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孤島の来訪者
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孤島の来訪者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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第一作未読のせいか、設定に入っていけなかった。割合前半の「あの○○(←生き物)が犯人だ」からだめだった。 フーダニットはあってないようなもので、トリック(的なもの)もあるかなきかというところ。伝奇的な設定と、一応読者への挑戦も挟まれる推理要素、復讐のための殺意を持ったピカレスク的なキャラクターの主人公、それにクローズドサークルに置かれてのサスペンス感、というのが読みどころのアイデアだと思うが、犯人探しやトリックに対するもの以外のミステリ的推理、といえば舞城王太郎の諸作品、鬱屈した主人公+伝記といえば佐藤友哉のデビュー作が浮かび、某古典SF小説も元ネタにあると思うのだけれども、事件→推理→解決という構成は明らかにミステリの作りで、けれども特殊設定が細かすぎて主人公が推理するというより設定の方が歩み寄って推理させてるように感じてしまう。そしておそらくページ数の関係で全体的にちょっと間延びしている感がある。そこら辺は「二冊目もジャンルはミステリで分量もこれくらいで早く書け」、という編集の存在を感じさせるので、ハードルを上げすぎるのもいけないので変化球のミステリ作家として今後に期待。 | ||||
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本格ミステリーはよく読みますが、この小説はミステリー、というより、意外な結末のファンタジー、と評すべきでしょう。 短くまとめると、ご都合主義になってしまった場所を隠そうとして、それと対になる何層ものご都合主義の展開ないしトリックを用意している、という感じ。恐らくその部分が、ファンタジー的であると感じさせる要素でしょう。 「A,B,Cという設定は全て正しいという条件で推理して下さい」というページが途中で挿入されており、その後は謎解きです。しかし問題があるのはこの謎解き部分です。ここで探偵役が謎を解いていきますが、「……という訳で、Aが○○になって、それでBだから~」と続きますが、「実はDということがあったんです」というような発言をします。確かにこれは「A,B,Cという設定は全て正しいという条件で推理して下さい」という文章とは矛盾しません。なぜなら、そのページのどこにも「設定ABCの他に特筆すべき設定はない」とは書いていないから。そしてさらに、「加え、Eという設定があり~それだけではなく、Fという設定が……」と続いていくので、訳が分からないのです。 論理的に整合性を持つのかもしれませんが、本当にそうなのか検証(再読)しようという気が起こらないという読後感です。例えるなら、日本語しか知らない人が、ドイツ語で書かれた長い論文を読まされているような感じです。辻褄はあっているのかもしれないが、読もうという気持ちにならない。 ミステリーというより、ファンタジーとして楽しむべきでした。「こんなに重層構造になってる小説ってすごいでしょ!?」と宣伝されているような気分。手の込んだトリックも、それは可能なことでしょう。ファンタジーの要素を含んでいるのですから。 | ||||
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脈を触れ死体と確認が、実は〇〇だったはないですよ。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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