■スポンサードリンク


此の世の果ての殺人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
此の世の果ての殺人

此の世の果ての殺人の評価: 3.72/5点 レビュー 47件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.72pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 21~40 2/3ページ
No.27:
(5pt)

オーディブル版

ナレーションの青木瑠璃子さんの声がとても聞きやすく、綺麗な日本語でした。
調べたら声優をされている方で、登場人物とナレーションの演じ分け、普段、読書が苦手な自分でも物語に聞き入ることができました。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.26:
(5pt)

続編が読みたい!

Audibleで聴きました。
登場人物が少なく、ストーリーの展開もシンプルでわかりやすい。

先生のキャラは好き嫌いがかなり分かれそう。

どんでん返しなどは特にないが、主人公2人のやり取り、その2人をとりまく人間関係などがおもしろい。

この2人はここで退場させるのは切なすぎる。

なんとか次回作につなげて、続編を聴いてみたい。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.25:
(3pt)

ハードボイルトに本格モノ+SFのテイストと言う、不思議な世界観

隕石激突で世界消滅が確定した日々を背景に、殺人事件とそれに偶然遭遇した主人公たちが犯人を追う、という不思議な設定。そのため、どこか存在感(存在意義)が希薄で、そこでの殺人の必要性(どうせみんな死ぬ)、犯人を追う必要があるのか、がポイントになるがそれなりにしっかりと根拠が作ってあるし、様々な人々を絡めることでラストまで一気に読める。
無理にハッピーなエンディングとならず、静かな幕引きは読後感として余韻があってよい。

これが新人の小説ということだが、男性キャラが概して弱い(うえに必要性もあった?)が、ヒロイン2人が好対照だし会話もうまい。本格物としてみると意外性などには欠けるが、伏線などもあるので十分楽しめた。

福岡市、及び近郊が舞台なので、土地勘があるとより一層楽しめるかな。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.24:
(3pt)

全体的には嫌いじゃないけど…

主人公の女の子が割と嫌味っぽくて陰険で合わなかったというか。
序盤が重苦しくグロくてちょっと引く。
でも事件が起きてからはテンポがよくなって読みやすくはなる。推理面もそこそこ。
終わり方とか世界観は嫌いじゃないです。
ただこれ海外の「地上最後の刑事」と同じ舞台設定なんですよね。そこがちょっと引っかかる。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.23:
(5pt)

世界観が好き

設定を知って気になって読み始めた。序盤の静かな雰囲気、中盤から終盤にかけての展開で最後にまた静かな雰囲気に戻っていく感じがたまらなかった。ミステリというより終末世界の中での人々の生き方、考え方に触れる感覚がよかった。まだ余韻が抜けない…
後で江戸川乱歩賞の受賞の言葉を読んで泣きそうになった
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.22:
(5pt)

スピード感

普段小説を読まない私でも一瞬で読めるくらい面白い作品でした!
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.21:
(1pt)

パクり

ええっ、これB・H・ウィンタースの「地上最後の刑事」のパクリじゃん!
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.20:
(5pt)

奇をてらうことのない筆致に好感

小惑星が地球に衝突することが確実となった世界。しかも衝突予測地点は日本。

失われた未来を悲観して自ら命を絶つ者も数多く、警察をはじめとする公的機関も崩壊に等しい街で、何故か一人の生徒に対する自動車教習が行われている。

担当する教官もまた一人だけ。教習を終えても運転免許を取得できる可能性はない。

そんな「此の世の果て」で発生した複数の殺人事件に二人は関わりをもつことになる。否、運命的に関わっていくというべきか。

物語の舞台や登場人物についての設定に目新しさは感じなかったが、奇をてらうことのない筆致に好感を抱き、最後まで読み通した。

「…刑罰というのは法と社会のために与えられるものなんですよね。社会は死んじゃいましたから、もうどうしようもありません。…」

この台詞の主の心情は幾分掘り下げて欲しかったという思いもあるが、これは書き手から読み手に委ねられた大切な「余白」なのかもしれない。

第68回江戸川乱歩賞に輝く佳作は、満場一致の評価に相応しい読み応えの作品だった。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.19:
(4pt)

他の最終候補作も読んでみたい

第68回江戸川乱歩賞受賞作。

約2か月後に小惑星の衝突により地球が滅びる世界が舞台の特殊設定のミステリー。設定は有りがちでも、元刑事の自動車教習所教官とその教え子というコンビは斬新でした。

事件の構成上からは犯人捜しではなく、ハウダニットにミステリーとしての魅力があると感じました。

ただ、折角作り込んだこの世界の状況下での犯行動機としては、物足りなさとやや腑に落ちなさがあったかなと個人的には思いました。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.18:
(4pt)

終末ミステリーの佳作

小惑星の衝突で地球滅亡が避けられない日本を舞台にしたミステリー。

巻末の綾辻氏の指摘通り、『地球最後の刑事』など終末世界を舞台にしたミステリーはすでに珍しくないものの、車校の教官と生徒という二人をメインに、『少女終末旅行』にも似た「終末ロードムービー」とでも言うべき雰囲気で、教習車のトランクに放置された遺体の謎を調べていくところがユニーク。筆致も安定していて、とても読みやすくgood。肝心の解決に関しては正直特筆すべき点はないものの、とにかくその雰囲気だけで読ませる一作だった。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.17:
(1pt)

江戸川乱歩賞の定義がよくわからない

なんだかなあ…。というのが読後感。江戸川乱歩という作家とこの賞はどこかリンクしているのだろうか。人間の深みとか郷とかが描かれていないと机上の空論的な人物像になってしまう。たんなるミステリー大賞ならこれでもいいかもしれないが。地球の存亡の危機に瀕した人物像の違和感ばかりが残った。江戸川乱歩賞はもうついていけないわ。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.16:
(2pt)

設定に無理がある。

着眼点の斬新さは認めるが、設定に無理がある。どんな事件が起きようが、どんな警察の実態だろうがどうでもいい。無理に物語を作った感じがする。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.15:
(2pt)

駄作ではないが.......

