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殺人にうってつけの日



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)

殺人にうってつけの日の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

ある男の復習

ほかのフリーマントルの作品同様に、相変わらず心理描写が緻密で、女性たちを信用してはいけないという筋が通っています。最近の単発作品と同様に、意外性は少なかったですね。もっともっと裏切りや、駆け引きや罠を期待していたので、少々物足りなかったです。
日本語タイトルがないようにそぐわないように感じました。私が理解した内容では、「ようやく人を殺せる日」という感じです。ある男の復習へにかける執念を描いていますから。
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人にうってつけの日 (新潮文庫)より
4102165576
No.3:
(4pt)

悪もんを描くのがうまいなぁ

いやぁ、もちろんフリーマントルでなければ☆は5つです。
あくまで、フリーマントルの作品として、のことで、文句なしに面白い作品であることは事実です。
とにかく、怖い。
フリーマントルは、本当に悪い人間の描き方が、とてつもなくうまい。
だから、ムチャクチャに怖い。その怖さがずーっと中盤まで続きます。
お願い、そうしないで、お願い、そうならないで、と祈ります。
でも、もちろんフリーマントルは容赦がありません。
本当に信じられないことにちゃんと導いてしまいます。
人間ではないような人間の、思いがかなってしまい、もちろんとんでもない非道が、通ります。
うそやろ、それはないやろ。。。
でも、それが人の持つ本質的な一面でもあるのでしょう。
話は容赦なく進みます。
あああああああああ、怖い。本当に容赦ない。
終盤、ちょっと疲れたか、ダダダダだ、っと結末に持っていったので☆一個減です。
でも考えようによれば、あのままの感じでずっといかれたら、正直投げ出していたかもしれない。
それくらい怖く、絶望感が満ちてきます。
いやぁ、やっぱフリーマントル。すごいですねぇ。
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人にうってつけの日 (新潮文庫)より
4102165576
No.2:
(4pt)

フリーマントルのノンシリーズはお勧め!

著者のシリーズものはいくつか出ていますが、私はこのところノン・シリーズの作品を主に読んでいます。前回読んだのは「知りすぎた女」でした。
CIAの工作員ジャック・メイソンは協力者だったKGBのスパイ、ドミートリイ・ソーベリの裏切りに遭い、妻のアンまで寝取られ、逮捕、投獄されてしまう。獄中でジャックは彼らへの復讐計画を練り続けていた。一方、証人保護プログラムのもとでダニエル・スレーターと名を変え、アンと結婚し、幸せな家庭を築いていたソーベリ。ジャックの出獄を知らせる手紙が舞い込んだとき、彼らの生活は激しく揺れ動き出す。
あまり期待しないで読みはじめたのに、いつの間にかぐいぐい物語に引きこまれる一冊。ビターな結末もお見事でした。
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人にうってつけの日 (新潮文庫)より
4102165576
No.1:
(4pt)

一筋縄ではいかないフリーマントル

ソ連に情報を流していた元CIAの二重スパイのメイソン。彼をコントロールしていたKGBに妻アンを奪われ、更に身分をばらされ逮捕される。15年の服役を終えた時、元KGBはアメリカに亡命し、セキュリティコンサルタントとして、アンと息子との幸せな家庭を築いていた。復讐心に燃えるメイソン。一見、メイソンに肩入れしたくなるシチュエーションだが、彼はかつて優秀な諜報員でありながら、国を売り、家庭ではDV亭主。性格的にも「嫌なヤツ」である。メイソンの復讐計画は着実に進行していく。彼の復讐に怯えるアンとその現夫である元KGB。しかしそこですんなり復讐を巡るシーソーゲームのような闘いとはならないのがフリーマントル。結末には、「う〜ん。やられた!」。結局、最後に勝つのは?本当に笑うのは誰か?何が「生き残る」ということなのか?いつの間にか、嫌なヤツと思いつつも、メイソンを応援したくなり、「善良な」「被害者」を憎らしく思えてくる。いつもながら、フリーマントルの絶妙な人物描写に感嘆だ。
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人にうってつけの日 (新潮文庫)より
4102165576

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