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鏡影劇場



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【この小説が収録されている参考書籍】
鏡影劇場
鏡影劇場(上) (新潮文庫)
鏡影劇場(下) (新潮文庫)

鏡影劇場の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

二段組み680ページの大作も、門外漢には猫に小判だった

2015年から20年にかけて「小説新潮」に連載された長編小説。偶然見つけた古文書に書かれたドイツ浪漫派の作家・音楽家であるホフマンの謎を解明する、ビブリオミステリーである。
上下二段組みで680ページ、しかも最後の60ページほどは袋とじという凝った装丁の大作で、物語も19世紀初頭の作家・音楽家であるホフマンにまつわる謎と、古文書を読み解く現代の関係者たちの謎とが重なり合って展開されるという複雑な構成。しかも、19世紀のドイツ浪漫派、ホフマンの諸作の話が半分ほどを占めているので、そうしたジャンルに知識が無いものにとってはひたすら退屈。また、現代の登場人物たちのドラマもかなりご都合主義でちょっと白ける。
ドイツ浪漫派やホフマンに興味や知識がある方以外にはオススメしない。

iisan
927253Y1

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