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すべてがFになる
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すべてがFになるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全208件 41~60 3/11ページ
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理系テイストが今読んでも斬新。 王道の孤島ミステリーに終わらない。 癖のある理系の独特な言い回し。 ロジカルな真相への迫り方。 ミステリー作品は多いが類を見ない。 新たな領域を見事に築いた。 続編が気になって仕方ないです。 | ||||
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タイトルがずっと気になっていたにも関わらず、ページ数的に一気読みできるかな〜と避けてきた本でしたが、読了して本当に良かったです。 途中まではタルいよぉ!と思ってましたし正直そそられる事件でもなかったですが‥ 8、9章あたりから格段に面白くなります 事件解明もそうなのですが、キャラのセリフが自分が現実に日々抱いてるような疑問とリンクして、新たな見方をみせられました。 むしろ著者の考えに興味が出ましたね ただ欠点というのは変かもしれませんが、森博嗣の作品に触れると他のミステリー物が楽しめなくなるかもって感覚は残りました | ||||
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ネタバレになるレビューがあったので注意しましょう。 何度も驚く展開で、ミステリー好きならオススメ。 なにげない描写にも魅力を感じた。 PCプログラムの勉強をした人なら、より楽しめるかも。 | ||||
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本作は2020年の現在から四半世紀も前に書かれた森博嗣のデビュー作で、第1回メフィスト賞の受賞作である。理系の登場人物が多く、プログラミングやネットワーク関連の専門用語が特に解説もなく使用され、密室トリックの謎解きにも専門知識が存分に活用されている。 工学部助教授の主人公が恩師の娘でもある教え子のお嬢様とゼミの旅行で孤島を訪れ、島内の施設の研究所で殺人事件に遭遇する。研究所にはかつて天才少女と言われた過去を持ち、ある事件をきっかけに半ば幽閉された状態の科学者が住んでいる。そこから物語は進行する。お嬢様の萌絵は魅力的なキャラクターである。 本作は、ドライで抑制のきいた人物描写や、理知的に進行しつつ全体像が徐々に明らかになってくる構成が特徴である。この点は人物の背景が描けていない、魅力に乏しいといった指摘を目にすることがあるが、そういったことはなく、本作の世界観にとても適合していてモダンである。 さらに本作でなにより注目すべきは、VR(バーチャルリアリティ)といった言葉が一般的でなかった時代に、SFとしてではなく、(当時の)現代を舞台としたミステリーとしてサイバーとフィジカルが融合した新たな現代的世界観を鮮烈に打ち出した点であろう。今読んでも古臭さを感じないのは驚異的である。そして主人公の覚めた感性、自己中心的ではない個人主義、他人との適度に距離を取りつつも思いやりのある関係性は、アフターコロナの世界に想像力が必要とされる今こそ改めて注目されるべきである。もちろん堅苦しく押しつけがましい主張などではなく、エンターテインメントとして。 | ||||
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"『ほら、7だけが孤独でしょう?』真賀田女史が言った。『私の人格の中で、両親を殺す動機を持っているのは、私、真賀田四季だけなの(略"1996年発刊、メフィスト賞受賞作の本書はドラマやアニメ化もされた人気シリーズ一作目にして、考えさせられる理系ミステリィ傑作。 個人的には手にとる機会が何度かあったにも関わらず逃してましたが。最近何人かに再プッシュされたことをキッカケにようやく手にとりました。 さて、そんな本書は船がたまにしか訪れない孤島にある天才プログラマーにして工学博士、真賀田四季の研究所にN大助教授の犀川創平と西之園萌絵が足を運んだことから殺人事件が起きるわけですが。 研究所施設など、2020年現在から見ると一部のテクノロジー描写はどうしても古臭く感じる部分もありますが、しかしスマホはおろかインターネットもまだ一般的ではなかった時代に、一方で【VRについて言及し、取り扱っている先見性】にはやはり驚かされました。 また本作の主要登場人物である犀川創平と西之園萌絵コンビ、そして真賀田四季といった3人はシリーズの続編はもちろん、著者の他作品にもしばしば登場しているらしいのですが。特に著者の研究者としての経歴が反映されていると思われる犀川創平と真賀田四季のセリフや2人のやりとりは謎解きを超えて哲学的で。こちらの【洗練された言葉選択】からも人気なのがよくわかるな。と思いました。 離島での密室殺人。という設定にまず惹かれるミステリィ好きな誰かへ。また研究者や研究者を目指している人にもオススメ。 | ||||
