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殺人にうってつけの日



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)

殺人にうってつけの日の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

巧みで緻密な心理描写がいきる、“復讐”のドラマ

ブライアン・フリーマントルの、“裏切りと復讐”をテーマとしたノン・シリーズ作品。
ジャック・メイソンはCIAの元敏腕工作員。彼はKGB部員ソーベリに自国の情報を流していたかどで15年間を獄中で過ごすことになった。
当のソーベリはKGBから足を洗い、ジャックの妻だったアンと結ばれ、「証人保護プログラム」に守られ、アメリカに亡命して名前もスレイターとかえて息子と3人で幸福に暮らしていた。
メイソンの恨みはつのり、コンピューターのハッキング技術の習得、肉体の鍛錬など出所後の復讐をひそかに誓う。そして、いよいよ刑務所から出た彼は計画を実行に移すのだった。
一方、もともと「売国奴」であり、家庭で肉体的、精神的な虐待を受けていたアンはメイソンの残忍さをよく知っており、釈放間近と聞いた時からおびえはじめる。
物語は、狙われるスレイター一家と、それをつけ狙うメイソンの行動が交互に描かれ、サスペンスを盛り上げて進行してゆく。
本書は、従来の“復讐”ものにひとひねりが加えられ、攻めるものと守るものの人物造形の妙と、巧みで緻密な心理描写とで、一気に読ませるページ・ターナーに仕上がっている。
殺人にうってつけの日 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:殺人にうってつけの日 (新潮文庫)より
4102165576

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