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罪の轍
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罪の轍の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全153件 101~120 6/8ページ
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| 奥田英朗は「空中ブランコ」の作者としか知らなかったので正直驚いた。作者のユーモアが好きで、分野の違う話題作のこの本を読んだが見事な筆力に圧倒された。ただ、ミステリーをあまり読まないので冗長な感は否めなかった。貧困ゆえの虐待と犯罪はは松本清張を思い出し、この小説がヒットするのは最近の日本が終戦後の状況に戻っているのではないかと感じている読者が多いからではなかろうか。 | ||||
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| 1957年の東京オリンピックの前年に起きた男児誘拐事件をモデルにしたミステリー。事件の犯人もそれを追う警察官も被害者家族も一人一人に生活があり、感情があり、ストーリーがある。彼らの個性や心情描写の濃さにたっぷりと引き込まれた。当時の社会描写も的確でオリンピック前年の時代の高揚感をみごとにとらえている。本作は優れたミステリーにとどまらず、警官小説であり、社会派小説でもある。590ページ一気読みの面白さで、読了後には放心した。奥田英朗の筆力に圧倒された私は「松本清張の再来!」と感嘆したのである。 | ||||
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| 昭和育ちの方なら誰でも御存知の「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を再構成した物語。まず、時は東京五輪の前年、北海道の礼文島出身で貧困・継父のDVによる脳機能障害のために空き巣を続ける(しかない)寛治という男の生き方を縦軸として、東京の下町で起こった強盗殺人事件の捜査を横軸として物語は進む。謎解きを主体としていないので、強盗殺人事件の窃盗犯は寛治、殺人犯は暴力団絡みという点が明記される。それよりも、往時の東京の風俗、寛治(常習窃盗犯を弱者と呼ぶのは理由がある)や山野住人を初めとする弱者への温かい眼差し、旧態依然とした警察組織などを非常にリアルに描く事を主体としている様だ。勿論、本線の誘拐事件の背景説明という意味合いも濃い。 そこへ同一管区で起きるのが小学生誘拐事件である。それまでの描写で寛治とその小学生が賽銭泥棒の縁(実話)で顔馴染みである事が書かれているが、上述した通り、犯人捜しが目的ではない。犯人の造形やディテールは変えているが、身代金受け渡しの際に身代金を奪われた上に犯人に逃げられた警察の大失態、初めて報道規制が敷かれ、逆探知が認可された事、犯人からの電話音声を言語学者が分析して犯人の出身地の特定に当った事(作中の処理は巧み)、事件が長引いたために警察がマスコミに事件を公表し日本中が義憤に駆られて沸き立った事などが熱を持って綴られており、私自身も小学生だった頃の思い出が甦った。特に、電話の存在である。犯人と被害者家族(警察)との連絡には電話が必須である。しかし、当時は電話を備えた家庭は少なく(私の家でも電話はなかった)、誘拐事件そのものが殆どなかったため、警察の初動対応が稚拙だったという面も示唆している。 ラスト近くは殆ど創作だが、これは小説として完結させるための便法だろう。幼少期に継父に当り屋の的にされて脳機能障害となった寛治が、そのせいで罪を重ねるという、まさに「罪の轍」というテーマと昭和を震撼させた実際の誘拐殺人事件とを重ね合わせて描き出した力作だと思った。 | ||||
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| 久しぶりに時間を忘れて読了した。ここ数年内に読んだ小説の中で一、二を争う作品である。読み終えて、あまりにも秀逸なストーリー展開に、こんな事件が過去になかったかと検索して出てきたのが、1964年の東京オリンピック前年に起こった「吉展ちゃん事件」である。小生はその後の生まれだから知る由もないが、年輩の人に訊ねると、その事件名称がすぐに出てくることから、当時は国民の関心が高い事件だったのだろう。それを脚色した小説である。しかし、ただ単に脚色しただけの作品ではないと断言できる。まず小説全般を通じて、その当時の人々の息遣いや時代の高揚感が実によく伝わってくる。そして交通機関の整備や電話機の登場で犯罪が広域化、多様化し、警察組織が後手を踏む様もよく描かれており、今を生きる人たちにも何かしらの示唆を与えている。今年、話題の本とされるものがことごとく小生の期待を裏切る中、この作品は年の瀬にようやくめぐり逢えた至福であり、これを凌駕する作品を見つけることも極めて困難だ。 | ||||
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| 登場人物の息使いが聞こえてきそうな人間描写が素晴らしく一気に読みきってしまいました。ただミステリー部分を期待すると少し違うかもしれません。 | ||||
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| 時代は東京オリンピックの1年前。最初は空き巣だけだったのが、殺人、誘拐と、どんどん事件が大きくなっていくと展開と、警察の執念の捜査がリアリティたっぷりに描かれていて読み応えがあった。 小さな証拠をコツコツ積み上げながら事件の筋を読んで被疑者を追い詰めていく捜査の様子が本当に丁寧だったし、被疑者側の心理描写も素晴らしかった。警察がメンツに拘るあまり、対応が後手に回る様子もうまく描かれていた。 最後はやるせない結末だったが、終盤まで目が離せなかった。587ページと大作だが、続きが気になって一気に読んでしまった。 | ||||
