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暗闇坂の人喰いの木
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暗闇坂の人喰いの木の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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こういうのありなんですか? なんかしっくりこない。 途中まで書いたけどまとめきれずに全部放り投げたと言われた方が納得できました。 | ||||
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不気味でグロテスクな話だったけど、事件の謎にぐいぐい引き込まれた。 話自体は長いけど、会話が多いのでそれほど時間がかからず楽に読めた。 | ||||
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私は、名作でも初出が古い本については完全改訂版が出版された本を優先的に読むようにしています。調べた限りコチラは初出1990年10月。偶然にもこの本にある流れと同じ、① 占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫) 、 ② 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫) の順に読んできて幸運でした。 とても魅力的な怪奇性を帯びた事件。好奇心を刺激してやまない設定と展開を含む迫力ある文体によりさらに際立つ謎と気味の悪さ。次の展開を知りたくて・・・私が読むのが遅いこともあるのですが・・・何時間も読んでしまいます。演出のためとはいえ、これを載せるのか、と二度見してしまうほどリアルな写真も恐い。歴史によって人間も含めてあらゆる対象への価値観が変わっていくことがわかります。 偶然の要素があることや作品内にも書かれているように謎の場面が残ってしまったことがもしかしたら完成度に疑問を生じさせる印象を読者に与えるかもしれないけれど、それでも事件はもちろん、奇抜だが論理的な真相にも説得力はあるように私には感じました。 石岡さんとほぼ同じ思考をする私自身に複雑な気持ちになりましたが(笑)、これまでで御手洗さんの人間的魅力を最も感じた作品でした。信念ある愛を感じました。 終局がステレオタイプでないところがとても好き。 次は解説おススメの続編「水晶のピラミッド」を読もうかしら。・・・でもまだ、これを記載時点(2024年1月28日現在)で完全改訂版ではないんですよね。 | ||||
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異常な状況を解き明かす答えが、 「偶々そうなった」 は無い。答えですらない。 作者のこれ以前の作品に触れて、本格の人だと思ってたけど、本格とかパズラーの作家じゃなかったんですね。ガッカリ。 無理やりすぎる雰囲気小説。つまらない解決。 魅力的な探偵である御手洗をこんなこんなクソみたいな事件に駆り出さないでほしいです。 | ||||
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御手洗さんと石岡さんの人柄と間柄がよく出ている作品だと思います。2人とも本当に魅力的で、トリックも驚きました。 | ||||
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改訂完全版です。無駄のない伏線で、きちんと隅々まで色を塗ってあります。主に記者である石岡の、また、つぎに名探偵のセリフによって、あちらこちらに文明批評が混ぜてあります。その当否は別として、著者の思考のスタイルも作品のなかで展示されることとなっています。 長編ですけれども、会話の部分を多用するため、読んでいて、考えて疲れることはありません。 | ||||
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真相については、あっからんかとした感じがあったが、内容についてはマジでホラーか!?と思うほどのおどろおどろしい雰囲気がありました。その点、自分には合っていて好きですね。 ただやっぱり真相が… | ||||
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1990年に発行された本が新品状態で今、手に入るとは思わなんだ。 頭が下がります。 | ||||
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同時期に読んだ、「斜め屋敷の犯罪」に比べると、物語としての完成度はかなり上がっているのではないでしょうか。 提示される謎の数々も魅力的で、全ての謎解きが終わった後に残る不気味さなど、物語としての楽しみに満ちていると思います。 一方で、それが魅力なのかもしれませんが、力技でねじ伏せたような強引な点も多く、物語世界から一度、解放されて思い返せば、そんな馬鹿なと思うところもあります。 | ||||
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序盤の事件現場の図解を見た時点でイヤ〜な予感がしてましたが、ほぼ的中。 やっぱりいつもの島田荘司じゃないか! しかしながら、欠点を帳消しにするほどの、ミステリー小説としての面白さ。 御手洗潔モノは、犯人がイマイチ魅力的でない場合が多いですが、これは最高。 トリックはアレですが、それ以外の部分が傑出してるのでよし! | ||||
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これは本当に面白いです。島田荘司さんの小説を初めて読む方にお勧めかも。 | ||||
