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心ひき裂かれて
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心ひき裂かれての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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最後の一文で読者に衝撃を与えるサイコ・スリラー。どろっとした人間関係、どんでん返しなど、ニーリィ節が炸裂する代表作である。 主人公は、精神を病んだ妻を持つ作家。ある日、妻が自宅で何者かに性的暴行を受けてしまう。どうやら主人公がバーで知り合った女性を暴漢から救ったため、その男から恨みを買ったようだ。おりしも連続暴行魔が街を騒がせている最中。警察は、犯人逮捕を約束してくれるのだが…。 主人公の学生時代の両親との関係、その時の悪行、元恋人との別れなど、振り返りながら話しは進む。冗長さを感じないのは、随所に衝撃的なシーンが見られるからだろう。一見、関係がなさそうでも、これは後から効いてくる。 十年以上の歳月を経て、元恋人と再会し、情事に耽る主人公。犯人の再三に渡る侵入の痕跡、遅々として進まない捜査、第二、第三の事件発生…。そして夫の不倫に気づいた妻は…、と続く。 辿り着いた真相の後味の悪さはピカイチだ。端的に言うと狂気の沙汰。好き嫌いが分かれそう。 | ||||
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ニーリィの作品はバリンジャーと違って物語に吸い込まれる様な作風でなく野良利下りダラダラと疲れて来た頃にマグネチュード7クラスの展開に成るまぁこれがニーリィの味だ!タダ悲しい事に一度読むと時間を置いて再読と言う事は100パーセント無い!真夏の夜空に舞う花火の様なモノだ保証してもいい…。 | ||||
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騙されたー!最後のどんでん返しだけとってみれば、傑作です。 最初の出だしはいいんですが、途中まどろっこしくて、飛ばし飛ばしの読み方になってしまいましたが、なんとか最後のページまでたどりついてみたら、まさかここまでとは・・・。 予想以上に投げ飛ばされました。 ちょっと昔の作家さんなので、古さを感じますし、読みづらさもあります。 それさえなければ、他の作品も読んでみたいところなんですが。 | ||||
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叙述トリックが成功しているか以前の問題で、女性への暴力という犯罪が犯罪にならなかった時代の作品なので、描写が古くさいというか、残酷なのが否めません。また、残念ながら結末が分かった時点で読み返してみると新たな発見が、というのも無いように思えました。トリックというより、真実の恐ろしさの度合いで驚かせます。 「叙述でだまされる楽しみ」を求めているなら、フレッド・カサックの「殺人交叉点」をおすすめいたします。どちらも2012年現在絶版のようですが、カサックのほうが「読み返す楽しみ」があるように思えます。 | ||||
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