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(短編集)
バーネット探偵社
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【この小説が収録されている参考書籍】
バーネット探偵社の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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翻訳の言葉遣いが古臭いことを割り引いても、これは面白い!文庫では新潮社からしか出ていないのか不思議だ。粋で小憎らしい、ルパンの魅力が溢れている。短編集としては怪盗ルパンより楽しめる。傑作だ。 | ||||
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ちょっと小癪なというか、生意気なかんじのするわが主人公ジム・バーネット君がいいかんじだ。 いちいちピン撥ねがあって洒落ている。どれもよくできた話だ。 訳者あとがきにある「作者モーリス・ルブランが本格的心理小説の筆を折り、探偵小説に筆を染め始め てから二十年をすぎた言わば円熟期の作品とて、構成とトリックのヌケの見事さに格別なものがある。」 とはまさしく至言。 | ||||
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謎の探偵ジム・バーネットの活躍を描くユーモア連作。ペシュ刑事が持ち込む難事件を苦も無く解決してしまうのだが、バーネットは探偵料を貰う代わりに何かをくすねてしまい・・・ 注目すべきはバーネットとペシュの漫才じみた抱腹絶倒の遣り取りで、これだけでもルパン・シリーズとしては異色作。或いはルブランは書き出しに際してルパンものの積もりは無かったのかも知れない。ただ、ラスト一つ手前の話で犯人が自分を出し抜ける者はアルセーヌ・ルパンしか居ない筈だと口にしており、もしかしてバーネットは・・・と想わせる仕掛けになっている。 バーネットがはっきりルパンだと判るのは次の「謎の家」での事だが、おそらく書き上げてからルブランはバーネット=ルパンを想いついた感じがする。 | ||||
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今時、硬派の推理小説ファンは、ルパンなんぞに洟もひっかけないのかもしれないが、本書を読んでご覧、とってもおもしろいよ! まあ、ルパンというのは、いろんなものをいろんな方法で盗んでゆく、その手際の良さとか奇抜さとかおしゃれさ加減が、ホームズものとは違った感興を呼び起こすのだが、本書の設定もなかなか円熟の極みで、トリックとか推理とかに限ると子供じみているかもしれないが、読んでいてとにかくおもしろいのだ。 堀口大学の翻訳は、古めかしい日本語だし、人称代名詞の使い方、登場人物達の年齢等の上下関係などがどこまで的確に訳し分けられているのか、今日の目では大いに疑問が残る、つまり、精確な訳という面では、改良の余地があるのかもしれないが、一種独特の堀口ワールドを形成していて、これはこれで面白いと思う。 余力の有る方は、他の翻訳者のものと読み比べてみるのも一興か。だって普通の推理小説と違って、トリックや犯人が分かっても何度でも楽しくよめるんだもん! まあ、ヴァン・ダインよりも上なのは間違いないな!! | ||||
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調査は無料なのに、なぜ商売が成り立つのか。 世の中の仕組みの中で、不正、公開できないもの、公開できないこと、 をお金に換える巧みな技を知ることができる。 用意周到な準備や、準備のために必要な情報をどうやって正確に知ることができるのだろう。 本書では、怪盗はバーネットといい、警部はベジュー。 2人の掛け合い漫才のような振舞いに、喝采したくなったり、事件の性質から少し心が暗くなったりもする。 ルブランの傑作のひとつだと思う。 | ||||
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ルパンの探偵もの バーネットと名乗り、事件を解決し警察を出し抜きながら協力して 裏で警察をもう一度出し抜いて・・・・ ルパンの真意は如何に | ||||
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事件のトリックも面白いけれどもバーネットとベシューの掛け合いが 面白い。怪盗としての本業も忘れないルパンの立ち回りがとても魅力的 です。 | ||||
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パリに開業したジム・バーネットの探偵社の評判は上々。警察が手も足も出ない事件をいとも簡単に解決するという噂。しかも調査費は無料。依頼人は必ず満足して帰っていく。ただこのジム・バーネット、一筋縄ではいかない人物で、事件捜査中にうまく立ち回って事件の関係者から必ず調査費以上のモノを手に入れる。書名でバレバレですが、このジム・バーネットはルパンの変装した姿。なんで探偵なんかをはじめたのかは説明されていませんが…。このバーネットと、ときには協力して、ときには捕まえようとするのが刑事のべシュー。ガルマーニの一番弟子とのことだがちょっと頼りない。この二人の会話が楽しい、ユーモアに溢れた短編集です。 | ||||
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