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すべてがFになる
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すべてがFになるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 61~78 4/4ページ
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文系人間にとっては、読んだだけで何となく賢くなった気分になれる本。 雰囲気小説だと思います。「コンピュータ」とか「天才プログラマ」って何となくかっこいいので、普段そういうことに関係なく暮らしている私のような人間は、簡単に「すごい!かっこいい!」と思っちゃいます(笑)。 が、ミステリとしては☆2つ。 「ミステリ」という言葉に本来あるはずのワクワク感はありません。なぜなら多分、作者が小説家ではないから。 彼は詩人だと思います。それも私見ながら、決して一流の詩人ではないと思います。自分の思いつきを手触りのいい美しい言葉に代えて並べるだけで、思想や思考を高度な比喩で表現するということのない感じ。 その感じが本書にも表れているように思います。 理科系の研究者の方が無機質でかっこいい建造物を造ったという感じでしょうか。居住性は二の次です。 私はミステリを読む以上、本質たる「居住性」を求めたいのでこの評価となりました。 | ||||
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理系出身だからか文章に深みが無い。 同じ理系の東野圭吾とは雲泥の差。 ストーリー的に良く考えられているが、常識的にあり得ない場面が多い。 あと煙草吸う場面大杉w作者が好きなのはいいけど作品にまで反映するのは辞めて欲しい。 あと解説で京極と似てるとか言ってる輩がいたが、京極さんに失礼なので適当なことは言わないように。 | ||||
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期待はずれでした。「ひどい」というレベルです。 トリックも幼稚で、台詞まわしが下手。そのうえ、無駄に長い。ちなみに、私は理系です。 以下、各論です。ネタバレ含みます。 ・素数論、数論めいた話をしていて、「7、B、Dが仲間はずれ」と言われた段階で、Fの意味が分かってしまう。 ・監視カメラがデジタルという時点で、犯人が監視カメラをすり抜けたことが、全く不思議に思えない。 ・意味が分からない台詞が多すぎて、読むたびにつっかかる(なぜ、そのタイミングで、その人物が、その台詞を吐くのかが理解できないものが多い。弓永の「きみたちは血まみれの人間が出てきたのを見たのかね?」とかいう台詞など)。 ・送信だけができないとか、なぜそんな些細なことを、研究所員が異様に不思議がるのか理解不能。 ・犯人が島をなぜ簡単に抜け出せたのか?(研究室の学生に紛れこんでいたら、学生に気付かれるのでは?) ・はじめから中に誰かが居たというのはわかるにしても、S&Mがそれを「博士の子供」だと断定した理由が理解不能(別に他の誰かでも良いはず) ・博士が中で子供を産んでいたとして、どうやって誰にも気付かれず産んだの?ひとりで産んだの?どうやって育てたの?この作者は子供を育てたことあるのか? ・仮想空間でカートして会話するとか、面白くもないし、意味も感じられない。 ・そもそも殺人の動機が理解も共感もできない(それを「天才の発想」だと片付けるのは卑怯) ・警察での解剖で、14歳の被害者をその母親と区別できないという、あまりに無理のあるご都合主義。 | ||||
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孤島の研究所で起きる学生と助教授のどたばた密室殺人ミステリー。個々の行動に必然性がなく、見てて違和感を覚えました。すでに二人殺され、警察も助けも呼べない現場の長椅子で3時間昼寝したりw謎解きも警察やヒロインに見守られながら得意げに歩き回り謎解きする主人公、謎が解けても、あーそうだったんだ。ふーん。てかんじで、読んだ後、密室から抜け出すためだけにアレやるのって変じゃね?それは天才が成せる業?はぁ??って感じで読んだ後消化不良でイライラしました。名探偵コナンの方が面白いミステリーやってんじゃねえの?と思いました。以上。 | ||||
