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四日間の奇蹟



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【この小説が収録されている参考書籍】
四日間の奇蹟
四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟の評価: 3.38/5点 レビュー 205件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 81~100 5/6ページ
No.30:
(4pt)

善意の人たち

ごちゃごちゃした難しいことはわかりませんが、もし、本を読んで良かったか、或いはそうでなかったか、の二つに分けるとするならば、間違いなくこの本は、「読んでよかった本」であったと思います。この小説、登場する人物すべてが“よい人”でした。“よい人”というのは、決して強い人間ではなく、むしろ感情的になったり、弱さもさらけ出したりするのですが、心がきれいで優しく、善意の塊みたいなのです。こう書いてしまうと、能天気なストーリーに聞こえてしまうかもしれませんが、それでもいいじゃありませんか。ぎすぎすした現実から逃避するのではなく、人の心の中には誰でも、汚れなき美しい部分が存在し、それが共鳴しあって、理想郷のような社会が形成される・・・そんなことを信じても、罰は当らないと思うのです。読んでいる最中、あるいは読み終わったあとも、善意や優しさがからだを包み込んでくれているような気持ちになり、それがたまらなく心地よいのでした。
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4796630597
No.29:
(4pt)

いろいろ…

良く出来た小説だと思います。描写は丁寧でうまいです。でも、障害者を抱え込むって、もっと重いことじゃないでしょうか。もっと葛藤があってもいいのでは。如月さんの家族が簡単に千織を受け入れてしまうことが納得できない。真理子さんについても、田舎にお嫁に行くってもっと汚いことや泥臭いことがありますよね。子供ができないからと言う理由で離婚しているのに、「その家が長く続いてくれればいい・・・」と言う考えは理解できない。女性の生き方としてあまり好きではない。
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No.28:
(4pt)

このミステリーはファンタジー

手に汗握るミステリーというよりは,こころ暖まるSF的なファンタジーという感じ。でもそれはそれで,随所に出てくるピアノによるクラッシックが効果的に展開を際だたせ,少女の弾いているピアノの旋律が耳にはっきり聞こえてくるよう。ナースの真理子との再会以後の出来事はあまりにも出来すぎと言えないことはないけど,真理子の人間性や心の内面が逆に小説の中に引き込んでいってくれる。つくりごとと分かっていても,このような世界があればいいと素直に思えるし,最後は心和む終わり方でよかったと思える作品。ドラマや映画にしてもおもしろそうな感じ。読む前に,あまりに誇張された作品紹介のコピーに惑わされずに,白紙の気持ちで読めばすばらしいと思える作品。若い人の方が素直によめるのかな。・・・この作品を読んで,浅倉卓弥の今後の作品に興味を持った。
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No.27:
(5pt)

この本のおかげで本が大好きになりました☆

私の中学校では「読書の時間」という本を読む時間があります。その時間に読む本がなくなったので友達のススメで読んでみました。読んでみると涙がもうボロボロ出る出る・・・。最後のほうは一気に読んでしまいました。今まで話題の本を沢山読みましたが、この本が1番良かったです。本ってこんなにすばらしいものなんだと初めて思いました。この本のおかげで本が大好きになりました。是非、ドラマ化や映画化をしてほしいです!!本当にありがとうございました!!
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No.26:
(4pt)

いい本です。

 まず、読ませる力(文章力)が圧倒的でした。小難しい脳生理学の話も、口数の多い登場人物(特に真理子)の長セリフも、すんなりと頭に入ってきます。読者に対する説明的な内容ながら、一つひとつがストーリーラインとして機能。無駄がありません。 やはりここでも触れておきますが、話の要となる要素について。ネタとしては前出の異作(僕は未読です)と重なるそうですが、それ以前に個人的にはよくある展開だな、と感じました。しかし、そんなことは全く気になりません。真理子が抱える生と死への葛藤は、もし自分が同じ状況になってしまったらと考えるととても共感できるものでしたし、それでいて最後に彼女が導き出した結論は、ここでは果たして自分はどうするだろうか・・・と考えさせられました。 クライマックスにおける教会での真理子のやりとりと、そこから派生して起こる現象は、ただただ引き込まれます。そして訪れる再生、別れ。心を揺さぶられる物語は終焉を迎えます。 蛇足ながら、ベートーヴェンのピアノソナタ、かの有名な「月光」をあらかじめ第3楽章まで聴いておいて、曲構成を覚えておくとクライマックスのシーンはより感動的になると思います。 
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No.25:
(4pt)

