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背中の蜘蛛
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背中の蜘蛛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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つまらない小説だとは思わないが、表現者としての誉田哲也氏の意図がよくわからない。 誉田ファンなら喜ぶのだろうが、さほど面白い物語だと自分には思えなかった。 | ||||
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事件が起こった後に、謎のタレコミで急速に解決に至る。そんなことが相次いだ。誰がタレコミをしているのか、情報源は分からない。警察内部の特殊な組織構造に起因する謎の組織や警察組織内の陰謀めいたものなど、警察小説好きにはたまらないかもしれない。 謎のタレコミも日本国民を護り守るためのもの。警察内部の施策に行きすぎな面があったとしても、それを完全否定できないのが守られる立場の国民だったりする。それでも最近はプライバシーに気を使う人は多く、この小説が現実になってしまったら、気持ちが悪くなるのは正直な気持ちではある。 それにしても前原幹子・涼太の姉弟は不幸だ。安藤が鬼畜すぎるのだが、前原姉弟をいいように使った罰は受けた。警察内部の人々は何らかの報いがあるのだろうか。 | ||||
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現代の問題の一部分を題材にしている刑事小説。 なるほどなーって考えさせられます。 | ||||
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誉田哲也さんの作品は、好んで読んでいます。 途中まで繋がりに迷子となっておりましたが、 終盤はじんわりきながら読み何となく最後は満足しているかな? という感じでした。 | ||||
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内容の薄い作品が多い中、久々に読み応えがありました。個人情報がどこまで監視されているか、色々考えさせられる作品でした。 | ||||
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前半から中盤辺りまでが二つの前ふり。 いぶし銀の警察小説が楽しめる。 そして中盤から切り返しがあり、いよいよこのストーリーの核心に触れ始める。 本書のタイトル「背中の蜘蛛」の意味が徐々に解明されていく。 足を使ってのいぶし銀現場と、机上で進める情報収集現場を対比させ描く。 いずれも情熱的な刑事だ。 監視社会による安全・安心確保かプライバシーの侵害かの是々非々に一石を投じている。 IoT社会の到来と共に、ダークサイトやサイバー攻撃への危機管理は喫緊の課題である。 安易な行動は機密の技術情報を漏洩させる。 国民を守るために、シークレットな使命のもとで特権をもつべきものの資質が問われる。 | ||||
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物語の中枢に近づけば近づくほど、一般人の極めて身近なものに潜んでいる恐怖を増大させていきます。 | ||||
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ごく普通の警察物ミステリーのような設えと淡々としたトーンで、読者をとてつもなく深くて広い「闇の世界」に引きずり込む書き手の筆力に舌を巻く。加えて、読後に残る虚無感と圧倒的な恐怖感は全く初めての経験で、知らずにテクノロジーに弄ばれる私達自身が哀れに思えてくる。NHK特集でやっていた「サイバー・ツイン』以上の怖さを感じた。 | ||||
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新品みたいでした | ||||
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う~ん。感想が難しい。誉田哲也氏は一番何が言いたかったのか? スマホ持っちゃえば、もう個人情報はだだ漏れだよ。って事かな? 唯、今迄の氏の作品のファンからすると、物語に隠れた裏が浅い。 テンポも悪い。驚く様な展開が無い。いつものグロテスクな場面が少ないせいか、読者のドキドキが無い。 ほぼ男性しか主要人物として出て来なかったのも、寂しい。 おそらくあるかもしれない、いや、おそらく現実化するであろうほんの少し先の未来を、警察機構を通して警鐘を鳴らしただと思うんだけど。 物語としては起承転転となって終った感じがします。 次回作に期待‼ | ||||
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殺人事件のタレコミによって、事件は解決の方向へと動くが、いったいどこからのタレコミなのか。 正直終盤の展開は、前半のうちに想像できるが、それでも著者らしい仕掛けを盛り込み、いくつかの展開を絡めて新しい警察の在り方を描いていく。 著者が得意な人間味あふれる描写もあるにはあるが、どうもムラがあり、犯人と関わってくる人物のふくらみが物足りない。 悪人の背景描写が消化不良もあり、後半はしりすぼみの感があるように思える。 | ||||
