいっぱい薬をもらいました。仕事で正念場・大事な案件も多い週なのに,おなかが痛くて落ち着かず,暗い気持ちで週末を迎えました。気晴らしに,買ってあったこの本を読みました。笑いながら目からウロコがぽろぽろ落ちました。そして気づきました。「わたしの,この下痢って…」なんと下痢,止まったんです。この本を読んだら。1週間も続いたのに。お医者さんに行っても治らなかったのに。熱もないのに下痢の続く方にオススメします。 | ||||
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舞台は現代の日本。人間は人間社会が形成する周辺環境によって社会化された産物であり、日常生活における自己決定や選択でさえも、その社会性に束縛されることが多い。そして、時に、その社会性は人間から過度に自由を奪い、人間を硬直させ、ゆえに憂鬱に陥れる。“精神科医、伊良部一郎”を訪れるこの作品の登場人物たちは、初めは、伊良部の社会性の希薄さや稚気に圧倒されるが、そんな伊良部との出会いをきっかけに、自らの病を能動的に克服していく。 | ||||
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直木賞受賞作家と聞いて最初は敬遠していました。(今まで失敗することが多かったので・・・)しかし、面白い!!精神科医伊良部先生。セクシー看護婦マユミちゃん。キャラクター濃くてサイコーです!!どの作品も身近なもので親しみやすく文章も読みやすく、いや~奥田さん素晴らしいですね。私は個人的に「コンパニオン」が好きですね。次は「空中ブランコ」読みます。 | ||||
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奥田氏の本の中で、この本が一番好きです。精神科医と患者の話というので、多少はつらい気分になるかなあと思いましたが、全くそんなことはなく、ただ笑えました。読みやすいし、誰にでもとっつきやすい内容だと思うので、奥田氏の本を読んでみようと思う人がいたら、ぜひこの1冊をおすすめします。 | ||||
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携帯依存症、強迫神経症、水泳中毒・・・きっと世の中にはそんな人もいるだろう。その患者たちをモチーフにして進んでいく物語だが、医者の伊良部が強烈な個性を持っていて、患者がかすんで見えてしまうほど。時には患者と伊良部のどちらがカウンセリングされているのかわからなくなってしまうようなこともあり、こんな医者がいたら面白いだろうなあ、と思ってしまった。診てもらいたいかどうかは別にして・・・ | ||||
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精神科の医者は精神病患者と紙一重、どっちが精神病かわからないことがよくあると、友達の看護師から聞いたことがありますが、まさしくその通り。ちなみに私の知っている、心理学を教える大学教授はウツかと思う程、やばい感じがただよってます。そんなことはさておき、主人公の精神科医はあたなの職場でもいそうな、チビで小太りのおっさんに~ちゃん。否が応でも想像できます。文章は読みやすいです。その点で星4つ。 | ||||
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「空中ブランコ」「邪魔」「最悪」を読みましたが、この「イン・ザ・プール」がいちばん面白い作品だと思います。「空中ブランコ」の「フレンズ」や「女流作家」も楽しく読めましたけど、本作の「いてもたっても」なんて、すごくおかしいですよ。「おくび」と「はい?」が初期の頃から奥田印なのかなー?と思いましたが、「邪魔」「最悪」など本格ミステリーは「よくある話」の域を出ず、自分は読んでいてだめでした。居るわけないじゃん、というような物語にこれからも著者の筆が冴えますように! | ||||
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面白くて一気に読んでしまった。ストレス社会の現代においてどこか人事とは思えない患者達が描かれていた。特に印象に残ったのはフレンズ。携帯依存症の高校生の話だ。人にかっこよく思われたい,みんなに必要とされる人になりたいという欲望は誰しもが持っていると思う。同時に誰にも必要にされていないと感じるときの孤独感は絶望的なものである。「こんなことありえないよー。」とは思いつつも,主人公達に共感できる部分はたくさんあって、その心理描写はリアルだった。どこか皮肉がこめられていて,人のふり見て我がふり直せではないが本当の人とのつながりとはなんだろうと考えさせられる作品だった。 | ||||
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