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殺人にうってつけの日
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殺人にうってつけの日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ほかのフリーマントルの作品同様に、相変わらず心理描写が緻密で、女性たちを信用してはいけないという筋が通っています。最近の単発作品と同様に、意外性は少なかったですね。もっともっと裏切りや、駆け引きや罠を期待していたので、少々物足りなかったです。 日本語タイトルがないようにそぐわないように感じました。私が理解した内容では、「ようやく人を殺せる日」という感じです。ある男の復習へにかける執念を描いていますから。 | ||||
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いやぁ、もちろんフリーマントルでなければ☆は5つです。 あくまで、フリーマントルの作品として、のことで、文句なしに面白い作品であることは事実です。 とにかく、怖い。 フリーマントルは、本当に悪い人間の描き方が、とてつもなくうまい。 だから、ムチャクチャに怖い。その怖さがずーっと中盤まで続きます。 お願い、そうしないで、お願い、そうならないで、と祈ります。 でも、もちろんフリーマントルは容赦がありません。 本当に信じられないことにちゃんと導いてしまいます。 人間ではないような人間の、思いがかなってしまい、もちろんとんでもない非道が、通ります。 うそやろ、それはないやろ。。。 でも、それが人の持つ本質的な一面でもあるのでしょう。 話は容赦なく進みます。 あああああああああ、怖い。本当に容赦ない。 終盤、ちょっと疲れたか、ダダダダだ、っと結末に持っていったので☆一個減です。 でも考えようによれば、あのままの感じでずっといかれたら、正直投げ出していたかもしれない。 それくらい怖く、絶望感が満ちてきます。 いやぁ、やっぱフリーマントル。すごいですねぇ。 | ||||
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著者のシリーズものはいくつか出ていますが、私はこのところノン・シリーズの作品を主に読んでいます。前回読んだのは「知りすぎた女」でした。 CIAの工作員ジャック・メイソンは協力者だったKGBのスパイ、ドミートリイ・ソーベリの裏切りに遭い、妻のアンまで寝取られ、逮捕、投獄されてしまう。獄中でジャックは彼らへの復讐計画を練り続けていた。一方、証人保護プログラムのもとでダニエル・スレーターと名を変え、アンと結婚し、幸せな家庭を築いていたソーベリ。ジャックの出獄を知らせる手紙が舞い込んだとき、彼らの生活は激しく揺れ動き出す。 あまり期待しないで読みはじめたのに、いつの間にかぐいぐい物語に引きこまれる一冊。ビターな結末もお見事でした。 | ||||
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ソ連に情報を流していた元CIAの二重スパイのメイソン。彼をコントロールしていたKGBに妻アンを奪われ、更に身分をばらされ逮捕される。15年の服役を終えた時、元KGBはアメリカに亡命し、セキュリティコンサルタントとして、アンと息子との幸せな家庭を築いていた。復讐心に燃えるメイソン。一見、メイソンに肩入れしたくなるシチュエーションだが、彼はかつて優秀な諜報員でありながら、国を売り、家庭ではDV亭主。性格的にも「嫌なヤツ」である。メイソンの復讐計画は着実に進行していく。彼の復讐に怯えるアンとその現夫である元KGB。しかしそこですんなり復讐を巡るシーソーゲームのような闘いとはならないのがフリーマントル。結末には、「う〜ん。やられた!」。結局、最後に勝つのは?本当に笑うのは誰か?何が「生き残る」ということなのか?いつの間にか、嫌なヤツと思いつつも、メイソンを応援したくなり、「善良な」「被害者」を憎らしく思えてくる。いつもながら、フリーマントルの絶妙な人物描写に感嘆だ。 | ||||
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