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トリックには確かに驚く。しかしそれだけ。 伏線的なものもあまりなく、自分で考える楽しみに欠ける。 えいやっ!と種明かし、「そうだったのか!!」よりも「ふ〜ん...」 主人公2人の描写は陳腐。笑うに笑えないレベルかなと。 96年の作品とのことだが、テクノロジーの描写をここまでやってしまうと 70年代に描かれた「近未来SF」みたいとまでは言わないけれど、 すでに違和感が生じ始めている。 現代の横溝正史を狙ったのでしょうか? 舞台設定や登場人物の極端さに、そんなことを思ってしまいました。 ただの箇条書きになってしまいました... | ||||
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評判作なので購入。推理小説としては下級レベル。ミステリィなどと称する物は所詮この程度のレベルなの?メフィスト賞底が知れてしまうというもの。 のっけから始まる、禅問答の如き観念世界の話は、長いというより、はっきり苦痛。さりとて事件とはなんの関係もないのだから呆れる。早い話が、作者の作った真賀田四季なる人物の知能の高さを読者に知らしめん、としたのだろうが、逆に知能の低さをアピールしてしまっている。 作品を読み出して最初の頃は、この真賀田四季なる人物はとっくに殺されていて、テレビカメラを通じて会話しているのは人工無能(若しくは知能)に違いないと信じていた。四季の受け答えは人工無能にありがちのパターンだ。 そういった風であるから、真賀田四季なる人物に知性を感じろと言われてもそれは無茶という物。 犯人は、読んだ人の大抵は当たるんじゃない?て言うか、あんな怪しい人物を疑わない方がおかしいと思うぞ。 中で交わされる会話にはほとんど実がなく、なんか上滑りしている感じ。それでいて伏線などはこれっぽっちもない。 唯一屋上での犯行方法が謎だったのだが……、あれはないと思うぞ。もしああいうことをしたければ、そう言うことをする被害者の動機をちゃんと示しておくべき、と思うが……。 | ||||
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なんでだろう? テンポが悪くてすぐ眠たくなります。 人物描写が稚拙すぎてキャラクターが生きてないロボットみたいで愛着ゼロだから会話がつまんないキャラクターの動作にしても客観的に描いているから、遠くから見てる感じがテンポを下げてるし出てくるキャラクター1人1人がつまらん少女マンガかロボットみたいな登場人物ばかりでさ。リアリティもないから躍動感もない情緒もない例えるなら一方通行の学校の教科書みたいで非常に退屈です酷評したけど正直な感想です中途半端な作品を書きまくらないで一冊一冊のクオリティにこだわったらどうですか? | ||||
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ミステリー小説でこんなに面白くないデビュー作は初めて。面白かったら二作目を買おうと思っていたけど、もうこの人の本はこれで最後にしよう。 | ||||
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舞台設定とトリックが大掛かりでスケールの大きなミステリーである.密室トリックに部屋やら鍵やらをチマチマと細工したりしないオリジナリティのあるトリックで,真相はなかなか衝撃ものだ.この辺は今風のミステリーらしい. 残念な点は,登場人物に魅力がないことである.天才という言葉が繰り返し出てくるが,天才を表現するのに,ただ天才と書いても仕方がない.天才らしい言動や振る舞いで表現する必要がある.犀川や萌絵も天才近似者ということになっているが,単に理屈っぽくて人間嫌いというだけだ.作者も工学博士らしいが,理系の人間に対して偏見があるのではないか? | ||||
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私にはよく分からないと感じる事が多い作品でした。 主人公2人、四季ともに天才であるらしいがそれの描写があまりない。 登場人物に共感出来る部分や魅力を感じられ無かった。 所員にコンピュータにはエラーや手落ちが無いとあれだけ言わせたが、トリックはコンピュータの仕組みがらみ。そのトリックだと記録が残らないって言われても納得できません。 犀川が煙草を吸う描写の異常な多さ、そこまで必要だったのか。モエが妹へ嫉妬するのもいらなかった。 所員なら客を「ゲスト」として迎え入れられるシステムにしたのなら、イレギュラーな来訪者が訪れる事も予測するべき、天才であるなら。 タイトルの「すべて」は何を指していたのか。すべてって言うほど数が多かった気がしない。 理系ミステリらしいのだがどこが理系だったのか、16進数とコンピュータの話だから理系という訳では無いと思う。 謎解きもスリル感も哲学的っぽい会話も、どれを楽しもうとしても中途半端に感じた。 | ||||