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Kindle版が相当安かったので買い直しよむ やっぱ面白い 内容を知った状態で久しぶりに読んでも面白いのは 森博嗣作品のシリーズのスタートの作品で すべてここからはじまったその原点であり 作品単体でも完結してて。 何よりキャラクターが魅力的 主要二人に、謎のキャラクター。みんな魅力的。 ミステリー好きはもちろん SF好き ファンタジー好きにも まずはこれを読んでもらい面白そうなら 四季シリーズ百年シリーズと移行していってほしいなぁ | ||||
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犀川の活躍が指数関数的に伸びていくような展開にとても読み応えがあった。すばらしい。ネットワーク等研究所の設備に90年代の雰囲気を感じながら、一方でVR等が駆使されている事は今でも色褪せずまた研究所での働き方は昨今のリモートワークを彷彿とさせ筆者の達観に驚愕した。 | ||||
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自分はエンジニアなんで、トリックはまぁすぐに分かってしまいましたが 意外な真実を含めて、非常に面白かったです。 ただ気になったのは、15年で4バージョンしかあがらないOSはいかがなものかと。 Red Magic Version F ぐらいになってないとね。 | ||||
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500ページという分量で、密度も体積もそうとうなレベルであるため、ある程度腰を据えて読む必要があるかもしれない。 ジャンルは……どうだろう? 文体や展開はどう見ても本格ミステリ、しかし想定された世界観はSFにも見える。 ひとえに、これだ!という確信はもてないが、まあ読みたいように読めれば問題はあるまい。 コンピュータウィルス、およびプログラムを、かなり大々的にトリックに取り入れているのが最大の特徴。 トロイの木馬やプログラム言語、そして「すべてがFになる」という題名の意味。これらがすべて繋がった時の納得感は尋常でなく、快感にすらおもえてくる。 人物の性格描写などはたしかにやや強引でリアリティがないが、この大々的なトリックと真相を知るだけでも読む価値はあるはず。特に理系の方なら楽しめるのではないか。 | ||||
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本を手に取って表紙をめくると扉に、はじめて読む本なのに読んだことがある文章があった。 これはデジャブかとおもったら、アオジュンの書籍からの引用であった。 僕の読んでいる書籍は技術書ではなく、小説なはずなんだが、これはなんだという戸惑い。 理科系作家ということであったが、これはプログラマ作家。 こんなにbitな小説が万民に受け入れられたのが不思議。 | ||||
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周囲のの人に教えたくない程の世界感。この1冊で森博嗣さんの大ファンになった。他の作品も是非読んでみたいと思っている。 | ||||
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スタイリッシュでとてもとても素敵ではあるけれど、 取っつきにくく中身が想像できない表装。(理系読本みたい) 裏表紙の内容紹介文も、なんだかこなれ感がなく。(私は超文系体質) 外見がネックになり、 本書を実際に購入するまで、とても時間がかかってしまった。 読後は、 表紙に合点がいき、 紹介文は、これが精一杯だったんだろうなとしみじみ感じ入りました。 | ||||
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森博嗣さんの作品が好きで今までヴォイドシェイパシリーズ、スカイクロラシリーズを読んできました。その後にこの作品を読みましたが、森博嗣さんの得意分野?が全面に出た比類なきミステリィ作品でした。大変満足です。 | ||||
