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(短編集)
夜に星を放つ
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夜に星を放つの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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新品で購入した本が折れ曲がってる・・・ 新品で買ったのに・・・・ 定価で買ったのに・・・ 楽しみにしてたのに・・ 交換って出きるの? 出荷段階?配送? | ||||
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星に隠し事はできません、かな。長編で読んでみたいかも。いや、短編だから、良いのか。 | ||||
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直木賞を受賞した作品として読むとイマイチでした。後味が悪い作品が多かった印象。駄目な大人が目についてなんともスッキリしません。ターゲット層や、どんなことを目指して書かれた本なのでしょうか。 読みやすく物語に引き込まれますし、そういった点では良作なのだと思います。でも再読したいとは私は思いませんでした。 | ||||
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夜空の星と登場人物を重ね合わせて、まさにそれぞれの星の下で紡がれる人生を描く短編集。あまりハッピーエンドにはならないそれぞれの人生だが、その中にも一所懸命に生きている姿が星のようにまたたき、胸を打つ。直木賞受賞作品であるが、芥川賞にノミネートされていそうな作品である。少し淋しさを感じるのは私だけだろうか。自分の人生とも比べたり、過去の後悔などを思いだしたりすると、自分はよかったのか悪かったのか、なんとも切ない気分になる。でも、本作品を読んで楽しく感じる人もいるような気がする。そう思える不思議な短編集だ。 | ||||
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最初から1冊も欠かさず読んでいる数少ない作家。おめでとうございます。じんわりと心に広がっていく感じがやっぱり良かったです。 | ||||
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誰にもある普通の感情をとてもきめ細かに表現している佳作 | ||||
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直木賞受賞作品ということで、難しいかなと思いましたがとても読みやすく一気読んでしまいますた。切なくて子どもの気遣いに、感動です。 | ||||
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王様のブランチで紹介されていて気になり購入しました。 普段小説はあまり読まないですが、とても読みやすい作品達でした。 小説、読むの苦手なんだよねって方にもオススメです。 | ||||
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なかなか面白い作品集でした。女流作家らしい気取らない、それでいて、美しい文章と決して難しい漢字を使う事なく心理描写、情景描写を巧みに表現していて、一作品毎に感動があって直木賞受賞も、ま~納得です。 けど、しかし、私はきっと、この本の内容を来年には忘れてしまうんだろうなあ。 それほど、良い意味でも悪い意味でも題材が普通だった。『文芸作品とはこういったものだ。』と言ってしまえばその通りなんだが、その普通を磨き上げるのが売れている小説家ではないだろうか?と、偉そうに批評したり・・・。 | ||||
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これが直木賞をとるのだからもう小説に希望はないなとうっすら感じさせてくれる淋しい作品でした。 普通という意味をこめて星3です。 | ||||
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短編だけど、どれも、ココロを揺さぶられるお話で、時々涙が頬を伝いました。 | ||||
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そのくらいサクッと読める。コロナという時勢をうまく取り入れながら、この時代特有の苦しみと過去の苦しみとをリンクさせている。全体的にダークな感じだけど、その奥に光がある感じを出すのがうまかった。 | ||||
