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鏡影劇場
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鏡影劇場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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”出口なしの謎迷宮”というアジにつられて上巻から読み始めた。「百舌」の逢坂剛の作品だし、スペインの古本屋で見つかった怪しげな古文書に記されたギターの譜面という導入から、さては「カディスの赤い星」のような作品かと期待が膨らむじゃありませんか! そのうえ謎迷宮というからには、歴史的なミステリも絡んだりするのであれば、まさに自分の思うツボ。ホフマンというドイツの作家のことなど、全く知らないけれど、どんなミステリが展開するかとワクワクしながら読み進めました。 しかし、上下巻各600ページの文庫本を読み終えて、期待した謎も迷宮も現れず、創作と思われる逢坂剛お気に入りのホフマンという作家にまつわる話と登場人物との人間関係がひたすら聞かされただけだったような・・。「鏡影劇場」というタイトルが現す物語としての仕掛けも(作者はいたく得意げだが)どこかにあったような気がするほど驚きもしないしなあ。 作家にしろ作品にしろ、自分が取り組んできた謎と興味について大胆な仮説をもって創作する、というのであればわかるけど、これは逢坂剛の好きなものについての妄想を個人的な楽しみだけで組み立てた造作の悪いアッシャーもどきのお話に過ぎない気がします。 ホフマンという作家がよっぽど好きな人ならば楽しく読めるかもしれないが、自分にとってはただただ長いお話で、なんとも無駄な時間になった気もしたりして・・ 「写楽 閉じた国の幻」とか高橋克彦の浮世絵のミステリとか、日本でもその手の面白話は数多くあると思うけど。わざわざスペインやギターやドイツの作家まで絡ませた長尺な話なのに、今まで読んだ逢坂剛作品を知っているだけに、とても残念な印象でした。 | ||||
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題材とか文体とかには文句はないけど、 やたらと多い改行には辟易。会話文 とかなら仕方ないけれど、地の文でも 不必要なまでに改行がなされている。 昔、筒井康隆氏が原稿用紙の埋め方 (原稿料稼ぎの為)のテクニックを 書いていたけれど、それに倣ったの ではないかかと思う位。 いっそのこと、整列をさせて、 「番号!」 「一」 「二」 「三」 …… とかを入れて欲しかったね。 途中で間違えて、やり直しを させろって書いてあった。 それとも、ゆとり世代とかだと、 長い段落は苦手なのかな。 こんなページ稼ぎをしていなけ れば、メール便で送ってもらえ たのにと思う今日この頃であった。 改行が多いのは文体だと言われれ ばそれまでだが、だったら、文中では 引用その他があるのだから、その部分 だけでも色々変えるべきだろう。何か 年寄りで息が続かないみたいな情けない 文体。 | ||||
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ドイツ文学に興味がないと、 この長さを「面白い」と感じるのは難しいのでは?? 日本サイドのストーリーも、ちょっとギクシャクしすぎて どうでしょうか。 なぜ、こうなってしまうのかは、 袋とじの部分と、最後の本当のあとがきを読めばわかりますが、 星3つじゃないかなぁ。 | ||||
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