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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女



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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女の評価: 4.09/5点 レビュー 229件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.09pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全229件 101~120 6/12ページ
No.129:
(1pt)

過大評価されすぎ

話題作ですが、これってそこまで面白いですか?
確かに「彼は○○のような人物である。」、「彼女は××と考えた」といった文体で綴られる文章は読みやすく、密室ミステリーと経済小説を1冊で読めるようなお得感を持てるかもしれません。
しかし、ミステリーとしての謎は弱く、またかといった犯人像も面白みがありません。何より密室ミステリねたも、主人公を巡る裁判話も、ヒロインの物語も、相互の関連が薄い上のそれぞれかなりのボリュームを割いて書かれており、全体的なバランスも悪く、ばらばらな物語をつなぎ合わせただけという印象が残ります。
また話題となったヒロインもそれほど印象的に描かれているとは思えません。ハッカーでコンピュータ上の情報を読み取れるから凄腕調査員。困っていると秘密情報を彼女が調べてくれるから反撃する武器に使える心強い味方。これでは、私には困ったときに魔法使いが助けてくれるといったご都合主義の話と同レベルに思えますが。
10年後は埋もれて誰も読まなくなっていると思います。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.128:
(5pt)

様々なミステリの要素と、ジャーナリスト魂が与える情熱

「ミレニアム」シリーズはいろいろなタイプのミステリの要素を併せ持つ小説で、この第一巻「ドラゴンタトゥーの女」は冒頭だけ非常に抑えた雰囲気で始まりますが、途中からは会社を経営する一族の歴史とからめた謎解き的な展開になります。真冬のスウェーデン北部を舞台として、寒々とした雰囲気の中で調査と謎解きの物語が始まる一方で、ハッカーの活躍や、買い物など日常生活の様子も織り交ぜたホッとするような描写もありで、上・下巻をおもしろく一気に読みました。探偵役のジャーナリストに作者の記者魂が投影されていて、これが物語に熱気を与えています。この作者の情熱の現れ方が、この小説を平均的なミステリから大きく隔てている1つの要素だと思います。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.127:
(3pt)

確かに、ぐいぐい読ませるが、、

なれない名前、語感、地名など速読が難しいと思われる中で確かに、
ぐいぐい読ませる。その理由は2点。
 ・難しい話(経済もITもスウエーデン社会も)がない、単純
 ・翻訳がよい
からであると思われる。
従って分厚い上下ニ巻あるわりには、なんか内容が薄い。
もっとスウエーデンの政治、経済、文化、ダークサイド、アングラが
描かれているかと思ったがあまりなく、まるで横溝正史の海外版のような
設定と内容。

バイオレンスやセックスもネタとしては多数あるものの、ちっとも
描写がないため今イチ。

女性リサーチャー、リスベットもステレオタイプかな。

まあ「読みやすい」のは事実なので。シリーズ2以降も読んでみるか、、
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.126:
(4pt)

上巻半分までは我慢です

久しぶりにガッツリはまってしまいました。上巻前半の構成が司馬遼太郎を思わせるダラダラ感で萎えそうになりましたが、ストーリー展開が徐々に上がるにつれ、下巻に入ってからはすこしでも時間を見つければ読みたい!衝動に駆られてました。
読み終えたときは、きっと満足感でふーっと息をつくことでしょう!
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.125:
(3pt)

映画を見て購入

ハリウッド版、スウェーデン版、本書の順で鑑賞。

本書をミステリー作品として読まない方がいいと思います。
犯人探し自体は別におもしろくはありません。

著者のジャーナリスト魂が強く表れているところが
この本の最も良いところだと思いました。
権力の監視を怠っているジャーナリスト達への憤り、
女性への暴力に対する怒り。
福祉のイメージが非常に強いスウェーデンという国の
別の一面を知ることができたので、読んでよかったと思います。

しかし文章が冗長すぎるのは辛かったです。
続編の複線を張っているので長くなるのかもしれませんが、
それにしても冗長すぎるのでは。
映画を見ていたため、余計冗長に感じたということもあるかもしれませんが…。

つまらなくはないのですが、ベストセラーになる理由はよく分かりませんでした。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.124:
(2pt)

どうなんでしょう?