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どこか共感出来たり、なんだか涙してしまったり、続きが気になったりとテンポよく読める短編集でした。 最後の星の随には読後感がよく、想くんが幸せになって欲しいと思わず願ってしまいました。 | ||||
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先程、届きました。 新刊を頼んだのに表紙が破れていました。 大変、残念です。 今まで、このようなことがなかったのに…。 ビニールもかかっていなければ、いつもは挟んである売上スリップもなく、本当に新刊書籍なのかうたがっています。 | ||||
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コロナ禍にもつながる様々な喪失に寄り添う5つの物語。 それをやわらかな文章で深く包み込んでいく・・・ という感じかなと思って読み進めたが、残念なところも多かった。 個人的には「真夜中のアボガド」と「湿りの海」は秀逸だと感じたが、 その他の3つの物語は、物語の構築はうまく、描写はきれいだと思うものの、 ステレオタイプだったり、心のリアリティを感じられなかったり、 表面だけを掬い取って、ちぐはぐな感じであったり・・・と消化不良。 選考委員はなぜ今回、この作品を選んだのだろう? | ||||
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何かを永久に失うというのは失った瞬間や直後よりも、暫く経って日常が戻って来てからの方が痛みを覚える様に思う。失った直後の激しく感情が揺れ動いている時よりもある程度気持ちが落ち着いて何か大切な物を失った世界を生きていかねばならない事を認める時に初めて得る痛みの様な物が間違いなくある、自分はそう思う。 本作はそんな痛みを抱えて生きる人々を描いた短編5作から構成されている。 各章で主役を務めるのは老若男女の差はあれども、共通して言えるのは大切な「何か」を失った、あるいは失おうとしている点だろうか?喪失といっても死別とは限らない訳で、一生に一度得られるかどうかの機会を逸するといった経験も喪失と言って良いかもしれない。 ともあれ、かれらの背景は多様ではある。結婚を間近に控えていた双子の妹を喪った三十路の女性であったり、夏休みを過ごす祖母宅で年上の女性と出会った少年であったり、母の幽霊と過ごすいじめられっ子の女子中学生だったり、妻子が遠いアメリカに去ってしまった男であったり、両親の再婚により実母と別れて生きねばならない小学生であったり……まことにヴァリエーション豊かである。そしてその豊かなヴァリエーションがこの痛みはこの世に生きる誰にでも生じ得るものであるのだと雄弁に物語っている。 読者にとって分かりやすい喪失は死別の痛みであり第一章の「真夜中のアボガド」がそれに当たるだろう。双子の妹を喪って3年が経つにも関わらず、妹が結婚する筈の相手だった村瀬と月命日に会い続ける綾のどこか妹の死を受け容れる事が出来ないままでいる様な姿は何とも居たたまれない。 明確に受け入れられないでいる村瀬に「早く忘れちゃいなよ」「また良い人探しなよ」と言いながら自身も婚活アプリに縋った結果、手ひどい裏切りに遭った事で喪失の痛みがぶりかえし、村瀬に八つ当たりする様な姿は喪失の痛みというのはかくも受け入れ難い物なのだと如実に読者に訴えかけてくる。 しかしその一方で第三章の「真珠星スピカ」は中学生の女の子が母親を喪いながらもその幽霊に見守られる形でいじめを受けながらも一人ぼっちの世界を生きていこうとする姿を描いているのだから死の受容をテーマにしながらも大分色合いが異なる。むしろラストシーンで描かれる仕事に打ち込む事で妻の死を忘れようとしていた父親が流す涙にこそ「受け容れがたい喪失」は凝縮されているのかもしれない。 死別でなくても「おそらくは二度と巡って来ない機会」というのも人に喪失の痛みを与えてくれると訴えてくるのは第二章の「銀紙色のアンタレス」や第四章の「湿りの海」だろう。一期一会の様な出会いでありながら強い思い入れを抱いたにも関わらず想いを伝えられないまま、あるいは伝えても叶えられなかった形で自らの元を去られるというのは年若い読者でも身に覚えがあるのではないだろうか? 「銀紙色のアンタレス」の主人公である男子高校生・真が夏休みに祖母宅で出会った女性・たえに想いを伝えながら叶えられなかった顛末は読者に対して何の説明も無いのだけど無言のうちに「ああ、この少年は一生こ喪失を抱えて生きていくのだな」と悟らせてしまう辺り、作者の筆力を嫌でも思い知らされる。 