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本作の犯人は木です。 犯人はちゃんと存在しますが最終的にはこの木こそ犯人と呼べます。 本作は事件の残忍性や密室性ではなく、狂気、恐怖にテーマを絞っています。 そしてその世界観に魅了されることは間違いないでしょう。 ただし、文字サイズも小さく、かなりボリュームがあるのでじっくり読んでください。 これより長いアトポスが発売されるとは予想出来ませんでしたよ… 同時に変人、御手洗潔の人間性にも一歩踏み込んだシリーズファンには嬉しいプロフィールを知ることができる作品です。 御手洗潔の変人かつ人間としての魅力も知ることができます。 | ||||
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本書は1回読んでいるはずですし、話題にもなった覚えがあるのですが、あまり記憶に残っていませんでした。 今回、再読すると、面白いことは確かですが、長いですし、いろいろ詰め込みすぎの気がしました。 | ||||
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圧巻の680ページ!もんのすごいボリュームです。 どこかダークファンタジーめいたタイトルですが、本編も呪いだとか祟りだとか通常よりファンタジー性が濃い目になってます。残酷なグリム童話とか好きな人はよりのめり込めるでしょう。 厚みのわりにはスイスイ読めるので本編の長さ自体はそう苦になるものではありませんが、肝心の内容はというとことミステリーにおいては微妙かも。トリックの大味ぶりは「斜め屋敷の犯罪」と似たものを感じますが、斜め屋敷の方は大胆且つ大袈裟ながらもまだ納得のいく説明があったのに対し、本作の不可解な出来事は実に6割が「偶然」の一言で片付きます。当然御手洗による謎解き部分もあっという間に終わります。なにせ偶然ですから。どんな真相が隠れているのかとドキドキしていただけに肩透かしをくらった感じは否めない。まともに推理していた人はなおさらではないかなと思います。 ミステリーではなくホラー、もしくは「異邦の騎士」のような人間ドラマ的な小説として読むならそれなりに楽しめます。全体的な構成はなんとなく占星術殺人を彷彿とさせますね。御手洗があっちこっちに顔を突っ込んで楽しく推理しているだけで読んでいる私としては楽しいのですが、本作は差し引き☆3かな。 | ||||
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宙に浮いたら偶然座って突っ込んだ(笑)。 凄すぎるぜ島田荘司!! | ||||
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ものすごい衝撃を受けた作品です。怖いけど見たい、怪談のような | ||||
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犯人がわかりなんとなくこうだとわかるものが良い。何作品かはそうだった。でもこれは読み物でそういう楽しみ方ができないもの。 終盤に差し掛かり新たな死体 新たな被害者が出てきて。ヒントも少なくどうなってるのかわけがわからずお手上げになり答えを楽しみにしてたら・・・。 偶然!?それはないだろう。偶然で片づけるなら刑事も名探偵もいらない。 作者はよくこのトリックが好きだがさすがに~。結局新たな死体 新たな被害者 最初の被害者 戦前の被害者。このすべてはヒントが無く推理しても仕方がない。 読者が思いつく推理の裏をかく程度のトリックでいいのではないのか。 話自体はよくできているのでもったいない。 | ||||
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長い・・・、けれど面白かったです。 ホラー要素も満載で読みながらゾクゾクしました。 | ||||
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読み始めたときはわくわくしたのに、なんでもうちょっと合理的な解決を見いだせなかったのか。 トリックが強引すぎて、推理小説としてはダメダメでしょう。 なぜああいう形になったのかという一番の謎がアレだったのもがっくりですが、そもそもなぜこういう方法をとったのかという理由が説得力ゼロ。 もっと犯人にとって自然な方法が幾らでもとれたはずで、こじつけがひどすぎる。 真相をあれこれ考えていた自分が馬鹿みたい。あれを真相だとするなら、せめてもっと見取り図や伏線が必要だろう。 これじゃ新本格というより、バカミスに近い。 まあ、話は読んでいて面白かったので星2つで。 | ||||
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初めての島田荘司氏作品でした。すぐに犯人と動機が判ってしまいます。 おそらく旧家に育った日本人、且つ女性ならば直感で判る犯行全貌です。しかし女性ならばこの作品は書かないですね。何故ならば息子殺しは古今東西、父親が犯人と決まっているからです。母親は育てあげた息子を殺さない。息子が母を殺すことはあってもね。 女は後世の為に胤を摘んだりしない。男のように、縦に並んだり横に従ったりしない。己の中に真実も事実も包んで生きる有袋類なんですよ。 この作品は男性が創った「想像の女性」が主人公です。「こんな女、いないよ」とあきれてしまいました。登場人物の玲於奈や三幸も、アニメに描かれる女の子キャラクターのように紋切り型の動きしか果たしていない。 ですが、木にまつわる伝記や死刑の歴史を語る部分はおもしろいです。また、作者の「書く」エネルギーに圧され、その圧倒的な力により読み進めることができます。文学賞なんてどうでもいい、そう思わせる力量を感じます。 ただ読後感に「幼稚だな」と考えずにいられなかった。まずトリックありきゆえ、なのでしょうか。 しかしながら石田氏をはじめ先期の朝井氏や今期の西氏が直木賞を獲ることが出来て、何故島田氏が候補にさえ挙がらないのか。それ自体が日本文学界のミステリーではないでしょうか。島田氏は選ばれる側ではなく、審査員の椅子に座られて当然たる作家だと思えます。不思議です。 | ||||
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