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(短編集)
招かれざる客たちのビュッフェ
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招かれざる客たちのビュッフェの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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どの話もオシャレだな〜と思いながら読みました。楽しめました。 | ||||
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日本の新本格派の流祖ではないか、 との読後感。江戸川乱歩が特筆し なかったのは何故だろう。 | ||||
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読み応えがあり面白かったです。 | ||||
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ミステリーは好きでよく読みますが、この本はオールタイムベストに入ります。 クリスチアナ・ブランドのブラックで時にユーモアのある作風は ひらいたかこさんの表紙がぴったり。 「婚姻飛翔、」「カップの中の毒」、「スコットランドの姪」は女性らしい着眼点が光る短篇。 「バルコニーからの眺め」、「この家に祝福あれ」は意地悪すぎてちょっと怖いほどです。 今の若い読者には古いと感じる向きがあるかもしれませんが、 ミステリーの古典として楽しむのも一興。教科書的によく出来ている名作揃いです。 北村薫がおすすめの「ジェミニー・クリケット事件」も忘れられない印象を残します。 2つのバージョンを読みましたが、私はこの本に収録されたものが好きです。 この本に収録されているのは短篇ばかりですが、ブランドは長編も素晴らしいです。 ハヤカワ・ミステリで出版されているので興味がある方はぜひ。 | ||||
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うまいです。私は本の題になっているのより他の作品が好きです。 | ||||
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外国小説にはまった時期があったので、あれ、これは読んでいないと気がつき購入しました。 一種独特なストーリーばかりで。 「ジェミニー・クリケット事件」もさることながら、私は「目撃」に新鮮なトリックを見ました。 毎晩、目がもつときに一話ずつ読んでいるので、全部読むの楽しみです。 結末がわかっていて読むのも好きなので。 | ||||
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英国ミステリー界でクリスティと並ぶといわれる作家の短編集だ。この作家の本は僕にとって初めてではあるが、それぞれの作品が上質の料理であることは間違いなさそうだ。ただ翻訳物独特の読みにくさもあり、ページを進めるスピードは決して早くはなかった。ただ、慣れてくるに連れ面白みもだんだん出てくる作品群である。意地悪な作品が多いといわれるだけにそれぞれの作品の落ちやひねりは唸らせるものも多い。娘と孫をひき逃げされた場面を見てしまった警官の巧みな復讐劇「神の御業」、自分の嘘のために父親を殺人者にしてしまった娘が聞く「囁き」、自分の生活の一部始終を向かえのバルコニーから見られている女の「バルコニーからの眺め」、妻を殺した男の完全犯罪をちょっとしたことで大きく狂わせた「ジャケット」等々が僕のお気に入りだ。 | ||||
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ブランドは中学生のとき少し読んだものの、その後は「ジェミニー・クリケット事件」の世評すら知らず遠ざかっていました。 が、さほどのミステリ好きでなくても面白かったです。 皮肉、ツイスト、人の悪さ--そんな印象は「奇妙な味」や「しゃれた短編」というキーワードの作品を好む読者も十分惹き付けます。惹き付けたうえで、奈落の底を見せておしゃれな都会派気取りを笑っている、そんな小気味よい意地の悪さを感じる作品集です。 けれども私にとっての白眉はなんといっても北村薫さんの解説でした。ブランドという作家の持ち味と自分の傾倒のしかたを非常に魅力的に紹介しています。 第三者による文庫本の解説でこんなに有意義と思ったものは他にありません。 私はこの解説の文章にひかれ、紹介されていた他の未読ブランド作品をすべて読み、さらに全く読んだことのなかった北村作品も読み始めました。 クリスチアナ・ブランドをあまり経験していない方は、同様に、この作品集自体をたっぷり楽しんだあとで北村薫さんのナビによる他作品も楽しめると思います。 ただ、私自身は北村さん紹介の他作品をすべて読んだあとで、ブランドのベストは本書かなと思いましたが... | ||||
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本書は、2009年11月15日付け、読売新聞の書評で知りました。その中で、仏文学者の野崎 歓氏が、戦慄、超絶技巧の短編集、とかなり力の入った言葉で本書を褒めておられたので、この書評を読んでから半年も経ってしまいましたが、気になって購入しました。 読んでみて、なるほどと思いました。ミステリー小説において、何度かお目にかかったようなありふれた題材でも、クリスチアナ・ブランドの手にかかると、別の光を放ってくるようです。かなり毒の効いたブラックな魅力に酔いしれることまちがいなし。 | ||||