優しい物語

友人から勧められて読みました。「ミステリー」というジャンルにこだわらずに読んだので素直に感動することが出来ました。どの登場人物も優しく描かれていて、その優しさにホロリときました。ただ、「真理子」が喋りすぎの感があって、「煩いなー」と思ってしまいました。気持ちの交流は「言葉」ではないんだというのを理解しているはずの女性がこんなに喋るのはなんだか不自然というか、ちょっとがっかりです。奇跡の4日間が終わったところで、千織の言語が著しい変化を遂げるのですが、ここもなんとなく納得できない。たどたどしいながらも、ケイパパには自分の気持ちを伝えようとし、ケイパパもなんとか千織の気持ちを理解しようと努める、前半の関係の方が断然好きです。作者の次回作も楽しみにしています。
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No.24:
(5pt)

麻薬の効能

まるで自分がそこに居るような錯覚を覚えます。後半に入ってからはかなり感情移入してしまって気がついたら涙が溢れていました。いい歳した男が小説で泣くなんて思いませんでしたけど読み終わったとき優しい気持ちになれましたよ
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No.23:
(4pt)

初のレビューです(ご容赦を)

 これから、読む人のために、なるべく「ネタばれ」になることは、書きません(^^) 私は、この本の文体がかもし出す正統派の雰囲気が気に入り、読んでみることにしました。冒頭では、動きが見られず、自然に読むスピードも遅くなりました。ですが、後半の落雷のシーンから、どんどん読むペースは早くなり、最後には、『ある人』の残された時間にシンクロするかのように、速く!速く!読まなくちゃと夜遅くまで読み続けました。登場人物に感情移入してしまう、作品に出会うことは、めったにありません。私は、この作品に出会えてよかったと思います。
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No.22:
(4pt)

ちょっと奇蹟が過ぎるかな

面白いです。著者のデビュー作ですが、最後まで飽きずに読ませる力を持っています。ただ、「このミス」大賞の選考基準を踏まえた上で一言言わせていただければ、後半、特にオチに近づくと冗漫になる点がやはり気になります。青年には、他人の体を借りるのではなく、今の自分を出発点にした演奏をして欲しかったなぁ・・・最後の日の引っ張り方も、ちょっともたついた気がします。しかし全体に流れる空気は軽やかで、気持ちよく読み進めます。何気ないセリフに心を打たれることもありました。雰囲気の作り方が上手な作家さんですね。次回作にも期待しています。
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No.21:
(5pt)

いい本に巡り会えました

まさに奇蹟ですね。導入部からどんどん物語に引き込まれ、気がついたときにはどっぷり浸かっていました。でも脳の機能の説明についてはすごい科学的なのにあまりにも非科学的な現象が起こってしまったことは今までの話は何だったんだろう?とちょっと疑問に思ってしまう。それでも結局話の持っていきかたの巧さ、登場人物の魅力ですぐにこれもありかなって思えてしまうところがすごいところです。ラストは電車の中で読んでてもうるうるときちゃいますね。すがすがしい気分になれる、いい本に巡り会えました。
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No.20:
(4pt)

ここ何年かで私のベスト1

 とても感動しました。そして登場人物の感情の移り変わりをとてもリアルに感じることができました。私は皆さんの言っている類似作品は読んだことがないのでそれについては何とも言えませんが、純粋に1小説として読んで最高でした。ただ一つ私は真里子さんにすごく感情移入してしまったので、読み終わった時やはり少し切なさの様なものを感じてしまいそれが不満で星一つ減らしてしまいました(笑)。 これが新人の方の作品ということでさらに驚きを感じてしまうのですが、とにかく未読の方ぜひ読んで下さい。わたしは一人でも多くこの話を読んでもらいたくて初レビューしてしまいました。
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No.19:
(5pt)

純粋な心

 優しい物語だった。 知能障害を持つ少女、その少女を救うため強盗事件にまきこまれ指を失ったピアニスト、誰よりも家族を欲していたのに子供が産めないという理由ですべてを失った看護婦。 暗い過去を持っている登場人物が多いのに、出てくる登場人物全員に悪意が感じられなかった。その辺りが私がこの本が好きな理由だ。個人的には千織と敬輔のやり取りに心がなごんだ。 他にもピアノ演奏のシーンでは文章から躍動感が感じられ読んでいてその演奏を聴いているように感じた。 奇蹟そのものも良かったが私は奇蹟前夜の千織、敬輔、真理子三人のやり取りが一番印象に残った。 真理子が千織に対して「何かなりたいものはある?」とたずねたのに対して千織が「敬パパの指になりたいと」答えたシーンが個人的には一番好きだ。 とにかく優しい物語だった。
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No.18:
(5pt)

みなさん書いているように

確かにミステリーではないし、どこかで読んだようなストーリーではあるのだけれど、私の場合、夜11時から読み始めて次の日のことを考えずに朝3時半に読み終わったことでわかるように小説としてのおもしろさは十分に水準を超えており、文庫で買うのなら値段以上の満足を得られることは保証できる。泣けるかどうかは人によるだろうけれど。私の場合、軽くうるうる(←かなりの健闘)ってところでした。映画の原作にはもってこいって感じなのですが、誰か映画化してくれないものでしょうか。
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No.17:
(4pt)