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最新テクロノジーとAIを使ったサイバー捜査 ツボにハマりました。とても面白かったです。 ストーリー、構成、ややアップテンポな展開 途中まで星5つの予感でしたが、最後、人が死にすぎて 悲しい結末なので星-1、誉田作品でハッピーエンドは 難しかったかな。 | ||||
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まさに現代ならではの警察小説です。 3章仕立てで章ごとに少しずつ時間経過していて、それぞれが密接に絡んでいきます。 昔ながらの足での捜査とIT技術を駆使した捜査との融合作品。 蜘蛛の実態を突きつけられた時、果たして本当にフィクションなのだろうかと恐怖を抱きました。 なかなか面白く興味深い一冊でした。 | ||||
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違法な情報収集についてはスノーデンの報道をみて「お、これやりたい」と思ったんでしょうが、 それ以外の登場人物についてがまとまりがなく、謎をすべて未回収のまま終わらせるという消化不良感がひどい。 オサム、安藤、前原たちの関係性や行動の意図が謎のまま。 警察の登場人物が多すぎて誰が誰だかわからない。巻頭に登場人物一覧を設けるべきだと思いました。 「上山」みたいな難読人名を使用するのも不親切だと思います。 | ||||
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テクノロジーの進化によって、様々なプライバシーに触れることができるようになった現代社会において、警察の捜査はどうあるべきかを問う、壮大な物語だった。 前半から中盤は、刑事課長である本宮を中心に、捜査一課の事件を取り扱っていくのだが、その中であるタレコミによって捜査は一気に進展する。 そのタレコミにはどんな意味があり、どんな真実が隠されているのか。警察の陰謀が明らかになっていく中盤から後半の展開に引き込まれた。 個人的には本宮と上山の関係性が好きだった。元上司と部下だが、今は立場が違いお互い何でも話せる間柄ではなくなった中で、情報漏えいを巡る駆け引きや干渉がどのように行われていくのか読み応えがあった。 どんなにテクノロジーが進化してもそれを扱うのは人間であり、恩恵に与るのも、悪用するのも、被害に遭うのも人間である。そんな人間の高潔さと身勝手さが微妙なバランスで描かれていたのがよかった。 | ||||
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多分これはフィクションじゃなく現実であるような・・・気がしました 隠し事ができない世界がクリーンで明るいのかそれとも・・・ | ||||
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この作家って、要は強者=権力者に阿りへつらうカスなんだろうけど、作品の面白さは否定できないんだよなあ... それが困ったところだ。ほんと困った人。表現ってほんと一筋縄じゃいかないな。 まあこの作家が職質受けた経験が無いことは間違いない。もしあるならば、作中登場人物のセリフに過ぎないとはいえ、あれほど無神経な記述が出来るはずがない。一度やられてみろって、職質。一生警察アレルギーになるから。 | ||||
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警視庁の極秘部署をめぐる警察小説。インターネット闇サイトの更に一段深くに潜むダークウェブ、その気になれは世界中のプライバシーを検索出来てしまう現代社会のサイバー技術を背景に置いてている。それなりにスキャンダラスで警鐘的な素材だ。 ラストがややあっけない感じを受けた。特に、取調室で頑固な容疑者がカツ丼で落ちる(比喩です)的なエピソードは安易かな、と違和感を持った。 直木賞候補作だが、果たして… | ||||
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リアルな描写が素晴らしい。相当に取材して書いているのだろう。捜査の実態が手に取るように分かる。SSBC(捜査支援分析センター)が捜査の方向性を決める最新事情なども分かる。捜査官が爆殺された違法薬物仲介者の男を同情するのは分かるが、人間味ある若者であっても、薬物仲介者に同情するのはどうであろうか?薬物仲介業に手を染めた不幸を哀しむべきではないだろうか?それはともかく、登場人物は実に良く書けている。表現には露骨な性的描写などやや下品な表現もあるが、リアル感を増す効果がある。映画やドラマにぴったりな作品だ。別個の殺人事件が繋がるのが楽しみだ。作者は抜群のストーリーテラーだ。 表題の「背中の蜘蛛」とは、自分の側にいるのに気づかないこと、身近なところに犯罪の答えがあるのに気づかないことを言うのだろう。 この冬にお勧めの一冊だ。 | ||||
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いいヨ! | ||||
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