上下巻になっていますが、上はほぼ状況説明の様なものでこんなに必要でしょうか?ストーリーにあまり関係の無い事まで事細かくです。下でサスペンスっぽくなってきましたがとくにあっ!と言う展開もなくそのままっ言う感じでした。私は800ページ以上を読むのに疲れました。でもこれって売れてるんですよね・・。多分面白いんですよね・・。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.123:
(4pt)

興味深い

なかなかスウェーデンの小説を読む機会がないので、情景が脳に浮かびにくかったのですが、いま上映している映画が現地撮影なので、視覚的なものは補完できました。
 わたしとしては久々の徹夜本でいま2を読み進めていますがこちらも素晴らしく、著者が夭折してしまっていることが悔やまれてなりません。
 ぜひオススメします。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.122:
(2pt)

何故だろう、大絶賛の嵐

あくまで個人的な評価ですので参考程度にご覧下さい。

【良かった点】
1:漸くキャラ達に厚みが出てきた。
2:ストーリーにスピードが出てきたため、描写のくどさが軽減された。

【悪かった点】
1:全体的にご都合主義。
2:ヒロインの特質がありきたり。
3:犯罪の特色や雰囲気、結末がどうも二番煎じ。
4:伏線が回収されていない。

上巻からすれば、まあ、キャラの個性やなんかからしたら良くはなったと言えます。
ですが、どうもヒロイン像が私的にはそこまで個性的や魅力的とは感じませんでした。
そして何より手掛かり発見や事件解決後のご都合主義ときたら無いですね。上巻で散々詰まっていたのが嘘のように開通しました。

全体を通して、味気なく二番煎じでした。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下より
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No.121:
(4pt)

友情に必要なものは敬意と信頼で,どちらか一方が欠けても友情は壊れてしまう。

本書は本国スウェーデンやハリウッドで映画化されベストセラーにもなっており,読みやすくて軽い感じの作品なのだろうとそれほど期待せずほとんど前知識なしに読み始めたのですが,これがうれしい誤算というか,予想以上に読み応えもあり楽しめました。
 ただ,私が本書に感心したのは上巻の部分で,あまりミステリーっぽくないところの方が好きですね。
 主人公のミカエル・ブルムクヴィストと「ドラゴンタトゥーの女」リスベット・サランデルの物語がそれぞれ章を変えて交互に進んでいきます。この二人の物語が上巻ではまだ交差しません。それでもぐいぐいと読み進めさせる筆力はたいしたものです。
 本書全体を覆うテーマはスウェーデンにおける女性の多くが,いかに理不尽な立場に虐げられているかということ。それは作者が元ジャーナリストであったことと無関係ではありません。
 「どんな人間にも,成功の機会があたえられるべきだ」との信念のもとリスベットのような女性を援助しようとする人もいれば,人種差別的な思想を全面に社会的弱者(ここでは特に女性たち)に対する偏見,軽蔑,暴力を隠そうともしない人もいる。

 さて下巻に入ってミステリー部分が強くなってきて,最終的に一応の決着は見られます。ミステリー部分が好きな人には堪らないでしょうが,残念ながら個人的には後半部分はそれほど感心しませんでした(もちろん面白いことは面白いです)。
 それでもこの物語はまだまだ続くということで,第2部も読んでみようという気持ちにはなります。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.120:
(3pt)

ミステリとしては普通だと思いますが、キャラは立ってます、

ミカエル・ブルムクヴィストは著名なジャーナリストで40代の男ですが、ある裁判に負けたために自身が編集を勤める雑誌「ミレニアム」を去ることになります。そこに大富豪であるヴァンゲルグループの会長ヘンリック・ヴァンゲルから自身の姪の失踪事件を再検証して欲しいという依頼を受けます。その失踪事件は今から40年近く前のものなのですが・・・というのが冒頭です。

そこに非常に個性的なキャラクターである、リスベット・サランデルというキャラクターの物語が平行して始まっていきます。

ぐいぐい読ませる、非常にリーダビリティ高い作品であり、なかなか面白い展開です。

印象的なことは、閉ざされた密室のような孤島の出来事であり、そこに因縁とも言える家系の中の暗部とも言えるものを加えて、しかもずっと以前の事件を解決しながらも、自身の裁判、もしくはジャーナリストという立場のモラルを同時に扱う部分は素晴らしいと感じました。

