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ばくうどの悪夢
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ばくうどの悪夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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著者の比嘉姉妹シリーズは全て読んでいます。本作も期待して読み始めたのですが・・・。参考文献にはないけれど、本作の内容は、筒井康隆「パプリカ」、村上春樹「騎士団長殺し」の影響が濃厚で、それをホラー仕立てにしている小説だと思いました。でもまあ、それはそれでいいんです。 ただ、もう一つ、それは筒井康隆「ダンシング・バニティ」の影響です。「ダンシング・バニティ」は細かい描写が多少の変化を交えつつ4、5回ずつ繰り返されながら、その形で物語が進行するモノスゴイ小説ですが、終盤で繰り返しの理由が明らかになり、納得します。でもまあ当然、辛い読書にはなりますね。 それで「ばくうどの悪夢」はというと、第1章と第2章で読んだはずの物語が、第3章からまた最初から語られ出します。やはり多少の変化があります。???になりました。 「ばくうどの悪夢」を最後まで読んで思ったことは、第3章以降で繰り返される第1章と第2章の存在の必要性を、作者が読者に対してきちんと説明(あるいは訴えかけ)しきれていないことに大きな欠落感を感じます。簡単に言うと、第1章と第2章は(ほとんど)不要だったんじゃないか、ということです。あるいは、別の表現方法があったのではないかと。 本作は実験作なのかもしれませんが、第3章~第5章だけでも(ほぼ)成立する物語ではないかと思うのです。 | ||||
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とてもおもしろかったです! 他のレビューで現実と夢と行ったりきたりでややこしいと書いてる人がいましたが、私はそこが没入感に浸れてすごく引き込まれました。 構成力の高さがさすがです。 | ||||
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今回内容的に理不尽な展開が多々あり、最初読み進めている時は今回外れかなと思いましたが、終盤にかけて段々面白くなってきました。 今回で話が完結しないので次回どうなるかが気になるので続編待ちたいと思います。 | ||||
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比嘉姉妹シリーズが好きで、待望の本でした!!!三姉妹復活して下さり、ありがとうございます。 末永く比嘉シリーズを続けてください。私の心の支えになっています。著者の書かれた本はすべて読んでいます、比嘉シリーズが一番気に入っています。 | ||||
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タイトル通り夢が濃く関連している話なので良い展開があるたび「実は夢でした〜」が多く、読んでてちょっと疲れてしまうかも。 ただ続きが読みたいと思わせる筆力と展開は相変わらずお見事。 今作も一気読みさせてもらいました。 特にオタクが調子に乗って放った言葉で周りが「シーン」となってしまう場面など、 共感羞恥心が働き読んでいるこちらまで居た堪れなくなる始末。 伏線の張り方も秀逸で、三章を読み終わってから改めて序章から読み返さずにはいられませんでした。 ややネタバレになりますが惨劇に見舞われた被害者が皆、極楽を見ながら逝けたと思うと少し救われた気分にもなりました。 比嘉姉妹シリーズは短編含めて全て目を通しており、 単純にホラーとして見ると怖さ度合いはぼぎわん、ずうのめには劣るかもしれません。 が、面白さでは引けを取らない出来かと思います。 短編で出てきた真琴の最期の写真が赤髪ウルフカットだったと記憶しているので、 読了直後から既にちょっとハラハラしつつ 比嘉姉妹シリーズの続編、楽しみにしています。 | ||||
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澤村伊智の、自分の立場を明確にするところが好きだ。グロ描写は初めて見たが専売特許にしている作家に劣らず凄まじかったように思う。逆に苦手な人は注意。 あとはとにかく構成の妙で一気に押し切られた。読み返すのもまた楽しい本。 Twitterで言及していた土俗ホラー関連の本も書いて欲しい。 | ||||
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野崎の無自覚な自尊心クラッシャーぶりが作中屈指の悪夢なのは間違いないとして、序盤から派手な白昼夢をかましてくるあたりエンタメ色強い比嘉姉妹シリーズらしい入りだなと思う。 夢を舞台にしてるだけに、東京に出て一旗上げたい方にこそ見て欲しい珠玉の一冊。 | ||||
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読み終えないままだと怖すぎて寝られないので、この方の作品は一日で読むことになります。 シリーズものだけどダレないです。 ネタバレしたくないので何も書けません‼︎ もちろん読み返しました。 | ||||
