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地図と拳



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【この小説が収録されている参考書籍】
地図と拳

地図と拳の評価: 3.85/5点 レビュー 78件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 41~60 3/4ページ
No.38:
(1pt)

何もかもが薄っぺらい

満州が舞台と言う事で長大深淵な歴史小説と思って読むと完全に肩透かしを食う。1986年生まれの著者が李家鎮なる架空の土地を舞台に描いたSF小説の様な感がある。満州の情景の描写が殆ど無ければ実在の人物も登場するのに人物描写が殆ど無い。例えば帝政ロシア末期の宰相ウィッテが出てくるがウィッテがどの様な風貌なのか?どんな表情だったのか?その場の取り巻きとのやり取りなど皆無。要するに社会経験が足りないので人間の書きようが無いのだ。何もかもが薄っぺらい。ところが分厚い小説に賛美の声が止まず遂に直木賞とか。大丈夫なのかこの国の文学評論は?
地図と拳Amazon書評・レビュー:地図と拳より
4087718018
No.37:
(4pt)

満州を舞台にした大河ドラマ

一つの都市と建築をめぐる長大なドラマ
満足の読後感
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4087718018
No.36:
(5pt)

最も暗い時代の物語

満洲国という今やあまり語られる事のない、忌避されがちなテーマを、あの時代に生きた賢明な人々を通して歴史書ではなく小説として再構築し、今の時代にも通じる問題を問いかける力作だと思います。
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No.35:
(3pt)

有意義な読書

タイトルとラジオ番組での紹介に惹かれて購入しました。

超人的な能力を持つ人物が数人現れますが、そのことが物語上で有効に機能していません。

また、人間の心理と選択された行動に、齟齬を感じますし、変化についても合理的な説明が不足していると感じます。更に言えば、数人の人物が唐突な死を迎えますが、作家の都合で殺されているようにも思えます。これらは作家ご本人も重々承知の上でしょうし、人間より歴史に興味があっての作品だと存じます。

ともかくも、期待したような大長編小説ではなく、こまぎれの接ぎ合わせを読んでいる気分でした。しかし読んだ時間が無駄になったとは思いません。なぜ「すっごく面白い」と感じなかったか、その理由を考えることも含め有意義な読書体験でした。
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No.34:
(3pt)

イマイチです。

ネットなどで、評判が良かったので購入して、読んで見ましたが、内容的にはイマイチかな。ちょっと残念でした。
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No.33:
(2pt)

フィクションなら何を書いても良いのか

フィクションなら何を書いても許されるものでしょうか。実在した人物がでてきたり、事実が織り交ざっていたり(証明されていないものも含め)するため、当時の軍人はこのような残虐非道な行いを実際に行っていたと受け取る読者もいるのではないでしょうか。この作品が日本を代表するともいえる直木賞を受賞するということに、大きな不安を感じます。
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No.32:
(5pt)

満洲という動乱の地・時代を舞台にした素晴らしい人間群像劇!

恐らく日本を取り巻く近代史において、満洲ほど波乱・動乱に満ち、(日本人にとって)儚く夢と消えた地は他に無いであろう。
満州事変あたりから太平洋戦争末期までの満州を舞台にした長編小説としては、五味川純平の「戦争と人間」と船戸与一の「満州国演義」が挙げられるが、この二つが「満州」の史実を忠実・詳細に追いながら、激流に翻弄される(架空に設定した)主人公達の姿を描いているのに対し、「地図と拳」は、史実は簡単な描写にとどめ、むしろそこで繰り広げらる人間達(日本人、中国人、ロシア人)のドラマが描かれている。前二者が、「満州」を舞台にした長編ドラマ(実際、「戦争と人間」は日活の映画になっている)であるのに対し、こちらの方は「満州」という時代背景のもとに、「李家鎮」という架空の地を舞台に人間が繰り広げる群像劇(演劇)とでも言うのであろうか。むしろ、それだけにこちらの方が人間の言葉を通じ、表題の「地図と拳」の意味するところを読み手に強く訴えかけるものがある。凄い小説である!
ただ、「満州」という史実についてある程度の知識が無いと、この小説は読み切れないかもしれない。興味を持たれた方は是非船戸の「満洲国演義」を読んでいただきたい(あくまで個人的評価だが、「戦争と人間」に比べ「満州国演義」の方が、船戸与一独特の「人間の儚い夢、ロマンス」が描かれている)。
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No.31:
(5pt)

最高

歴史も大変参考になる。
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No.30:
(5pt)

読ませる文章

ヘヴィな題材だが、読ませる文章で書かれており、どんどん頁をめくってしまう。
こんなに重い(内容も、物理的重量も)本が結構売れているのを見ると、日本もまだ捨てたもんじゃないと思わされる。
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No.29:
(3pt)

7割までで十分

この本により満州における、中国とロシアにさいなまれたどうにも払拭しきれない閉塞感を知らされると、引き起こされた第二次大戦など所詮始める前に命運は尽きていた。このことさえ知らしめられればもう良かったと思った。レンガより重い、こういう本を鈍器本というらしいが、笑、肩こりは尋常ではないし、この長さはなんだ。最後三割はいらないんじゃないかと思った。
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No.28:
(5pt)

王道

特に複雑な伏線があるわけではないが、しっかりと登場人物が噛み合っていく様はとても気持ちが良い。同時受賞作より、はるかに重厚でかつ丁寧に仕上がっており楽しめました。もっとも、頭にスッと入ってきたのは、私自身がこの時代の小説をいくつか読んでいるからかもしれず、予備知識が無いとちょっと辛いかもしれません。
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No.27:
(3pt)

