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暗闇坂の人喰いの木
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暗闇坂の人喰いの木の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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異常な状況を解き明かす答えが、 「偶々そうなった」 は無い。答えですらない。 作者のこれ以前の作品に触れて、本格の人だと思ってたけど、本格とかパズラーの作家じゃなかったんですね。ガッカリ。 無理やりすぎる雰囲気小説。つまらない解決。 魅力的な探偵である御手洗をこんなこんなクソみたいな事件に駆り出さないでほしいです。 | ||||
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犯人がわかりなんとなくこうだとわかるものが良い。何作品かはそうだった。でもこれは読み物でそういう楽しみ方ができないもの。 終盤に差し掛かり新たな死体 新たな被害者が出てきて。ヒントも少なくどうなってるのかわけがわからずお手上げになり答えを楽しみにしてたら・・・。 偶然!?それはないだろう。偶然で片づけるなら刑事も名探偵もいらない。 作者はよくこのトリックが好きだがさすがに~。結局新たな死体 新たな被害者 最初の被害者 戦前の被害者。このすべてはヒントが無く推理しても仕方がない。 読者が思いつく推理の裏をかく程度のトリックでいいのではないのか。 話自体はよくできているのでもったいない。 | ||||
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読み始めたときはわくわくしたのに、なんでもうちょっと合理的な解決を見いだせなかったのか。 トリックが強引すぎて、推理小説としてはダメダメでしょう。 なぜああいう形になったのかという一番の謎がアレだったのもがっくりですが、そもそもなぜこういう方法をとったのかという理由が説得力ゼロ。 もっと犯人にとって自然な方法が幾らでもとれたはずで、こじつけがひどすぎる。 真相をあれこれ考えていた自分が馬鹿みたい。あれを真相だとするなら、せめてもっと見取り図や伏線が必要だろう。 これじゃ新本格というより、バカミスに近い。 まあ、話は読んでいて面白かったので星2つで。 | ||||
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いろんなことを詰め込みすぎ。読んだほうは、肝心の 「犯人はなぜ、その方法で殺人を選んだのか?」がよくわからない。もっとシンプルに、人が一人死ぬ→探偵登場→動機、殺人方法、犯人特定 を描ききれないのか不思議。 本筋を見失って、枝葉にからめとられた格好。作者もストーリーが大きすぎて身動きとれなくなったのは、人食いの木の呪いにかかったためか?。出版社の人も、ここ、無理があるよ、っていえないのかね? | ||||
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全く評価できません。設定に無理矢理トリックを付けるから『偶然こうなった』という苦しいいいわけになってしまうのです。状況がアクロバティックなのは氏の作品の常ですが、こじつけはいけません。『そうでないと論理が破綻するんだ』と探偵、御手洗は言いますが、私から言わせれば探偵のロジックがすでに破綻しています。占星術殺人事件のような期待を画くと馬鹿を見ます。 | ||||
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どれほど物理的に不可能なトリックでも、名探偵が「そうなのだ」と言えば、皆が納得する。 突込みどころ満載という意味では楽しめるのかもしれない。 | ||||
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本作から作者は長いだけの"こじつけ"小説の専門家になってしまった。本格ミステリの解決では須らく"こじつけ"の要素があり、作者の作品は全般的に偶然性に頼る傾向があったのだが、それが本作から顕著になったのだ。それが以下、「水晶のピラミッド」、「眩暈」...と続く。そうした"こじつけ"や偶然性を読者に"合理的解決"と納得させるのが作者の手腕なのに、本作から作者はそれを放棄したようだ。 本作でも幾つかの謎がある。死者が高い建物の屋根の上に横たわっていた謎。挿入されるスコットランドの巨人の家の話。しかし、前者は全くの偶然の産物で、事件との合理的関係を推理していた読者はバカを見ることになる。これなら今年猛威を振るっている竜巻が突然起こったという理由の方がまだ納得できる。後者は全くの子供騙しで、作者の考える"真相"を聞かさせた時は脱力感を覚えた。 そして、真犯人の殺人方法である。作者自ら、「真犯人の体力から、あの方法しか無かった」と書いているが、そんなに体力が無いなら普通"毒殺"を考えるでしょう。一遍に複数人殺せるし。奇抜な状況を作るためだけに編み出した苦しい言い訳だ。 そして、問題は作者がいわゆる新本格派と言われるミステリ作家達のリーダ的立場にいる事である。本作以後、無意味に長く内容の無いミステリが多くなった(京極夏彦氏は別)。本作の悪影響である。「水晶のピラミッド」、「眩暈」と並んでミステリ界に悪癖を撒き散らした罪深き作品。 | ||||
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