オイディプスの報酬



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    初公開日(参考)1978年10月
    分類

    長編小説

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    オイディプスの報酬 (角川文庫)

    1998年08月31日 オイディプスの報酬 (角川文庫)

    ベトナム戦争帰りのヒッピー、ジョニーが向かったのは、憎悪してやまない父親の豪邸だった。一流の建築業者として成功した父親は、母の死後喪に服することもなく、若い美しいルシルを後妻に迎えていた。父親を騙し大金の奪取を謀るジョニー。ルシルを味方につけ、計画は成功するかに見えたが、事態は予想を超える展開で急変し、二人を呑み込んでいく―。息をつかせぬ巧みなプロットで欲望に溺れる男女を描き出す、怒涛のピカレスク小説。 (「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.8:
    (3pt)

    どんでん返転ひしは半回ねりぐらい

    富豪の父親の若い後妻とねんごろになった男。男は父親と亡きものとして、金と女を手に入れようとたくらむが・・・、というゲスなサスペンス。

    親子そろっての品性下劣さは、ホラーに域に達していると言ってよいだろう。登場人物たちの心理の探り合いといったねちっこい描写はお上手だ。騙しの職人ニーリィの作品だが、どんでん返転ひしは半回ねりぐらいで肩透かし気味だろうか。

    残念ながら翻訳が古臭くて、父親殺しを企む主人公のやさぐれ感が苦笑いを誘ってしまう。「承知のすけ」ってのは如何なものか...。ニーリィお得意のサイコ度は低いかな。
    オイディプスの報酬 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オイディプスの報酬 (角川文庫)より
    4042536018
    No.7:
    (5pt)

    本格推理小説はこう書くんだよ、と読者を圧倒する傑作

    戦争がえりのヒッピーの主人公が大金目当てに父親の元の帰郷するが・・・というお話。
    この小説に関してはあまり内容に立ち入らない方が未読の人のためにいいと思うので内容は端折ります。帯、解説、表紙裏の粗筋も極力読まない方がいいかも。とにかく、本格推理小説はこう書くんだよ、おら、と読者を圧倒する傑作であります。
    特に中盤以降の二転三転するプロットには翻弄されないひとはいないででしょう。私のように推理小説を30年近く読んで擦れてる読者でも読みに読ませる見事な出来栄えの作品。登場人物もよく描かれていて感心させられるし、小説としても読ませるし、錯綜するもあまり複雑にならない所等文句のつけようのない出来の推理小説。
    訳も凄く、「懐中(ふところ)似四十二ドル、背にまるめた衣類をひっかけ、おれが十番街の部屋(どや)をおんでたのは・・・」とまるでクライム・ノヴェルのような迫力満点の文章思わずのけぞります。
    この人の作品は全部翻訳してみたいと思わせる傑作。「心ひき裂かれて」ともども必読。
    オイディプスの報酬 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オイディプスの報酬 (角川文庫)より
    4042536018
    No.6:
    (3pt)

    もう少し何かがほしかった。

    私の読んだリチャード・ニーリーは 心ひき裂かれて 殺人症候群とも 最高傑作でした。
    それに比べたからなのか この作品は物足りない。
    もう一ひねりあるのか? と期待していたのですが。
    オイディプスの報酬 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オイディプスの報酬 (角川文庫)より
    4042536018
    No.5:
    (3pt)

    もう少し何かがほしかった。

    私の読んだリチャード・ニーリーは 心ひき裂かれて 殺人症候群とも 最高傑作でした。
    それに比べたからなのか この作品は物足りない。

    もう一ひねりあるのか? と期待していたのですが。
    オイディプスの報酬 (1978年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オイディプスの報酬 (1978年) (角川文庫)より
    B000J8KQKW
    No.4:
    (4pt)

    何故分かりやすい題名を付けるんですかね

    作者は「騙しの名人」として日本でも信奉者が多い。「心ひき裂かれて」は個人的に世界ベストテン級の傑作だと考えている。本作は同書と並ぶ代表作の一つと言われている。
    ベトナム戦争帰りの無職の青年ジョニーは富豪の父親を憎悪していた。生活のため止む無くジョニーは実家へ帰るが、父親は妻の死後、若いルシルを後妻に迎えていた。これでジョニーの憎悪は更に強まり、ルシルから誘惑されたことも手伝い、父親の殺害計画を練り大金を奪おうとする。しかし、父親も息子の思惑に気付いて反撃に転じる...。
    ここから職人芸の見せ所で、二転、三転するプロットに読者は翻弄される。結局ジョニーは父親を撃ち殺すのだが...。作者は更に最後のサプライズを用意しているのだ。
    ここまでが素直が読み方だが、今回は登場人物の少なさと焦点(父親の命と財産) が絞られていたことから、さすがのニーリィも「騙し」のアクロバットに限界があったと思う。少なくとも個人的には、結末が予想できた。
    1つには「殺人症候群(Walter Syndrome)」と同じく、題名の付け方が、真相を暗示している点が弱いと思う。「オイディプス=父親殺しの犯人を捜してみたら、自分自身だったの意(ギリシャ悲劇から)」。それで報酬を得る者は...。もう1つは、ジョニーの性格設定が弱いと思う。最初から悪魔的性格に設定しておき、父親の射殺シーンを冒頭に持ってくる等の工夫をすれば「騙し」が効いたかも。
    世評よりも、少し低い評価。
    オイディプスの報酬 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オイディプスの報酬 (角川文庫)より
    4042536018



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