駄作ではないけど、面白みがない。新しいトリックも、オチも、驚く伏線もない。最後の味わいが...なんてレビューも見かけたけど、それってこの作品がミステリーでなくても、いいよね?こっちは、ミステリーを読みたいのだわって、感じた。文章は違和感なく入ってきたから、そこだけは評価できるのかな?
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.14:
(5pt)

世界の終末における小さな希望が、やさしく殘りました

2022年江戸川乱歩賞受賞ということで購入。

底冷えする灰色の世界観の中で読後残ったのは、
ぽわっとした温かさ、明るさ。
そんな優しさががとても印象的な作品でした。

『文字通りの末世が設定として敷かれている中で殺人事件が起きてしまうなんて、なんて残酷なストーリーになるんだろう』と不安げにページをめくっていきました。
終末世界らしい絶望的な人間の諸行(自分も含めた命の軽視)は確かに堪えるものがありましたが、心に残るのはそれとは逆の、心が明るく温かくなるシーンばかりでした。

また、飛躍した設定ではあるものの、作者の意図を伝えるために面白く効果的に練られていると感じました。
世界観と殺人事件が上手にその温かさを引き出すよい素材になっていますし、折に触れて出てくる星空の情景が希望や人が人を想う純粋な気持ちのメタファーになっていると感じました。キーワードでもある「自動車教習」もどこかユーモラスさがあって読者が序盤で絶望的状況に参ってしまわないように、いい味を出してるとおもいます。

総じて、文明の光が消えた世界から見る星空のように澄み渡る読後感のある小説でした。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.13:
(3pt)

特殊設定モノとしては読みやすいが、傑作とまでは言えない。

小惑星の衝突によって2か月後には少なくとも日本は滅亡するという状況の中で、連続殺人が起きるという設定の作品です。当レビュー子はこういう特殊設定の小説が“荒唐無稽”に感じられて苦手なのですが、乱歩賞作品は必ず読むことにしているので、仕方なく読み始めたというのが正直なところです。その結果、いい意味で予想を裏切られました。
登場人物達は滅亡が迫る日本に残っている人達だけなので、冷めているというか割り切っている感じがして、無用に熱い主張をしたり、偉そうな御託を並べることもありません。主人公を含め、共感したり応援したりしたくなるような人物は登場しませんが、嫌悪感や抵抗感を抱くことなく読み進められました。
ただ、割と早め、残り2割くらいの段階で、一連の犯罪の大本となる部分について真相が明らかになります。フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットといったオーソドックスなミステリーの要素はそこまでで、そこからはサスペンス小説の体となります。暴力シーンもあります。当レビュー子はこの後半部分が退屈でした。また、ミステリ-の要素の部分にも、特に感心する点はありませんでした。そのため、読後感も「面白いミステリ-を読んだ」とはなりませんでした。選考委員会は満場一致、欠点らしい欠点の指摘もありませんが、それほどの傑作だとも思えません。
それよりも気になるのは、最終選考に残った作品のほとんどが特殊設定モノということです。これが「賞が時代と共に生きていることの証左」(月村了衛委員)だとすると、当レビュー子などはもはや時代遅れの読者として、乱歩賞、更には現代のミステリ作品からは遠ざかるしかないのかもしれません。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.12:
(3pt)

あり得ない設定ー実社会の常識を逸脱したお話

丁重に書かれた力作ではあるが「あまりにも、社会常識が分からない作品でした」
「父親が、亡くなった数日に*常識では教習-自動車学校には、間違ってもいきませんよ―現実離れした
絵空事で、どうして、選考委員さん方は*この重要な個所を指摘しないのか、かなり不思議でした」
内容は概ね良く描けていますが「この大切な件が残念でした」
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.11:
(5pt)

読みやすい

ミステリー初心者です。
主人公視点で書かれ、話はほとんど時系列通りに書かれているので、すごく読みやすかったです。伏線も回収されていて、結末も面白かったです。この本に出会えてミステリーが好きになりました。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.10:
(5pt)

満場一致を知り興味

本を読む方ではないが 最初から 引き込まれて
次から次へと ページがめくれる。分かりやすくて今ならリアルに感じれそう。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.9:
(4pt)

安全運転のために。

斬新な切り口で迫る。
凄惨な情景が広がっていき、とってもシュールなんだけど、軽くてコミカルに。
地球最後の日までタイムリミットのなか。
ひとびとは暴走していくなかで。
小勢は正義を守るために行動を起こす。
道理に基づき、ひとの価値を問う。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.8:
(3pt)

ちょっと盛り過ぎでは?

帯の惹句に期待し過ぎたせいか、うーん、ちょっとねえ‥が読後感でした。

まあ設定は良いのですが、登場人物の行動(特に犯人と、主人公を取り巻く脇役たち)に共感が持てず、作者の都合のいい方向に読まされている感じが終始拭えなかったです。(真犯人も、後半でもうこの人しかいないだろうという気になり、まさにその通りでした)
あそこまで死体だらけの描写を押し付けるのもちょっと食傷気味になるので(ホラーテイストにする必要も全くないですし)、あえてもう少し軽めにした方がラストの感動がより際立った気がします。

乱歩賞最終候補作の中での評価なのでしょうが、1800円の値段相応かというとどうでしょうか???
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!