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| 587ページ、実に読みごたえがありました 臨場感もあり面白かったのですが、長い… オリンピック前の日本はこんな感じかぁと良く分かりましたが長い… せめて最後にあかされる動機が、もう少し感情移入できるものならなぁと思いました | ||||
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| 一気に引き込まれ、徹夜で読破しました。時代背景が、私のような老人の青春時代と重なるのがよい。同年の親友に渡しました。 | ||||
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| 刑事ドラマ、人間ドラマとして読むと良いのですが意表をつかれた!予想外の展開!まさかの結末!等の 面白さは一切ありません。 当初の見立て通りに話が運び終結しますので何となく物足りなさを感じます。 | ||||
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| 無駄に長い❗ 残念です。 | ||||
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| 誰が犯人なのか?はすぐ見当がつくし、ハウダニットの部分に関しては議場に上がってすらいない。 意外な犯人でアッと言わせるのでもなく、何かしらの仕掛け、トリックがある訳でもない。 小手先のトリックなんかではなく、ストーリーで勝負するのだという著者の意気込みが伝わってきた。 犯人が自分について語る部分はほぼない。一本の線を引いて明確にするのではなく、徐々に輪郭を浮き上がらせていく展開が良かった。 次は何を読もうか。と迷った時にとりあえず手に取る安心できる作家が皆さんにもいると思う。私にとって奥田英朗はその作家の一人だ。 | ||||
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| 著者の力を感じた。物凄く面白かった。 | ||||
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| 松竹辺りが映画化したら令和の「砂の器」と言われるかもしれない。所謂傑作社会派群像小説&ミステリーです。一気読みでした。 | ||||
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| 昭和38年の東京を舞台にした犯罪小説。 元時計商の強盗殺人事件に端を発し、男児誘拐まで展開した事件を捜査する刑事たちの執念が描かれる。当時の時代背景や警察組織の人間関係も織り込まれ、誘拐事件の捜査手法も確立されず犯人に翻弄される様子は、リアリティと緊張感に溢れる。 一方、北海道礼文島から上京した青年の不遇な生い立ちや心理描写も綴られ、哀しさや怒りが募り何とも遣り切れない。終盤の取り調べの場面はもう少し掘り下げて欲しかったですが、骨太な社会派ミステリーを読みました。 | ||||
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| 久し振りに本を購入しました。いつも図書館で本を借りていますが予約数を多く、購入しました。 奥田先生の本を久し振りに読みましたがこれが面白い!長編でしたが2日で読みました。 購入して良かった。「オリンピックの身代金」も面白いです。 | ||||
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| 流石に直木賞作家はうまいと思った。空中ブランコなどのユーモアたっぷり作風とかけ離れており正攻法の本です。昔、よしのぶちゃん誘拐事件を思い出した。犯人の幼少期の悲惨な過去がかわいそうで同情すら感じる。しかし、久々に感動しました。読んで損はないですよ。 | ||||
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| これは警察犯罪ミステリーの大作だ! 群像劇を用いることで、いろんな立場の登場人物の心情が、手に汗握り楽しめた。 ある男の悲しい生き様と、犯人を追い続ける警察の執念が緊迫感が高まり続け、ドキドキしながら気を抜けなかった! 久しぶりに凄い作品に出会った! | ||||
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| 絶賛されているというので、気になって読んでみましたが、本当におもしろかったです! | ||||
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| あまりに内容が暗くて今のこの混沌とした時代に読む気がしなかった。 | ||||
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| 重苦しさのあるヒューマンドラマ。ミステリー 筆力の高い作者の作品にふさわしい、じっくりと読み込みたい1冊になっていました。 プロットについて、個人的には、疑問があります。なぜ、「誘拐」という話になってしまったのか、そして、周りがそれに賛同してしまったか、そこに、不自然さ、無理を感じました。 | ||||
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