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此の世の果ての殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
此の世の果ての殺人

此の世の果ての殺人の評価: 3.72/5点 レビュー 47件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.72pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(1pt)

江戸川乱歩賞も堕ちたものだ

過去の江戸川乱歩賞をいくつも読ませていただき、深い人間描写や社会的テーマを秘めた傑作を排出するこの賞に寄せる期待は大きなものだった。
本作は巨大隕石衝突による地球滅亡が約束された世界線が舞台の、いわゆる特殊設定ミステリと呼ばれる部類のものであると推測する。だが肝心のその特殊性を全く活かし切れていない。世界の終わりを間近に迎える人類の狂乱、機械文明の破綻などは随所描かれているが、どこぞのSF小説を流用したかのようなありきたりで陳腐な描写が散見され、目新しさは皆無。序盤の異様でグロテスクな自殺体の描写で釣っているだけのように思えた。
肝心のミステリ要素も、途中までは二転三転と面白みもあったが無駄に増えていく登場人物のせいで全体のテーマ性が薄れ、一貫した『何か』が欠けている。おまけに犯人も非常に分かりやすく、「ただの快楽殺人鬼」というこの上もなくつまらないオチが待っている。快楽殺人鬼を犯人にする、ということ自体は何もおかしくないし、そういった犯人を描いた素晴らしいミステリ作品はこの世にたくさんあるが、犯人の背景の深掘りも何もなく、よって殺人を楽しむ犯人への恐怖感を覚える間もなくドタバタと忙しいだけのラスト。ただ読者の奇をてらうためだけに無理矢理考えたオチ、と思ってしまう程、肩透かしを喰らった。
筆者は群像劇を描きたかったのだろうか。群像劇の傑作はどれもみな作中人物の関係性が最後にはパズルのように綺麗にカチリと嵌り、この上もない爽快感をもたらしてくれるものだが、今作においてはそれらが一切感じ取れなかった。特に意味もなく現れ、特に意味もなく死んだり生き残ったりする。実に稚拙極まりない。
何より、隕石衝突による地球滅亡を散々謳っておきながら、読者の感情を強く揺さぶるような(今風に言うと『エモい』)終焉の描写も浅い。というか無い。これでは何のためにこの舞台を設定したのか、本当に分からない。余韻にも浸れない。

何故今作が江戸川乱歩賞を受賞できたのか甚だ疑問である。よほど他の候補が駄作過ぎたのか何なのか……とにかく、とても残念だ、という感想以外に持つことができなかった。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.7:
(2pt)

うーん

以下正直な個人的感想。プロの目から見るとずば抜けてよく書けたフィクションなのだろうが、なぜだろう、背景事情や登場人物の行動に全く関心がもてず、途中で何回も中断しつつ、せっかく購入したのでなんとか最後まで読み終えたが、最後まで私の心の琴線には触れなかった。
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4065289203
No.6:
(2pt)

あんま本を読まない人向け

ラノベのような文体なので軽い。
ミステリー部分も、凶器が出てきた瞬間に犯人が分かったり被害者の繋がりをすぐ読めちゃったり、なんだかな…‥って感じ。
日本には「人間がいなくなった町」が実在していて記録もあったのに、そういうの全く反映されてないし……人間がいなくなって、インフラが途絶えて、それでも野生動物が家や残留している人々を襲うこともなく(まあ九州にはクマがいないってのもデカいんでしょうけど)、ただ「人がいなくなった」としか描かれてない作家自身の想像力や知識のなさ……

文体もミステリーもペラペラのペラなんだけど、SFでは定番の世界の終わりが淡々と描かれているから物語として成立している。

まあ別に駄作ではないんだけどさ、これが……江戸川乱歩賞……?って思う。けど選評を読む感じ、最終選考に残ったの全部ラノベ(タイムリープとかあったし)でレベル低かったのかなって思った。

いや別にラノベでも良いんだけど、薄っぺらいんだよね……薄っぺらかったです。薄っぺらい本を読みたい人にはオススメ。

登場人物たちがそこそこマヌケで、「通話をするには発信者と受信者の両方が電波の入るエリアにいないとダメ」という事実を述べただけで「すごい!」「天才!」と持て囃される世界観の小説です笑

これが満場一致の江戸川乱歩賞って、なんか悲しくなりますけどね。
あんま本を読まない中学生とかには良いと思います。高校生以上には、ちょっと……
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4065289203
No.5:
(1pt)

パクり

ええっ、これB・H・ウィンタースの「地上最後の刑事」のパクリじゃん!
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4065289203
No.4:
(1pt)

江戸川乱歩賞の定義がよくわからない

なんだかなあ…。というのが読後感。江戸川乱歩という作家とこの賞はどこかリンクしているのだろうか。人間の深みとか郷とかが描かれていないと机上の空論的な人物像になってしまう。たんなるミステリー大賞ならこれでもいいかもしれないが。地球の存亡の危機に瀕した人物像の違和感ばかりが残った。江戸川乱歩賞はもうついていけないわ。
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4065289203
No.3:
(2pt)

設定に無理がある。

着眼点の斬新さは認めるが、設定に無理がある。どんな事件が起きようが、どんな警察の実態だろうがどうでもいい。無理に物語を作った感じがする。
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4065289203
No.2:
(2pt)

駄作ではないが.......

駄作ではないけど、面白みがない。新しいトリックも、オチも、驚く伏線もない。最後の味わいが...なんてレビューも見かけたけど、それってこの作品がミステリーでなくても、いいよね?こっちは、ミステリーを読みたいのだわって、感じた。文章は違和感なく入ってきたから、そこだけは評価できるのかな?
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4065289203
No.1:
(1pt)

別に何とも思いませんでした。

なんでだろう?
地球滅亡も殺人事件も、どうでもよかったです。
ミステリーや滅亡系を何冊か読んでいれば、特に真新しいことはありません。

江戸川乱歩賞はどんなものかと読んでみたら、見事に裏切られました。
もう買いません。
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4065289203

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