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とても面白かったです。 以下ネタバレです。 はじめは文体や馴染みのキャラクターの言動に違和感を覚えつつ読み進めていると、のちにされる種明かしに衝撃を受けます。 おそらく澤村先生は、「ツイッターに溢れるあるあるで小説を書いてる」という的外れな批判に晒されたことがあると思っています。 そこで彼は、オタクの書いた「ネットで拾ってきた要素と自分の願望を乗せて知識をひけらかす小説」と、プロ作家の書いた「人から金を取れる小説」の違いを見せつけてきたな。と感じました。 言い方が悪いですがオタクの夢小説とプロ作家の作品の違いがわからない人たちは、今作も「あの事件をおもちゃにしている」「挙げられる作品が有名すぎて、オタクを描くならもっとマイナー作品を挙げないと」と的外れな批評をするでしょう。 その姿はまさに自分のわからない野崎の話聞かずにスマホをいじり、粗探しと持論展開だけは一生懸命な片桐そのものです。 作品レビューまでが「ばくうどの悪夢」であり「ツイッター」なのです。 琴子ですが、そもそも彼女は自分がししりばの家に入らなければ家族は死ぬことがなかったという罪悪感を抱えて生きていたのに、そこに「唯一の生き残りを見捨てた」「見捨てた私を助けにきてくれた上に自分のせいで意識不明になった」という別種の罪悪感を一気に乗せさせるの澤村先生は鬼畜か?と大喜びしてしまいました。 ずうのめ人形が1番面白い!と感じていましたが、今作はそれを超えてきたかと思います。 比嘉姉妹シリーズを読み進めてきた上での「ばくうどの悪夢」は、面白さのレベルが高すぎて誰かと感想を語らいたくてうずうずしています。傑作です。 | ||||
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毎夜悪夢に悩まされる小学生の「僕」。 悪夢はやがて最悪な終わりを迎える。 その怪異に、比嘉兄弟が挑むが、今までとは次元の違う最凶の敵に比嘉兄弟は打ち勝てるのか、という話。 ボリュームも多いし、ストーリーも面白いです。 特に、展開という意味では、私は度肝を抜かれました。 今までの、しりりば等よりも面白かったかもしれません。 また、とにかくよく調べているな、という印象。 作者の努力と博学ぶりが紙面から伺えます。 | ||||
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夢が題材の話だからかちとややこしい。片桐の痛々しい所がリアルで、読んでてうわ~ってなりました。 | ||||
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第一章の“僕”に感情移入しながら「だから田舎はよぉ・・・」と読み進めた時点で、完全に術中にハマってしまいます。 胸を張ってリベラルとは言えないけど、自分はそこまで差別的な見方はしない方と思っていたが、完全に自信喪失。 「私は差別を許しません!」という『良い人』ほど、これはかなりヤラれます。どういう意味かは読んでのお楽しみ。 第一~二章の強烈すぎる展開後、第三章から本編開始。恒例の怪異対策モード突入ですが、相変わらずスリリングで最高に面白い。 叙述トリックてんこ盛りで、読後「あぁ、すごい文章作品を読んだ」という満足感に浸れます。 比嘉姉妹シリーズ短編含めて6作目ですが、全く衰えを感じさせません。 そして、この終わり方は次作がないと困ります。 *本書読後でも前でもいいので、是非とも著者の『予言の島』を読んでください。だって・・・・うふふ・・・ | ||||
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夢が題材ならオカルト的にはモンロー研究所の説に触れないのは違和感があった。琴子ファンとしては続編で琴子の活躍に期待します。 | ||||
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登場人物の大人組と同世代で、夢の中で生きていたいと思ってた自分にはダメージ(いい意味で)を負いました。強いていうなら今までのシリーズより伏線の 回収の甘さやちょっと勢いまかせな部分が多かったかも。シリーズは今後も続けてほしいです | ||||
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このシリーズ、本編の面白さと厚みはぼぎわん、読後にじわじわくるリング的怖さはずうのめ。 今回は登場人物と同じ体感を味わいながら脇道も楽しめる作品。再読の楽しみと続編の期待があります。参考文献もこれから読みます。 あとは少し引っ掛かる脇役(看護師2人など)が何人かいるので、前作とかに出てないかちょっと見てみようかな。 | ||||
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不幸にするのが本当に上手。著者の世界に異世界転生したくないな…とか妙なことを考えた。ぼぎわんからずっと読んでます。 違和感ありありの物語を進んでなぜなのかがわかってすっきりからの驚きの連続。 私はいじめにあってたのでもし主犯の加害者が悠々自適な生活してて(それはいいが)目の前で見せられたら自分と比較して復讐…とはいかないけどきっと悲しむだろうなとは思うので恐怖もあったけどなんだか他人事とは思えない節もありました。 重いところもあるのが著者流。おすすめです。 | ||||
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まるで、2冊の別の作品を読んだ様な感覚がした、開始早々残虐な描写もあるが、、本当の恐怖を感じるのはその後の今の日本の置かれた病理のリアリティーである | ||||
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比嘉姉妹が好きです。 これからも活躍を見せてください。 比嘉姉妹ファンなら必読 | ||||
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サクッと読んだ感想は作者らしい作品。 ホラー小説の体を成しているが、物語の根幹にいるのはつねに人。人間ドラマがあってその周りにホラーがテイストされている。だからこそ超常の存在が妙な現実感をもって感じられる。そんな印象を受けました。 | ||||
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