キャラクターとして、ある意味非常に同化することが男性であるなら心地よい(と言えば聞こえは良いですが、凄く都合の良い)キャラクターであるミカエルと、女性からどう見えるかは分かりませんが、ある意味鉄槌を喰らわせるキャラクターであるリスベットという主要人物が素晴らしく、それだけでも十分楽しめました。続きもなかなか気になりますね。

ミステリが好きな方、多面的な作品が好きな方、あるいは「ツイン・ピークス」的な世界を好む方にオススメ致します。

アテンション・プリーズ

ちょっとだけネタバレに近い部分あります、未読の方はご遠慮くださいませ。

が、多少のミステリ好きな方なら、犯人は分からなくとも、疑わせるに充分でしたし、あまりに容疑者が多すぎるのと、苗字が同じことでキャラクターが判別しにくかったです。多分分かり易くするために多少長ったらしくとも、苗字・名前表記を続けているんでしょうけれど、それが余計に混乱したように感じました。

また、ミカエルが狙われるのは安易過ぎるように感じました、今ここに犯人がいますよ、と言っているのと同じですし、慎重に犯行を繰り返す犯人が取る行動とは思えない、安直なシーンのように感じました。

また、事件の後、何故連絡をしなかったのか?ということへの説明が弱いのも致命的だと感じます、警察に密告でも、ヘンリックに伝えるでもしていれば、被害者はずっと少なくできたはずなのに。被害者が被害者を救う手立てをみすみす逃すとは考え難いです。

そして、各章ごとの見開きに繰り返される、「スウェーデンの女性〜」の数字が大きすぎるのも気になりますね、ここもフィクションなんでしょうか?もし現実であるならば、そのことがホラーですね。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.119:
(4pt)

徹夜本!!

なかなかスウェーデンの小説を読む機会がないので、情景が脳に浮かびにくかったのですが、いま上映している映画が現地撮影なので、視覚的なものは補完できました。
 わたしとしては久々の徹夜本でいま2を読み進めていますがこちらも素晴らしく、著者が夭折してしまっていることが悔やまれてなりません。
 唯一難点をあげるとすれば、リスベット=サランデルが万能に描かれていることの裏付け(優れた調査能力やハッカーとしての才能がどこで培われたのか)がほとんど描かれていなかったのが不満といえば不満でした。対人関係がうまく結べないとありますが、終り近くのリスベットの立ち回りはちょっと整合性がつかないような・・・。
 ただし、気にならない程度ですので読んで絶対後悔しません!!!
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.118:
(5pt)

物語の幅広さはジャーナリスト作家ならでは。面白い

上下巻併せてのレビュー。
手放しでの賞賛がふさわしい。スウェーデン人ジャーナリスト作家ならではの、すっごく面白い小説。

経済小説、歴史小説、ミステリー、法廷ものなどなど、色んな物語の要素が、それぞれにしっかりと描かれている。スウェーデン社会の光と闇について、どぎついエログロも織り交ぜつつ描く。
物語の展開にぐるぐると引き回されながらも、引きづり込まれる。 これだけ物語の幅を広げて書けるのは、幅広い社会現象を取材するジャーナリストならではといえよう。

留意点は2つ。(1)エログロ描写が結構きつい。(2)上巻の冒頭が難しくてやや退屈。全体的に難しい話。

筆者はこの成功をみることなく死んだそうで。早世が惜しまれる一方で、悲劇すら、あまりにも面白い物語ゆえの必然なのかとすら思う。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.117:
(5pt)

リスベットが良かった

ハリウッド映画が面白かったので原作本を読んでみた。
無論、面白かった。
私が一番好きな登場人物は、ヒロインのリスベット・サランデルだ。
奇抜な風貌の天才ハッカー。
彼女の一挙手一投足から目が離せない。
ストーリーが加速する。
ミカエルとの掛け合いも楽しみ。
下巻へ続く。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.116:
(5pt)

ミカエルはあいかわらずセックスばかりしてますが・・・

ミカエルとリスベットが一本の線となり、捜査は一気に進展します。
奇抜なトリックや推理に頼ることなく、この難問を解く過程は見事です。
ミカエルはあいかわらずセックスばかりしてますが、サクサクと進む展開には★5として良いと思います。

「ちょっと変な子」という印象だったリスベットが最後に見せる女の子らしさは印象的です。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.115:
(3pt)

あまりにも能天気な結末!

