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七人のおば
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七人のおばの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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最初に読んでからはや15年、懐かしくなったので一言。肝心な真相についてはもう忘れてしまってますが、この作品のおもしろさは、7人の女性(おば)のキャラクターにつきます。これだけ個性の際だった女性を7人も一同にかいし、描き分けが出来るものなのか?そこにため息がでてしまい、正直、誰が犯人で被害者でということは気にならなくなってしまったのを覚えています。それに、描き分けといっても、あくまでミステリーとしてのそれに徹しているところも非常に好ましく、読者も安心して安楽椅子探偵を気取ることが出来ます。もっとねっちり描き込まれていたら、辟易したでしょう。ただこの歳になって読み返したら、どんな感慨をもつんだろう?この7人、皆性格に問題があって、若いころはそこを笑い飛ばせば済んでいたけど・・。この女性たちを特殊なものと思えず、身近な誰かに当てはめて読むであろう自分が怖くて、やはり読み返せそうにない。 | ||||
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主人公サリーの元にある日一通の手紙が届く。そこにはおばが夫を殺し毒殺したという事実が書かれていた。 だが彼女には七人のおばがいたのだ。一体どのおばなのだろうか。 ミステリーに対する批評の多くに人間が描かれていないというものがあるが、この本はその批判に対する判例となりうる。 七人も女性がそれも翻訳ものとなるといやな予感がする方も多いだろう。だがこの本では一人一人が非常にキャラの立った書かれ方をしているため、誰が誰だか区別がつかなくなるということもない。それどころかその描き分けが謎解きに対し説得力を与えているのである。 フーダニットの楽しみを存分に味あわせてくれる一冊。 | ||||
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