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本書は、2009年11月15日付け、読売新聞の書評で知りました。その中で、仏文学者の野崎 歓氏が、戦慄、超絶技巧の短編集、とかなり力の入った言葉で本書を褒めておられたので、この書評を読んでから半年も経ってしまいましたが、気になって購入しました。 読んでみて、なるほどと思いました。ミステリー小説において、何度かお目にかかったようなありふれた題材でも、クリスチアナ・ブランドの手にかかると、別の光を放ってくるようです。かなり毒の効いたブラックな魅力に酔いしれることまちがいなし。 | ||||
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◆「ジェミニー・クリケット事件」(イギリス版) 若い男(ジェイルズ)は、ある老人に自分の養父だった弁護士の ジェミニー・クリケット老が殺された〈謎の密室殺人〉について 話し始める。 殺人現場は、建物の4階にある、養父の事務所。 ドアは内側からかんぬきがかかっていたが、窓は割れていて、家具や 机の上の書類は燃やされ、部屋中に煙が立ち込めていたという状況。 そんな中、被害者は首を絞められ、そのうえ椅子に縛り付けられ、刺されていた。 警察には、ジェミニー老から助けを求める電話があったのだが、その際 彼は〔どこへともなく消えていく〕〔窓〕〔長い腕が……〕という意味不明の 言葉を発していたという。 さらにその1時間後、現場から2マイルほど離れた同じ町内をパトロールしていた 巡査から、ジェミニー老が発したのと同じ、意味不明な内容の電話が本署に入った。 巡査が電話をかけた公衆電話に急行すると、ガラスが割られており、 100ヤードほど離れた古い工場から巡査の死体がみつかる……。 密室殺人以上に外枠の部分(ジェイルズと老人の会話)に仕掛けがある本作。 実は本作には、もう一つ別の訳(アメリカ版)が あるのですが、冒頭と結末に違いがあります。 そのため、老人のジェイルズに対する認識が 異なり、それぞれ別の味わいとなっています。 個人的には、露骨ではあるものの、《最後の一撃》として 抜群の切れ味を持つ、アメリカ版に軍配をあげたいです。 | ||||
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本格物の推理短編集におさまらない異彩の短編集。いずれの作品も切れ味のいいロジックと歪んだ感触がたまらないです。 「カップの中の毒」は犯人が犯したミスが最後の1行で暴かれる切れ味が見事な倒叙形式で書かれた作品。 揺れ動く犯人の心理描写に向ける作者の視線が極めて冷徹に書かれています。 傑作として名高い「ジェミニー・クリケット事件」は密室の不可能殺人と同時刻の警官殺人事件に論理的な解決が示される本格物ですが、 それを覆すラストの衝撃が秀逸。(これは本当にすごいです!)何度読んでも感心してしまいます。 (ちなみに今短編集に収められているのはイギリス版。別バージョンのアメリカ版は「北村薫の本格ミステリ・ライブラリー(角川文庫)」で読むことができます。 ラストが違うのですが、ずいぶん印象が違う作品となっています。) | ||||
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クリスティの後を継ぐミステリの女王として君臨するC.ブランドの世評高い短編集。長編がトリッキーなアイデアとパズラー的展開で、いわゆる本格ミステリの王道を行くのに対し、本短編集では奇妙な味、ブラックな味と毒で読ませるものとなっている。 秀作は多いが、何と言っても焦点は悼尾を飾る「ジェミニー・クリケット事件」であろう。一応、密室事件を扱ったものだが、これを覆うもう一段の仕掛けが驚異的だ。聞く所に依ると、英国版と米国版とで結末が異なるのだそうだ。私は一方しか読んでいないので、他方も読みたい ! 長編とは一味異なる作者の毒が味わえる傑作短編集。 | ||||
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「ジェミニー・クリケット事件」読みたさに買いましたが、さすがブランド!毒が効いてます。どれをとっても、この毒のジワジワ痺れる感じがたまりません。とてもおいしい短編集だと思います。 | ||||
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とにかくレベルの高い短編集。『婚姻飛翔』や『ジェミニー・クリケット事件』は海外の本格短編の中でも最高水準の作品。短い枚数の中で二転三転する展開と、解決の鮮やかさは他の作家では味わえない。本格物だけでなく、奇妙な味風の作品などもありバラエティに富んでいる。この作家の持ち味が存分に発揮されていて、贅沢な一冊。 | ||||
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クリスチアナ・ブランドのミステリーは、その結末において足元をすくわれる爽快感が良い。様々な人間の背景が大団円で収束され、粉砕され、変幻華麗に終焉する。謎解きゲームの極みに酔わされ、まるで万華鏡を覗いたような美を味わえる瞬間である。本書は、ブランドの短編集である。全十六編が複雑で技巧の限りを尽くしたミステリーが読者の前に差し出される。謎解きが四編、それ以外はブラック・ストーリーであるが、人間描写が実に冴えている。特にジェミニークリケット事件は秀逸で、読了後暫くはその精緻で見事なプロットに心を奪われるだろう。本格に触れてみたくなった方は、ぜひブランドをお試しください。 | ||||
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ミステリですが、思わず「ひぇぇ~」と、声を上げそうになる大変なブラックさ加減(^^;)。彼女の深淵な世界にちょこっと足を踏み入れてみるのに適した短編集の様です。 | ||||
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