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面白いとの話で読んでみたものの登場人物の固有名詞も場面設定等についても一々くどいというかしつこいというか変に特別性を誇張するようで楽しめなかった。 密室事件の問題背景(関係者の相関関係など)や解決についての設定は良質と思うが、固有名詞のくどさもに辟易する時があった。 もっとシンプルな文面・構成にすると加速的に面白みが増し、小説に飲み込まれるという爽快さがあると思う。 | ||||
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あんまり楽しめませんでしたね。無駄に長いし。('-,_ω-`)プッ 人物描写が甘いためか、犀川も萌絵も魅力的な人物も思えないんですよね。 それにトリックの方も確かに「すべてがFに」なったんですけども、「天才」という免罪符があればどうにでもなるんじゃないかと思わざるを得ませんでした。個人的には納得のいかないトリック。そして犯人でした。 これシリーズ物でして、このあとに9冊続くんですけど、別に読みたいとは思いませんでしたねぇ。結構人気のある書物みたいなので、楽しめなかった自分が悔しくもありますが。 最後の最後に展開される犀川と真賀田女史の会話が良かったので☆二つにしときます。あれがなかったら☆一つでした。真賀田女史萌え。('-,_ω-`)プッ | ||||
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なんか古臭い少女漫画に理系の小難しい理論を取り入れたというだけで、それ以上に感心できる点が無い。感心できる点よりもむしろ気障なところばかり気になる。中途半端に瀟洒な知識や技法をひけらかす割には、表面的な流用に過ぎず、かえって作者の拙さが目立つ感じがする。この客の嗜好を狙ったようなあざとい気障さは田中芳樹と同類項の匂いがするな。良くも悪くも少女漫画的な思い入れが作品に存在しないと読めない作品だと思う。 | ||||
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(;'Д`)ハァハァ なんで専門の建築工学を生かしたミステリーをつくらんのだ??読んでて、気分が悪くなるやうなグロさがある…。萌絵とか犀川とか 何とか四季とか…登場人物が ありえなさすぎてミステリーを読んでいる気がせんw | ||||
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この小説家は、ありえない人間(異常な天才)を小説という架空の世界に描き、その人物と自分を照らし合わせて考えることで快感を得ているということが、この作品をはじめ後の作品でも感じられる。 | ||||
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世間から隔絶された孤島で、オリジナルのシステムがすべてを管理している状況下での密室殺人というのが、推理モノとして微妙。データを信用した上での推理や展開も、犯人がデータを操れる可能性が考えられる限り何の緊張感もありませんでした。そのシステムの全容が読者に把握できない状態では、いくらでも犯行の筋道が立ってしまいます。なので実際の結末の新鮮味も感じられませんでした。ドラマ性がなく淡々としていて、緊迫感にも欠けてました。(そこがいいのかも知れませんが。)個人的には主人公二人に好感が持てなかったのと、犀川先生の哲学に全く同意できなかったのが、読んでいてつらかったです。自分は理系じゃないんだなと思いました。 | ||||
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森博嗣氏の作品は初めて読んだけれども、作者が工学部助教授という本職(どっちが本職だか、分からないが。)だけあって、説明調なのがくどかった。コンピューター関連のことにしても、分からない読者のための説明書きも長いし、ともかく全てにおいてダラダラした感。内容もスリリングではないし、何しろ登場する人物が全く魅力のないのにはつらい。人間関係の希薄な感じが現代っぽいけど、読んでる側からすれば誰にも感情移入できず何の共感も得られない。しかし、この作品の漫画が出ているという。漫画での方が面白いかもしれない。 | ||||
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最初読んだときはそりなりに面白いと思ったが、この作家が書いた他の本を読んだ後読み返したら、なぜ自分が本作をそれなりに面白いと思ったのか理解できなかった。「天才」を描いているけど、単なる変人にしか見えないし。所詮「天才」なんてこの程度? と今になっては思わせる。 | ||||
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