はなれわざ



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初公開日(参考)1959年02月
分類

長編小説

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はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2003年05月31日 はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

休暇をすごすため、イタリア周遊ツアーに参加したスコットランド・ヤードの名警部コックリル。だが、事件が彼を放っておかなかった。景勝で知られる孤島で一行のひとりが何者かに殺された。地元警察の捜査に不安を感じたコックリルは自ら調査に乗り出すが、容疑者であるツアーの面々は、女性推理作家やデザイナー、隻腕の元ピアニストなど一癖ある連中ばかり…ミステリ史上に輝く大胆なトリックで名高い、著者の代表作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

はなれわざの総合評価:8.11/10点レビュー 19件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

舞台がクリスティっぽい

普通に面白かったです。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(4pt)

使われているトリックは巧妙だが、無理があると感じる箇所も

コックリル警部が休暇でイタリアを旅行中に同じグループの旅行者が殺された事件。登場人物は限られており、コックリル警部自身がビーチで全員を監視できる立場にいて、全員のアリバイを証明するという異例の事件。まさに「はなれわざ」の殺人で、誰が、どうやってやったのかという謎。使われているトリックは二重の錯誤を使った巧妙なものだが、そのうちの1つの錯誤の方にはかなり無理があり、「普通、誰かが気づくでしょう」と感じる。実際に、コックリル警部ともう1人が気づいたわけだが、すぐに気づきそうなもの。
真相を二転三転させており、事件の見せ方にも工夫が見られる。
ただ、1つしか殺人事件が起こらないのに(傷害事件がもう1件起こるが)長々と引っ張って中弛みと感じることや、ルーヴァンとヴァンダの容貌が瓜二つであることが読者には随分遅くなってから明らかになること、コックリル警部から見られずに犯行を行いうる人物が実際にはいたことが後で明らかになるなど、不満点もあった。
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.17:
(3pt)

Sensational but unlikely

If you haven’t read this novel yet, please skip this review for your enjoyment of it. Many qualified people rank this novel as one of the greatest mystery novels ever written. Indeed the story is filled with twists and turns sensational enough to capture and hold the reader’s attention, but it is just a little too convoluted, isn’t it? I was a little fed up with too many twists and turns(Think of Sherlock Holms. There are only one or two twists and turns at most).
One of the tour members is found stabbed to death in the room, on an afternoon when everyone is inconsiderate enough to have an alibi. Alibis which are collaborated by none other than Inspector Cockrill himself. Cockrill spent the afternoon of the murder perched on a terrace, comfortably ensconced in a deck chair, overlooking the beach where the rest of the tour group was arranged in various spots on the sand or in the water. One of the group was even inconsiderate enough to remain sleeping, practically at Cockrill's feet during the whole afternoon.
The author is considerate enough to include a little map of the area so we can see just how impossible the crime actually is. It's a 'locked room' sort of mystery puzzle without an actual locked room.
But to my mind, the solution is so unnatural that the reader is asked to accept improbabilities that he cannot swallow, namely, in order to succeed in committing the crime under such circumstances, the culprit behaves in a manner that outrages probability. I think that the culprit’s extraordinary behavior requires a good deal more explanation than the author has given it.
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.16:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

古典過ぎて拍子抜け

古典ミステリーを今読み直すということは案外難しい。
パイオニアの宿命でもあり気の毒ではあるが、その後数十年間に渡り、古畑任三郎を始め様々な場面で、このトリックが流用され普及してしまった為、今読むにはストレート過ぎて正直辛いものがある。
例えば21世紀の読者に「犯人は双子が入れ替わっていました(※この話とは無関係です)」というオチが絶対に通用しないのと同様に、このオチもメイントリックとしては古典過ぎて肩すかし感が否めない。
古くはクリスティの「火曜クラブ」にこれと似た短編があるが、そちらの方がずっと新鮮で秀逸である。

また犯人を紐解く設定(その事実を知らされないと絶対に犯人を特定できない)が物語後半まで明かされないということも興醒めである。
逆にその設定が明かされた時点で犯人が推定できてしまうことも興醒めである。