「かぶり」を許せれば

 前半からかなり読み手を引き込む展開と文章力がある。ミステリというか人間ドラマに近い感じか。某有名作品との「かぶり」をさらっと流すことが出来れば楽しめる作品だと思う。「かぶり」なしの次作にも期待。
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No.16:
(5pt)

最高でした。

四日間の奇蹟最高でした。次に何が起こるのかが、楽しみで一気に読んでしまいました。全体として,文章が荒いと言うか未だ洗練されてない印象を受けましたが,ストーリーが完全にそれをカバーしたように思います。なにも先入観を持たないで、何が起こるか期待しながら呼んでほしい作品です。次回作もとっても楽しみです。
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No.15:
(5pt)

久々にグッときた作品

なんとなく題名が目に入ったので買ってみた作品。このミステリーがすごい!の大賞を受賞した作品と書かれていたが、あんまり詳しいことはわからずに読みました。読み始めて数分で、自分でもビックリするほどあっさりと物語に引き込まれていきました。序盤はゆったりとした、それでいて綺麗で違和感の無い描写に見せられ、後半にかけては一気に物語が進行を開始します。その引き込まれる様は心地よい感じさえ抱かされました。後半からの展開はミステリーというより、ファンタジーというのが正しいのかもしれません。しかし、人の脳の不思議や、死の概念についてなどあえて世の中の「不思議」に挑戦したのはとても面白かったです。読んで損は無い作品だと思います。
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No.14:
(4pt)

自分は何のために生きているのかを考えさせられる作品

フィクションであると知らずに読めば、途中まで「普通に考えては起こりえない事」が起こるのにもかかわらずノンフィクションであるかのように錯覚してしまいそうな作品です。それは作者の文章力と伏線の数々によるもので、登場人物の設定や表情、仕草などが事細かに描かれており現実味を感じさせられたように思います。中盤から終盤にかけてのファンタジーな部分(四日間の奇蹟)は賛否両論あると思いますが私は素直に受け入れることができました。「このミステリーがすごい」大賞を受賞したという先入観なく読めばなかなかいい作品であると思いました。"500ページ"とやや分厚い本ですがストーリーの展開が刻々と変わっていったのであっという間に読めました。とにかくいろいろな意味で作者の事を"うまい"と感じさせられました。読んでみる価値ありです。
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No.13:
(4pt)

オススメファンタジー。

どうしてミステリー大賞?という話はおいといて、ファンタジーとして楽しく読めました。登場人物各々の設定、読者を引き込ませる構成、後半の『動』を際立たせるための『静』、よく作りこまれています。作品中に出てくるクラシック曲をすべて知っていれば、さらに楽しめたのかなぁと。泣かないけど、電車の中で読んでたけど、過剰な宣伝文句や先入観にとらわれなければ、損はしません。
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No.12:
(5pt)

泣けなかったけど、いい話です。

幸いにもほとんど先入観を持たずに読んだのでかなり面白かったです。序盤はこの話いったいどういう展開していくのかさっぱり先が読めなかったのですが、中盤から一気に違う小説かと思わされるぐらいの急展開。そこからは本当にあっという間に読み終わりました。序盤の静かな雰囲気のまま話が進むと思いながら読んでいたのであまりの違う雰囲気に少し戸惑いながらも、これもありかなといった感じです。最後の展開は予想通りといったところですが。想像していたのと全く違う小説であることは間違いありません。ミステリーというくくりは確かにどうかと思います。どう考えてもミステリーではなくファンタジーなのにミステリー大賞となるとそれを期待して読む読者からすると中身がいくら良くても大いなる期待はずれとなってしまいます。せっかくのいい小説がもったいない気がしました。中身についての批判ではなく、これはミステリーではないとか帯があおりすぎとか、宣伝仕方ひとつで評価にも左右されると感じ、つくづく先入観なしに読んで良かったと思いました。これから読まれる方はあまり先入観に捉われずニュートラルな心で読まれることをお勧めします。この小説がミステリー大賞をとってることが一番のミステリーかも
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No.11:
(4pt)

初めてミステリーを読みました。

注目作品らしいです。しかも帯には「感涙のベストセラー」の文字。物凄く期待しつつこの太い小説を電車の中で読み始めました。で、読み終えた感想。すごい!、とはいかないまでもなかなか楽しめる作品だなと感じます。特に、最初から100ページくらいまで全く物語に動きが無いのにどんどんストーリーに引き込まれていく構成。そして、中盤辺りから始まる急展開。そのまま猛スピードで読み終えてしまえる作品です。初めてミステリーと呼ばれるものを読んだので最適な評価はできませんが、一つの小説としてみるならば、非常に読みやすく、ストーリーに思う存分引き込まれる面白さがあると思います。ぜひ一度皆さんも読んでみてはいかがでしょうか。
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