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(短編集)

招かれざる客たちのビュッフェ



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【この小説が収録されている参考書籍】
招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)

招かれざる客たちのビュッフェの評価: 4.20/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(5pt)

オシャレです

どの話もオシャレだな〜と思いながら読みました。楽しめました。
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4488262015
No.19:
(4pt)

まだ見ぬ強豪

日本の新本格派の流祖ではないか、
との読後感。江戸川乱歩が特筆し
なかったのは何故だろう。
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4488262015
No.18:
(2pt)

一般読者にはお薦めしない

古くから本格マニアの一部で絶賛されてきた作者ですが、一般の方にはお薦めしません。
悪い意味で頭のよい作者さんで、あーでもないこーでもないと自分のなかでこね回してるばかりで爽快感がなく、読み手のことを考えていないように感じます。
有名な「婚姻飛翔」も「ジェミニー・クリケット事件」も、短編であるにもかかわらず読み通すのが苦痛でした。
この傾向は長編も同じで、「緑は危険」「ジェゼベルの死」「疑惑の霧」「はなれわざ」等々、仕掛けに光るものはあっても面白く読ませる工夫がなさすぎます。(「面白く読ませる」を誤解されないように書いておきますが、エラリー・クイーンのパズル小説だったら大好きな私です。)
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4488262015
No.17:
(5pt)

ミステリ好きが充分満足出来ます!

読み応えがあり面白かったです。
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4488262015
No.16:
(5pt)

オールタイムベストに入ります

ミステリーは好きでよく読みますが、この本はオールタイムベストに入ります。
クリスチアナ・ブランドのブラックで時にユーモアのある作風は
ひらいたかこさんの表紙がぴったり。
「婚姻飛翔、」「カップの中の毒」、「スコットランドの姪」は女性らしい着眼点が光る短篇。
「バルコニーからの眺め」、「この家に祝福あれ」は意地悪すぎてちょっと怖いほどです。
今の若い読者には古いと感じる向きがあるかもしれませんが、
ミステリーの古典として楽しむのも一興。教科書的によく出来ている名作揃いです。
北村薫がおすすめの「ジェミニー・クリケット事件」も忘れられない印象を残します。
2つのバージョンを読みましたが、私はこの本に収録されたものが好きです。

 この本に収録されているのは短篇ばかりですが、ブランドは長編も素晴らしいです。
ハヤカワ・ミステリで出版されているので興味がある方はぜひ。
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4488262015
No.15:
(4pt)

すごいの一言

うまいです。私は本の題になっているのより他の作品が好きです。
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4488262015
No.14:
(3pt)

ミステリー…かな?

評判が良いので期待して読んだのだがイマイチ。

というのも、文章がとにかく読みづらい。

「構成が複雑」
「翻訳が直截すぎ」
「地の分に第三者の感嘆符がけっこう入る」
「主体の呼び名がコロコロ変わる」
あたりが原因か。

肝心のトリックも膝を打つほどのものではなく、後半に至ってはミステリーというより単なるサスペンス。

原文で読めば文章の巧みさに引き込まれるのかもしれないが、あまり翻訳には向いていない作品のように思えた。

もしくは、もっと思い切って意訳するくらいの工夫が必要か。雰囲気はいいのだけどね。
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4488262015
No.13:
(5pt)

これは面白い、傑作ぞろい

外国小説にはまった時期があったので、あれ、これは読んでいないと気がつき購入しました。 一種独特なストーリーばかりで。 「ジェミニー・クリケット事件」もさることながら、私は「目撃」に新鮮なトリックを見ました。 毎晩、目がもつときに一話ずつ読んでいるので、全部読むの楽しみです。 結末がわかっていて読むのも好きなので。
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No.12:
(4pt)

意地悪なまでの結末の作品集

英国ミステリー界でクリスティと並ぶといわれる作家の短編集だ。この作家の本は僕にとって初めてではあるが、それぞれの作品が上質の料理であることは間違いなさそうだ。ただ翻訳物独特の読みにくさもあり、ページを進めるスピードは決して早くはなかった。ただ、慣れてくるに連れ面白みもだんだん出てくる作品群である。意地悪な作品が多いといわれるだけにそれぞれの作品の落ちやひねりは唸らせるものも多い。娘と孫をひき逃げされた場面を見てしまった警官の巧みな復讐劇「神の御業」、自分の嘘のために父親を殺人者にしてしまった娘が聞く「囁き」、自分の生活の一部始終を向かえのバルコニーから見られている女の「バルコニーからの眺め」、妻を殺した男の完全犯罪をちょっとしたことで大きく狂わせた「ジャケット」等々が僕のお気に入りだ。
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4488262015
No.11:
(5pt)

