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墓から蘇った男



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【この小説が収録されている参考書籍】
墓から蘇った男(上) (海外文庫)
墓から蘇った男(下) (海外文庫)

墓から蘇った男の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

悪役が際立つほどサイコ・サスペンスは面白い。とは言え、限度がある。

国際的ベストセラー?「ヨーナ・リンナ警部」シリーズの第7作。タイトルから分かる通り、生きていた怪物ユレックとヨーナの最終決戦である。
「砂男」の最後でサーガ警部に撃たれて川に流されたはずのシリアルキラー・ユレックが蘇り、再びヨーナとサーガの破滅を画策する。その悪魔の手はヨーナとサーガが愛する人々にありとあらゆる手段で迫ってくる。驚異的な頭脳と体力を持つ怪物に追い詰められたヨーナとサーガは、命を賭けた戦いに打って出た…。
レクター博士を筆頭に、悪の権化のような犯人が登場する作品は犯人の怪物性が際立つほど面白いと言えるが、それも限度があり、本作ほどスーパーなキャラクターだと正直白けてしまう。論理的、緻密にサスペンスを楽しもうとすると粗が目立ち過ぎる。また、必要以上に残虐なシーンが多いのにも興ざめする。それでもエンターテイメント作品として成立しているのは展開のスピードと犯行手段に巧みなアイデアがあるから。
第4作「砂男」と深く連動する作品なので、絶対に「砂男」を読んでから手に取ることをオススメしたい。

iisan
927253Y1

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