物語構成上のテクニックという点を感じさせてくれるのは「真夜中のアボガド」や「湿りの海」の様に物語の開始時点で喪失の痛みを抱えていた主人公がその痛みを産み出す欠落を埋めてくれそうな出会いを得ながら結局は再びの喪失を経験するタイプの物語だろうか? 特に「湿りの海」の主人公・沢渡なんかはアメリカ人男性に惚れてしまった妻が娘と共に去ってしまった灰色の時間に色彩を与えてくれそうなシングルマザー母娘に出会いながら結局はその縁も失ってしまうのだから余計に喪失感は強くなる。 より強く主人公を叩き落すのであればまずは高く持ち上げる、というのは物語作りの基本ではあるのだけど第一章の主人公・綾が巻き込まれた交際相手の裏切りも含めて「救われた」と思わせておいて叩き落すのだから作者さんもなかなか良い性格をしておられる。 かように各章の主人公は厳しい経験を突き付けられるのだけれども、それでも重い気分で読み終えずに済むのは各章にちょっぴりの救いが用意されているからかと。「真珠星スピカ」のラストシーンで父娘を見守る様に飛ぶ蛍や最終章「星の随に」の老婦人の遺した空襲の夜に見上げた空の絵は喪失を抱えていきる彼らを見守る存在もいてくれるのだと励ましてくれるような気にさせられる。 世間の誰にでも喪失経験は起こり得るし、その喪失を抱えて生きる人生を強いられる事もまた同様。ただそれでも人生は続いていくし続けていかねばならない。そんな大切な何かを喪って一人残された状態でも歩いていく群像を描いた悲しく切ないけれども、最後にどこか希望の欠片みたいな物が残る短編5作。コロナ禍などで何かを喪った人たちも多いであろうこの時代だからこそ読まれるべき一冊と言えるかもしれない。 | ||||
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物語の展開や構成は直木賞候補に選出された感じはありました。 わずかな頁で登場人物の存在感も全篇に渡り秀逸だった。 が、読後感の悪さとは違うが、物語の途中から結びが、 いつも好転したりせず、虚無感の顛末に舵を切るのは、 失礼ながら、作者の容姿や性格のそれから辿ってきた人生観に起因するんだろう・・ との感想が1話目からずっと思考の隅で燻り続けていた。きっと架空の人物だとしても、 この作者は、思い通りの理想的な展開を許さないのだろうな。との感想が残ったのは残念でした。 このような雰囲気の作品が好きな人もいるのだろうが、私の求める嗜好とは違いました。 | ||||
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心にできた傷にそっと塗り薬を塗ってもらっているような、そんな感覚になりました。傷口がまだ新しい人には刺激が強いかもしれないけど、傷をもうずっと抱えて生きている人にはいい薬になる気がします。 | ||||
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この女性の文体はとても読みやすく、本当にあっという間に読み終わってしまう。 たとえば、「私より二歳上、三十四歳の麻生さん。実際に会ったときには、プロフィール写真とずいぶん顔が違うなー、とは思ったけれど、それは私も同じかもしれないし、食事の仕方も綺麗だったし、服装も決しておしゃれではないが、こざっぱりしているし、妙に女慣れしていない感じもとてもよかった。身長も誤魔化していないみたいだったし、眼鏡もよく似合っていた。ほかの人みたいに、食事のあと、すぐにホテルに行こうとも言わなかったし」 このような部分に象徴されるように、スーと溶け込んで、あまり否定したい気持ちにならないのがいいのかもしれない。小難しいことは抜きにして、自分の気持ちをバカ正直なくらい表現していて、何か昔の小説を読んでいるようで、懐かしかった。 | ||||
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主に、うまくいかない恋人関係や夫婦関係を軸に、生きていくやるせなさと何とか折り合いをつけていく短編5編からなる。それぞれの物語に、似たような境遇の人物が登場もするが、おそらくは人物等の重なりも無い。 どれも、悪くはないんだが、少しとっ散らかった印象もある。「真珠星スピカ」には母の幽霊が登場して一番シュールだが、私には一番まとまりのない印象だった。対して「湿りの海」は、中心視点人物が男性のせいかもしれないが、私にとっては一番しっくりきた。「湿りの海」のレベルで5編がそろえば、もう一段優れた短編集になっただろう。 全体を通して私には、「晴天の迷いクジラ」ほどの迫り方をしてこなかった。 | ||||
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