直木賞

今ひとつ面白くない。読んでいて、次がたのしみにならない。
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No.26:
(3pt)

ただただ大作

参考文献の多さからも大変勉強された大作です。
かなりスケールの大きな物語。この時代を書くのは批判も覚悟と思いますが、文献の中に天皇陛下に関する資料がなかった事を残念に思う。戦闘とそれに伴う述懐が後世感否めず臨場感は無かったです。36歳、この時代を語るにはアマちゃんです。主人公が過去の公園を夢想するシーンはうるっときましたが、総じて文章のハッとするような美しさはなく、理論的な登場人物ばかりで感情移入に乏しく、ヒロインに女性的な魅力が無かったのは致命的でした。良くも悪くも、ただただ大作でした。
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No.25:
(1pt)

よくもまぁ。。。読まなきゃよかった

日本の先人達が歩んできた歴史を、
あまりにも一方的に、これでもかとばかりに、悪しざまに罵る。

とても日本人が書いた小説と思えない。
それが直木賞!

戦後レジームも極まれり。
この国の将来が心配です。
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No.24:
(5pt)

■間に合ってよかった、紙の⁉️本との出会い。

■「地図と拳」。やはり、買ってしまったビョン。ジャケ買い。でもある。川名潤。の装丁がお見事。本。としてでなく、置物。としても、2200円➕税。の価値を感じる。
■こう言うテーマには、僕はイチコロ。です。広告も、作り込まれている。

◉ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。

◉小川哲(おがわ・さとし)
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。

■ウクライナ戦争前の連載だけれど、すごくシンクロしていて、鳥肌が立つほど。生きているうちに、出会えて幸せだった。僕も、このような物語を編める作家、編集者になりたかった。のだ、と気づかされる作品の一つ。羨ましい限り。1986年生まれ。僕が社会人になった翌年生まれ。やるじゃん。30代の若い人。

■耽溺読書。スタート。
早逝した伊藤計劃。の、アニメにもなった「虐殺器官」、「ハーモニー」も、そうだが、日本のSF界の土壌から、現代課題の本質を切り取る素晴らしい作品が生まれていることに、喜びを感じる。ハヤカワ生まれを、すばる。で引き取る集英社の興業力にも感謝したい。ありがとう。

■「地図と拳」。今年の直木賞。この作品は、ある意味、コンセプト/イメージ。のサンプリング小説でもある。
■僕も、そのように、多くのコンセプト/イメージ。をサンプリングして、20年間、商品企画開発に遊んだ。

■8ページにおよぶ参考文献は、かなり、僕の書棚の本と重なる。満州。都市デザイン。そして、戦争。これらの3つのテーマの集合円の重なり合いが、大きな意味の重力を生み出し、参考文献を引き寄せていく。まさに、この作品の地図が、作者の中で、相互補完されていく。で、著者の筆力の個性/拳が、上がるのだ。地図と拳。この作品を描く、体験からくるものでもあるのか。な。

■著者の選書発射台の目利き。から、が、確かだから、このような重厚なハイブリッドかつ、キメラな個性が、作品として現出するのだな。と、合点がいく。間に合って、良かった。さあ、読もう。
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No.23:
(5pt)

映画化して欲しい

面白かったです。映画を観ている気持ちになりました。映画化して欲しいと思います。
あと架空の都市が舞台でしょうが、当時の地図が本の中にあれば、と思いました。
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No.22:
(2pt)

ページボリュームの割に描写する世界が拡がらない

満州 奉天 新京という地名を聞くたびに頭の中で歴史絵巻がはじまる期待が大きく膨らんでしまう。満州帝国という稀有な歴史史実に空想の都市ストーリーを織り込んだこの作品が芥川賞と直木賞のダブル受賞ということで期待が大きすぎたかもしれない。
足りないのは空気の匂いや風景描写かなと思う。もう少し奉天や新京等の史実に沿った風景描写が有れば感情移入できたのではないかと感じました。
地図と拳Amazon書評・レビュー:地図と拳より
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No.21:
(4pt)

読み始めたら止まらない

本の書評を読んで気になり、早速購入、読み始めると止まらずに一気に読んでしまった。徹夜になり目が痛くなってしまったので、星一つ落としました。
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4087718018
No.20:
(4pt)

重厚な歴史小説。読み応えあります。

登場人物が多く、物語の視点がコロコロ変わるが、ちゃんと物語についていけました。
前半・中盤と読み進めても、どういう展開になるかが全く予想できず、ハラハラさせられ続けました。
ただし、最後の方で失速した印象があり4つ星としました。
地図と拳Amazon書評・レビュー:地図と拳より
4087718018
No.19:
(3pt)

途中まで読みましたが、「誰が主人公か」「どういう結末を迎えるのか」が全くわからず、ギブアップしました

ご存じ、最新の直木賞受賞作です

同時に、山田風太郎賞も獲得しており、壮大で面白い作品なんだろうなあと思い、購入しました

ただ、600pを超える超大作ということが話題になっていますが、150pを超えても、
ー誰が主人公なんだろう
ーどういう結末を迎えるんだろう
ということが不明で、読んでいる途中でストレスを感じたことも確か

また、体裁も凝っているともいえるのでしょうか、章ごとに、「主人公(と思える人)や内容」ががらっと変わり、先に書いた感じが増しました

ということで、結果的には150pを超えたあたりでギブアップしました

あまり、他人のレビューを読まないので、「どういう結末かわかりません」が、これから買おうとされている方は、レビューくらいは読んで、自分に合うかどうかを確かめてから購入されてはいかがでしょうか
地図と拳Amazon書評・レビュー:地図と拳より
4087718018

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