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笑わない数学者
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笑わない数学者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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途中から犯人とトリックがなんとなくわかるが、謎解きで明かされた内容に納得。いつも面白い内容で、一気に読んでしまいます | ||||
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最後の一文が良いです。あと、Kindle版では読むことが出来ない文庫版の解説が読みたくて、本屋に行きました。 | ||||
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シリーズが気になってしまって、止められない(笑) Kindle 買ってから簡単には購入できるしいつでも読めるのでもはや中毒です。 | ||||
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貴方が序、中盤にトリックを解くことは作者の計算の内である。 途中でガッカリせずに安心して読み進めてもらいたい。 今までのミステリィでは考えられない超絶技巧をもってして描かれた傑作。 「解決パートまでにトリックが分かる=低評価」が常識なミステリィ界において 作者自身、世に出すには相当の勇気が必要だったのではないだろうか? | ||||
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他の方のレビューにもあるように、 本作のトリックは誰にでも分かる、みえみえのトリックです。 しかし、そのような考えの人はだまされてることにすら気付いてません。 本を読み終わった後にタイトルを見てみましょう。 「笑わない数学者」 | ||||
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肝心のトリックに是非がある今作・・・、確かに簡単だったかもしれません。 実際、皆様と比べて私はそれほど多くの作品を読んではいないと思いますが、 ミステリーを読んでいてトリックが読めた、と言う経験は初めてでした。 ただ、だからと言ってゆえにつまらない・・・と言い切ってしまうのは、 流石に安直過ぎると思います。 本作には前2作とはまた違った良さがありました。 私は真犯人が誰かまでは読めませんでしたが、 いや、実際真犯人だったのかすら分かりせんが、 本人に向かって、作中そのことについて犀川先生が推理されています。 いや、それは推理ではなく、ただの予想だったのかもしれません。 「そうかもしれない」と「不定だ」という二つの文章が繰り返された最期の会話、 そして物語最後の少女と老人のやりとり・・・。 それが一体何を意味し、誰だったのか、もはや誰にも分かりません。 結局何をしたかったのか、知るのは森博嗣氏当人のみと言ったところでしょう。 究極の目標があった1巻、明確なトリックがあった2巻とは違い、 3巻は非常に曖昧なものだといえると思います。 それは読者によって受け取り方が違い、結末が違い、 意味しているものまで違う、といえるのではないでしょうか。 勿論、ミステリーなのだから、一から十までクリアでなければダメだ! と思う方もいらっしゃるかと思います。 しかし、いわば哲学書のように、何を感じ、何を見出すのか、 そういう「思考の自由」があってもいいのではないでしょうか。 それを読者が論ずることもまた一興では。 あるいはその方たちが定義する結末を調べ、自分の意見と照らし合わせたり。 ミステリーとはさもありなん、という個人的な希望ではありますが。 いずれにせよ、1巻、2巻、3巻と、少々毛色が違う内容ではあると思います。 それは少しずつ変化しているのではなく、 森博嗣ワールドを少しずつ垣間見せている・・・と私は感じるのです。 果たしてこれから見える森博嗣ワールドは、どうなっていくのでしょうか? | ||||
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あの天才はすべてをさらけ出してから消え 今回の天才はすべてをさらけ出さずに、自分を中心に消えたのです 犀川先生、最初のころはウザく思っててたけど、今回は彼の語りがとても面白く 興味のあるものだった 笑わない数学者は笑う意味のないことが多いだけで、どこかでほくそ笑んでるのです | ||||
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「笑わない数学者」 タイトルとトリックに乖離があるように感じる。 そして、解明されるトリック。 この小説は犯罪に使われたトリックなんかどうでもよいのです。 このラストで笑ったのは誰だったのか。 「笑わない数学者」ということは、最後に笑っていたのは 数学者ではないということ。 ここまで読みこめた人だけがたどり着ける驚愕の結末がある。 | ||||
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偉大な数学者の住む館で開かれたパーティーの席上、トリックによって或る物を消してみせる。一夜明けて、再び現れた時、別なものまで発見される。 或る事柄を定義するというのは、定義する人物の認識によって異なるのでしょう…。 「よいか、あらゆる課題は、現実と理想、あるいは事実と理論の間のギャップにある。それを自覚するけとだ。しかし、現実や事実は、常に真実とはいえない。それは、あくまでも、お前たちの目が観察したものだ。お前たちの頭が認識したものだ。それを自問するのだ。見ないものを考えるのが人間の思考なのだ。お前たちは、自分の姿が見えなくても、自分の存在を知っている。それが人間の能力ではないか」 | ||||
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偉大な数学者の住む館で開かれたパーティーの席上、トリックによって或る物を消してみせる。一夜明けて、再び現れた時、別なものまで発見される。 或る事柄を定義するというのは、定義する人物の認識によって異なるのでしょう…。 「よいか、あらゆる課題は、現実と理想、あるいは事実と理論の間のギャップにある。それを自覚するけとだ。しかし、現実や事実は、常に真実とはいえない。それは、あくまでも、お前たちの目が観察したものだ。お前たちの頭が認識したものだ。それを自問するのだ。見ないものを考えるのが人間の思考なのだ。お前たちは、自分の姿が見えなくても、自分の存在を知っている。それが人間の能力ではないか」 | ||||