本編も解説もどちらもお薦めです

ブランドは中学生のとき少し読んだものの、その後は「ジェミニー・クリケット事件」の世評すら知らず遠ざかっていました。
が、さほどのミステリ好きでなくても面白かったです。
皮肉、ツイスト、人の悪さ--そんな印象は「奇妙な味」や「しゃれた短編」というキーワードの作品を好む読者も十分惹き付けます。惹き付けたうえで、奈落の底を見せておしゃれな都会派気取りを笑っている、そんな小気味よい意地の悪さを感じる作品集です。

けれども私にとっての白眉はなんといっても北村薫さんの解説でした。ブランドという作家の持ち味と自分の傾倒のしかたを非常に魅力的に紹介しています。
第三者による文庫本の解説でこんなに有意義と思ったものは他にありません。
私はこの解説の文章にひかれ、紹介されていた他の未読ブランド作品をすべて読み、さらに全く読んだことのなかった北村作品も読み始めました。
クリスチアナ・ブランドをあまり経験していない方は、同様に、この作品集自体をたっぷり楽しんだあとで北村薫さんのナビによる他作品も楽しめると思います。

ただ、私自身は北村さん紹介の他作品をすべて読んだあとで、ブランドのベストは本書かなと思いましたが...
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4488262015
No.10:
(4pt)

ブラックな魅力に酔いしれます。

 本書は、2009年11月15日付け、読売新聞の書評で知りました。その中で、仏文学者の野崎 歓氏が、戦慄、超絶技巧の短編集、とかなり力の入った言葉で本書を褒めておられたので、この書評を読んでから半年も経ってしまいましたが、気になって購入しました。
 読んでみて、なるほどと思いました。ミステリー小説において、何度かお目にかかったようなありふれた題材でも、クリスチアナ・ブランドの手にかかると、別の光を放ってくるようです。かなり毒の効いたブラックな魅力に酔いしれることまちがいなし。
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No.9:
(4pt)

ブラックな魅力に酔いしれます。

本書は、2009年11月15日付け、読売新聞の書評で知りました。その中で、仏文学者の野崎 歓氏が、戦慄、超絶技巧の短編集、とかなり力の入った言葉で本書を褒めておられたので、この書評を読んでから半年も経ってしまいましたが、気になって購入しました。
 読んでみて、なるほどと思いました。ミステリー小説において、何度かお目にかかったようなありふれた題材でも、クリスチアナ・ブランドの手にかかると、別の光を放ってくるようです。かなり毒の効いたブラックな魅力に酔いしれることまちがいなし。
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No.8:
(5pt)

英国ミステリの最高峰

◆「ジェミニー・クリケット事件」(イギリス版)
  若い男(ジェイルズ)は、ある老人に自分の養父だった弁護士の
  ジェミニー・クリケット老が殺された〈謎の密室殺人〉について
  話し始める。
  殺人現場は、建物の4階にある、養父の事務所。
  ドアは内側からかんぬきがかかっていたが、窓は割れていて、家具や
  机の上の書類は燃やされ、部屋中に煙が立ち込めていたという状況。
  そんな中、被害者は首を絞められ、そのうえ椅子に縛り付けられ、刺されていた。
  
  警察には、ジェミニー老から助けを求める電話があったのだが、その際
  彼は〔どこへともなく消えていく〕〔窓〕〔長い腕が……〕という意味不明の
  言葉を発していたという。
  さらにその1時間後、現場から2マイルほど離れた同じ町内をパトロールしていた
  巡査から、ジェミニー老が発したのと同じ、意味不明な内容の電話が本署に入った。
  巡査が電話をかけた公衆電話に急行すると、ガラスが割られており、
  100ヤードほど離れた古い工場から巡査の死体がみつかる……。
  密室殺人以上に外枠の部分(ジェイルズと老人の会話)に仕掛けがある本作。
  実は本作には、もう一つ別の訳(アメリカ版)が
  あるのですが、冒頭と結末に違いがあります。
  そのため、老人のジェイルズに対する認識が
  異なり、それぞれ別の味わいとなっています。
  個人的には、露骨ではあるものの、《最後の一撃》として
  抜群の切れ味を持つ、アメリカ版に軍配をあげたいです。
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4488262015
No.7:
(4pt)