上下巻を読んでの感想です。
読み始めの、スウェーデンの横溝正史か?みたいなおどろおどろしさ、重厚さはしだいに薄れていく。
全体に薄味。登場人物のかかわりあいも実に淡白だ。
「えっ、そんなこと?」というようなことが解決の糸口になってあれよあれよという間に真相が暴かれるが、意外性はない。
そして、あまりにもご都合主義な大団円!
がっかりでした。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.114:
(1pt)

なぜこんなに評判なのかわからない

とにかく、主人公、その他のプライベートが異常すぎます。

ようするに、やらしいというか。文化の違いというか。
ストーリーよりもそっちの話ばかりで、なかなか話が進みません。
キャラクターの屈折した倫理観、価値観が合いませんでした。
というかモラルとかそういうのも。

話題だから面白いとは限らない、の典型だった気がします。
途中で耐えられなくなったので、下巻は読みませんでした。
結果がわかりませんが。どうでもよいです。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.113:
(2pt)

下巻を読むかは微妙

他にも書かれている方がいるが、登場人物が平面的、というかステレオタイプ。
主人公の男性は、結婚生活は失敗したものの、適度にモテて有能。年齢の割に若々しく、如才ない。彼のパートナーは仕事でもベッドでも魅力的な女性。
もう一人の主人公とも言える女性は謎めいていて、性格的に問題があるけれど調査員として超優秀。超優秀と言われても、どうやって調査しているか書かれていないし・・・
読んでいて、作者はハリウッド映画を意識して書いたのではないかと思えてならなかった。つまり重厚なようでいて、大味。

唯一物語で惹かれたのはスウェーデンの田舎の冬景色です。
う〜ん、下巻を買うかは微妙。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.112:
(3pt)

まずはリスベット・サランデルを売り込む第1弾

ミステリーの要素は期待した程に奥深くなかったし(出口を塞がれた島での失踪事件という設定も古典的)、展開もあまり捻りのないストレートな勧善懲悪的なものだったが、エンターテイメント小説としては素直に面白く読めた。実際のところ週末で一気に読み抜いたし。ハリウッド映画化もされるべくしてされたという作品。

意外性の乏しい展開ながら私がそれなりに面白く読めたのは、主人公の設定に負うところが大きいだろうと思う。リスベット・サランデルが歩んでいく先を見てみたいので、多分「2」「3」も買うと思う。「1」で打たれた布石が後半を面白くするとの評価も耳にしたので、第1弾はキャラクタの売り込みと理解して、物語は後半戦に期待しよう。

ところで、日本ではスウェーデンの社会モデルを一つの理想形として論じる本が多いように感じるが、小説とはいえ本書を読むと改めてその一面的な見方もどうかなと思わせられる。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.111:
(3pt)

まずはリスベット・サランデルを売り込む第1弾

ミステリーの要素は期待した程に奥深くなかったし(出口を塞がれた島での失踪事件という設定も古典的)、展開もあまり捻りのないストレートな勧善懲悪的なものだったが、エンターテイメント小説としては素直に面白く読めた。実際のところ週末で一気に読み抜いたし。ハリウッド映画化もされるべくしてされたという作品。

意外性の乏しい展開ながら私がそれなりに面白く読めたのは、主人公の設定に負うところが大きいだろうと思う。リスベット・サランデルが歩んでいく先を見てみたいので、多分「2」「3」も買うと思う。「1」で打たれた布石が後半を面白くするとの評価も耳にしたので、第1弾はキャラクタの売り込みと理解して、物語は後半戦に期待しよう。

ところで、日本ではスウェーデンの社会モデルを一つの理想形として論じる本が多いように感じるが、小説とはいえ本書を読むと改めてその一面的な見方もどうかなと思わせられる。
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No.110:
(5pt)

すごい

読み始めは内容もムカムカする小説です。ペースがつかめると一気に読める本で私は好きです。ロバート・ラドラムのように長く重い文体なので嫌いな人にはかったるいでしょう。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下Amazon書評・レビュー:ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下より
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