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数学者天王寺翔蔵が終の庵と定めた三ツ星館。天空に輝くオリオン座を模したこの館で、二人の死体が発見される。一人は昨夜、翔蔵博士が消して見せたオリオン像の下で、もう一人は寝室の床上で。翔蔵博士の出題と、殺人事件との間にはどのような関係があるのか、あるいはないのか。 シリーズ3作目。しかし、執筆順で行くと2作目であり、「すべてがFになる」よりも前の作品。このことから、本作はデビュー作の習作という見方も出来るかもしれない。しかし、デビュー作とは異なり、トリックは伝統的なもの。ただ、殺人の動機が不定のまま残るという構造は、ほぼ同じと言えるだろう。何となくだが、シリーズを通して描きたいことが見えてきたような気もする。 | ||||
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森博嗣先生の書く作品は独特の雰囲気があって、でもそれは決して嫌なものじゃなく むしろ楽しめる不安という感じで好きです。 この作品は私にしては本当に珍しく早くトリックも犯人もわかってしまったんですが、 それでも話の展開にある会話の一つ一つがすごく面白かったです。 博士が出したちょっとした算数の問題に挑戦してみたりとかも。 小難しそうで普段敬遠しているような事柄でも、森博嗣先生の小説なら興味深く読めます。 何故だろう?(笑) | ||||
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オリオン像消失の謎がかなり簡単にわかってしまうのはかまわないのだが、殺人計画が、他人が考案したその像消失トリックに完全に依存しているのは、ちょっと疑問に思った。像消失トリックが解明されれば、ほとんど自動的に犯人の計画も露見してしまうからである。こんな人まかせの殺人計画でいいのか? しかし、登場人物たちの知的な会話はおもしろいし、クールな雰囲気もいい。そして最終章においてはっきり提示される、作中では解かれないままに終わる謎。誰が誰なのか、その答は…もしかしたら、これもまた最後の1行に集約されるのかもしれない。公園にたたずむ老人と少女(彼等は誰?)のイメージは、そのラスト1行で実に味わい深いものとなった。理科系のリリシズムということでは、今は亡きA.C.クラークが描くSFの読後感をも思わせる。 | ||||
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ミステリというジャンルでレビューを書く場合、自分の文才ではどうやっても問題の末端に触れざるを得ません。未読の人は、以下のレビューは見ないほうが良いでしょう。 自分が森作品を読んだのは、これが最初でした。 自分の本巡りの運が悪いのか、はたまた別の要因なのか、ミステリといえば頓珍漢という先入観がありましたが、この本は、ミステリというジャンルで初めて読み返した本になりました。友人からオススメされて図書館の単行本で読んだのですが、妙にツボで文庫を買い、寝る前にボケっと算数の問題を考えたりしてましたね。 で、結局2回読み返しました。 一度目では殺人のトリックを考え、二度目ではなぜ自分に解けたのかを考え、三度目でようやく、日本語のタイトルついて、自分なりに定義が出来ました。殺人の(むしろオリオン像消失の)トリックが簡単に分かってガッカリした、或いは喜んだ、という人は、もう少し思考してみると、もっと面白かったかもしれません。文庫版と単行本で評価に差があるのは、この本の場合解説の差かも・・・。 最後に、犀川先生の言葉を引用してレビューを終わります。 「つまり、いつか、誰かが必ず気がつくということ。今、誰も気がつかないのは、全員があまりにも当事者だからだ。」 (夏のレプリカ:文庫版436ページ) | ||||
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今回は高等数学についての話題が多かったが、トリックそのものとは関係ないので誰でも とっつき易い作品になっているし、あまり冗長な会話などがないので読みやすい。 消えたブロンズ像の謎は最後の方になって気づいたのでスカっとしたが、博士がだしたもうひとつの ビリヤード球を並べる問題については結局最後まで回答が出てないような。。 4つの数字から24を算出する問題は面白かった。 全体的においしいお菓子をたくさんならべたようなミステリーという感想を持った。 | ||||
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この小説を読むと森作品の真の魅力がわかります。まずメインのトリックはもうトリックではない。どこの幼稚園児が 読んでも即座にわかります。しかし本質はトリックにあるのではなく雰囲気、空気感にあるのだとわかればこの小説のおもしろさがわかるはずです。 | ||||
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真賀田四季を完全な天才とするなら天王寺翔蔵は不完全な天才のように感じました。 それは決してこの小説が「すべてがFになる」より完成度が低いと言うのではありま せん。事実、非常に面白かったです。 ただ、一つ気になったのはトリックがあまりに簡単過ぎて…普通は登場人物の方が 正確な情報を持っていると思うのですが、この作品に関しては読者の方が分かり易 い情報を与えられています。ちょっとその点が残念ですね。 ただラストの老人と少女のやり取りは非常に面白いです。 作品の完成度自体は非常に高いので読んで損は決してありませんよ。 | ||||
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犀川創平&西之園萌絵コンビが天才数学者の館のクリスマスパーティに招待されて・・・。 その数学者から出題される消失ものトリックの問題。そして起きる殺人事件。 正統派館モノの宿命か?そのトリックは判りやすいですが、犯人は一つの目くらましが効いて分かりませんでした。 意外な結末ばかりに気をとられて、読後すっきりしない新本格と言われる作品が多い中、この作品は綺麗にまとまった「気持ち良い本格ミステリー」です。 | ||||
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S&Mシリーズの中では、かなり好きな作品です。数奇にして模型もそうですが、基本になる大きな事件はなるべくシンプルで、それ以外の小さな謎に力を注げる、そんな作品が好きです。私の力不足ですがあまり複雑な事件になると、小さな謎や決定的な名ゼリフを逃している場合が多いもので。この作品は大きな事件がシンプルな為か、流れが非常にきれいで丁寧な印象を受けます。人物の描き方は大雑把な気もしますが、犀川や萌絵も含め登場人物のちょっとした感情の流れなんかも魅力的に描かれています。珍しく動機や気持ちの面が外に出る作品だと思います。 | ||||
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これは、シリーズの中でも好きな作品。 数字のパズルが面白く、オリオン像の謎が全体の謎に全部突っかかってるという構成も素晴らしい。 | ||||
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