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墓から蘇った男
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墓から蘇った男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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読み進める度に主人公ヨーナ、そしてサーガの追い詰められた緊張、そして恐怖が伝わってくる‼ シリーズを読んできた人にはタイトルからまさか⁉の思い…そしてこれがシリーズ最初の本になる方には、物語前半に登場人物の口からごく簡単にこれまでの経緯が語られていますが、やはり第一冊目から読んだ方が楽しみ倍増、いや無限大・・・ 最初の数冊は出版社が違って手に入れにくいのが難点ですが、本当におすすめです!!! | ||||
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<ヨーナ・リンナ>シリーズ7作目。 シリーズのこれまでの作品は単独でも楽しめたが、本作は4作目『砂男』とかなりリンクしているので、そちらを読んでからの方が理解しやすいと思う。 ノルウェーで殺害された男の自宅の冷蔵庫には多数の人間の遺体があり、その中には埋葬されていたヨーナの亡き妻スンマの頭蓋骨が含まれていた。さらに別件で、ドイツで殺害された男の携帯電話にはヨーナに発信した(不在着信)痕跡があった。ふたりの身体には皮砥で鞭打たれたような傷があり、これらは数年前に抹殺したはずのユレック・ヴァルテルに繋がる。遺体は一部しか発見されていない。奴は生きているのか…⁉ ヨーナはユレックの仕業だと確信し、娘ルーミとともに身を潜める。だが、いくら過去に自分の生活をめちゃくちゃにされ、ユレックの恐ろしさを十分認識しているとはいえ、任務を放棄し雲隠れしてしまうヨーナに、前半は違和感があった。 加えて、周りの女たちはヨーナの助言を真剣に受け止めず、揃いも揃って頑固で愚かな印象を抱いた。まあ、自我が強い女性はこうなのかもしれないが。それをいうなら警察組織も半信半疑で協力不十分だったが。 ヨーナに代わって前半活躍していたサーガだが、堪え難いまでの苦難が自分に及ぶと、彼女までもが感情が先立ち冷静さを失った行動をとってしまう。 そして謎の大男による残虐な連続殺人事件。 後半はいよいよヨーナが出てくるが、時は既に遅く―――。 『砂男』に匹敵するほどの緊迫感に満ちた内容だった。 一警官の背景など冗長に感じるところがあれば、敵がなぜここまで巧みに情報をつかむことができるのか説明不足に感じるところもあったが、中身がここまで濃ければそれらも些細なことに思える。 続きが気になる。 当初、本シリーズは8作までとされていたが、前作『ウサギ狩り人』のあとがきでは10作目くらいまで延長されるようだと記述されていた。だが、本書のあとがきではまたも「8作で完結」とある。 果たして…? | ||||
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