大きく行数を割かれる人物描写に関しても、心模様を描くことこそ達者なものの(メロドラマが過ぎるが)、それぞれの登場人物のキャラクターや年齢設定がスコンと落ちてこないことが気になった。
例えば「フェルナンド君」の描写はどう読んでも20代にしか思えないのは自分だけであろうか?
日焼けした逞しい上半身を持ち、ホラ吹きだが感動するとすぐに涙を流すという、若者特有のジゴロなキャラクターを与えられているにも関わらず、実際には痩せこけた腰付きの丸顔の中年である・・・という必然性のわからないチグハグさ。
この辺の筆力はクリスティーには遠く及ばないように思えた。

それでもまだ犯人を特定するメインのトリックは(想定内とはいえ)楽しめるが、実際の殺人方法に関しては、これはミステリーといえる程のトリックは用いられていない。
小細工はあるものの、要は「皆が寝入ったり違う方向を向いている隙に目を盗んで移動した」というだけである。
衆人環視の前でどのように移動したかということが、このミステリーの見せ場だと思い込んで読んでしまった為、これには非常に拍子抜けした。
偶然に頼らずにもう少し方法を捻ってほしかった。

旅行ものという設定は楽しいので、映画で観てみたい作品だと感じた。
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.15:
(4pt)

’30年代黄金期の本格ミステリーを正統に継承する英国パズラーの名品

クリスチアナ・ブランド女史の代表作といわれる本格ミステリー。’55年発表、日本には<ハヤカワ・ポケット・ミステリ>で’59年に初紹介された。

イタリアの景勝地を巡るイギリス人30名の団体パッケージツアー。一行はやがて代々大公が独立統治する地中海の孤島リゾート(架空の島)に到着する。そこで宮殿見物に参加しなかった、休暇でツアーに単身参加するスコットランドヤードのコックリル警部とツアーガイドを含む8人は殺人事件に出会う。ホテルの部屋でツアー参加者の若い女性がナイフで刺殺されたのだ。その間被害者を除く7人はいずれもビーチ周辺で過ごしており、それはコックリルが証明できる。能天気な官憲の捜査に不安を感じたコックリルは自ら捜査に乗り出すが、容疑者であるツアーの面々はいずれ一癖も二癖もあるひとたちばかり。やがて少しずつ明かされてゆく彼ら彼女らの素顔・・・。

クローズドサークル内でのフーダニット、個性的で次々と最重要容疑者となるツアー参加者たち、英国ミステリーらしい辛辣な皮肉と機知に溢れながらもどこか人生に対する鋭い考察が見え隠れする会話(とにかくみんなよく喋る)、巧妙に張り巡らされた伏線、人間入れ替わり、盲点を利用した時間差攻撃、どんでん返しとその先に待っていた意外な結末、そして大胆なトリック。
本書は、これら「本格のコード」満載の、’30年代黄金期の本格ミステリーを正統に継承した英国パズラーの名品である。

はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.14:
(4pt)

’30年代黄金期の本格ミステリーを正統に継承する英国パズラーの名品

クリスチアナ・ブランド女史の代表作といわれる本格ミステリー。’55年発表、日本には<ハヤカワ・ポケット・ミステリ>で’59年に初紹介された。

イタリアの景勝地を巡るイギリス人30名の団体パッケージツアー。一行はやがて代々大公が独立統治する地中海の孤島リゾート(架空の島)に到着する。そこで宮殿見物に参加しなかった、休暇でツアーに単身参加するスコットランドヤードのコックリル警部とツアーガイドを含む8人は殺人事件に出会う。ホテルの部屋でツアー参加者の若い女性がナイフで刺殺されたのだ。その間被害者を除く7人はいずれもビーチ周辺で過ごしており、それはコックリルが証明できる。能天気な官憲の捜査に不安を感じたコックリルは自ら捜査に乗り出すが、容疑者であるツアーの面々はいずれ一癖も二癖もあるひとたちばかり。やがて少しずつ明かされてゆく彼ら彼女らの素顔・・・。

クローズドサークル内でのフーダニット、個性的で次々と最重要容疑者となるツアー参加者たち、英国ミステリーらしい辛辣な皮肉と機知に溢れながらもどこか人生に対する鋭い考察が見え隠れする会話(とにかくみんなよく喋る)、巧妙に張り巡らされた伏線、人間入れ替わり、盲点を利用した時間差攻撃、どんでん返しとその先に待っていた意外な結末、そして大胆なトリック。
本書は、これら「本格のコード」満載の、’30年代黄金期の本格ミステリーを正統に継承した英国パズラーの名品である。
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749



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