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すべての謎が解き明かされるのは、二人の人間の私的な会話の中においてです。 このことは、解かれた謎の答えは公開されない、という理系人間の世界の原則を示しています。 さかさまに考えると、公開された内容の範囲内で、その二人の当事者以外の人間たちは、謎及び答えの全体を構成してみるより他ないのです。 利益を独占する、というのではなく、そもそも設定された謎が、そのような取り扱いがなされるべき性格のものなのです。 面白かったです。 | ||||
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科学的な視点で選択肢を消去してゆくと残る結論や伏線が置かれていたトリックは違和感なく楽しむことが出来ました(特に"トロイの木馬"と言う一貫したテーマ)。また、1996年の段階で現代にも通じるAIやネットワーク技術についてリアリティーある描写をされているのは凄いです。が、とにかく読み疲れる作品で、娯楽コンテンツとは言い難い。 | ||||
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大学生の頃に好きな本でした。当時は医学部生でしたが、研究室に入って真夜中までずっと実験してました。実験の途中の待ち時間で夢中になって読んでました。 とにかく登場人物がカッコいい。それに尽きます。 俺も犀川先生みたいになりたいって本気で思ってました。教科書も全部洋書にして、タバコふかしながら必死に勉強しました。賢くありたい、いつもそう思ってました。 時は経ち、この手の本は二度と読むことはないと思ってましたが、最近心変わりがあって、何歳になっても昔の情熱を無くさないでいたいと思って、もう一度読んでみました。 若い。若すぎるよ、この本。 | ||||
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森博嗣の登場により新たな本格ミステリーが登場したと銘打つとおり、犀川創平と西之園萌絵の名コンビで難事件に挑む。数学を背景に理系を絡ませた一連の物語を読んだ1990年代を貴重な時代だったと思わせる傑作シリーズの初回編。 | ||||
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私はよくライトノベルを読みます。とくに西尾維新の小説が好きで、西尾維新はどんな小説を読んできたのかとある時に興味が湧きました。調べてみると、森博嗣をはじめ、講談社ノベルスの作家の作品に大きく影響を受けたと知り、「どんな小説なんだろう?とりあえず読んでみたいな」と思ってました。 そこで買ってみたのが森博嗣さんの 『すべてがFになる』です。 感想としてはめちゃくちゃ面白かったです! 冒頭の30ページで一気に引き込まれました。 何よりも真賀田四季の存在が圧倒的に魅力的でした。そして、トリックが本当に面白かった!『すべてがFになる』というタイトルがどういう意味なのかわかった時、今までにはない爽快感を得られました。ラストの数ページ、犀川創平と真賀田四季の再会からのラストへの流れは本当に好きです。 こんなに面白いシリーズがあと9冊もあり、他にも森博嗣作品はまだまだたくさんあることを思うと、この作家さんに出会えてよかったと心から思います。 | ||||
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情報科学科出身の自分には展開やオチも楽しめたミステリー。何気なく描かれている教授の価値観や思考も面白い。 「日本では、一緒に遊ぶとき、混ぜてくれって言いますよね」犀川は突然話し出した。「混ぜるという動詞は、英語ではミックスです。これは、もともと液体を一緒にするときの言葉です。外国、特に欧米では、人間は、仲間に入れてほしいとき、ジョインするんです。混ざるのではなくて、つながるだけ……。つまり、日本は、液体の社会で、欧米は固体の社会なんですよ。日本人って、個人がリキッドなのです。流動的で、渾然一体になりたいという欲求を社会本能的に持っている。欧米では、個人はソリッドだから、けっして混ざりません。どんなに集まっても、必ずパーツとして独立している……。ちょうど、土壁の日本建築と、煉瓦の西洋建築のようです」 | ||||
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新しい発見のある本だ。ストリィだけでなく、夫々の情景に秘められた意図が次々と出てきて、それらが著者の近作まで繋がっているという森ワールドの奥深さには、いつも驚かされる。 | ||||
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