別れの顔
評判
別れの顔の評価:
4.50/5点 レビュー 4件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
別れの顔の評価:
4.50/5点 レビュー 4件。 C ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
ロスマクはミステリを扱っているが、この「ミステリ」とは誰がどんな動機で犯罪を犯したかだけではなく、誰が誰であるかという関係性が重要。そしてあとがきに書かれているように、それは死んだ人でもありうる。またあとがきには登場人物の多くは生きている死者とも書かれているが、過去の「幽霊」あるいは「過去という幽霊」が生者の影で息づいている。アーチャーは事件を解決するのではなく、結果的に終わるべきものを終わらせ、時の流れに句点を打つ。いや残される生者には読点なのか知れないが。
多くの嘘を聞かされてアーチャーがたどり着くのは現代人の悲劇ともいうべきもので、探偵小説ではあるがその筆致は普遍的な文学といってよい。とはいえそのプロットは緻密で、最終章に至って怒涛の展開が繰り広げられる。人の業というか罪というか、あらゆる人が悲しみを背負っていて、降ろすことがない。そんな本を読んでたのしいかと言われそうだが、その読後感は充実している。
なぜか。ロスマクの描く中年老人たちは病み疲れているが、ロスマクの、アーチャーの若者へ向ける眼差しは優しい。多くの悲劇を見てきたアーチャーだからこその、若者に過去の亡霊を断ち切って欲しいという老いた探偵からの眼差しをほんのりと感じるのだ。
最後に。異論はあるだろうけれど、円熟期のロスマクの小説はこの国の横溝正史を思わせると思うのだが。人間関係こそが最重要である点・過去がすべての始まりである点。血縁と恩讐。
69年著、77年ハヤカワ文庫HM8-5 菊池光=訳 335頁
ISBN-10 : 4150705054
ISBN-13 : 978-4150705053