歪んだ味わいの本格ミステリ

本格物の推理短編集におさまらない異彩の短編集。いずれの作品も切れ味のいいロジックと歪んだ感触がたまらないです。
「カップの中の毒」は犯人が犯したミスが最後の1行で暴かれる切れ味が見事な倒叙形式で書かれた作品。
揺れ動く犯人の心理描写に向ける作者の視線が極めて冷徹に書かれています。
傑作として名高い「ジェミニー・クリケット事件」は密室の不可能殺人と同時刻の警官殺人事件に論理的な解決が示される本格物ですが、
それを覆すラストの衝撃が秀逸。(これは本当にすごいです!)何度読んでも感心してしまいます。
(ちなみに今短編集に収められているのはイギリス版。別バージョンのアメリカ版は「北村薫の本格ミステリ・ライブラリー(角川文庫)」で読むことができます。
ラストが違うのですが、ずいぶん印象が違う作品となっています。)
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No.6:
(4pt)

英米両版が読みたい !

クリスティの後を継ぐミステリの女王として君臨するC.ブランドの世評高い短編集。長編がトリッキーなアイデアとパズラー的展開で、いわゆる本格ミステリの王道を行くのに対し、本短編集では奇妙な味、ブラックな味と毒で読ませるものとなっている。
秀作は多いが、何と言っても焦点は悼尾を飾る「ジェミニー・クリケット事件」であろう。一応、密室事件を扱ったものだが、これを覆うもう一段の仕掛けが驚異的だ。聞く所に依ると、英国版と米国版とで結末が異なるのだそうだ。私は一方しか読んでいないので、他方も読みたい ! 長編とは一味異なる作者の毒が味わえる傑作短編集。
招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)より
4488262015
No.5:
(5pt)

素晴らしい!

「ジェミニー・クリケット事件」読みたさに買いましたが、さすがブランド!毒が効いてます。どれをとっても、この毒のジワジワ痺れる感じがたまりません。とてもおいしい短編集だと思います。
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4488262015
No.4:
(3pt)

この短さで

本書に収められた最初の短編「事件のあとに」を読んだ時、それまでの前評判はなんだったんだ、と思ったのですが、その後に続く短編はどれも楽しく引き込まれた。殺す方も殺される方もやな奴だったりで登場人物に感情移入をすることなく、まあ短編だからというのもあるけど、そこに起こった「事件」そのものを楽しめた。
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4488262015
No.3:
(5pt)

名短編集

とにかくレベルの高い短編集。『婚姻飛翔』や『ジェミニー・クリケット事件』は海外の本格短編の中でも最高水準の作品。短い枚数の中で二転三転する展開と、解決の鮮やかさは他の作家では味わえない。本格物だけでなく、奇妙な味風の作品などもありバラエティに富んでいる。この作家の持ち味が存分に発揮されていて、贅沢な一冊。
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4488262015
No.2:
(4pt)

万華鏡

クリスチアナ・ブランドのミステリーは、その結末において足元をすくわれる爽快感が良い。様々な人間の背景が大団円で収束され、粉砕され、変幻華麗に終焉する。謎解きゲームの極みに酔わされ、まるで万華鏡を覗いたような美を味わえる瞬間である。本書は、ブランドの短編集である。全十六編が複雑で技巧の限りを尽くしたミステリーが読者の前に差し出される。謎解きが四編、それ以外はブラック・ストーリーであるが、人間描写が実に冴えている。特にジェミニークリケット事件は秀逸で、読了後暫くはその精緻で見事なプロットに心を奪われるだろう。本格に触れてみたくなった方は、ぜひブランドをお試しください。
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4488262015
No.1:
(4pt)

めっちゃブラック

ミステリですが、思わず「ひぇぇ~」と、声を上げそうになる大変なブラックさ加減(^^;)。彼女の深淵な世界にちょこっと足を踏み入れてみるのに適した短編集の様です。
招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)より
4488262015

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